フォー・オルガンズ
Four Organs (1970)



□ 編成:4台のエレクトリック・オルガン、マラカス
□ 演奏時間 :15〜18分

瞬間に知覚されるズレから、長く引き伸ばされる変化へとテーマを移した作品。
ここではマラカスが刻む一定のビートを背景に、4台それぞれのオルガンで構
成される和音の持続時間がフレーズの繰り返しに伴って引き伸ばされていく。
二つかそれ以上の位相の瞬間的ズレに基づくこれまでの作品から、本来垂直で
ある和音が平行する響きへと変容していくプロセスを聴くことへと、ライヒの
アイディアはシフトした。隠された構造というものには興味がない、というラ
イヒによる、その作曲手法とマラカスのビートによって測ることの出来る音の
長さ・変化の双方が、聴衆に対して極めて明快に示された作品。


□ 収録ディスク

Player(s): Steve Reich,Philip Glass etc.
Disk Title: "Four Organs/Phase Patterns"
Label・Year: Mantra,1970,1994
Other Contents: "Phase Patterns"
Notes:




Player(s): Piano Circus
Disk Title: "Four Organs etc."
Label・Year: argo,1993
Other Contents: none
Notes:

cover


Player(s): Steve Reich
Disk Title: "Works 1965-1995"
Label・Year: Elektra Nonesuch,1997
Other Contents: "works 1965-1995"を参照
Notes:
この10枚組ボックスセットのために新録音されたヴァージョン。




Player(s): Ensemble Avantgarde
Disk Title: "Phase Patterns etc."
Label・Year: wergo,1999
Other Contents: "Phase Patterns"
"Piano Phase" "Pendulum Music"
Notes:






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