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1999_06/01日

●今回は先尾翼グライダーを作ってみました、
簡単に出来て狭い公園や室内でも飛ばせますので皆さんも挑戦してみて下さい。

先尾翼写真
先尾翼図面
拡大表示図面は、PSPで最終処理をしています、PSP表示でプリントアウトすると原寸表示になると思います。
図面をクリックして下さい。



 主翼及び尾翼は1mm厚のスチレンペーパーを使い、胴体は2mm厚のバルサシートを10mm巾にカットして作ります。
おもりは、釣り用の薄手の板鉛を小さく切り、U字形に曲げて胴体頭部を挟み込む様に接着します。
接着剤は、スチレンを溶かさない透明色の物で私は「ソニーボンド・クリア」を使いました。

原寸図と写真を参考にカッターナイフで材料をカットして、翼の前後縁はサンドペーパーで切り口を丸めて下さい。
接着したら一昼夜乾燥させてから上反角を付け、おもりの量を調節して重心位置を合わせます。
滑空角の調整は水平尾翼の後縁を少し下向きに曲げて行います。

出来上がったら風の弱い公園か体育館の様な室内で、
手投げか胴体にゴム掛け用の切り欠きを付けて輪ゴムパチンコで飛ばして下さい。
仕上がり予定重量は1.5gです。
   


 小型模型の先尾翼グライダーが一般のグライダーと大きく異なる点は、
重心位置が主翼の前縁より前に出て主翼の中に無い事で、これは「揚力尾翼」によりおこる現象です。

揚力尾翼の場合、重心位置は主翼の空力中心から尾翼の空力中心までのモーメント上にあり、
尾翼容積と主翼Re・翼面荷重・滑空速度などの係数を使ったモーメントの計算でおよそ求められます。
   



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by,Yasuu