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赤外線4チャンネル・ラジコン、モニター

2004年11月28日

RC-IR-Moniter tokoさんのHomePageを見ていたら赤外線受信機の信号切り分け方法の基本原理を見つけた。 この方法を手がかりに信号をモニタリングするプログラムを作ってみることにした。
使用するPICは一番様子が分かっている 16F84A を使い、4Mhzのセラロックで発振する事にした。
ついでに開発中の圧電スピーカーを使った音階プログラムを組み込む事にした。
圧電スピーカーを鳴らすにはサイクル数とクロックの関係を計算する必要があります。

左の写真をクリックすると拡大写真が出ます。裏面の配線はこんな感じです。

配線図:PDF >   < ファームウェアーHEX >
振動する物には全て固有振動数と言う物があり、スピーカーだからと言ってどんな音域でも鳴る分けではありません。
とりあえず、手持ちの参考書から圧電ブザーの発振周波数が 3.3kHz〜3.8kHz±0.5 と言う事が分かりこれを手がかりに
音域を決める事にした。
次に発振する周波数だが、標準音階のC音は 261.7Hz つまり1秒間に 261.7 回振動させることになり
1サイクルの時間は 1/261.7sec = 3.821msec
しかしこれだと音域が合わない、圧電ブザーは 0.3〜0.2msec なのでこれに合わせるために音域をシフトする事にした。
PICの命令は 4 クロックで 1 サイクル、1 クロックの時間は 4Mhz のセラロックを使っているので、1sec/4Mhz = 0.25usec となり、
これの4倍、つまり 1usec で 1 サイクルの命令と言うことになり計算しやすい。
結局、 C = 382   Cunt と言うことになりON時間とOFF時間を半分ずつこれに振り分ける事にした。
音楽の世界では倍音と言う考え方があり低音部の音を鳴らすと高音域の音が共振し、あたかも高音域の音が含まれているように聞こえる。
また、ハイトーンベース等と言って高音域で本来低音域で行うベース音を扱う方法などもある。
今回の電子ブザーも周波数をシフトしたからと言って音程がずれる分けではなく、標準音階の音も含まれている事になる。
ちなみに、標準音階の E は 329.6   G は 392.0   Aは 440.0Hz です。

使い方は送信機の電源を入れ信号を受信するとRB3に接続されているLEDが点滅し、
スティックセンターポジションでRB4-RB7のLED全てが順番に点灯します。
スティックを1チャンネルずつハイポジション方向へ倒すとそのチャンネルに相当するLEDが点灯しなくなります。
スピーカーの音もこれに同期し、 C. E. G. B- の4和音がON/OFFします。


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Yasuu