Re: Title 承前 24国比定問題

投稿者[ やまし ] 発言日時 [4月15日(月)06時05分03秒]

元の発言 [ Re: Title 承前 24国比定問題 ] お名前 [ 馬頭鬼 ] 日付 [ 4月12日(金)22時15分57秒 ]

古今東西いろんな国を知るのは楽しいですね。

>> まず、西夏を考えてみると、行国である事がわかっています。
>> が、都と言うものは、移動していて固定できませんね。
>> 彼等は、目立つものは、墓ぐらいしか残していません。

「行国」はどういう意味ですか?

砂漠のなかの遺跡は発見されていない例も多いように聞きます。
よほど運が良くないと、開発によって遺跡が発見されるということが
ないからでしょう。
でもここを見ると、けっこう遺物を残しているようにも思えるのですが。
http://www.yomiuri.co.jp/tabi/world/articles/20000717sc22.htm

>> また、東南アジアやフィリピンには、船を家にして移動生活を送る人々がいます。
>> 場合によっては、使者を海に葬るのはそう珍しくないようですし。
>> 海に暮らし、海に葬る人々がいたかもしれません。
>> 私の知っているのは、陸に葬るようですが、
>> 土器なども、儀式的に廃棄し祭っている気配は、縄文時代からあります。
>> 石器はともかく、土器は、砕いて再度、土器に焼きなおす事も出来ます。
>> 三内円山でも、人口の集中で、衛生環境の問題が出ているような事を、聞きました。
>> 使ったものをリサイクルする高度な知恵を持った人々の存在も、想像できます。
>> 事実、江戸時代は、其れに近い文化がありました。
>> 海に生き海に帰る、山に生き山に帰る、そんな一族もあったでしょうし、
>> 両方を生き両方に帰る、部族の存在は?
>> この場合、国とは、同じような、衣や違っていても、一つにまとまる、ナットワークに帯なモノでは?
>> 遊牧民や水上生活者の国のように。
>> この場合、戦や祭りなどの時まとまるのが、国縄毛ですから、そんな例を考えています。
>> 山幸海幸な話からの妄想ですが。

文献では確実にある固定した場所にあったはずなのに、
その場所に遺跡、遺物が「まったく」残っていない
国の例を知りたいですね。
もちろん可能性としては、船を家にした水上生活とか、
木の実などを食料とした遊牧民的生活を考えます。
ただ、これは弥生時代以前の生活方法という気がしますし、
なぜそのような生活に限定したのかという理由も知りたくなります。
宗教的な理由だといわれればそれまでですけど・・・。

>> >> 倭人伝には十分な情報があるにも関わらずそれを有効に使っていないため、
>> >> 問題が難しくなっているんじゃないでしょうか。

>> 充分の定義が、疑問です。

比定をするのに十分ということです。
以下のような主要な倭人伝の解釈がありますが、それらを満たせば
理想的だと思いませんか。
(1)邪馬台国、投馬国の比定範囲のそれぞれが当時同一文化圏。
(2)21国が順番になっており、国名が主要地名に対応する。
(3)狗奴国は第二奴国または邪馬台国の南にある。
(4)第二奴国は女王国の境界の尽きる所にある。
(5)他の国が旁国としてでてこない理由が説明できる。
(6)東に海を渡って千里で倭種の国を比定できる。

数十年あるいは数百年間議論が続いているのだけれど、
少なくとも私には「まともな」比定案がほとんどないと思っています。
といっても、せいぜい20種類くらいの24国比定案しか見たことないですけど。
その中で、大杉博氏の四国説は、確かに大国と旁国の構造がうまく入っていました。
しかし、大国名も旁国名もほとんど対応していなかった。
そこで、地名と国名と遺跡がきちんと対応すれば確かだろうと思い、
調べてみると確かにほぼ対応している。
違った場所同士で議論をすれば収束しないのももっともだなあ・・・
と思ってしまうわけです。

他にも「具体的な」良い比定案があれば主張する気はないのだけれど、
畿内や九州地域で長年多くの研究者が探した痕跡はあるのに
ないようなんですよね。
という私も、畿内、九州で探してないわけじゃないんです。
ただ、気合を入れて調査したくなるような候補地やライン
が見つからない。
でも、他にどこにもないと断言するのは憚られます。

>> 旅行記だ無いので、目標など書かれてないのですから、文章から当てなめることは、
>> 無理なので笑いでしょうか?
>> 問題は、地理の中で、旅程などの目標の記述に乏しい事ですね。

倭人伝に目標が書かれていないというのはどういうことですか?
私はしっかり書いてると思うんですけど。
具体的に他にどのような表現があればよかったと思いますか。
そしてそれは、他の国の旅程記事には必ず書かれているような表現ですか?
例えば、日数を距離で書いていて欲しいと思いますが、
水行速度ははっきりしないだろうし仕方なかったと思います。
連続式表現では必ず接続詞を使ってほしかったと思いますが、
文章は必ずしもきちんとしたものばかりでもない。
方向の問題は、世界の形をどう解釈するかで変わってしまうので仕方がない。
里数についてはよく分からないです。
意図的に大きくした可能性が高いと考えていますが・・・。

>> 例として、
>> 隋書では、ヤマト朝廷が、阿蘇山の祭祀をしているように感じられるところがあるようですが、
>> 残されている文書では、ヤマト朝廷が、阿蘇の祭儀をしているような、気配はありません。
>> 気になるのは、推古の墓に阿蘇の石が使われている事ぐらいのように思えます。

隋書、阿蘇山で検索すると、ALEXさんのページにヒットしました。
関係ないとすれば良いわけで、どう考えられますか?
http://www.ceres.dti.ne.jp/~alex-x/shosai/hyaku-0013.html


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