* * *OKバジさんのお話会* * *

               2010年7月19日(月・祝)

   OKバジこと垣見一雅さんは1939年東京生まれの元順心女子学園英語教師。
ヒマラヤ登山中雪崩にあい、ネパールに縁を感じ、現地の貧しい人々のために尽くす事を決意。1993年から住み着き、村々を直接訪ねて廻り、村人の支援を続けている。
当初、村人たちに頼まれると、何でも「OK,OK」と言っていたところから、「OKバジ(バジはネパール語でおじいさん)」と呼ばれるようになった。
ネパールの雨期(6月から8月)は、日本に滞在することが多く、講演活動など行う。

 19日、茅ヶ崎市勤労福祉会館の6階で行われた、ネパールに命の水を支援グループとネパールとの架け橋 ねぱるぱの共催による、OKバジさんの帰国講演会を聞きに行った。両グループが井戸掘りの支援をした報告も聞けた。

 病気の子どもや大人も現金がないので病院へ連れていけない、そんな時、バジさんが町まで連れて行ってくれる。火傷で手足が固まってしまった子もかなり多いようだった。それにライ患者、結核患者、癌患者など、見捨てられた人でも、まず病院へかからせる。水場がほしい、井戸がほしいというような、大きな問題は地元の青年団の人たちと協力して、自分達で作るんだというい意識を持たせる。

 分の足で歩いて廻って、困っている事を聞いた。そして、出来る事をした。御用聞き支援と名づけているそうだ。それのいいところは、1.事務所が要らない(金がかからない)2.自分の判断で行動できる。  困るところは、1.たくさんの人を助けられない。  でも、皆さんと村人の力が集まってやり遂げられた。

 回のバングラン村の人は水汲みに往復30分以上かけていかなくてはいけなかった。23軒の6000リットルのタンクを作ることができた。

 わりに、ネパールに命の水を支援グループから、3年間チャリティーコンサートなどで集めた55万円と、ねぱるぱから、女性の支援のために使ってくださいと、寄付金をOKバジさんに託した。

命の水を支援グループ

ねぱるぱ

 演が11:00からだったので、ソーラークッキングのケーキとラスクを差し入れした。とても興味を持っていただいた。薪を取りに、女性や子どもが1時間も2時間も掛けて出かけなくてはいけない現実がある。自分で作れるソーラークッカーがあれば、きっと役に立つと思うのだが、そういうところへ行って教えたい。


詩の朗読の紹介をするあぱあぱの永田さん(青い服)

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