1月31日(金): |
「スカイハイ」を初めて見た日の日記で、「呪い殺された人はどうなる?」という疑問を持ったが、公式サイトの情報で、その謎が解けた。
原作を読んでいれば常識のようなのだが、「誰かを殺した人間は、無条件で地獄に落ちる」のだそうだ。
つまり、人を殺したことがある人間は、呪い殺されようが、事故で死のうが、犯罪の被害者だろうが、怨みの門には来られないということ。
と言うことはだ。
自分を殺した相手は確かに憎いだろうが、ほっとけばいつかは必ず地獄行きなのだから、ますます、自分が地獄に落ちてまで呪い殺す必要はないのではないかと思ってしまうのだが、そういうもんじゃないのだろうか。
やっぱり、「あいつだけは俺がやる」というノリになるのか。
こればっかりは、死んでみないとわからんからなぁ。
あ、そうそう、今週は、「最後の弁護人」も、「スカイハイ」も面白かった。
ただ、「最後の〜」は尺が足りない感じ。
前後編ものだと見ごたえあるかも。
「スカイハイ」は釈が足りない感じ。
もうちょっと演技ができるといいのに。
取って付けたようなオチ。
今日はこのネタばかりで、ある意味手抜きなのだが。
よく考えたら、人権団体より前に、検察が動けよ。
無実の人間にあらぬ言いがかりをつけたり、いやがらせをして、店を閉店に追い込むのは、立派な犯罪だ。
「威力業務妨害」か「信用毀損及び業務妨害」になるだろう、間違いなく。
民事で損害賠償訴訟を起こしたって勝てそうな話だ。
当事者に訴えるつもりがないと民事訴訟にはならないから、今回はないとしても。
被害者が「やめてくれ」と頼んでも告発するのが検察の仕事なのだから、しっかり義務を果たしてもらいたい。
なんだなんだ? 今日は全然オチないぞ。
いつも文句ばかり言うのは、蒲田屋の悪いクセなので、前向きに考えるよう努めてみる。
・これを機会に、警察官以外は(現行犯であっても)逮捕できなくなる
これはいいな。
万引きやスリ、食い逃げぐらいなら、簡単に完全犯罪だ。
恐喝も工夫すれば大丈夫そうだ。暴行もいけるだろう。
・被疑者が死亡する可能性がある場合は、その罪を問わなくなる
これもなかなか。
警察官に追われたら、踏み切りや歩道橋へ逃げて、「死んでやる!!」と言えば、無罪放免。
いや、そんな面倒なことしなくても、ナイフ 1本持ってれば OK か。
おお、これだと、何やっても逃げられる。画期的!!
なんだか、希望が湧いてきたぞ。
なるほど、これがポジティブシンキングってやつか。素晴らしい。
世の中、捨てたもんじゃないなー。
てゆーかさぁ、こういうときこそ出番だろ? 人権団体。
たまには正義の味方になってみろって。
その後の日本人的展開(予想もしくは希望)
ちょっとゴタゴタしたものの、なんとか書店は閉店を免れ、営業を再開する。
人々の記憶から、あの事件が忘れ去られつつある 1年後、密かに少年の友人たちが集結する。
そして 1月のある雪の夜。
族のヘッドを先頭に、総勢 47人。
書店の正面と裏手に分かれ、改造クラクションの音と共に一斉に店内になだれ込む。
書店の店主を探し出し、見事、少年の仇を討つ。
その美しい友情に市民は熱いエールを送る。
そして、この美談は後々まで語り継がれるのであった。
めでたしめでたし。
日本て、いい国だ。
何よりも人情に厚い。
テレビのインタビューでも、「万引きなんてよくあることなんだから、そんなに厳しくしなくてもねぇ」とか言ってるおばさんまでいた。
こっちの記事では、「子どものせいでこんなことになってしまい申し訳ない」などと書いてあるが、テレビのインタビューで、父親は、「閉店してくれるのはありがたい。息子も精一杯謝ったと思う。かわいそうな死に方をした」なんて平然と言っていた。
両親には気の毒だが、少年に一片の同情の余地もないと思っている蒲田屋は多分、非国民。 |
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