231   ぴヨナ=ピコナ(ルーンソフト)
 
 ストーリーは聖王(勇者の家系)の息子にもかかわらず魔法を使えない主人公が、皆を見返そうと魔法学園に来たけれど、すっかりそんなことは忘れて……とそんな感じ。
 
 初回特典(かな?)がCDキャリングケースなんですが、これが今一つな感じ。まず、サイズが小さくてCDの抜き差しに非常に苦労します。気をつけないとCDにあっさりと傷がつきます。
 さらにこのケース以外にはCDを納めるプラスチックとかのケースがないので、「他のゲームも入れてみよう」とかそんな気は全く起きません。だって、このゲームは3枚組なのに収納枚数はたった5枚なのですから。
 ルーンと言えば奇抜なマニュアルですが、今回も伝統を守っていてCD−ROM型マニュアルなるものがついています。加えてCD−ROM型マニュアル用マニュアル(ややこしい)が添付。このセンスは他メーカーでは追随不可ですね。
 オンラインマニュアルの方が便利じゃん、とか本当のことを言ってはいけません。まぁ、確かにせめて壁紙とかスクリーンセーバーぐらいあっても当然だ、とは思いましたが。
 しかし、当初の企画は折り畳み傘型マニュアルだったというんですから(やはり開かないと見れないんでしょうね)、それに比べれば常識的と言うべきなんでしょうか?
 そんなこんなでようやくゲーム本編です。あ、まだありました。始める前に修正ファイルをおとしておいた方が懸命です。ゲームが止まるというクリティカル系ですから。ちなみにダウンロードが死ぬほど遅いので代行ページでおとしたほうがいいと思います。
 
 システムは1日2回の移動先選択方式。どこに誰がいるかは選択してみないとわかりません。各キャラの居場所はほぼ決まっていますが。
 ゲーム期間は2カ月と10日ぐらい。長い。果てしなく長いです。時間にすれば3〜4時間くらいですが、使い回しイベントが多いことに加えて必須イベントが少ない(つまり難易度そのものは低い)ので、各プレイ毎に不必要なイベントを見続けなければならないのです。これはかなりの苦痛でした。
 
 シナリオは薄いの一言に尽きます。毎日の小イベントが連続性のないものばかりなので、ストーリーがまともに構築されていません。しかも、それらはオチがない、または突っ込みが入らずに終わるものが大半なのでどうもすっきりしませんでした。
 前述した期間を終えるとようやく各キャラのシナリオらしきものに突入(すでにエンディングですが)します。伏線もなかったストーリーがプレイヤーを置いてきぼりにして進行。個人的にこのゲームに必要なのはここだけではないか、と。
 
 CGはパステル調で雰囲気も伝わりやすくなかなかいいと思います。ただ、各キャラの立ちCGがどうも。輪郭が少しおかしいような気がしました。イベントCGには問題ないんですが。
 
 まとめ。惜しいというか、作り込みがもう一歩という感じがしました。CGだけでなく、テキストの方でも学園生活の様子をしっかりと書く、とかフラグをシナリオに反映させる、とか複数Hも可能とかすれば印象もだいぶ変わったのではないでしょうか(ってもはやそれは違うゲームのような……)。
 お気に入り:マスカレイド
 評点:50
 
 以下はキャラ別感想。ネタバレ要注意。
 
 
 
 
 
 
 
1、ヒヨコ
 このゲームのメインヒロイン(?)なんでしょうか。エンディングに入ってから、主人公のことを好きになってHという展開を一気にやられてもねぇ。印象薄し。
 
2、ベル
 ロリ属性の味方。これなら外見が幼稚園児でもオッケーだ、という見本。個人的には大人バージョンの師匠のほうがいいデス。しかし、幼児化する理由が明かされるのがエンディングとは。長い前フリですな。大人バージョンの声はなんか好きですね。
 
3、レイ
 この人くらいだなぁ。伏線(と呼べないこともない)を張っているのは。取りあえずシナリオはこれ以上ないほど、鬼畜王ランスのサラかと。でも、レイって分裂症なの? マスカレイドの時と性格は同じなのに態度が違いすぎる。
 
4、ツキヨ
 何でも1年間に千人に告白されて、それを全て断ったらしいがその理由は完全に謎。それにもかかわらず主人公を好きになった理由はさらに謎。実はハーフバンパイアでした、とか言われてもねぇ。こっちとしてはノーリアクションってところです。関係ないけど、この人喋るのが遅いんで余分にデータ食っていそう(余計なお世話)。
 
5、ユピア
 実妹。シナリオはあるのに攻略不可。はて? このゲームはコンシューマーだったかしら、とか思ってしまうキャラ。事実スタッルームで自己ツッコミが入っている。なら、なんのために設定したんだ! とさらに突っ込む人が多数かと。
 
6、フェルナンド(おまけ)
 いや男キャラですが。シナリオもなければ中身もないが扱いだけは酷いという、ある意味18禁ゲーの鏡と言える男。あーでも、こいつはなんか好きでした。薔薇を背景に背負っているのにそれほど嫌味じゃないところとか。声があると嬉しかったなー。
 
 
   


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