■FISHING REPORT 3月20日 烏賊は腕その2 基本タックル イカ寄生虫


「よし!今日は凪だ!」、港に向かう車中から見た海の様子はO氏(名誉のために 伏字)の心を躍らせた。しかし・・・・・・。
7時に出船して沖に出るとやけに北風が強い。沖の瀬に向かうには航程1時間余 かかる。段々高くなる波に気分が悪くなるO氏、すでに顔面蒼白である。

イカの反応を探して第1投、朝一は気合が入るところだが・・・・・。
「第1投はちょっとパスします。」、この言葉を最後にO氏はついぞ120号のオモ リを握ることは無かった。 途中キャビンの中から出て来て根性を搾り出し、釣りをしようとするのだが、終ぞ力 尽きたのだった。ポイントは波が高いだけでなく大型貨物船の航路に近く変則的な波 も襲ってくるのだ。そんな状況では無理もない。

O氏は会社で広報関係の仕事をしている。だから撮影とかはお手の物で、イカヅ ノ公爵の携帯カメラを借りて撮影したのが下の写真だ。
最近の携帯電話のカメラは高性能・高画質なのか実に写りが良い。O氏の絶妙な ローアングルからの情景も実に素晴らしい。しかし・・・・なぜ写真はローアングル ばかりなのだろうか?。私は不思議でならない(笑。あたかも下から寝そべって撮っ たようだ(爆。

イカヅノ大佐はさすが上乗りである。17杯釣ってキチンとまとめる。公爵は5 杯。そしてS氏(これも名誉のため伏字)はたった1杯であった(泣。
一度も竿 を握らない人とずっと釣っていた人の差が1杯だった。この事実をどう受け止めれば 良いのかその術を誰も知らない。両者にかける言葉も無いというのはまさにこのこと だ。
二人の心を癒したのはイカヅノ大佐が分けてくれたイカと、船宿のお土産のワカ メだった。「もうイカない」「もうスルメぇ」という言葉が喉から出かかる一日であっ た。