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簡易ゴムスリッター

2002/04/24

一般的に飛行機の動力用ゴムはTAN-IIの様な平ゴムを購入しますが、 小型ライトプレーンの場合大型機と同じサイズのゴムを使うと乗数が中途半端になってしまい うまく合わない場合があります。だからと言ってライトプレーンのためだけに細巾のゴムを購入するのも大変です。
私は、昔インドアプレーンで行っていた簡易型ゴムスリッターを使ってTAN-IIの1/8"巾ゴムを半分にスリットして使っています。

ここではそのやり方を簡単に紹介します。

rub_surit01.jpg 用意する物

良く切れるカミソリの刃と1.5mmのバルサで作ったガイド、口金がほぼ平行な万力です。
ガイドバルサは全体をラッカー塗装した後ガイドになる曲線部にロウソクを塗って滑りを良くしておきます。

ゴムに着いている粉がカミソリの切れ味を悪くするので、出来るだけ拭き取ってから行います。
ゴムの端部をハサミで2cmほど切り込みを入れてここから切り始めます。

rub_surit02.jpg カミソリとガイドの組み合わせ

カミソリを2枚のガイドではさみ込みます。
組み合わせ角度は左の写真の様になり、ゴムは左側から差し込む様になります。
万力で挟む角度や深さ、締め具合を調節してスムースに切れる状態を探します。
カミソリが切れなくなるとゴムがささくれたり千切れたりするのでマメに刃の位置をずらしましょう。

rub_surit03.jpg rub_surit04.jpg 万力へのセット

左の写真の様な形で万力にセットします。
使用する万力はどの様なタイプでもかまいませんが、ゴムが滑りやすい口金を使って下さい。

先端をハサミで切り割ったゴムを引き延ばしながら、カミソリをまたぐように上から差し込みセットします。

rub_surit05.jpg ゴムをスリットする

ゴムがねじれたり浮き上がったりしないように注意してスリッターの後方に真っ直ぐ垂れ下がる様にします。
両手で左右のゴムの引き具合を調節しながらゆっくりと引いていきます。

何度か練習してコツを覚えると長いゴムもスリット出来るようになります。
ガイドバルサの厚みを変えたり左右の厚みのバランスを変えることで色々な巾のスリットが可能です。
左右の引き具合を調節する事でわずかな巾調節も可能ですが基本的に巾の調節はガイドバルサの厚みで行います。


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Yasuu