Re: 魏誌韓伝の国名

投稿者[ ピクポポデミ ] 発言日時 [8月2日(金)23時06分13秒]

元の発言 [ Re: 魏誌韓伝の国名 ] お名前 [ 游惟 ] 日付 [ 7月28日(日)13時08分40秒 ]

遊惟さん今晩は。
バックグラウンドの少ない私には、考えを進める上で、こういう形のレスは頼みの綱です。

>> 私は逆に、中国語の方に朝鮮語の「激音」にあたる音がなかったのだと考えています。朝鮮語の「激音」は本当に激しい音であり、「h」音などは「かー、ぺっ!」と痰を吐く時のような激しい音を出します。
>> 私の聞いたことのある北京語・広東語・ビンナン語・客家語・福建語など中国のどの方言にもでそんな激しい発音がされるのを聞いたことがなく、「次清音」の字母の発音も聞けばそんなに激しい音とは思えません。
>> 「訓民清音」で次清音に激音を当てたのは朝鮮人であり、朝鮮人の方が激音が次清音に該当すると判断しただけであって、中国人の方はそうは思っていなかったでしょう。

そうするとどんな音が一番ふさわしかったのでしょう。
ちょっと想像つきません。

>> >>韓伝には馬韓と弁韓、辰韓の言語が異なるとされていますが、字種を広韻などで調べて分類してみると、それほどの差は無いように見えます。
>> >> これを倭人伝中の音訳文字と比較してみるとその差がはっきりします。

>> それは方言差でしょう。現代でも慶尚道(辰韓)と全羅道(馬韓)の方言はかなり異なります。

>> 系統の異なる別言語か、同系統言語の方言差かは外国人には区別が付きにくく、ときには母語話者でさえ区別できないこともあります。実際現代日本人のかなりの部分が朝鮮語と中国語の区別が付いていないし、北京語しか出来ない中国人が広東語を聞いたら別言語だと思うはずです。

どうも定説では方言差といわれているようですね。

>> この魏志韓伝をインフォーマントが中国語のどの方言を話す人物であり、朝鮮語その他の異言語についてどのくらい知っていたかによって、読み方は変わってくるでしょう。

古代中国の方言についてはやはりまだ分かっていないようですが、役人なんかはその時代の中央語を指向したのではないでしょうか。少なくとも中央に送る文書は、中央語で読まれることを意識したとか・・・
そうでなければ、もっと方言が残ったと思いますが。



その他発言:



その他発言:


[ 掲示板に戻る ]