徒然なる日記

ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。

2019年1月4日(金)
言の葉舞い散る夏の風鈴1~2回目終了
 あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。昨年は「ランス10-決戦ー」が出てくれただけで十分な1年だったように思います。相変わらずエロゲ率が低めで、じわじわとコンシューマー率が高まってますが、有望そうなやつはなんとか時間とお金に都合をつけてプレイしたいです。それでは今年も1本でも多く良作が発売されることを願います。

 「言の葉舞い散る夏の風鈴」。1人目は野原ゆう。
 前作「景の海のアペイリア」がなかなかよろしかったので信用して購入しました。今回もクオリティは同様に高いですが、あらすじを見ればわかるように方向性はかなり違います。ミステリー的な要素もあったあちらとは雰囲気からして異なってますからね。あれを基準にすれば多少は好き嫌いが出るかもしれません。
 最初からちょっと不思議なところがありました。コンフィグを開くとおなじみの項目が並んでいるのですが、なぜかヒロインたちの個別ボリュームがデフォルトで微妙に違うんですよね。%が。声質を考慮してもわざわざ変化をつけるほどですかねぇ。やはり、声優を題材にしているからそこはこだわるということなんでしょうか。もしそうなら解説が欲しいくらいですよね。
 閑話休題。
 基本は悪くないです。ほどほどに笑わせてくれますし。ただ、この作品では宿痾とも言える問題があるんですよねぇ。声優を目指す部活動の物語なだけあって台本を読むのが日常です。そして、当然のことながら徐々に上手になっていかないといけません。つまり、それを実感するためには同じテキストを何度も繰り返し、成長する演技を聞くというパートが欠かせないのです。これは予想以上にしんどかったりします。全て聞こうと思ったらかなり根性が必要ではないでしょうか。まぁ、人によって差はあるでしょうけど。本作で言うところの声豚ならば楽勝なんでしょうけどねぇ。
 ゆうは現実でいたら軽く引いてしまいそうなくらいムッツリな娘さんなのですが(なにせエロゲーを嗜み、学園で官能小説を読むほど)、見た目はそれほどでもないのでギャップが楽しいです。ただ、Hシーンでは原画ほどにはエロくないのが残念なところ。
 2人目は菩提樹仰子。
 うーん。比較的、現実的な設定の本作において冗談みたいなお嬢様なのでかなり浮いています。色々と突っ込みどころが多すぎて同じ世界の住人に見えません。会話もいつもひとり噛み合わないですからね。正直に言ってサブキャラの百合ノ木真子先輩の方が何倍も魅力的に見えます。外見もスタイルも込みならなおさらです。
 ここまで2シナリオですが気になるのはサブキャラの存在でしょうか。やたらとキャラが立っている割りには出番はすごく少ないんですよ。唐突に1シーンだけ出てくるキャラとかいますからね。どうも必要な時以外は全く出てこない感じで便利遣いが目立つような気がします。まぁ、全体的にボリュームが控え目であるので、そのあおりを食らってのことかもしれません。ヒロインのイベントも十分という感じではないですからね。魅力を感じれば感じるほどもったいなく思いそうです。
 ところで、スタッフロールにもクレジットがあるSDキャラがパッケージの目立たないところにしか見当たらないのですが、何かあったんですかねぇ。ホントはSDカットのイベントCGがあるはずだったとか?

2019年1月6日(日)
言の葉舞い散る夏の風鈴終了
 3人目は百花奏。
 車椅子のヒロインということで色々と難しい娘さん。ある程度、「らしさ」は出ていましたが最終的にはそれほどでもない感じでした。それもそのはずで、終盤は奏と詞葉の話で主人公がほとんど空気でしたからね。しかも、何もできない状態ならばともかく、一番近くにいたのに何もしないという選択肢ですからねぇ。正直、純粋に物語としてちょっと問題があったように思います。結果オーライみたいな形ですからねぇ。でも、本作では意外と多いパターンのような気がします。あまり目立たないだけで。
 奏シナリオは気のせいか、原画の安定度に欠ける感じでした。どうもカット毎に「おや?」と思うことが多かったです。色んな奏がいるような。
 4人目は真額詞葉。
 選択肢は増えることなく、仕切り直してタイトル画面からのスタート。なんと便利なことに主人公は誰とも恋仲になることなく、それでいながら全シナリオの経験をしているという状態。まぁ、主人公からしたら苦労したのにハーレムじゃないのかよ、というフラグ状態でしょうが。
 ヒロインなので当たり前なんですけど、声豚と連呼されているような主人公があっさり声優と恋仲になってしまうのはなんだか腑に落ちない感じでありました。まぁ、確かに詞葉とも3シナリオ分の絡みがあるということなんでしょうけども。主人公にも全く葛藤がないあたりはちょっと残念というか、もったいなく思いました。
 シナリオは途中からまるで気が変わったかのように思わぬ方向へ流れていきました。演劇部の卒業公演の代わりをするという話だったのに唐突に詞葉の復帰話にシフトしてしまい、最初の話はすっかり忘れたままフィニッシュ。サブキャラとはいえ、先輩2人の出番は途中から一切なし。放置するにも程があるのではないでしょうか。そちらへの脱線が気になりすぎてあまり集中できませんでした。ホントみんなきれいに忘れているものねぇ。
 このシナリオも微妙に原画が安定していませんでした。特に駄菓子屋の全員集合CGは立ちCGに比較してかなーり別人な仕上がり。ひょっとしなくても描いた時期に開きがあるんですかねぇ。立ちCGの出来が良いのは偶然なのか、それとも重要だからリテイクを重ねたんでしょうかね。
 ということで「言の葉舞い散る夏の風鈴」もこれにて終了。ゲーム感想は近日中に。

2019年1月29日(火)
メイドinウィッチライフ!~館で始まるHな魅了生活~開始
 インフルにかかっていたこともあってすっかりサイト放置でした。まぁ、毎年1月はそんな感じのような気がしないでもないですけど。
 今月のお買い物は表題作のみ。正直、買わない可能性も高かったですが、近頃エロ成分が不足気味かな、と思ったのでこれに白羽の矢を立てました。というか、長いことエロゲーをプレイしていますがひょっとしなくてもエスクードの作品は初めて買ったかもしれません。今までも何度か買おうかな、と考えたことはあったのですが結局は見送ることになっていたのがこれまででした。競合作との兼ね合いが一番でしたかね。
 そんななのでここのブランドにお約束みたいなものがあったとしてもわかりませんので悪しからず。
 まだようやく個別シナリオに入ったくらいですが……。
 購入すると決めてからあまり下調べしていなかったこともあってか、どうもエロエロなパッケージから連想する内容とイメージが異なっている感じです。
 まず、ヒロインたちは魔法使いでメイドの格好をしているのは師匠の趣味みたいなもの。つまり、属性的な意味でのメイドではありません。言うなればコスプレしながら魔女をやっているようなものです。役割としてもメイドらしさはあまりありません。
 次に本作は基本、受け身の作風であるということ。ヒロインたちが勝手に使ってくる魅了魔法にかかって主人公はエロいことに付き合う、というのがベーシックなパターンです。なんだか常に言い訳みたいなことをしている点もポイントで人によってはあまり馴染まないかもしれません。本作はミドルプライスですが、複数ライター制であり、それが強く表れているのが主人公の姿勢。シーン毎にかなり違うので戸惑うことも珍しくありません。状況に対してやたら肯定的だったり、反対に否定的だったり。
 エロ重視の作品であることは間違いないと思うのですが、イベントの尺がわりと長めです。幼児退行のイベントなんかが象徴的ですが、ちょっとしたミニイベントがやたらと長く、段々と何のためにやっているのかよくわからなくなってきたりします。そのあたりでイベントCGが出てようやく意味がわかったりとか。
 サブキャラのイベントCG枠はとても貴重なのですが、なぜかいわゆるラッキースケベ的なものにどんどん消費されてしまいます。どうやらHシーンはなさそうで残念な限りです。
 どうにもパッケージほどにはエロくないというのがここまでの正直な感想です。エロくなるまでが意外に長いのも地味にきついです。受け身なのはいいとしても実際問題として主人公はただ外から眺めているだけ、というような状態なのでどうにも盛り上がりようがありません。虚しいと言ってもいいかもしれません。まだ1人目ですけど、これは他のヒロインも同じだしなぁ。


先月日記目次翌月