鳥と海亀とダイバーの天国 ─ シパダン(1) ─
リフレッシュ休暇を利用して、マレーシアのシパダン島というところに
ダイビングに行ってきました。
レポートを書くのに5カ月もかかってしまったので、支離滅裂な文章に
なっていると思いますが、興味のある方は、我慢して読んでください。
ただし、全編で8つに分かれていますので、業務時間中に読もうという気を
起こさないで下さい。ちゃんと休み時間に読みましょう。
途中、かなりの部分(大部分という話もありますが)はダイビングの話ですが、
ダイビング以外のマレーシアという国の暮らしのほんの一部も紹介したつもりです。
また、ダイビングをやったことのない人も、これを読んで、是非、
興味を持ってください。
では、はじまり、はじまり。
旅行の手配は池袋にあるクルーズインターナショナルという会社に頼みましたが、
キャンセル待ちの航空券のリクエストにも、きめ細かく対応してくれ、
また、航空券も事前郵送してくれるなど、とても良かったです。
現地のサービスは、Borneo Divers というところです。
3月17日(金)
社外で参加している勉強会のため、帰宅が午後10時過ぎ。
今週は、他にも送別会など忙しく、まだ何も準備をしていない。
泥縄で荷造りを始める。終って寝たのが3時近く。
忘れものをしているのではと心配。
とりあえず、パスポートと航空券は3回くらい確認をする。
3月18日(土)
朝6時に起床。外は雨が降っていて、結構寒い。
これから暑い国に行こうというのに、成田までのために厚着をするのが
なんとも馬鹿らしい思いがする。
池袋から成田エキスプレスがあれば便利なのだが、朝5時半発と早過ぎるため
京成スカイライナーを目指して日暮里に行く。
ところが、ところが。1時間も待たないと空席がない。
朝早いから大丈夫だろうと思っていたのに甘かった。
結局いつもの通り(^.^;)、特急で行くことにする。
京成の特急は、スカイライナーより15分くらい余分に時間がかかるが、
特急料金は不要で、15分毎くらいに出ているので、なかなか便利である。
問題は、日暮里から座れるかどうかである。
案の定、ドアが開くと同時に天下に名だたる日本のオバサマ軍団が突進、
重たい荷物を両手に抱える私は出遅れてしまう。
幸い、空席を一つ確保することができ、一安心。取り敢えず寝る。
成田第二ターミナル。電車から出発ターミナルまで行くのに、
建物の外にあるエスカレーターに乗せられる。
朝、家を出た時よりも更に寒くなっていて、息が白くなる。
マレーシア航空のカウンターは、JALが代行しているが、
座っているお姉さんはどうやら研修中。
隣に座っているインストラクターらしきお姉様に「次はどうするの?」
と詰められて、泣きそうな困った顔をしている。
「ちゃんと機内預けの荷物が届くのかしらん?」と、ちょっと心配。
10時半。マレーシア航空クアラルンプール行きは、定刻通り出発。
それまでの私のマレーシア航空に対する印象は、「格安航空券で、
ロサンゼルスまで一番安いキャリア」なので「どうせサービスは良くないだろう」
という偏見に満ちたもの。
ところが、乗ってみると、結構しっかりしている。
機内食は、某大手米国系の会社よりもずっと美味しい。
ただ「Beef or chicken?」聞くだけでなく、最初にメニュー(日本語もあり)が
配られて、選ぶのに便利。また、デザートが甘過ぎずグッド!!
隣に座っていた中年夫婦は初めての海外旅行(当然添乗員付きのパック)。
子供達がもう社会人になるため、浮いた教育費で行くらしい。
マレーシアの入国カードを記入するのに、ローマ字が書けないで
苦労しているので横からお手伝い。これから大丈夫かなぁ。
半分彼らのお相手をし、半分寝ながら6時間を過ごしクアラルンプールへ。
上空から見た印象は、『真っ赤な国』。
広い大地は、樹木の緑とともに赤土で覆われている。
その間を縫うように、いくつかの川が蛇行している。
ハイウェイは片道6車線くらいあり、結構沢山車が走っている。
クアラルンプールからは国内線に乗り換えて、コタキナバルという所まで行く。
トランスファーとなり、一旦、入国審査を受ける。
外に出るとさすがに暑い。それまで羽織っていたブルゾンとトレーナーを
一気に脱ぐが、湿度が高いため汗がにじんでくる。
空港は、なかなか綺麗である。免税店もとても大きい。
国内線は別ターミナルになるので、連絡バスに乗らなければならないが、
外は突然のスコール。かなりの勢いで降っていたが、隣のマレーシア人に
言わせると、本当にすごいスコールは、まさに滝のようで、
こんなのは大したことはないとのこと。
クアラルンプールからコタキナバルまではB737で約2時間半。
着いた時はもう夜。送迎の車でホテルまで送ってもらう。
日本から来たというと、運ちゃんが「車は持っているか?」と聞く。
「持っている」と答えると、「プロトンか?」と聞く。
「プロトン」は、三菱自動車との合弁企業が作る、マレーシアでは断トツの
シェアを持つ車である。
最近、新聞でスズキのカルタスがベースの車の売行きが急上昇しているとの
記事があったが、フローでは増えていてもストックでは圧倒的な差がある。
「プロトンは日本では売っていない。トヨタの車に乗っている」と答えると、
びっくりしている。マレーシアでは、トヨタというと高級車なのである。
街は、すこし寂しい感じがする。
日本のゴテゴテのネオンサインがいいという訳ではないが、
どうも外国のオレンジ色の街灯一色というのは寂しさを感じさせる。
商店はみんな閉まっていて、ショーウィンドウを照らしているところもない。
今晩のホテルは、シャングリラ。
「こんな高級ホテルになんか、滅多に泊まることはないのに、
深夜チェックインの早朝チェックアウトと、本当に寝るだけに泊まるのは
勿体ないな」などと考えていると、とある建物に到着。
庭もない、車寄せも2台でいっぱい、ドアボーイもいない、
ビジネスホテルらしい雰囲気だが、ガラス扉には「シャングリラ」の文字が。
どうやら、香港のシャングリラとは格が全然違うらしい。
さらに、追い討ちをかけるように「今日は水が出ません」の一言。
さすがに荷物はボーイが運んでくれたが、結構びっくり。
まぁ、明日の朝は早いし、シャワーは諦めて寝るとするか。
(( つ づ く )) ((つまらないから読むのを止める ))