徒然なる日記
ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。


 2012年2月2日(木)    真剣で私に恋しなさい!S継続中2
 九鬼紋白シナリオ。
 ようやく少しだけましなシナリオが出てきました。と言ってもあくまでも他と比べればで、普通の感覚ではこ紋白シナリオもあまり誉められたものではありません。いわゆる傑物であるヒロインにあっさりと惚れ込まれてしまうのは予想はしていれどもなお拍子抜けです。外見があからさまなロリだけに騙している感がひしひしと。
 100人集める試練も従来のつてが有効に作用するばかりでいささかも困難であるように見えません。人脈を普段から築いていることは確かですが、あくまでそれは主人公のライフワークであり、達成が難しいことにはなりません。まして、困ったら試練の前提条件を都合よく緩和してしまうようでは。
 救いは紋白のキャラがきちんと魅力的であること。個人的には属性がないのでロリ的な意味ではよーわかりませんが、1ヒロインという意味ならきちんとキャラも立っていたのではないかと。
 マルギッテ・エーベルバッハシナリオ。
 こちらも心シナリオ同様に(この作品にしては)あんまりSとかMとか言い出す内容ではなく意外な感じでした。てっきり、完全調教路線かと思ったのですが。
 シナリオは嘘から出た真というワンアイデアで最後まで押し切った印象。というか、やっぱりHばかりしていて、その他の描写が不足しています。マルさんと恋仲になったのに風間ファミリーはおろかクリスさえ何も言わないってさすがにどうかと思います。
 大和田伊予シナリオ。
 言うまでもなく七浜ベイスターズが全て。野球観戦とHシーンしかありません。もはや当然というべきかまゆっちのコメントは何もありません。金曜集会のシーンがあるのに……。ガクトとモロのはあるというのに、です。
 伊予の声優に村田の応援歌まで歌わせるあたりはちょっと笑いました。エロゲープレイヤーという枠で考えるとかなり少数にしか通じないネタですな。
 それにしても、制服でホテルに吶喊するとか男らしすぎます。まぁ、単に伊予の素材が圧倒的に足りていないんでしょうけど。立ちCGなんて照れるカットすらありませんよ。
 松永燕シナリオ。
 これ期待している人が多かったんじゃないかと思いますけど、ちょっと酷い内容ですね。シナリオ自体もそうなんですけど、オチがかなり落胆ものでびっくりさせられました。単純にキャラとしてもあまり誉められたものではないように思います。
 個人的な話をすると私は川神百代というキャラが好きではありません。あまりにも強力無比な存在なので。よってそのカウンターになり得る存在として現れた彼女はそれだけでも魅力を感じるはずでした。ところが、百代への配慮なのか何なのか、どうも燕本人が色々とすっきりしない。さらにただでさえ、軍師らしくない主人公がもう免停ものの駄目っぷりを露呈。挙げ句に引き延ばしていた平蜘蛛の正体がもうなんと言っていいやら。それで武道家なら核ミサイルのボタンを押せる人も武闘家でしょうよ。
 あと納豆小町という属性(?)が普通に微妙だと思います。前作において風間ファミリーの価値感が全肯定というのもちょっと気味悪かったですが、この松永納豆をほぼ全てのキャラクターが持ち上げる様子は普通に気持ち悪かったです。ハッキリ言って異様な光景でした。というか、納豆嫌いな人にこのヒロインは受け入れられないのでは。
 私は納豆は好きですが、それでも有無を言わさず人の食事に納豆をブチ込む人間がいればちょっと容赦できそうにありません。しかも、毎日のように繰り返すのですから好きになるどころではないでしょう。
 恋仲になる過程もとても苦しく、意味不明といっても過言ではないほど。そもそも自動的に惹かれている感じなのでHシーンに至ってもなぜそうなるのか、という感覚が付きまとったままでした。なにせ、選択肢で拒絶しても恋仲になってしまいますからねぇ。困ったものです。なぜ、こんな時だけ京が出しゃばって来ないのかと心の底から思いました。

 2012年2月5日(日)    真剣で私に恋しなさい!S終了
 ギルティクラウン15話。ああ、遂にこの時が来てしまいました。ヒロインよりも遥かにヒロインらしい祭が死亡。恐らく多くの視聴者は遅かれ早かれこうなることを予期していたのではないでしょうか。
 あれほどいい女でありながら主人公にないがしろにされること幾星霜。困れば余裕で慰み物にしようとするほど。ヒロインの方はまるでその自覚がないかのように週を跨ぐほど微妙な感じになっていく。もはや行き着く先は祭の退場しかありませんでした。
 サブタイトルからしてもはやアレ。これで祭が無事なら富野監督に叱られることは必至かも、というくらい。それぐらいに死兆星の輝かせ方が半端なかったです。中でも、Fクラスメンバーを助けにいく主人公たち一行がいのりを連れて行かないことに驚愕。どう考えても連れて行く人選を間違ってます。衛星兵を最前線に出してどうするつもりだ。もしかして、また前回みたいに校内で惨殺沙汰とか起こしていたんでしょうか。スカウターが壊れないのが不思議ないのりを連れて行かない理由がわからない。
 祭の献身によって主人公は助かるもキャンサー化により砕け散ってしまう。このわずかな血液以外に何も残さないところが切なさを倍加させますね。というか、服とかまで残らないってどんな症状なのかなぁ。
 主人公は慟哭し、またしても都合よく遅れて現れたいのりからヴォイドを無理矢理に引き出します。って以前に寝取られた時にもこんな反応しなかったですよ。ちょっと演出過剰ではないですかね。
 こうして主人公はいつもの通り自分は悪くないと責任転嫁して王になることを決意。確かに颯太の行動に問題がありましたが、詰まるところは自分が嫌われたくないばかりに彼に同調した主人公こそが全ての原因。なによりヴォイドを引き出している時点で間違えようもなく全ての責任が主人公に帰結するのは当然。でも、きっと微塵も自分に問題があるとは考えていません。
 いよいよ「無限のリヴァイアス」を見返したくなってきたのはともかく、根本的な視点が一切見えないのが気になるところ。迫ってくる壁に対する具体的な対処を考える方が大事じゃないですかねぇ。いくらワクチンがあってもあれをどうにかする策を用意しないことには詰みなんだし。
 
 「真剣で私に恋しなさい!S」。各ヒロインとの未来シナリオ。
 正直、どれも代わり映えしない。第三者がほとんど出番なしなのでテンポはいいが中身が極薄です。ひたすらにHしているのみ。まゆっちシナリオで妹が出たのがちょっと目新しいくらい。それにしても、なぜ登場前までのスタッフロールが????だったのでしょう。そもそも登場しないシナリオにクレジットしなければいいのでは。
 榊原小雪シナリオ。本編でのリュウゼツランにあたるシナリオ。
 これが始まる前にCG鑑賞のサムネイルの空きを見ていたので嫌な予感はしない方が無理、という状態でした。オーラスと思われるシナリオ前なのに6枚だか7枚しかない時点でもう、ね。
 義経ルートがないとは思いもしなかったのでさすがにちょっと困ってしまいました。葉桜清楚の正体も強引でガッカリ。つーか、武士道プランなのに日本人じゃないの? このあたりマープルの考えには矛盾を感じないでもないですが。世界を考えているのか、日本を考えているのか。後者のように見えるんですけどねぇ。国籍を問わないなら他が日本人ばかりなのは不自然なような。
 弁慶はHシーンはあったものの、あるだけでフォローはなしという酷い有り様。この3人は一体、何のためにいたのやら、そんな気にさえなってきます。与一はハッキリ言って「狙い撃つぜ」の人を出しただけだし。
 小雪の方も無理矢理で名を冠するに無理がありました。そもそも、過去を改竄してやり直すというのが工夫を放棄しているようで残念。主人公にはリュウゼツランアフターでこそ頑張って欲しかった。
 シナリオは梁山泊を筆頭に蛇足のオンパレードという感じでした。多くのキャラクターを出すという以外に見どころが感じられず強引さばかりが目立ちます。項羽対燕が盛り上がらないことが全てを象徴しているように思います。特に燕は壁を越えた者という表現に違和感があるんですよね。

 2012年2月10日(金)    恋愛0キロメートル1回目終了
 すでに数日前のことですが「真剣で私に恋しなさい!S」のゲーム感想をアップしました。やはり、テキストの切れが鈍っているように感じたのが残念です。特に終了メッセージの掛け合いが色濃く影響が出ているような気がします。
 
 ギルティクラウン16話。やっぱり、覚悟が足りない王さまはあっさりヘタレるのでした。というか、僕が悪役な王さまを演じてあげているんだ、という本音は先週の颯太に対する発言と食い違いすぎじゃないですかね。まぁた、状況のせいにしてアレなことを言うっていう。
 葬儀社の生き残りがなんなく壁の内側に侵入してきて王さまに好き勝手もの申すというAパート。緊張感がかけらもない上に王国崩壊の兆しが紹介の終わる前に始まっているという悲しさ。まぁ、率直に言って助かる術を持っている人間に何を言われても響きようがないと思うんですけどね。そりゃ好き嫌いでものが言えるでしょうよ。
 Bパートは体育館で衝撃の事実が発覚。ヴォイドが壊れたらキャンサー化が起こって死ぬんです。な、なんだってー!! という反応が出来ないんですけど。それはどういう理屈なんでしょう。今までどんな使い方をしても苦しむ姿さえなかったんですけど。元会長なんて何度も攻撃を受けていましたけど、あれはそういうヴォイドだから平気だってことですか? でも、個人で対空ミサイルの攻撃を受け止めるってのはさすがにねぇ。死んだ彼女だってAランクのはずなのに。いのりはOVERで武器だから大丈夫というのもなんだかもやもやが残るような。
 それ以上にその場に都合よく元会長がいるってことの方がすごい気がしますけど。いのりの方はどうやらお姉ちゃんに侵食されている様子。前々回の惨殺沙汰もこれが原因でしょうね。なぜか未だに発覚していないみたいですけど。
 
 「恋愛0キロメートル」1人目は木ノ本マヨ。
 話題の作品なんで買ってみました。けれど、初回版の新品はどうやら手に入れるのが難しそうなので、すごい久しぶりに中古で購入。初回の特典がサントラでなければ通常版でも良かったんですけど。それでも、通常版ですらちょっと探しましたけど、あまり見つからなかったくらい。
 軽くプレミアついてて定価を上回ってました。これで期待以下だと凹むなー。
 ASa Projectの作品を買うのはデビュー作の「めいくるッ!」以来。あの時は共通が良かったのに個別は急降下という残念っぷりでした。それから三作。それとなく評判は聞いていましたが進歩が気になるところです。
 ブランドの個性という意味では変わっていないようですね。共通が楽しく、キャラで笑わせるという点は。相変わらずゲーム内世界のキャラの分を越えたセリフを普通に吐いてきます。ヒロインがサブキャラに対して
 「あんたは攻略ヒロインじゃ無いからよ!」 
 なんて身も蓋もない通告を行ったり。こういうネタの使い方が不得手でないならそれなりに笑えると思います。爆笑となるかどうかは多分に相性が関係してくるでしょう。
 CG的にも頑張っていて(?)、特にヒロインのひとりである四女の乃来亜には立ちCGの表情にかなり弾けたものが用意されています。そのあまりの崩しっぷりと姉妹でそういう扱いがただひとりだけなので、最初はひょっとしてヒロインではないのでは、と疑ったほど。この素材自体も笑いに繋がっています。
 気になる点はやはり個別シナリオです。というか、気になる点は共通でも同じように出ています。すなわち、精神的な話をする時。序盤でマヨ姉が実態を主人公に知られた時やクリスマスツリーのイベントなど、一旦ギャグから離れてシリアス寄りになると途端に不安定になります。話に無理が生じると言っても過言ではありません。特に後者はリアカーで運んでいたツリーの一本を落として気付かず、そのツリーは野良犬が引きずって巣に持ち帰った、というオチでもう何と言っていいやら。もしかして、これもギャグなのだろうかと余計な気を回したくらいで。丁寧さはもちろんですが、プロットの段階でも気になるところがあるように思います。
 肝心のマヨ姉シナリオとしては悪くはないというか、本人のシナリオらしさが足りない感じ。率直に言って半分くらい五女の華シナリオになってます。強いて言うなら華を使うことでマヨ姉を語るというか。まぁ、これはほめ過ぎかもしれませんけど。
 個人的にはあまりにも自業自得な次女の咲耶と三女の実咲が痛かったです。せっかくマヨ姉と乃来亜に煽ってもらっていたのに理論武装でかわしてばかりで、三角関係のぬるま湯に浸り続けた結果がマヨ姉の逆切れ(?)告白にさらわれる重すぎる終着に。思わず笑ってしまいました。後日の慰めのセリフがまたすごくて。
 「他ルートでは、いいことあるですっ!!」
 まぁ、サブキャラでないとなかなか言えないセリフですよね(普通は発言自体がない)。何気に上のセリフと対になってるし。
 仕方ないのかもしれませんが、残念なのは導入のキーになっていた家族交換という大きな流れが終盤にはほとんど無視状態にあること。これ止めてしまうと一気に普通のゲームみたいになっちゃうんですよね。もったいないです。

 2012年2月12日(日)    恋愛0キロメートル2回目終了
 2人目は末っ子の華。
 マヨ姉シナリオに比べて惹かれあう過程がわりと丁寧に書かれていて好感が持てます。また、その段階がまさに華の魅力のアピールになっているのですんなりと入っていけます。毒舌が特徴ですが、どんな時でも主人公に対する呼称がお兄ちゃんなので、憎まれ口がなんだか微笑ましいという。「覚悟しろよ、お兄ちゃん」とか言われてもちっとも怖くありません。「むっしー」という口癖も良い感じ。家族のマスコットというポジションをあますことなく表現できています。
 しかし、シナリオが未完と言っていいラストなのが残念。ただでさえ、シナリオの中身が恋愛以外に何もないのに結局、家族に告白できずライバル宣言が精一杯。もう一押し欲しかったところ。というか、先日も書いたように華シナリオと呼ぶに相応しいのはマヨ姉シナリオですね。あっちの方がよほど自立が感じられて見応えがありましたよ。
 シナリオの都合とは言え最後まで家族交換のネタを扱っていたのはポイント高いです。せっかく男兄弟にボイスがあるだけにむっしーではもったいないですからね。
 
 2月展望。
 最初は24日の「ランスクエスト・マグナム」だけかと思ったのですが、急に目に入ってきたものが。
 それは17日の「OH!ステルス紳士〜隠密ザーメン公開中出し学園〜」(MBS TRUTH)。タイトルからして馬鹿ゲーの匂いしかしません。ステルス能力の使い方が多人数に及んでいてなかなか面白そうです。自分を見えなくするだけでなく、ヒロインたちに特定の状況を認識できなくしたり。
 原画は赤木リオ氏。初めて見る名前ですが、原画はなかなか可愛らしくエロいです。ブランドがブランドなだけにCGは望月望氏の参加した作品とよく似ていますね。
 ホームページのCGサンプルが非常に気合いが入っています。20枚という枚数もさることながら、全てのCGが3〜4段階の差分をシチュエーション説明付きで見せてくれます。全部見るだけでちょっと大変なくらい。これだけでも下手な低価格タイトルより満足度高いかも。
 シナリオライターは同ブランドではお馴染みの猫柳まんぼ氏。まぁ、過剰な期待は禁物でしょうが各シチュエーションはなかなか良さそう。

 2012年2月14日(火)    恋愛0キロメートル終了
 3人目は次女の木ノ本咲耶。
 本作は共通からしてヒロインに対する幻想みたいなものを壊してきます。特に勝手な思い込み系に関してはかなり容赦ない感じで。まぁ、それでもきちんと魅力は残っているんですけども。
 これを前提として語るなら咲耶さんはかなり徹底しております。プレイ前から信者級でないとついていくのは難しいと思います。面白いキャラだから、というそれはヒロインとしてはどうなんだ? という理由なら幾らでもありなんですけど。
 咲耶さんはエセツンデレです。幼少期からすでにデレているというのに18歳以上の作中になってもなかなかそれを認めようとしません。その姿勢はやり過ぎなほどで、時に愛情の露見を避けるために実力行使で主人公を気絶させたりして、もう完全に手段と目的が入れ替わっています。
 おまけに重度の匂いフェチ、というかもう変態と言っていいレベルに達しているのでつける薬がありません。気持ちを伝えることよりも主人公のベッドに匂いを補充すること(家族交換が行われているので主人公のベッドは咲耶さんが使用しています)や脱ぎ立てのTシャツをゲットする方が大切に見えるくらいです。むろん、これらを使ってオナるのは日課です。
 そんな咲耶さんはシナリオでもかましてしまいます。双子の妹である実咲にいつも世話になっているので贈り物をしようと主人公に提案。なぜか指輪を贈ろうとか言い出します。さすがに指輪は重いので主人公は難色を示しますが2人からなんだからいいじゃない、と押し切ります。そのくせ、自分は金がないから立て替えておけと男らしく主張。おまえそれ返す気あるのかと主人公は言いますが結果は歴史が証明している感じ。咲耶さんはしばしば妹や主人公の弟たちからジャイ○ンと呼ばれています。
 ここまで書けばだいたい想像がつくかと思いますが、指輪を妹に渡すことが出来ずガメてしまいます。ちなみに3万とかしました。主人公も言っていますが貧乏学生には高すぎるシロモノです。まぁ、咲耶が指輪を受け取るというところから考えたのでこうなってしまったんでしょうけど、ちょっとどころでなく酷いですよね。しかも、この後のシリアスな展開でこの件はなんとなく流されてしまうんですよ。さらにこれ、現時点で実咲シナリオをプレイしていないからまだましで、先にプレイしているともっと心象が悪くなるというオプションがつきます。
 4人目は木ノ本実咲。
 個別の始まりとか咲耶シナリオと同じなので途中から分岐するのかと思ったらそんなこともなく、出だしがちょっと同じなだけでした。
 双子の姉とは違って面倒なヒロインではないのでわりとオーソドックスな展開が待っています。先に咲耶シナリオをプレイしているせいか、とても同情的になり進めてました。
 終盤で主人公が昔の記憶を思い出しますが、これがちょっとねぇ。シナリオでは結構、軽く流してしまってますけど済んだことで終わらせるにはあまりにも影響が大きいような。確かに具体的に何ができるってことでもないですが。五人姉妹の中で咲耶さんだけが罪深すぎますね。この過去があって当たり前のように今の態度でいるというあたりが。
 最後の店長のオチはちょっと面白かったです。確かに予想もしませんでした。
 5人目は四女の木ノ本乃来亜。
 ギャグ&下ネタ担当。変顔もお任せの風雲児。サブキャラっぽい立ち位置を活用しての恋模様がナイス。主人公に女として反応されて狼狽するというのは定番ながら良かったです。
 シナリオの展開もホームビデオ撮影という主題で他のシナリオとは差別化が図られていて感心しました。家族交換ネタも無駄にしていませんしね。ヒロインとしても予想以上に可愛らしくて良かったです。確かに変顔の頻度が下がるとぐっと美少女っぽく見えてきます。
 これでおしまいなんですが、久しぶりに終わって欲しくない、まだまだこの世界に浸っていたいと思える作品でした。ぜいたく言えば旅行先で大冒険、みたいな番外編が見たかったです。

 2012年2月17日(金)    OH!ステルス紳士〜隠密ザーメン公開中出し学園〜開始
 昨日どうにか「恋愛0キロメートル」のゲーム感想をアップしました。さすがに話題になるのもわかる作品でしたね。なんというか、次が楽しみになる、そんな気持ちにさせてくれるあたりが嬉しくなりました。良いゲームだけに贅沢を言えばもうちょっとボリュームが欲しかったですね。
 
 ギルティクラウン17話。最近はもはやサブタイトルが出オチ状態です。前回が「王国」だったのに今回が「革命」ってわかっていても早すぎると感じてしまうなぁ。
 相変わらず学園のみなさんには思考と言う言葉が見当たりません。なぜ、こんな塀の中の権力争いに夢中になれるのでしょう。まるで塀の外には何でも夢を叶えてくれる楽園が広がっていると信じているかのようです。
 元会長の根回しがなくても、あの猪武者のような突進しか能のない作戦では王さまが見放されても止むを得ないと思います。というか、息を潜めて裏切りの時を待っているのに吶喊できるという心理状態が謎すぎます。そんなまともな統制がとれているなら王国にも簡単に反旗を翻さないのでは。助かる道、得する道が目の前にあるのに誰しも捨て石にはなかなかなれないものです。
 元会長の小物っぷりにも呆れるばかり。そもそもランク制を提唱して主人公に押しつけておいて責任もとろうとしなかったのは誰でしょうか。自分がもと統率者であったということがさらに痛さを倍加しています。恨みで行動を起こそうというならともかく、男のためですからねぇ。それで体まで売るんですからフォローのしようもありません。そんな動機でなんでアンタはそんなに偉そうなのよ、と。おじいさまが泣いてますよ?
 裏切りにはどうやらつぐみも加担していた様子。この人も大概コウモリっぷりが目につきますな。一体、何がしたいのか。綾瀬は全く説得できていないようですし。まぁ、例の男のことを元会長同様に知らされていたら綾瀬も喜んで裏切ってそうですけど、ね。
 東京タワーを倒すことで塀を破壊して外へ脱出。そして、裏切りへ。だからなぜここでなのか。外には自分たちを害する存在がまるでいないとなぜ思えるのか。そもそも塀が誰の意図でやって来たのか1秒でも考えたのか。主人公がいなくて今後もヴォイドが使えるのかはよくわかりませんが、なぜ最大戦力をあっさり捨てることができるのでしょう。意味がわかりません。
 前回の謎の男はやっぱり涯でした。なんというか、桜満集は主人公の器ではないと改めて言われているかのよう。腕をもがれた時のセリフはまさに小物そのものでした。感情移入していたらきっと情けなく思えたことでしょう。
 
 「OH!ステルス紳士〜隠密ザーメン公開中出し学園〜」。予定通り買いました。まだ始めたばかり。
 予想とは少し違ってタイトルのわりにはあんまり馬鹿ゲーらしさは出ていません。紳士の部分も主人公の妙なこだわりというくらいですし。ギャグがある訳でもありません。
 ヒロインの人数が多いせいか個性の表現は今ひとつ。まぁ、それでもこの手のゲームに予想できる範囲内だと思います。潤いに乏しいというほどではないですし。
 ステルス能力によるシチュエーションがなかなかエロいです。ただ透明になるだけではなく、物体や生物など特定のものを意識させないといった使い方が可能なのでかなり幅広いシチュエーションが用意されています。馬鹿っぽさは主にこのあたりに集約されているようです。エロいというよりシュールな状況作りとか。
 気になるのは主人公の他にも似たような能力者が暗躍しているという物語の展開。これのおかげでヒロインではない名前もないキャラにイベントCGがそれなりに多く消費されていてもったいなく感じます。
 さらに、顔が見える名無しさんはまだましで、体の一部しか描かれないキャラにもイベントCGが使われています。これも原画家が描いているっぽいのでなんだか労力の無駄遣いに思えて仕方ありません。サムネイルから推測する限りヒロインたちの1人あたりの枚数はけして多いとは言えなさそうなのに。
 エンドがあるのか知りませんがキャラは13人もいるのになぜこんな謎の配分をするのでしょうか。理解に苦しみます。まぁ、そう言っておいてパッケージにあるブラ大量盗難事件発生イベントはエロいと思ってしまったんですけどね(とはいえ、もちろん名前のあるキャラでもイベントを組むことは可能です)。

 2012年2月20日(月)    OH!ステルス紳士〜隠密ザーメン公開中出し学園〜継続中
 2周目まで終了。
 予想以上に物語らしいものはありません。先日、主人公の他にも似たような能力者が暗躍しているということを書きましたが、なんとこれは特定のルートのみなのか基本的に何もないまま終わってしまっています。さらに、ヒロインたちにはどうやら個別エンド(ルート)というものがないようです。2人から3人で1ルート。どうやらバッドエンドすらないのか、3人のうち誰か1人を未攻略であってもお構いなしに3人エンドを迎えてしまいます。さすがにちょっと作りがテキトー過ぎるような。
 スタッフロールを見たところ、モブキャラ原画というクレジットがありました。これが顔無し名無しキャラの担当ということなんでしょうね。メイン原画家の負担を減らすという効果を果たしているのでしょうが、1タイトルに含まれる容量的な意味ではやはり、もったいなさを感じます。キャラデザに魅力を感じていればいるほど納得できないものがあるような気がします。個人的にはテキストはともかく、純粋にCG(原画)としては1人頭4枚(例外はあります)は寂しいです。いくら他に複数人のCGがあるとはいえ。……もしかすると不可解なシナリオの展開はこのモブ原画を活かす方法を考えてこうなっただけなんでしょうか。ソフトハウスキャラとかアリスソフトの大作とかにある息抜き的なサブ原画みたいな。確かに枚数も枚数だから同様の使い方ではツライんですよね。存在感を主張しすぎなので。まぁ、そのわりにはメイン原画家もこの流れのCGを数枚担当しているんですけどね。
 パッケージでも触れられている多彩なシステムはもうひとつというところ。ステルス状態の主人公のCG描写2段階(不透明or半透明)はサムネイル画面で全ての差分×2となってしまう点を除けばまぁいいとして、残るものが手間もかかっているのに残念な感じです。
 「ステルス中出しゲージ」は見た瞬間にダメだしされないのが不思議なほど。巨大なビーカーのようなグラフに精液が溜まるだけ。しかも、ヒロインたちのイベント配置はほぼ平等なため、途中経過を見てもあんまり意味がありません。終わりがわかりやすく却ってネタバレっぽくもあるような。
 「お手軽エッチマップリンクシステム」はどう見てもただのマップ移動にしか見えません。選ぶ前にHシーンかどうかがわかるだけ。しかも、二択の場合はどちらかわからないという謎の不親切ぶりも完備。ハーレムルートがあるなら意味もありそうですが、あるのかなぁ本作に。あっても素材はすごい少なそうですけど。
 「脳内凌辱チェッカー」はヒロインたちの精神状態がわかるというのですが、せいぜいイメージ程度。満喫するにはBefore、Afterを完全に覚えておかなければならず、しかもそうしたところで大した意味はないという。ここで用意されるテキストもわずかに1行程度。チェックする方が悲しい気分に。自分で盛り上げる必要がありますね。
 いつものお馴染み「テック@フルアニメーション」はここまで各キャラ1回ずつ搭載。出来の方はセンスも関係するのかエロいものとあまりそうでもないものがあるように感じました。志瑞芽依のものなんて他のCGを使った方がよほど効果があったような。シナリオも配慮した方がいいと思います。ダウナーな時のやつに用意されてもねぇ。

 2012年2月22日(水)    OH!ステルス紳士〜隠密ザーメン公開中出し学園〜終了
 最後まで行きました。
 全部で5周。同時攻略ができるのかはわかりませんが、律儀にまわったためにかなり時間がかかりました。理由は幾つかあれど地味に大きいのはスキップモードに入ってもそれが継続してくれないことですね。コンフィグで調整してもマップ移動時には必ずキャンセルされてしまうので意味がありません。よしんば効いたところで選択直後に数秒間のアイキャッチが入るため、やはり早くはなりません。他作品でもたまに見えますけど、こういう仕様はどんな意味があるんでしょうねぇ。アイキャッチ用素材を描き下ろしているケースならまだ理解もできますが……。
 予想通りハーレムルートはありませんでした。この設定でないというのもかなり思い切った措置だと思います。パッケージにもあるようにあくまでハーレム「気分」でしかないんですね。同グループの複数人プレイで我慢しなさいというところでしょうか。
 物語的なものは強いてあげれば先生たちのルートがそれに当たりました。しかし、ごく軽く種明かしをするだけなので話としての発展性はまるでありません。要するに他ルートと代わり映えしないですね。
 それに加えて、マップ移動でHシーンが発生しない場合のテキストに全く意味がないため(基本的に使い回しで2〜3行で終わってしまうから)、本作はフル化して回想シーンを見るだけで事足りてしまいます。さすがにこれはどうかと思います。すきずきでするのではなく、その方が効率よくストレスなしにプレイできるというのではねぇ。オープニングもあらすじを読めば十分ですから。
 「OH!ステルス紳士〜隠密ザーメン公開中出し学園〜」もこれにて終了。ゲーム感想は近日中に。

 2012年2月25日(土)    ものべの体験版
 先日どうにか「OH!ステルス紳士〜隠密ザーメン公開中出し学園〜」のゲーム感想をアップしました。いかにも粗削りな作品でしたね。CG(原画)には光るものがあるので他要素が少しは良くなった次回作を見たいです。
 
 ギルティクラウン18話。えーと、実は先週から疑問だったんですけど、どうしてみなさんはあれが涯だってわかるのでしょうか。個人的には雰囲気がちょっと似ているだけの別人に見えるんですけど。いえ、別にあんなことをしでかしたからではなく。普通に見た目が。
 王さまを奈落に突き落としていい気味だと見ていたアルゴさんが急に態度を変えるのは変な感じです。王さまである主人公に非道を働くのはかまわないのに他の有象無象な生徒たちは構うってのはどうもよくわかりません。そもそも、相手が誰であれ酷い目に遭いたくなければあんなことをしては駄目でしょう。ましてや目的意識もないのだから。実際、主人公はあんなちぎれるように腕を落とされていたらショック死していても不思議はなかった訳で、そうでなくてもあんな不潔なところで出血多量になれば命に係わるのは当然。医療キットだってまともなものはないでしょうし。涯が現れたことは予想外でしょうけど、そうでなくても私刑になっていた可能性は否定できないだけにアルゴは一体どこまで考えていたんでしょうかね。お母さんも同様です。息子の腕を奪っておいて、許してもらえる余地がもしかしたらあるかも、とか思ってそうなあたりがちょっとどうかと。
 それにしても、元会長の転落ぶりがあまりに半端ない。前回、おじいさまが泣くと書きましたが、まさか殺ってしまうとはねぇ。あからさまにキャラとしていらないと言われたようでもうね。涯に対する態度もまるで奴隷か何かのそれでもう見ていられません。
 18話まで来てもいのりは意味不明すぎて困ります。未だに主人公に懐いている理由がかけらも理解できないし、なんだかよくわからない変貌を遂げるし。意図的にしても説明不足が酷すぎます。感情移入のしようがないですよ。
 
 「ものべの」TG掲載体験版。恐らくオフィシャルホームページで第1話として配信されているものと同じだと思います。
 予想以上に良い出来になりそうです。タイトル画面の段階から良い雰囲気を感じさせます。田舎を舞台にした作品に相応しい音楽が初手から耳に心地よいです。
 CGは雑誌などの写真で見るよりも実物の方がより良く見えます。キャラクターだけでなく背景まで丁寧に描き込まれているので実に見応えがあります。ここでも田舎ゲーの雰囲気はいささかも損なうことなく、綺麗に調和しています。
 イベントCG、立ちCGとも見せ方を含めて構図が考えられているので、見ているだけでキャラクターたちの活き活きとした様子が伝わってきます。小さなところでも飽きさせない、単調になり過ぎない工夫が感じられます。目パチ口パクなんかもしっかりと。最近のゲームでは珍しいですよね。
 テキストはとても丁寧で好感が持てます。妖怪たちの共存するものべの村、いわば異世界に地に足のついた文章でゆっくりと案内してくれます。疑問が浮かぶ度にしっかりと答えてくれるのでストレスなく進められます。
 キャラクターはまだまだ序盤なのでヒロインの他は少数ですが、しっかりと立っているのは伝わってくるので数が多くても心配することはなさそう。ヒロインたちがサブキャラに負けるなんて心配も杞憂かと思います。
 ほとんどべた褒めですが、気になる点を挙げるならやはりシナリオでしょうね。どうやら大きな本流がありそうで、そこに個別シナリオがどういう扱いになっているのか。シナリオ担当も2人ですし、そのあたりの役割分担も肝になりそう。もちろん、分量も重要です。必要十分なだけあるか。
 取りあえず、期待する価値はあるのではないでしょうか。

 2012年2月27日(月)    ‘&’−空の向こうで咲きますように−体験版
 TGバージョンをプレイ。
 ちょっと前に確か、「真剣で私に恋しなさい!S」を買った時に体験版ディスクをお店がつけてくれたので試してみようと思うもテックジャイアンにも掲載されていたのでそちらをインストール。店員さん、あなたの気遣い(か?)は別に無駄じゃないと思います、よ?
 最近はワイドモニター対応の解像度が増えてきましたね。一番最初に立ち上げた時に横長でも気にしなくなってきました。なにやら警告の類がやたら多くて気勢を削がれながらもスタート。
 システムが軽くて使いやすいのでいきなり好感触。このあたり、慣れているユーザーだと立ち上がった直後くらいから雰囲気を感じ取れますよね。エロゲーというジャンルだと内容が良くないのにシステムはすごい使いやすいということはなかなかないですから。むしろ、一番後回しにされそうなところだし。例外はよそから借りる場合でしょうか。最近はあまりプレイしていませんけど、戯画系列だとあり得るかもしれませんね。出来が悪かった訳ではないけど、「真剣で私に恋しなさい!」みたいに「この青空に約束を−」のシステムを搭載しているとか。
 閑話休題。
 かつて子供の頃に冒険したメンバーが当時と同じ出来事を期に再び集うというストーリー。8年前と今の違いを経験するという流れがなかなか楽しいです。個人的には1時間くらいでも、もしくはイベントごとに度々とかいう感じで8年前の回想シーンが入ると良かった気がします。細かいところを見せつつもぼかすようにすればプレイヤーも今以上にワクワクできますし。
 あえて難をあげるなら幼なじみたちが見つかるのが早すぎて拍子抜け、ということでしょうか。あまりにもあっさり見つかってしまうので予定調和にさえ感じられてしまうという。これで全員が一気に同調していたらとてもテンションが下がっていたでしょう。それと主人公がかなり残念な人ということかなぁ。ヒロインたちの目の前で女装した男を相手に熱を上げてしまう。しかも、ヒロインたちが白い目で見ていることを知りながらガン無視。お調子者のなのに空気が読めないという痛さを随時発揮していて、そのくせ他人の評価を下したがるようなところあり。案の定、体験版の終盤ではいっそ見事なほどのミスをやらかす。しかも、そこから立ち直る理屈がお前が言うな、的な内容であるあたり。本編をプレイすると困った意味ですげぇハラハラしそうです。
 あれ、なんだか結構、毒を吐いているような気がしますね。まぁ、主人公に関しては相性が大きな鍵を握っているでしょうから話半分くらいな感じで。ええ、人間味はありますから、多分。
 中盤すぎに入るアニメーション演出にちょっと驚きました。クオリティもそこそこあって悪くないと思います。繰り返す気満々なので人によってはしつこいと感じる時も来そうですね。
 CGは立ちCGが全体的に光る出来です。会話劇を彩る豊富な表情はなかなかに魅力的。特に麗の表情は贔屓されてんのかな、というくらい良いものが多いです。背景は綺麗なんですけど、ひとつの街を舞台にしているわりには枚数がそれほど多くないような気がします。
 音楽はバラエティ豊かですが、それだけに好みがわかれそう。ラップ調の曲とかもありますし、サントラで聞くにはちょっと不向きかも。あくまでも思い出メインならいいですけど。
 TGバージョンの特色であるHシーンはなんだか違和感がありました。主人公像のせいかと思いますけど、体験版の段階ではそこまで関係が深まる様子がにわかには想像できないだけに。あと2人のHシーンが全くそのまんま繋がって発生するのでかなりびっくりしました。しょうがないけど言っていることが真逆すぎる。まぁ、言うまでもないでしょうけど、エロ度はあまり高くありません。頑張っているとは思いますけど。
 なかなかレベルの高そうな作品ですね。好き嫌いはわかれそうですけど。

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