なんだかメディアワークスの匂いがしそうなタイトルです。もちろん原題は異なります。いったい誰が考えたんでしょうね。

　ＣＭを見た感じではお馬鹿マーシャルアーツアクションかと思っていたんですが、どうも見込み違いだったようです。なんというか、割と真っ当な刑事モノでした。

　期待していたアクションはどうもイマイチ。「ロミオ・マスト・ダイ」や「チャーリーズエンジェル」あたりに比べて非常に見づらい印象を受けました。カメラワークが今一つでなにがどうなってるのか、よくわからないんですよね。見せ場ではもっとスローモーションとかを使った方がいいように思いました。

　それにしてもこの映画、黒人の俳優が多過ぎます。敵も味方もメインもサブもモブも黒人だらけなので正直、キャラクターが把握出来ません。黒幕（正確には１コ下）が登場しても、それが誰だかわかりませんでしたよ。私が俳優の顔を覚えるのが苦手ということもありますが、それにしてもなぁ、という気がします。黒人同士のアクションなんて、もうなにがなにやら。

　シナリオも二転三転するんですけど、上記の理由でよくわかりません。伏線とかあったのかもしれませんが、まるで覚えていませんでした。

　公開期間の短さが全てを物語っているような、そんな作品ではないかと。個人的にはあまりお薦めしません。

　そういや、どうして本部長がアクションをやっているのでしょうね？　今頃、気になってきましたよ。