徒然なる日記
ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。


 2011年2月2日(水)    星の王子くん3回目終了
 レベルE4話。予想通り補食シーンはカットでしたね。まぁ、仕方ないと思います。仕方ないと言えば、このエピソードを1話でこなさなければならないこともですよね。怖さはあんまりないとはいえ、一応はホラー仕立てのエピソード。けれど、テンポ良くどんどんと進んでしまうので怖さを感じる暇がありません。
 オチ変更。どのような狙いからなのか漫画からゲームになっています。ただ、ちょっとわかりにくいような気もします。クラフトの「デバック」という言葉がなければちょっと察しにくいですね。二重オチはなかなか良いと思います。
 
 君に届け2nd Season3、4話。あまりの安定ぶりに惚れ惚れします。これよりも安心して見ていられる原作付きアニメはなかなかないですねー。SDカットの使い方も原作の雰囲気を上手に再現しています。
 どうやら、ちずの結婚式への参加はきちんと描かれるようですね。まぁ、出番が少ないからなんでしょうけど、本筋にまるで関係ないだけに少し違和感があります。
 原作同様にケントの悪気がないがゆえに却ってタチの悪いおせっかいが素敵。
 
 「星の王子くん」。3人目は青葉、ではなく葵りんご。
 良いところもたくさんあるのですが、それ以上に気になるところが多いです。りんごが有能に見えないというのがかなりの困りもの。おばあさんのエピソードを筆頭に結果を出し続けている人間とは思えない逸話のオンパレード。どう反応したらいいのかわかりません。
 そして、りんごシナリオに限ったことではないですが、過去の描写がないために理解が追いつかないシーンがたびたび訪れます。例えば、りんごが主人公に対してどうしてこんな人を好きになったのか、という趣旨の発言をしてきます。まさにそれはこっちが聞きたいことですよ。ぜひとも教えて欲しいです。本作では誰一人として主人公にベタ惚れでありながらその理由を一切、語らないので本当に困ります。
 他にも恋仲になるシーンも意味不明です。いわゆる言外の含みを持たせている描写のため、積み重ねた歴史をまるで感じられないプレイヤーには何をしているのか、何を言っているのかまるでわかりません。完全に置いてきぼりです。ただでさえ、どのシナリオでも主人公が5人の中から当該ヒロインを選ぶのかわからないというのに。
 物語としてもちょっと。最高の副官が主人公というのがどうにも得心しにくいというのに、中盤までそれで押し通しておきながら終盤はやっぱり駄目という扱いにしてしまう。もはや何をしたいのやらわからず、感情移入など夢のまた夢です。どうもベクトルが同じ方向を向いていない感じ。
 密度の濃い掛け合いは結構、楽しいんですけどねー。どうにももったいないです。
 そういや、異様に寂しいスタッフロールもなんとかして欲しいですね。

 2011年2月5日(土)    星の王子くん終了
 4人目はユーリ・ゴローニン。
 いわゆる男の娘というやつですが、作中での偽装は完璧です。どんな炯眼の持ち主も彼女が彼であるということに気付いていません。例外は存在自体がオーパーツっぽい葉加瀬博士くらい。雑誌などで事前に明かしていなければ各所で炎上したことは間違いないと思います。私はHシーンに至るまで「え、ホントにそうなの?」という感じでした。それぐらい事実を示唆するテキストがありません。
 よって全ては属性勝負と言っていいでしょう。可愛ければなんでもいい、というか「男でもいい!!」というラバなみの猛者ならばよろしいんじゃないでしょうか(いかにも他人事っぽく)。
 シナリオはもっと尺を要する内容かな、と思ったのですが説明関係がかなーりコンパクトだったのでむしろ、あっさり終わってしまった感じ。まぁ、苦手なので助かりましたけどね。物語としてはあんまり面白くはなかったです。さほど興味がないせいか、展開は意外に感じられましたけど。
 個人的に気になったのは妙にトシちゃんが冷遇されていることかなぁ。他のシナリオでもそういう面はあるけどユーリシナリオは特に酷いと思います。1人だけ同じグループとは思えない扱いですよ。彼に対する時はみんなの性格が悪くなっているように思えるくらいです。
 ラストは甘夏ぷりん。
 てっきり最初の選択肢に5番目が追加されるのかと思ったら、2つ目の選択肢が出現、でした。まぁ実質、同じなのだから最初から五択にすれば良かったように思います。その単語も「愛」ではなくて「お好み力」とかでいいんじゃないですかね。
 最終ルート固定ということで作品のオチに当たる内容です。
 しかし、その前にぷりんシナリオとしては色々と気になるところがあるように思います。これまでも唐突な展開というのは同じでしたけど、ぷりんシナリオはそれを踏まえてもどうかと思う内容でした。少なくとも、他の4人が見たら、「それでいいのかい!?」と突っ込みたくなるような展開です。いや、ふざけるな、とか言いだしてもおかしくありませんよ。学園をエスケープしてみんなのことを忘却して遊び呆けて悩みも解消、恋人成立ってどこにも苦労を感じられません。他の4人はもっと試練っぽいものがあっただけにねぇ。悩みもぷりんが一番たいしたことなく、しかも出口に近いし。
 他のシナリオと違って基本2人しか出てこないので段々と飽きてくるのも困りものです。香辛料ばかりたくさん使っているような作品ですからねぇ。おとなしいと評したくなるパートは正直、退屈に感じてしまうんですよね、相対的に。
 ヒロインとしてもなんだかなー、という。お母さんの指摘があまりにも正鵠を射すぎていてあんまり魅力的に見えないんですよ。ええ、奴は出産したら間違いなく肥えるタイプだと思います。何と言ってもマヨネーズですから。
 内面的にも、真打ちポジションだからって他のヒロインたちは主人公のことをわかってない発言は正直どうかと思います。なまじモノローグだけに勝者宣言にも聞こえるこれが気になりました。無駄に株を落としているような。
 劇の方もトシちゃんの活躍は良かったですけど、本番前に決着がついているためにすっかり出来レース。他の4人があからさまな当て馬なのはねぇ。虚しいと言いますか、先が読めてつまらないと感じてしまうパターンですよ。
 そして、ラストは主人公の設定に係わる内容に。これも賛否ありそう。ぷりんが正妻ポジションであることを納得しているかどうかで大きく印象が変わりそうです。本作はパッケージで5人のヒロインが指でひとつの星型を作っているデザインなんですからあんまり1人だけ優遇というのはよろしくないような気がします。大団円的なエピソードは偉大な漫画作品などにならって結着つかずの方がいいのではないでしょうか。少なくとも本作の場合は。
 それにしても個人的に気になったのは主人公の設定。結局、全ての女性から圧倒的にモテることに何の理由もないんですね、というため息もののオチ。やっぱり、積み重ねた歴史がないものは痛々しいですな。
 おまけシナリオ。
 ぷりんシナリオの鬱憤を晴らすかのようなりんご大活躍の小話。救世主ブラジラみたいになっているりんごたんが素敵でした。声優さんの熱演も必聴もの。よく事務所からNGが出ないものだな、と思いました。
 後半なぜか時間がかかってしまった「星の王子くん」もようやく終了。ゲーム感想は近日中に。

 2011年2月9日(水)    妹ぱらだいす!〜お兄ちゃんと5人の妹のエッチしまくりな毎日〜1回目終了
 遅れましたがどうにか「星の王子くん」のゲーム感想をアップしました。やはり、なんとももったいないですなー。素材はいいだけに惜しまれます。なんか近年のリーフはそんなのばっかしという気もしますが。
 
 仮面ライダーオーズ21話。正義も行き過ぎれば欲望になるという切ないお話。来週のオチが心配ですね。
 さすがの伊達さんも鴻上会長は苦手な様子。ま、それはそれとして会長が伊達さんをスカウトしたから後藤さんはクビになっちゃったんでしょうか。自主トレ風景がなんとも悲しい。トレーニング方法も変わってないしねー。
 オーズの戦い方はやっぱりクジャクメダルが基本となるようですね。まぁ、玩具にも関わってくるのでもはや必然なんでしょうけど。
 
 レベルE5話。変身シーンのせいでしょうか。それともカラーレンジャーの色のせいでしょうか。これまでで最もアニメ化の意義があったように思えてしまいます。基本的に良い出来だったように思いますが黛がゲーム少年のようになってしまっているのが気になるところ。
 
 「妹ぱらだいす!〜お兄ちゃんと5人の妹のエッチしまくりな毎日〜」。1人目は七瀬綾。
 事前の予想よりは良いですが、某空間の評判ほどには良いとは感じないのが正直なところです。キャラ描写自体は悪くないですが、基本最低限しか日常が描かれていないため気に入ってもボリューム的に物足りないです。一応はちゃんと「妹ぱらだいす」なんですけどね。CG的にもそれは言えて総勢5人に対してはちょっと足りないかなぁ、という感じ。
 ルート確定後に選択肢が出ますが、通り方によってはシーン回収が残っているのにCGのサムネイルは埋まっている(つまり、差分だけでHシーンが構成されている)なんて珍現象も。これではせっかくの分岐も嬉しさ半減です。

 2011年2月10日(木)    妹ぱらだいす!〜お兄ちゃんと5人の妹のエッチしまくりな毎日〜2〜3回目終了
 君に届け2nd Season5話。原作にはないと思うんですけど、ジョーがフランスパンを丸かじりしているカットにえらい衝撃を受けました。確かにそんなキャラですけど、このアイデアを出せるのはすごいなー、とか本筋とはまるで関係ないところで感心してました。まぁ、ジョーはこと空気を読まないことと風早大好きということにおいては非常に重要なキャラなので大事にされているっぽいのは安心します。この先にも出番あるしね。
 やのちんには悪いんだけど、メイクアップしたちづがどうにも怖いです。自分でやったのは笑える分だけいいんですけどね。年末の爽子もそうですけど、基本的なデザインが練られていていいものだからなのか、ドレスアップすると却って可愛くなくなるという。見違えた、というのが真逆の方向にいってしまっています。
 好きな相手に迫られても自らのスタンスを変えることのない龍はいい男です。せっかく構図に配慮してもらっても全くラブシーンに見えないのはいいのか悪いのか。
 最近はすっかりケントの演技が楽しみになっています。やー、芸風が広がっていいんじゃないですかね、この役。
 相変わらずシリトドのコーナーを見ているとハラハラします。最新号の話題となると特に。またぞろネタバレされるのではないか、と警戒してしまって。
 
 「妹ぱらだいす!〜お兄ちゃんと5人の妹のエッチしまくりな毎日〜」。2人目は七瀬日和。
 やはり、感想はあまり変わりませんね。悪くはないけれど、人に勧めるほど良いとも感じられません。まぁ、そもそも妹属性のない人間が本作を買うこと自体が間違いなのかもしれませんけどね。ただ、属性向けのこだわりもあまり感じられないと個人的には思います。
 ストーリーも綾シナリオと代わり映えしない内容です。というか、物語と呼べるほどのシロモノではありません。5人いるという以外には実妹である意味は毛ほどもないですし。恋仲になっても誰も気にする人間がいない時点でね。まぁ、そこを追求すると「ぱらだいす」が崩れてしまうからなんでしょうけど。
 正直、ここを突き詰めるのならエンディングはハーレムオンリーでいい気はしますけどね。誰かを選ぶことは「ぱらだいす」とは言いにくいですから。Hシーンは2人のシーンがあってもなんら問題はないのだし。
 3人目は七瀬小春。
 ほんのわずかだけストーリーらしきものがありました。けれど、説明すれば1〜2行で終わってしまうような内容なので間違っても期待していけません。むしろ、他とノリが違うのでやや焦れている気にすらなるかも。Hシーンまでの間隔も空くということですからね。
 本作の気になるところは妹に応じた、Hシーンのテーマとでも呼ぶようなものが設定されていること。例えば小春だと主人公が受け身になるようなシーンに偏っています。それ自体は別に構わないんですけど、本作は1人あたりのシーン数がそれほど多いとも言えないんですよ。結果的に基本が疎かになって、せっかくキャラが気に入っても変化球ばかりで不完全燃焼のようになってしまう。小春は特にそれが顕著でHシーンとは言いにくいものばかりです。扱くばかりで本番が数えるほどしかないというのはどうなんでしょう。別にそこまでのSキャラという訳でもないのに。
 あと巨乳と貧乳が同居するゲームでありがちなように思うんですけど、貧乳キャラはあんまり胸を見せない構図が多いような気がします。あるいは難しい構図で見せようとして苦しいことになってたりとか。いずれももったいないなー、と。
 
 リンクに「ゲーム漬け」さんを追加。遅くなってすいません。このページ更新したの久しぶりだなぁ。

 2011年2月11日(金)    妹ぱらだいす!〜お兄ちゃんと5人の妹のエッチしまくりな毎日〜暗礁乗り上げ
 4人目は七瀬理央。
 腋、髪、膝などどんどんマニアックに。本作のヒロインが2人くらいならバリエーションとしていいと思うんですけどねー。選択肢を除くと1ルート11シーン。これで8がマニアックなシーンてさすがにどうかと思ってしまいますよ。加えて理央シナリオは主人公が普段以上に駄目さを発揮してしまうので如何ともしがたいです。
 ご都合主義にも姉妹に順番で緊急を問われる事態が発生します。その全てに居合わせながら主人公は頼りになるどころかぼーっと突っ立っているだけ。何回同じパターンを短期間で経験しても全く成長はないどころかどんどん駄目になっていく始末。普段から変態で何の役にも立たないというのに緊急時にも頼りになるどころか更なる無能を晒す。5人の妹たちが大好きなお兄ちゃんにしてはあまりに不甲斐ない。もうちょっとなんとかならなかったんでしょうか。基本的な性格も変態部分を除いてもよろしくないです。自分の要望はどんな些細なことでも通るのが当たり前で妹たちの主張は理由なしには通らない。まぁ、このへんはライターに問題があるんでしょうけど。主人公の駄目ぶりは百年の恋も醒めかねないレベルですよ。
 この時点でやる気ゲージはだいぶ下がっていました。
 5人目は七瀬みちか。
 薬まで使っての監禁系強要プレイが満載。ある意味、最も血の繋がりを感じられますね。もう2〜3シーン見ただけで限界。未読スキップを発動させました。それでもある程度は話がわかってしまうくらいに低速なので。特にアニメーション時とカウンター表示の時はスキップしているとは思えずほとんどオートモード状態でした。
 エンディングを迎えて一時中断。再開しようと立ち上げると時間制起動ディスクのシステムが作動しました。すでに箱ごと納戸にしまい込んでいた私は出してくるのも面倒ですっかりやる気を失いました。せっかくリーフがこの悪しきシステムを止めてくれたのに今度はMOONSTONEが同じ過ちを。そもそもインストール時に二度もシリアルキーを打ち込まされたのにねぇ。それと実用度重視のゲームでこれは印象悪いですよ。もし日数が肝なら某空間の点数もさらに下がるかもしれませんね。今日までこれを誰も実感せずに評価しているということですから。
 まぁ、個人的なことを言うならあんまりエロく感じられていなかったのでもういいや、って気分になってしまったんですよね。ホント、この手の作品はエロが合わないと無価値だからなぁ。少なくとも次回作は属性が合わなければ買わないでしょう。

 2011年2月14日(月)    グリザイアの果実体験版
 仮面ライダーオーズ22話。やはり、圧倒的な尺不足ですね。先週の啖呵が嘘のようなお父さんの心変わりの速さ。まさに朝令暮改。2話程度で描写するにはどうにも重すぎるテーマだと思います。まぁ、親子ともに素直になることが大事ということなのかもしれません。
 しかし、わかりやすさを求めているとはいえ、成敗する悪人を新聞を見て決めるというのはどうにも違和感がありました。自分の意志があるようで実はないような。その視点で弁護士はあまり向いていないような気も。
 伊達さんと後藤さんはすっかり師弟モードに移行。そのために真木博士からバースの銃を余計に持っていくって、そんなに本気なんでしょうか。1億にはまだ遠いような気もしますが。果たしてこの行き着く先は?
 
 海賊戦隊ゴーカイジャー。開き直ったような企画がすごすぎます。海賊だから海賊版→歴代戦隊に自在に変身、という発想には開いた口が塞がりません。まぁ、記念作品としてはいいのかもしれませんが。エンディングテーマまで名前覚え歌ときたもんだ。懐かしさ以外に見出せるものがあるかが分岐点になりそう。
 ゴーカイなのは関智一氏の採用にも及んでいます。スーパーヒーロータイムの語りからサブタイトルにナレーション、各種変身とまさに縦横無尽の活躍ぶり。正直、1人でゴーカイジャーの5人を食いかねない勢いがあります。久しぶりにドモンばりの熱い演技が聞けて個人的にそこは満足しております。1年も聞けるとは楽しみだなー。
 
 「グリザイアの果実」体験版。
 なんだか珍しいタイプです。ヒロイン毎の小イベントを抜粋して読ませる体裁を採っています。各ヒロインおおよそ4本ずつ。時系列もバラバラなんで時には戸惑うことも。周防天音だけはHシーンやメインルートのシナリオも入っていたりします。なんか締め切りの段階でできているところだけ出した、って感じです。
 日常描写といっていいだろう小イベントは突拍子もないネタが多くかなり笑えます。この同じネタでも他のライターとは違って予想外の方向から笑わせるセンスは恐らく藤崎竜太氏のものでしょう。ここは信頼して問題ないと思います。テンポも良くすらすらと読めます。
 Hシーンはシチュエーションもよく分からず、しかも途中から始まって途中で終わるのでほとんど参考になりません。
 メインルートのテキストは安定していますがネタがネタなので楽しみでもあり、不安でもありといったところ。主人公の思わせぶりな設定も含めてライターの手腕が大きく問われそうです。
 シナリオとしてのしっかりとした形になっていないだけに未知の要素が結構、大きいです。なにせシナリオライターは全部で4人もいますから怖さを感じても当然だと思います。それでも、期待したくなるだけのものはありました。賭けてみるのも面白いかもしれません。

 2011年2月16日(水)    スズノネセブン!終了
 レベルE6話。カラーレンジャー編2話目。だいぶ安定して見られるようになったように思います。雪隆たちと思われる高校球児の練習風景を挟むなど頑張って繋がりを維持しようとしています。
 個人的には赤川の切れ具合が圧倒的に足りないのがもったいないと思います。おかげでキャラ的にとても弱くなってしまっていますからね。これじゃ最後の方はいきなり切れしまうように感じられてしまうのでは。身も蓋もないところが本作の味なだけにおとなしい方向へのマイナーチェンジは残念です。
 担任の先生がお色気担当とは思いもよりませんでした。というか、そういう作品ではないですからね、コレ。本気でそれを考えるなら取りあえず原作くらいには可愛く描いてもらいませんと。せっかく自宅でも人間の姿なのだし。
 
 君に届け2nd Season6話。ケントの大活躍で本来なら起きるはずのない大修羅場が顕現す。こんだけ名もないモブキャラの皆さんが活躍するのは第1期以来ではないでしょうか。
 原作でもそうでしたが流し読んでいるとうっかりすれ違いの重さを勘違いしてしまいそうです。爽子視点のへりくだり度は常人を遥かに越えているのでそこを踏まえないとすれ違っていることすらイマイチわかりにくいという。特にアニメは勝手にどんどんと進行してしまいますからね。
 爽子のレベルで聞くと風早はすげー容赦のないことを言っているという。好きの意味が違うというセリフも一見するとたいしたことなさそうですが、実は訣別のセリフにほかならないですからね。
 
 「スズノネセブン!」。3人目は代官山すみれ。
 キャラ立ちの良さでは4人中随一のすみれ。これに異議を唱える人はあまりいないと思います。立ちCGの多彩な表情(ニヤリと笑って何か企んでいるようなものとか)や設定(ポジション)など特別扱いされている感がひしひしと。実際、他のヒロインのシナリオでも脇役としていい味を出しています。
 しかしながら、本人のシナリオとなると理性が効いてしまっているのか全体的におとなしめです。せっかくの良さがだいぶ薄れてしまっています。まぁ、物語を進めることに比重を置いてしまっているので止むを得ない面もあるんですけどね。基本的にすみれの生態は他者の邪魔に多くが集約されています。よって魅力全開だとなかなか話が進まないでしょうから。
 4人目は三峰美奈都。
 悪友がヒロインになったバージョンとでも表現すべきヒロイン。というか、悪友もその兄としてちゃんと出てます。声優が桜川美央さんのせいかなんとなくサブヒロイン臭がする、ように感じるのは私だけでしょうか。どうも実用度重視のゲームでばかり遭うような気がするんですよねー。おかげで一応は純愛系の本作ではどうしても他のヒロインとは同じに見えなくて。実際、主人公との近さを表すためとはいえ、演技も1人系統が違う感じですからねぇ。
 まぁ、長々と書きましたけど簡潔に言えば苦手である、と。ラストになったのもハッキリとそれが原因です。スタイルがいいのもこうなると逆効果。私にはすでに無駄な長所に見えていました。
 シナリオはどうも中途半端です。美奈都の過去が主軸になっているのですが、ここが回想も入らないので主人公は知っている話なのにプレイヤーにはあくまで伝聞的なお話でやたらと温度差があります。
 組み立て方もイマイチでご都合主義だと言われないためにか、あちこちの方向に手を出しています。それぞれに決着がつくことはなくメインストーリーに繋げるためだけに出しているのでどうにも消化不良気味。そのせいか障害を越えたエンディングはなんだか語ることがなく気が抜けてしまった感じ。あー、あと肝心な時に要先生が使えねー、ってのはやっぱりご都合主義に見えてしまうよなー。
 プレイしたのが発売当時ではないとはいえ、不満の方が多い作品ですね。結果としてヒロイン4人は少ないと感じてしまう内容ですし、エロ度もClochetteのもう一つのチームに比べると弱いなー、と。なんか器用貧乏っぽい気もします。「あまつみそらに!」がチーム前作からの進歩が感じられたように「カミカゼ☆エクスプローラー!」もそうなるように祈っています。少なくともCGは十分すぎるほど進歩していますから。

 2011年2月22日(火)    グリザイアの果実体験版TGバージョン
 仮面ライダーオーズ23話。いよいよ伊達さんの退場フラグが固いものになってきたようですね。今までは気の迷いとでも言えましたが、ここまで具体的となると回避は難しそうです。というか、学者さまであったのならなぜバースに耐えられるほどの身体能力があったのでしょう。インディー系の考古学者だったとか?
 なんか今回のヤミーの親の設定は過去の平成ライダーのどこかですごく見たような既視感がありました。そっくりと言っていいくらいのものがあったように記憶しているのですが、気のせいでしょうか。
 次週の話ですが、青のメダルコンボ(というか下半身パーツですけど)は気持ち悪いなぁ。あまり正義のヒーローには見えませんよ。
 
 レベルE7話。カラーレンジャー編3話目。それなりにうまくまとまっていると思うのですが、どうも物足りない感じがしますね。やはり、シェイプアップすることで旨みとも言える贅肉部分を落としてしまっているせいでしょうか。レベル200までの呪文を習うくだりや赤川の精神防御力がゼロに近くなる会話、それに構成的に前回分っぽくもありますが、先生の「地球にいればいいけど」というモノローグなど、らしい個性的なシーンをカットしてしまっているのが残念です。
 
 「グリザイアの果実」体験版TGバージョン。
 わざわざやることもないかと思ったのですが、まぁ一応と思ってプレイ。
 結果から言うとやはり必要はなかったです。というか、先月の体験版よりボリュームダウンしているんですけど。ショートシナリオは20本から8本に減っていますし、中には被っているものもあります。オープニングやメインルートなど追加のイベントCGが入ったところもありますが、基本的には変わりなし。もしかして、学園長の立ちCGは存在しないんでしょうか。
 本誌のインタビューによるとルートごとにライターが設定されているようですね。榊由美子シナリオは木緒なち氏、周防天音&入巣薪菜シナリオは藤崎竜太氏、松嶋みちるシナリオは桑島由一氏、小嶺幸シナリオをかづや氏、といった具合に。
 週に一度のシナリオの摺り合わせ会議が行われていたようで設定の矛盾点もどうやら少なそうです。ボリュームもかなりありそうで10周年記念作品に相応しそう。まぁ、読む限り結果的にそうなったみたいですけど。
 
 テックジャイアン4月号。
 「夏雪〜summer snow〜」Silver Bullet:スクープ記事よりも前のいきなり6ページの広告に驚かされました。しかし、ロリーな人は最初の見開きで喜んで最後の見開きで諸行無常の残酷さにがっかりするんでしょうなぁ。なまじデザインがいいだけに余計に。CGや設定は文句なしですけど、問題はやはりシナリオでしょうねぇ。良さそうな企画だけに外れると落胆度も大きそうです。5月27日発売予定。
 
 「英雄*戦記」天狐:遂に、というよりもう? というのが正直なところですが大槍葦人氏が復活です。まぁ、今回はメンバーの一員で彼のためのブランドという訳ではないようですけど。そのせいか、ジャンルは驚きの地域制圧型SLG!! しかも、舞台は世界、時代もごった煮の豪勢ぶり。人数は50人と半端ないですがイメージ的にはワールドヒーローズSLG版という感じでしょうか。ヒミコもいればアーサーもいる、アレキサンダーもいれば始皇帝までいる。まさにカオス。
 間違いようのない期待作ですが、気になるのはプログラム的なところでしょうねぇ。これどこのげーせん18? とかならないといいんですけど。2011年発売予定。

 2011年2月23日(水)    穢翼のユースティア体験版TGバージョン
 君に届け2nd Season7話。原作にはない、けれどもこんなやりとりがありそう、という感じの挿入エピソードがうまいです。ちづの家に泊まりに行く前の両親との会話は今後の伏線にもちょっぴりなっていて良い感じ。ケントに対するやのちんの追加制裁はスタッフの代弁のようにも。他の人は事情を知らないからしょうがないけどケントは悪意がないからってやり過ぎだよな。しかも、そのくせ報いはまるで受けないし。
 くるみが梅ジュースを飲むシーンにちょっと笑いました。それはそれとして気合の入ったくるみの演技に感心。
 
 「穢翼のユースティア」体験版TGバージョン。
 端的に言うと良くできています。前作で片鱗は感じられましたが着実に力をつけていると改めて感じました。これだけのものが組み上げられると思ったからこそのシリアス作品なのかもしれないですね。相変わらず端々に作りの丁寧さが感じられるのは好印象です。
 中でも音楽は完全にひとつ上の階梯に上がった感じです。好みの曲でなくとも耳に残す印象が段違い。正直、驚きました。単体でもお金をとれるレベルといっていいと思います。
 全体的な作品の雰囲気作りというものができています。まぁ、悲しいのはここまで作るのに実力の他に予算がずいぶんと必要とわかってしまうことですね。
 気になるのはやはりシナリオですね。のっけから結構、不親切です。基本的な設定を読んでいることを前提としたような書かれ方をしています。そうでない場合は想像で補完しながら読み進める必要があります。一応は後ろへ行くに連れて理解が進みますがあくまである程度。体験版ではせいぜい枠組みしかわからないことも多いです。
 あとはシナリオの方向性かなぁ。もし感動路線を狙っているならあまり期待しない方がいいような予感がひしひしとします。実直なシナリオ描写は問題ないんですが、感動させるような心理描写となると怪しそうです。単純に筋書きも。
 視点変更では相変わらず時間のかかる演出をしています。しかも、今回は羽ペンで対象者の名前を綴ったりしてさらに時間がかかるようになってしまいました。既読スキップをかけた場合もこの時だけまるで止まったかのようになります。視点変更の機会も多いのでスキップ速度にも影響を与えそうです。
 個人的に気になったのはボイスの発声中にバックログを起動しても発声は止まらないのに元の画面に戻ろうとすると止まってしまうことでしょうか。なんかもったいない感じ。せっかく起動時に止まらないのに。
 他には出来とは関係ありませんけど、あまりに唐突に体験版が終了するのでとても驚きました。え、なんでここで? というほど理由を感じない箇所でしたよ。ただの場面転換かと思って数秒ほど気付くのが遅れたくらいですから。
 発売前のポイントとしてはCGや音楽などの素材で期待を高めすぎないことが肝要かな、と。

 2011年2月28日(月)    グリザイアの果実1回目終了
 仮面ライダーオーズ24話。バースはやっぱりグリードと戦うことは想定されていないんですねぇ。あんなに稼いでいたというのにあっさりマイナスに転落。色々と企んでいる博士もお小言を言いたくなるようですね。それにしても、クスクシエの主人と知り合いらしいとは。まぁ、なんというか絵に描いたようなカエルとヘビですな。
 青のメダルをゲットするシーンはちょっと強引さが目につきました。カザリがあっさり引き下がるのも奇妙な感じですし。今まで使わなかったタカの特殊機能ってのも都合が良い気がします。
 何をしても醒めない恋の虜が変身であっさり解除。なんだか主人公がいつも以上に脇役のようでした。ヒーローらしいプチ万能感の裏返しでどうも手応えがないんですよねぇ。これってけして良いことではないと思いますよ。
 
 「グリザイアの果実」。1人目は周防天音。
 やはり長いですね。しかし、共通3に対して個別7とテックジャイアンのインタビューにありましたが、感覚ではそこまであるようには感じられないかなぁ。まぁ、体験版で天音の個別ルートをこなしていたので、そのへんは斜め読みで進めたということも関係あるかもですけど。
 基本的には良い出来だと思うんですけど、どうにも題材同様(?)に構成がいびつな感じです。体験版の時にショートシナリオの繋ぎがどうなっているのかわからず心配していたのですが、なんと繋ぎはありません。体験版で見たようにショートシナリオは鑑賞モードでほぼそのままのイメージで閲覧可能です。よってイベント同士を繋げるようなテキストはなく全て場面転換。加えてイベントの内容はほぼ全てと言っても過言ではないほどネタそのもの。いわゆる通常の感覚での日常シーンがありません。「緩急」ではなく、「急」しかないので最初はいいんですけど、テンションの高い掛け合いの応酬に段々と疲れてきてしまうのが困りものです。
 結局、メインンキャラが馬鹿話をするのが共通シナリオの目的となっているため、どうも読んでいるプレイヤーは得心がいかずに徐々に?となっていきます。もうちょっと普通の描写もあった方が良かったんじゃないですかね。学園生とはいえあまりに無軌道で無目的すぎるような。
 個別シナリオも衝撃的な内容でなかなか読ませるだけのものでしたが、だからこそ気になるところがチラホラと。
 過去編はなぜ天音が今のような姿になるに至ったのか、というあたりが肝だと思うんですけど、そのあたりがどうも不鮮明です。メガネを止めたことも完全スルーですし、少なくともパッと見は陽気なお姉さんになれた理由がどこにも描写されていないような。いつでも乳を半分だしているようなキャラになったのは主人公と出会う前の筈なんですが、その理由もよく……。そもそも雄二になんとしても会おうと思っていた訳でもないのだからねぇ。
 一姫のこともちょっと。バッドエンドの方を見なければクーラーボックスに残したものがわからないというのが腑に落ちません。選択肢の意味がわからないと言ってもいいかもしれませんが(なんか雄二を頼るか一姫を頼るかという選択になっているようにも?)。生死に関してもわざわざ生存説を導き出しておいてそのままスルー。どちらにせよ中途半端なような。
 個人的にすんげー怖い想像をしてしまっていたのでとても拍子抜けでした。2日目か3日目の天音の質問に対する「全て想定通りよ」という冗談が後半に行くほどそうは思えなくなってしまって。だって天才の一姫があんなギリギリまで危地に留まっているなんてどう考えたって変じゃないですか。恐らくは最初からごく少数で脱出することを考えていたのでしょうから。クーラーボックスに包丁が残っていたことから考えてもこの状況を活用したなんらかの実験とかしていたのではないかしら、とか思えてしまって。すっかり怯えながらクリックしておりましたよ。
 そんなこともあってエンディングはすっきりしませんでした。人生を語るにはあまりに色々なことが説明不足な感じです。ほとんど置いてきぼりでした。坂下父との事件以降の2人をある程度の尺を割いて描いてくれないと感情移入は難しいです。や、実際のところ2人でどうやって変わっていくかが重要だと思うんですよねぇ。
 高いレベルを目指しているのがわかるからこそ残念に思う気持ちが強いです。

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