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ひとくちメモ


「“耳”のいいPHS」


HSは、その性格上サービス事業者によってサービス地域内であっても電波の「強弱」に差があります。

一般的に「最も電波を受信しやすいのはDDIポケット」といわれています。これには理由があります。

PHSDDIポケットの基地局の送信出力が他の基地局に比べて大きいことがあげられます。

(社)電波産業会(ARIB)の標準規格RCRSTD-28で定める基地局の送信出力は500mW以下と決められています。

DDIポケットの送信出力はその規格の最大値500mWとなっています。


例えばNTTパーソナルやアステルの一般的な基地局は20mWです。

送信出力が大きければ、1つの基地局でサポートする範囲が広がる。このため他の事業者に比べると安定して通信できる可能性が高くなります。

とわ言え、高出力の基地局は低出力の基地局と比べてコストがかさむので、基地局の絶対数は他の事業者に比べて少なくなる。

また、1つの基地局で通信できる回線数は変わらないため、通信できる回線の絶対数も他の事業者に比べて少ない。

これについてDDIポケットでは繁華街などにコストがかからない低出力の基地局を設置することで対応している。

もちろん、他の事業者も手をこまねいて見ているわけではなく、例えばアステルでは1つの基地局で7回線まで同時通話可能な「高トラフィック対応型基地局」の開発を行っていて、まもなく実用化される予定です。

PHSの通信環境はますます充実する可能性が高いといえます。

=1998/01=



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