農園の四季〜冬〜 
農産物や農業問題について
〜その1、野菜は土と水と太陽の恵みで育つ〜
次に、日頃の農作業を実践する中で、これまであまり意識しなかった農産物や農業問題について考えるようになった。

自分なりに感じ、思ったことなどを 綴ってみることにする。


その1、野菜は土と水と太陽の恵みで育つ 世界いたるところで農作物が生産されているが、穀類、豆類、葉物野菜、 根菜類、果実類などいずれも土と水と太陽の恵みにより生育し食物となる。

日本列島は南北に長く四季があり、モンスーン地帯で雨水が豊かであり、 太陽の日照にも恵まれている。世界で最も多種類の農作物が栽培されている 国と思われる。

土中に埋められた種が発芽し若い葉をつけ、植えた苗がすくすくと成長する 姿には感動を覚える。
土の中には無数の微生物やミミズのような生きものがいて土をほどよく 団粒化し野菜の成長に必要な栄養素を作り出している。

枯葉、稲藁、牛糞、鶏糞、などが土と交じり合い野菜に必要な有機堆肥となる。

雨が降り土中に浸み込んだ水は野菜の根から吸い上げられ成長の素になる。

太陽の光エネルギーは二酸化炭素と水と作用して、光合成を促進し酸素を放出する。併せて、植物自身に必要な養分を作るとともに、人間にとって大切な 食べ物を生育する。

また太陽の熱エネルギーは植物の成長に重要な役割を果たす。

トマト、ナス、キュウリなどの夏野菜は5月の連休前後が苗を植えるタイミングである。

全ての農作物は種を播き、苗を植える適切な時期があり、それがずれると 生育が不良となる。
これも気温との関係が微妙に働くのであろう。
こうした自然界の絶妙なメカニズムが環境破壊により変調をきたしている ことが野菜づくりを通してよく分かる。

植物、動物などあらゆる生きものは 共生関係にあるので、環境の保全は世界中の国々も我々一人ひとりも本気で 取組まなければならない課題であると思う。

農園の四季〜冬〜