初めてのカリブ
私たちが、カリブを初めて訪れたのは1989年。大型豪華客船でバハマを
訪れるというカリブ海クルーズだった。
船は、夕刻マイアミから出発。その夜、甲板から、遥かかなたに虹色の物体
が見えた。海に浮かぶ色鮮やかな謎の物体・・・翌朝、船はバハマに着いた。
そして、乗合バスに乗り込み、ビーチを訪れた時、昨晩見えた虹色の物体が、
実は大規模なリゾートホテルだったことが判明したのだ。その名は「クリスタル
パレス」。我々にとってカリブの第一印象は、この虹色のホテルだった。
それから2年後、今度は正式に(?)バハマを訪れた。前回は上陸しただけだ
ったので、是非とも、あの虹色のホテルに泊りたかったのだ。この時は、海中
散歩というツアーに参加し、海の中を歩くという体験をした。しかし、もう
1つ楽しみにしていたピンクサンドビーチの「エルーセラ島」へのツアーは悪
天候のため中止となった。
そして1996年末、再度バハマを訪れた。この時は「ジャンカヌー」という
バハマ最大のお祭りに出会い、念願の「エルーセラ島」も訪れることができた。
私たち夫婦のカリブ狂いは、このバハマからスタートしたのだった。
特徴
バハマは、大小あわせて700以上もの島からなる。その中に首都ナッソー
があるニュー・プロビデンス島がある。飛行機だけでなく、クルーズのメッカ
なので、港には、いつも大型客船が停泊している。
言葉は英語。
現地のお金はバハマ・ドル(BS$)。BS$1=US$1。
買い物などもUS$が使えるので、両替の必要はない。
たまにおつりにBS$が混じって渡されることもある。しかし、出国時に
両替が難しいので、早めに使った方がよい。
行き方
マイアミやニューヨークなどから飛行機が飛んでいます。
マイアミからは、バハマズエアやアメリカンイーグルなどが、1日に何便
も飛んでいます。
マイアミから首都ナッソーへは1時間、ニューヨークからは3時間半です。
もちろん、マイアミからクルーズで訪れることも可能です。
気候
一度、空港に着いた時、ものすごいスコールにあった。雨は夏場に
多いようだ。気温もそれなりに高いので、むし暑い日も多い。
冬場は、涼しい日もあって、現地で長袖ジャケットを購入したことがある。
ホテル
クリスタルパレス(Crystal Palace)*1991/09宿泊*
ケーブルビーチというナッソーの代表的なビーチに位置する。
夜はレインボーに輝き、それはそれはキレイ!!ハデなホテルだ。
非常に大きいホテルで、ビーチにはウォータースライダー(滑り台)付きの
プールがある。また、賑やかなカジノもある。お金をいっぱい持っていれば
楽しめる。
おしゃれなレストランもあるので、1度くらいは正装してお食事するのもい
いと思いますよ。
その後ホテルは買収され、今はマリオット・リゾートとなっているようですが
同じホテルです。
ブリティッシュ・コロニアル(British Colonial)*1996/12宿泊*
ナッソー市内にある老舗ホテル。英国風コロニアル様式の外観。歴史があるだ
けにチョット古い。最近の大型リゾートホテルというタイプではない。
しかし、賑やかなメインストリートにも近く、ショッピングには便利。
宿泊した時に、年末メインストリートで行われる「ジャンカヌー」というお祭りを
見たのだが、行き帰り、ホテルが近くてよかった。
プライベートビーチからは、ナッソーの港に停泊する大型クルーズ船が見える。
レストランでのサービスは、あんまり芳しくなかった。
あんな話・こんな話
クルーズ船で、初めてバハマを訪れた時、下船した際に、スチールドラムやマラ
カスの演奏で出迎えられた。スチールドラムの独特の響き。いかにも、南の島と
いう感じがする音色だ。
2度目に訪れた時、ガイドブックで調べ、スチールドラムの演奏が聴ける店を
訪ねた。
「Drum Beat Club」・・スチールドラムの演奏の他、リンボーダンス
などのショーが楽しめる店だった。しかし、3度目に訪れた時、残念ながら、
店は閉鎖されていた。
スチールドラムに魅せられ、楽器屋を探し、お土産にミニ・スチールドラムを買
ってきた。
おすすめスポット
海中散歩
バハマというと必ず紹介されているオプショナルツアー。
人気のあるツアーだし、人数制限があるので、現地に着いたら早目に予約するの
がよい。
私たちがツアーを申し込んだ時も、カウンターに他の日本人のカップルがいて、
彼らは英語があまり喋れなかったみたいで、その間に私たちは申し込んでしまっ
たのだが、彼らは結局、人数オーバーで申込が出来なかった。ちょっとかわいそ
うでした。
ツアーは、港から沖にボートで出る。大きなヘルメットをかぶるのだが、その
ヘルメットには管が付いていて船から酸素が供給されるようになっている。
ずっしり重いヘルメットをかぶり、ハシゴを降りながら、5mの海底へ。これが
不思議とヘルメットの中に水は入ってこない。呼吸も苦しくないし、ちっとも恐
くない。
海底では、みんな一列になってバーを持たされ、一緒に海底を散歩する。
ガイドさんも、話すことはできないので手振り身振り。魚の説明は、各国の言葉
で書かれた棒状のネームプレートを見せてくれる。
また、海底で写真を撮ってくれたりもする。
エルーセラ島
今は亡きダイアナ妃。彼らのハネムーンがエルーセラ島だったそうだ。
ナッソーからは、小さな飛行機で。
我々が訪れた日、お天気は快晴。天気がいいと海の色もキレイだ。
ビーチはピンク、海の色はエメラルドグリーン。この世のものとは思えない程
美しい景色だった。絵に描いたようというか、夢のようなひとときだった。
キレイな海以外、何もないが、宿泊したいなぁと思った。ホントのんびりと
海だけを眺めて時間を過ごしたいと思わせる場所だ。
写真のフィルムケースを持っていって、ピンクサンドを記念に持ち帰ることを
お薦めします。
アトランティス(Atlantis)
バハマのホテル紹介で必ず出て来る大型ホテル。始めてバハマを訪れた時には
まだ無かった。1994年末に出来たのだという。
写真紹介などで、なんだか楽しそうなので、宿泊はしなかったが遊びに行った。
必見は水中トンネル。サメやいろんな魚たちが泳ぐ中、ガラス張りのトンネルが
あり、かなり迫力がある。
また、洞窟のようなところを散歩できたり、お魚を見ながらカクテルを楽しむこ
ともできる。竜宮城のようなホテル。宿泊しなくても、一度はディスニーランド
感覚で遊びに行くのがおすすめ。
ジャンカヌー
バハマ最大のイベント。
かつてアフリカから連れてこられた奴隷たちが伝承した祭り。カウベル、笛や
太鼓などのリズムで仮装行列がパレードする。
日本でも人気のバハメンというバンドがあるが、彼らの音楽はジャンカヌーの
リズムがベースになっている。
祭りの様子は、詳しく写真付きで日記のコーナーに書いてあるので、是非ご覧
ください。(戻りボタンで、戻ってね。)
*MAPに戻る*
トップに戻る*