Photo Diary : Sense of Wander  -夢幻放浪記-  10              Topへ戻る      前へ    次へ 

No.120: 26,October,2003   <昭和レトロタウン> 立石
金町と浅草の間、京成線の中できわめつけの街は、立石であった。それほど長くはないけれど大山駅のように踏み切り直前まで続くアーケード、そして並行に続く仲見世、屋根つきの新宿ゴールデン街のような呑んべ横丁、さらに仲見世を抜けると、中野ブロードウェーを抜けたあたりに似た風情の飲食街が、奥戸街道沿いに続き、由緒ある木造家屋もちらほらと見られる。

不思議タウン赤羽のようなバリエーションを持ちながらも、いかがわしさとは無縁で、健全な下町のオールイン・ワンパッケージのようなこじんまりした街がここにあった。聞こえてくる音楽も「ひょっこりひょうたん島」。週末が来るたびにはまりそうな街がまた一つ見つかった。

 


C-2020Z 03/10/25 19:32

No.119: 26,October,2003   <久しぶりのららぽーと U> 南船橋

で、C-2020Zの場合には、ハイライトは飛んでも周辺描写に影響することなく、つねにシャープな描写が夜景でも可能だが、補色系CCDの弱点で、黄色い豆球があっさりと白とびを起こしてしまう。どの時代の、どのメーカーのどのカメラを用いても、一長一短。それゆえにこそ、ジプシーの状態が続いてしまうのである。
C-2020Z 03/10/24 20:05

No.118: 26,October,2003   <久しぶりのららぽーと> 南船橋
様々な色と明るさの人工光源だけでなく、豆球のイリュミネーションとやしの木という複雑な条件ゆえに、いまだかつてららぽーと円形広場周辺で満足のゆく夜景を撮れたことがない。F700の夜景でどこが駄目かというと白色光源周辺の描写の乱れが第一、いつでもどんな構図でもきれいな夜景が撮れるわけではないのである。
Fine Pix 700  03/10/24 19:57

No.117: 23,October,2003   <原色アジア都市> 新大久保

新大久保というと、コーリアン・タウンのイメージが強いが、街角ではハングル語と同じくらい中国語を耳にする。メインストリートでは日本料理のバリエーションも格安で豊富だが、路地を入れば、パキスタン料理、タイ料理、ミャンマー料理とアジア各地の味覚を味わうことができる。高層化こそなされていないが、色彩感豊かで雑多な看板の氾濫する香港を思わせるこの街の夜が、私はとても好きである。
C-2020Z 03/10/22 21:34

No.116: 23,October,2003   <中古買い> 新宿
あたかもカードゲームで二枚切って二枚取るように、C-740UZとMZ3を処分して、C-2020ZoomとFine Pix 2800Zを中古で買う。比較的新しい機種を処分して、数年前の機種を買ったのだから、かなりの黒字になるはずだったが、実際には液晶上の傷などの減額査定が響いて収支とんとんだった。手持ちのメディアとバッテリをつっこんで、傘をさしながら片手でシャッターを切り続けたが、ほとんど手ぶれはなかった。やはり、F2.0の明るいレンズの威力は強力である。
C-2020Z 03/10/22 20:22

No.115: 20,October,2003   <もう一つの台場> 北品川
台場は本来、固有名詞ではなく、普通名詞である。
江戸時代の砲台は、レインボーブリッジ周辺の小島だけでなく、品川のこの場所にもあった。小学校校庭の旧砲台の位置には品川灯台のレプリカが立っているが、かつてこのあたりに打ち寄せていた海の波をまだ肌で感じることはできない。
Fine Pix F700 03/10/19 16:58

No.114: 20,October,2003   <パズルのピースがつながって> 天王洲アイル

船溜まり沿いに歩き、橋を渡る。何度となく夜景を撮った天王洲アイル。
だが、昼間は別の場所に見える。
旧品川宿や船宿と、グランドコモンズ、天王洲アイルという最大級のミスマッチをひとり支えるかのように、運河に架かる橋に夕日が沈む。
Fine Pix F700 03/10/19 16:14

No.113: 19,October,2003   <グランドコモンズに背を向けて・・・> 北品川橋

歩みだすと、そこはもう、北品川の船溜まりだった。
水面下を無数の魚の群れが泳いで行く様が見え、時に1メートルほどもジャンプする。品川の船宿の歴史は実はまだ浅いが、佃島よりもたくましく、海の生命力はこの地域に宿っている。

北千住と並ぶ、ラストサンクチュアリ(最後の聖域)がここにあった。

Fine Pix F700 03/10/19 14:44

No.112: 19,October,2003   <建築物肖像権> 品川駅
品川駅前のセントラルガーデンには、奇妙な撮影上の制約がある。
あの場所は、公有の公園であり、撮影禁止ではないのだが、建築物の肖像権が設けてあり、公表する写真に関しての許諾は、インターシティに、そしてそれぞれの建築物については、各建築物ごとの許可が必要であると言う。つまり、広角レンズでグランドコモンズ8棟の写真を撮ろうものなら、インターシティを含め9つの許諾が必要となるのである。

広告代理店なら、この手の手続きは朝飯前だろうが、アマのみならずプロでも、相当の著名人でない限り、この手続きは踏みにくいだろう。だから、セントラルガーデンを抜けて・・・
 


Fine Pix F700 03/10/19 13:55

No.111: 16,October,2003   <残暑を抜けると・・・> 利根川河畔

いきなり秋の真っ只中だった。
季節の色を撮りに、どこへ行こうか?
Fine Pix F700 03/10/15 17:27

No.110: 16,Ocotober,2003   <温故知新> 

仕事が忙しいせいもあるけれど、それ以上に外付けハードディスクの整理をしていると、思わぬ画像にゆきあたることになる。あたかもエヴァンゲリオンの墓場のように、そこにはのべ30数機種の画像データが眠っているのである。そのフォルダーを開くたびに、ため息つくことしきり。速度は速くなり、機械の完成度は桁違いに高いし、画素数はアップし、どのメーカーも色鮮やかにする技術だけは身についてきたけれど、データとしては、全然よくなってないのだ。ハニカムSRなんかでなくても4年くらい前のカメラは十分なラチチュードがあり、リダクションなしでもノイズも少なかった。ISO感度100前後でも、かなり速いシャッター速度が切れ、手持ちで夜景撮影ができたのである。

最近は、新しいカメラを買うたびに、不幸な気分に襲われる。
何となく、画像を見ていて嫌である。どこか不自然で人工的。
目で見た印象とかけ離れている。
中古買いにまた走りたくなる今日この頃である。
 

03/10/14 22:03

No.109: 6,October,2003   <新しい発見はいつも夜に> 荻窪
西荻駅北から中央線の線路沿いに歩くと、上荻本通りに行き着く。
ここは、昼間なら古びた木造家屋の多い格好の被写体が少なくないのだが、夜の帳がおりた後では無理な相談。

青梅街道の向かい側には、天沼の商店街がいくつも口を開いている。
だが、早い昼の時間帯に、こちらまで出てくることは果たしてあるのだろうか?

 

Fine Pix F700  03/10/5  21:53