Macintosh IIcx (68030/16MHz, 8MB/160MB)

漢字Talk6.0.7

 

 IIci、IIfxと来たら、次はMacintosh IIかIIcxだな……などと考えていたら、個人売買で出物があったので即4,010円(送料込み)で手に入れた。余っていたQuantum製HDDにKT6.0.7をインストールして、System6マシンとして使っている……が、殆ど活躍の機会がない。なんとか利用法を見つけてやろうと思っている。Ethercardに余剰がないので、IIfxとLocalTalkで接続している。まあ、あんまり大容量のファイルを転送する事もないと思うので、これで当面はいいかなと。勿論、NuBUS NICでいい出物(Apple純正、Fallaron、Asante等)があれば、IIci初号機と入れ替えてKineticsのをこちらに入れるのだが……BSDマシンにしようと目論んでいるIIci零号機との兼ね合いもあるし、難しい所だ。
 結構日焼けしている(売り主もそう断っていた)にも関わらず買ったのは、実はすでに割と綺麗なIIcxのケース(とLogicBoard)を入手しているから。近日中に入れ替えようと思っているのだが、このケース、元々はUniversity of Californiaの持ち物だったらしい(そう言うシールが貼ってある)。いろんな所から仕入れてるのね>ジャンク屋さん。
 KT6は、PowerMac6100が最初のMacintoshだった(SystemはKT7.1.2)私に取って、未知の領域である。結構ごてごて機能拡張&コントロールパネル+DAを突っ込んでも、Systemが占有する領域はわずか3MB。8MBまでしか認識しないとはいえ、この軽さは魅力的だ。エディタ専用マシンにするのも悪くないかも。ただ、FEPの変換効率の悪さと使いづらさはなんとかしないとならんかも。一応、EGBridgeをインストールしてあるのだが……。


←IIcxの内部。外観からは殆ど区別が付かないが、ロジックボードを見ればIIciとの区別は一目瞭然。見て判る違いは、キャッシュスロットの有無など。それ以外は、IIciと共通の部品が殆ど。電源も同じASTEC製だし、HDD/FDDのマウントも全く同じ。よく知られている事だが、IIcx/IIci/Quadra&Centris650/PowerMac7100は、LogicBoardの大きさがほぼ同じなので、電源を合わせれば入れ替え可能。あ、IIvx/viもか……。
 色数の少なさ(256色)からお役御免になっていたSuperMac SpectrumIIIを入れてある。ゴム足は4つ付いているが、背面NuBUSの口に付く蓋が無くなっている。どっかで入手するか……。

 裏から見たところ。IIciにあるビデオポートがIIcxにはない。ま、あってもIIciの内蔵ビデオは遅い上に専用のVRAMを持たない(メインメモリを消費する)ので、使うことは殆どないと思うけど。筐体のポート部分を改造すれば、7100やQuadra650のボードが載る所も魅力的だ。電源も別に入手しなければならないが、それもまた楽しみだからね。

←IIci零号機との比較。違いは色だけ。基本的に同じ筐体なので、外見から違いを判断するには機種名を見るか、裏のビデオポートの有無から判断するしかない。
 このIIcx筐体、秋葉原エレクトリックパーツ(地下)で1,000円で売られていたもの。店のオヤジ曰く「ちゃんとしたIIcx買った方が早いよ〜3,000円位からあるし」だそうだが。
 もともとUniversity of Calforniaのどっかのラボにあったらしい。そう言うシールが付いていた上、筐体の蓋に焼き印が押してある。ラボにあった、と言うのは推測で、日焼けもヤニも皆無だったので、そうじゃないかなと。

 ……これがホントのタワー型?(核爆)
 一番上がApple純正13inchモニタ(後期型)。すぐ下がIIcx1号機。その下がIIci零号機。一番下がIIcx2号機。IIcx2号機は完全に筐体だけの状態。復活させるには、電源+FDDが必要になる……が、FDDはあってもなくてもいいので、取りあえず電源があれば復活する。
 筐体の焼けが激しいので、手を入れるのにためらいはなさそうだ。これを7100ボード導入計画の母胎にするかな。完成したら色(黒とか)を塗って……などと、いろいろ楽しめそうだ。フッフッフ(謎)
 

 こうして見ると、色の違いが一目瞭然。一番下のIIcx2号機の、リセット・インタラプトスイッチが無くなっている(穴が2つ空いている)のが判るだろうか?
 IIcxに割り当てるEthernetCardがまだないので(そのうち買う予定だが、いい出物がない)、LC475をBridgeにしてLocalTalk経由でLANに繋がっている。
 かつて心配した程LAN全体の速度低下は見られないので、あれはやはりIIci零号機が悪さをしていたのか……などと思っているが、さて?


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