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簡易ゴムスリッター2

2003/09/22

スリット作業の様子 簡易ゴムスリッターを作ってみました。
今までバルサ板を使った簡易スリッターを使っていましたが、バイスの口金をガイドにしていたため セットがめんどうなのと微調整がやりづらいので、
塩ビ板を使ったスリッターユニットを作ってみました。

使い方はバルサ板製簡易ゴムスリッターと同じです。
スリット用の刃は両刃カミソリを使います。
私は「FEATHER-S 両刃」が手元に有ったのでこれを使う事にしました。
上手に切るコツは、写真の様にゴムを真っ直ぐ下にたらすことです。
ねじれたり、途中で浮き上がると上手く切れません。
出来上がり ・材料は手持ちの塩ビ板を使いましたが出来れば全て透明の方がスリットの様子が見えて便利です。
・完成したユニットを使って早速TAN-II  1/8"をスリットしてみました。
  見事に0.5mm巾と2.5mm巾に切り分ける事が出来ました。

・先ずはスペーサーに使う厚さ0.5mmの板を6枚、20×60mmの長方形に切り出します。 次に、ガイドに使う厚さ1mmの板を2枚、35×60mmの長方形に切ります。
組立は、M-3 長さ10mmネジを2本使います。
ネジ穴は全て合わせ加工で行って下さい。
特にスペーサーのネジ穴は6枚まとめてφ3mmドリルで重ね抜きします。
ネジ穴にガタがあるとスペーサーがずれて、使いづらくなります。

スペーサー図面 ガイド板図面
塩ビ板の図面です。
スペーサーのネジ穴は6枚まとめてφ3mmドリルで重ね抜きします。 シャコ万力等でずれないようにしっかり固定して穴明けして下さい。
R曲面の加工は、ゴムがスムースに滑る様な曲線にヤスリで仕上げます。 出来上がったら丁寧にバリ取りをして下さい。
私は1/8"サイズのゴムしか使いませんが、他のサイズを使う場合はスペーサー枚数を変更して下さい。

組立方 部品一覧
カミソリ刃のセットは写真の様に少しかたむけスペーサーの間に差し込みます。   
丁度、曲線と直線の変曲点付近に刃が来るようにし、6枚スペーサーのどの間に差し込むかでスリット巾を調節出来ます。
カミソリはすぐに切れなくなります。一回切るとゴミ等が刃先に付着するので掃除し、 刃の位置を少し上下にずらしてゴムとの接点を移動します。
・ゴムを差し込むには、ゴムの先端をハサミで3〜5cm縦に切り、引き伸ばして上から差し込みます。

写真のガイド板が黒く見えるのはスモーク色を使っているからです。 右の写真で上側のガイド板が欠けているのは加工途中で欠けてしまったからで構造とは何ら関係ありません。


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