不定期映画鑑賞記

今年は何本の映画を見に行けるでしょうか。
2002-06-21 Friday
愛しのローズマリー
 不覚にもレイトショーを逃してしまったので最終日の今日に全額払って見てきました。このパターン、一体何回目でしょうか。我ながら進歩がありません。お金が絡んでいるのに治らないのはどうしてなんでしょう。スクリーンも小さくなりがちなのに。反省。
 セラピーによって相手の姿が、心の美醜により左右されるという設定が面白かったので見に行ったのですが、それがなかなかに難しいことを痛感させられました。
 初めの方こそ丁寧に客観視点と主人公視点をうまく区別して演出しているのですが、中盤以降になるとそれがよく分からなくなってきます。果たして、いま映っているのはどちらなのか、というように。
 コメディとシリアスのバランスもあまり良くないような気がします。笑いどころがいずれも微妙な感じなんですよね。劇場内でも笑う箇所が観客ごとに違う傾向があるようでした。
 しかし、何よりの不満だったは全ての状況が方程式のようにきっちりし過ぎていること。ルックスに自信のない人は(主人公視点で)全て美人に映り、そうでない人はほぼ全て逆というのはどうかと思います。
 あとはヒロインのローズマリーが心の綺麗な人にはあまり見えないこと。席を外した隙に主人公のメインディッシュに手をつけるとか、ケーキの三分の一以上を歩きながら食うとか、握手を求められた際に菓子で汚れた手をそのまま差し出すとか、行動が設定に伴っていないように思います。なにより彼女に向上心があるように見えないのが痛すぎます。
 個人的には自分の非を認めて謝ることの出来る(本当はそんな必要はないんですが)お向かいのジムの方が素敵な女性だと思います。彼女はどちらの視点でも姿が変わりませんでしたし。
 中盤から終盤にかけて主人公が成長しているのはわかりますが、理由が弱すぎるように思います。セラピーの影響下にあった主人公は結局レンズがズレていただけに過ぎず、外見で人を判断するところは全く変わっていなかったと思うのですが。
 なんか期待し過ぎていたのかもしれませんが、色々と残念な映画でした。

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