1997年 3月20日

EVAの謎〜HARIの仮説〜

NERVの地下に磔にされた使徒の正体?


これは、渚カヲルが「リリス」であると明言している。
視聴者は加地の「アダムだ。」の一言であれを「アダム」だと思い込まされたが、カヲルの言葉の方が信頼性はある。
又、HARIは「南極に出現した光る巨人」と、これとは別の使徒であると推測している。
南極に出現した使徒の写真は、EVAに似て肩に突起(?)があるが磔にされた使徒にはそれが無い事を証明の根拠としている。
(もちろん、切断されている可能性もあるが。)
ゆえに、HARIはこれを第二使徒と識別している。

なお、カヲルは人類を「リリン(リリスの子孫の意)」と言っている事から、アダムの子孫達が実は滅びており(ファースト・インパクト時?)、今の人類がリリスの子孫である事も考えられる。


アダムの秘密

南極に出現した第一使徒が「アダム」だと一般に言われている。
そして、セカンド・インパクトを引き起こしたのもアダムだとゆう説が強い。

そこで、HARIはこう考えた。
この時、バラバラになったアダムの体の一部をクローンによって純粋に再生しようとしたが「アスカ、来日」に登場した胎児状の物体である。
もちろん、EVAもこの時のアダムの体の一部から作られた物であるが、意図的に短期間で「汎用人型決戦兵器」としてクローン再生したのではないか。
この時に発達したクローン技術によって、レイが作られた事は想像に難くない。
「最後のシ者」でレイ個人がATフィールドを展開したらしい描写があるので、レイにアダムの細胞(遺伝子情報?)が使われている事も考えられる。
(これは、カヲルのレイに対する言葉からも推察される。)


セカンド・インパクトの原因

推測その1

「第1使徒・アダム」と「第2使徒・リリス」の戦いでアダムのコアが開放されて発生した。
アダムを調査する葛城調査隊の前に第2使徒「リリス」が「ロンギヌスの槍」を持って出現し戦闘になったのではないか?
そして、アダムのコアを開放させた原因は、リリスの「ロンギヌスの槍」による突きではなかったのか?
至近距離でのコアの開放によって、リリスも(恐らくコアがあった)下半身を失った状態で捕獲される。
使徒の再生能力からすればリリスも再生してしまう筈だ。
しかし(下半身にあったであろう)コアを失った為、あの状態以上に再生ができないのではないか?
また、リリスのコアはリリス上半身とは別に回収され、EVA作成の研究材料にされた事も考えられる。

推測その2

アダムはロンギヌスの槍によって、動きを封じ込められた状態で発見された。
アダムは何者かによって(神か?)ロンギヌスの槍によって封印されて南極に封印されていたのだ。
(アダムによって「最後の審判」−セカンド・インパクト−を起こす事が出来る事を使徒側は知っていたと思われる。)
活動を停止しているかと思われたアダムであったが、人類(葛城調査隊?)がロンギヌスの槍を引き剥いたとたんに覚醒して暴走を始める。
だが、アダムは突然の覚醒だった為に、コア自身が暴走して自爆してしまう。
これがセカンド・インパクトとなった。
ただ、使徒側が考えていた程の規模ではなかった為、使徒はアダムがNERVに捕獲されていると考え、接触しサード・インパクトを図ろうとする。

リリスは、第三東京地下空洞が発見された時、同時にあの状態・あの位置に存在していたのではないか?
(だから、第2使徒との戦闘は発生しなかったのだ。)

リリスは、アダムのダミー(人類側にも、そして使徒側にも)だった可能性もある。


どちらにせよ、ポイントはロンギヌスの槍にある。
「ロンギヌスの槍」はATフィールドを突き破る事が出来るとともに、使徒に対して絶対的な効果を発揮出来ている物質で出来ているとしか思えない。
そうでもなければ、投げられた槍ぐらいで使徒のATフィールドが突き破られるとは思えない。
(ゲンドウの確信した表現がそれを証明している。)

それがゆえに、NERV奥深くのリリスに突き刺して動きを封じ込めていたのではないか。
それまでは(通常の使徒から考えると)非常に遅いスピードでリリスは再生していたのかもしれない。

また、ゲンドウがセカンド・インパクト前日に帰国したのも「死海文書」の予言に従っての行動だった事が考えられる。

使徒の目的

「サード・インパクト」最後の審判の実施。
使徒はセカンド・インパクトが完全ではなかった為、再度アダムと接触をはかり「サード・インパクト」を起こそうとしているのではないか?
使徒側が「サード・インパクト」を乗り越えられるであろう事は、想像に難くない。
そして、使徒側はアダムがNERV地下に隠されていたと思っているらしい事がカヲルの発言から分かる。
だからこそ、カヲルは磔にされていた物がリリスであると看破したと同時に「使徒側の敗北」を悟り、ATフィールドも張らずに死を選んだのだろう。


使徒の正体

環境に短期間で適応できる、地球先住生命体。
カンブリア期の「進化の大爆発」の時の能力を進化させた後継者ではないか?
「進化の大爆発」後、地上は最終的に人類が支配したが、衛星軌道上やマグマ内も含めて、には彼らの子孫が生き残っていた。
そして、セカンド又はサード・インパクト後の環境が激変した地球環境で再度「進化の大爆発」を発生させ、人類の後継者を発生させるのが狙い。
って事は、使徒の後ろにいるのは神・・・?


なんて仮説は、いかがですか?


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