徒然なる日記
ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。


 2012年8月2日(木)    創世奇譚アエリアル1〜2回目終了
 もう先週の話ですが「初恋1/1」のゲーム感想をアップしました。なんというか、もともとそれほど期待していた訳ではないとはいえ、それにしてもな作品でありました。せめて20周年記念とか余計な冠が付いていなければね。
 
 今週(いえ、もう先週ですね)のお買い物は表題作と「すぽコン!〜SPORTSWEAR COMPLEX〜」の2本。気になるタイトルページにないことからわかるかもしれませんが、悩みながらの購入でした。ライアーソフトの「平グモちゃん」なんかも気になっていたのですが、体験版がまるでピンと来なかったので表題作を買うことに。デビュー作の評判が芳しくなかったのでびくびくものでした。表題作から始めたのは単に「すぽコン!〜SPORTSWEAR COMPLEX〜」がヨドバシでは売り切れで通販で手に入れたため。
 閑話休題。
 1人目は柏木りさ。
 正直なところ、途中で日記は書きにくかったので1周目が終わってからになりました。……と考えていたら間もなく2周目も終わってしまったと。
 まぁ、出来の方は悪くないです。むしろ、良い方に属するでしょう。好みで全てを決してもいいのでは? と言ってもいいくらいにはしっかりと作り込まれています。この手の作品にご都合主義はつきものでしょうし。
 と、書いたんですが、そうは言っても気になることはある訳で。
 何よりも一番は本作が複数のヒロインを擁していること。フローチャートを見れば一目瞭然なんですけど、本作は誤解しようもないくらい一本道のシナリオなんですよ。なのに、ヒロインが複数いるという座りの悪さ。最後だけ選択肢で相手を選ぶというシステムならばまだしも、しっかりとフラグをたてる形で、です。
 物語の実際の展開も同じく起きる出来事に対してヒロインをすげ替えるだけ。ある意味、これこそが最大のご都合主義かもしれません。まぁ、だから1周目が火曜夜までかかったのに水曜中に2周目が終わってしまったんですよ。あまりにも落差があり過ぎです。
 結局、ヒロイン(ルート)が複数いるのはなんだかもったいつけた印象ばかり強めてしまったような気がします。特に各キャラ関連がそれで、さんざんもったいつけたり、くどいくらいに描写を用意しておいて最後には何もないまま終わってしまう。そんなのが幾つもあります。りさルートで言うなら涼子さんのことやリリエンソール大尉のこと、尾身と未来のこともそうでしょう。院長なんて脇キャラでさえなんだか思わせぶりです。でも、何にもありません。
 シナリオ上でもやはり、突っ込まずにはいられない箇所が何ヶ所かあります。例えば6章とかね。一見して脱出する主人公はカッコ良いですけど、あの自傷行為はあまりに呑気すぎるでしょ。SPOOKが来たらどうするつもりだったのか。つまりは余裕の成せる技でしかなかったというね。結果論ですわ。
 ところで、バレバレすぎるオチはそのまんま過ぎて却って驚きました。というか、理屈に合ってなくないですか? またすぐ会える、って言葉がりさとそっくりになった妹と再会するって意味だなんて強引すぎでしょ。なんか翻訳を間違ったかのような微妙なズレを感じましたよ。っていうか、愛し合うとか言ってませんでしたか。それでいいのか?
 2人目は工藤涼子。
 最初は兄貴用ヒロインかと思っていたので驚いて、ちょっと感心しながら進めたらやっぱりそうだったという個人的に面倒くさい流れがありました。
 真面目な話、この人をヒロインと呼ぶのは語弊があると思います。だってHシーンもなければ恋仲にもならないという衝撃のオチ。兄貴のために主人公がお膳立てして去るという謎すぎるシナリオ。なんで童貞の弟がプレイボーイの兄貴にそんなことをしなくていけないのか心底、不思議でありました(ああ、リリエンソール大尉とのアレがHと呼んでいいなら童貞ではないですね)。主人公にあるのは妄想によるHシーンのみ。それもある種のダッチワイフ付き。もはやホラーです。なんか鬼畜ルートのカカロのためにナナスがフラグを立てる「ママトト」を思い出しました。
 それにしてもラスボスとの最終決戦はいくらなんでも業が深すぎませんか。主人公が知らずにしたことはそうまで罪深いのかとあまりの憐れっぷりに泣きそうでしたよ。りさルートの場合、彼女が恋人であったのは紛れもない事実ですから構いませんが、涼子ルートでは恋人でもなんでもないじゃないですか(未来においても違う)。ちょっと痛すぎて正視できませんでしたよ。
 己に勝つのがしばしばクローズアップされる重要なファクターであるのはわかりますけど、ここまで嫌がらせのように立ちふさがるものでしょうかね。フィギュアヘッドを味方に分析されるシーンは本当にもうね……。
 どうでもいいですけど、本作のHシーンは油断すると笑いそうになります。特にお兄ちゃんのは。

 2012年8月3日(金)    創世奇譚アエリアル終了
 ということでさらっと終わってしまいました。1周目以降はホントに急転直下という感じでしたよ。テンションだだ下がりですっかり作業プレイですた。
 3人目は美咲未来。
 頼りにならない幼なじみって思った以上に痛いですねぇ。これは思わぬ発見でした。数多のゲームにおいては主人公の理解者である幼なじみはスペックが高いことが多く、必ずなにがしかが主人公を頼もしく支えてました。なので、本作のような幼なじみはちょっと貴重です。スペックはことごとく主人公に及ばず、大人か子供かという視点においてもぶっちぎりの差がついております。しかも、駄々っ子のごとく子供でいたいを連発してくるという。
 正直、本人のルートでもないのに延々と悪友と大人になりたくないという掛け合いを見せられるのはうっとうしかったです。だって、コレ最終的に悪友とくっつくために必要なシークエンスなんですもの。りさルートでは何食わぬ顔で尾身と結婚してますからねぇ。主人公、普通にやさぐれてもおかしくないと思いますよ。恋人は海の藻屑で凪とも永遠にお別れなんですから。
 本シナリオも当然というか、やっぱり妄想恋人プレイでした。しかし、何を考えているんですかね、構成を考えた人は。現実が1回しかないのに妄想シチュエーションは回想を含めて4回とかあるんですから。それしか方法がないりさは仕方ないとしても他2人は違うでしょうに。ヒロインを複数、出した意味がほとんどないんですよねぇ。
 結局、リリエンソール大尉も院長も意味ありげなだけでまともなオチというか出番はありませんでした。というか、院長のイベントとか見る限り最初は宇宙編とか少しはあったんじゃないですかねぇ。現状ではスクープネタは何の意味もないし。
 ラストは星海凪。
 これは別枠で鑑賞モードに入っているショートシナリオ。ハッキリ言って番外編です。SPOOKがいなかったらという身も蓋もない世界観でのお話。まぁ、これはこれで悪くないと思いますけど、個人的には本編の流れに則った上で凪を助けたかったなぁ。だってこのショートシナリオがあって嬉しいのは本編で見せてくれた凪の変化していく姿が可愛かったからですからね。
 内容もちょっと。プロムに誘う相手探しのために未来が話をつけた相手に玉砕覚悟で告白するという、あまりに刹那的な恋人の探し方。で、その相手が凪でしたよ、という。好きかどうか全く関係ないあたり恐れ入ります。それともこれが未来(ヒロインではない)の恋人の探し方なんでしょうか。
 ちなみにこのショートでも未来さんはサブキャラの尾身と敢然とくっついています。それも3年連続の学園ベストカップルとか。本当に本作はこういうところが情け容赦ないよなぁ。未来が好きな人にはちょっと微妙な処置なのではないですかねぇ。少なくとも私なら嬉しくないです。
 長かったような短かったような「創世奇譚アエリアル」も終了。ゲーム感想は近日中に。

 2012年8月9日(木)    すぽコン!〜SPORTSWEAR COMPLEX〜1〜4回目終了
 先日のことですが、どうにか「創世奇譚アエリアル」のゲーム感想をアップしました。やっぱり、もったいないと思ってしまう作品でしたね。しっかり作ってあるがゆえに舵取りの選択が残念でなりません。
 
 「すぽコン!〜SPORTSWEAR COMPLEX〜」。
 この作品、予約とかしなかったんでいつも買うヨドバシでは買えなかったんですよ。これを神の啓示と解釈して買わなければ良かった。何を血迷ったのか滅多にやらない通販で買ってしまうとは……。
 まぁ、率直に言って残念な出来ですわ。こう何と言っていいのか……、本作は紛れもなくフェチ系のゲームに属すると思うんですけど、どうも自分自身をわかってないというのか、こだわりが見えません。私の好きなB級ゲーム「Sweet Pleasure」に設定はよく似ているんですけど、かなり違いますね。小粒なところはよく似ていますけど。
 このタイトルでありながら主人公にスポーツウェアに対するこだわりは全くありませんし、結果的にもあまりこだわっていません。Hの時は部活の時が多いから着ているものも自然と……、という感じ。なのでスポーツウェアでないこともわりとあります。アンナは11個の回想枠中5個、兎は同じく11個中4個が違ったりします。一方で1個くらいしかないヒロインもいたりしてバランスが悪いですね。
 CGとテキストの不一致も散見されます。ずばりエロに関する部分なので無視できるものではありません。テキストでエロいのかと思わせてCGはそうではなかったという残念さ。無駄に損している気がします。
 そもそも全体的にエロくないというのが困りものです。設定からしてヒロインの方が勝手に言い寄ってくる、というものなのでエロさに繋がりにくいんですね。それでいて、勝手に好きにもなってくれるという激しい盲導犬っぷり。もうよっぽど他にプラス要素がないとエロくなるのは無理でしょう。
 体操着の衣装なんかも足を引っ張ってます。エロゲーなのにブルマでないという時点でかなり疑問符がつくのですが、代わりのデザインがまた微妙で。ワンピース水着のようなものを着て、上半身に通常の体操着の上着を重ね着するというもの。まぁ、実写であればそれなりにエロいかもしれませんが二次元では虚しいばかり。おわかりかと思いますが水などがかかって上着が透けても微塵もエロくないという悲しさ。海で絶対にパーカーを脱がないヒロインがエロいはずありませんよね。
 構成も問題です。共通で2人のヒロインとHした上で3回のヒロイン選択が発生します。ところが、この3回は個別シナリオ前のいわゆるお試し期間なので、ヒロインたちの勧誘行為は本番には至らないおとなしいものばかり。3人はともかくとして、共通でHした2人は先に進むことでむしろグレードダウンしているということで、かなり奇妙な絵面になっています。逆効果とまでは言いませんけど、さり気に肩透かしではないんでしょうか。
 テキストも「Sweet Pleasure」のように馬鹿で憎めないということもなく、実に無味乾燥。クリックするのが億劫になるレベル。おかげでそれほどボリュームがある訳でもないのになかなか終わりませんよ。

 2012年8月24日(金)    竜翼のメロディア-Diva with the blessed dragonol−TGバージョン
 かなりサイト放置ですみません。こんだけ空けたのはかなり久しぶりのような気がします。まぁ、単にネタがなかったからと言えばそれまでなんですけど。
 
 「竜翼のメロディア-Diva with the blessed dragonol−」TGバージョン。
 以前もWhirlpoolはこのタイプがあったと思うんですけど、体験版ではないんですよね。本編にはないこのためだけの特別版。なのであんまりあてにはならない感じです。なにせボリュームもほんの1時間程度しかありませんし。雰囲気をちょっと感じる程度。ヒロインのキャラだけはつかめるかどうかくらい。
 そのせいなのかどうなのか、テキストはちょっと不安を感じるようなところもありました。まぁ、ちょっと気になるくらいなのでどうにもならない、なんてことはありませんけど。
 ヒロインたちは短い内容でもそれなりにキャラも立っていて悪くなさそう。ただ、クロエ・メルトラムだけは普通にサブキャラかと思いました。いかにも、攻略不可で惜しまれるような、そんなキャラに見えたので。で、実際のサブキャラはほとんど登場せず。そういう意味では本当の掛け合いは見られていないのかな、と思いますがどうなんでしょ。
 前作が残念な仕上がりだっただけに今回は大事なんですがどうでしょうねぇ。取りあえず、題材が前作よりも興味が持てるのは幸いですけど、それでも期待値をあまり上げずに臨むのがよろしいのではないかと。
 
 本日はリハビリ扱いということで短めに。

 2012年8月27日(月)    門を守るお仕事体験版
 16ターンまでプレイできますが、その範囲に限っても一部のイベントやCGなど体験できないこともそれなりにあります。1周目でも1時間程度。2周目以降は30分程度で終わります。恐らく、ソフトハウスキャラらしく完成版も1周にかかる時間は少ないでしょう。
 感触は良くも悪くもいつものソフトハウスキャラ作品という感じです。
 ゲーム内容はタイトル通り門の守備であるため、基本的には受け身です。どのような施設を用意して待ち受けるか、というあたりは「巣作りドラゴン」にも似ていますが、こちらは人間であるせいか、あちらよりもさらに受け身な印象。基本はまともに戦わず戦力を減らした上でどうにかする、というスタイル。ユニットの移動や作戦など戦闘中は自動と言いつつ、できることはあるのでその辺りでもイメージは異なると思われます。
 難易度は慣れるまではなかなか高そう。1ターンにひとつしか行動がとれないのと慢性的にお金が足りなさそうなシステムなので。特に問題なのが戦闘中に作戦を使うとお金がかかること。つまり、下手である方がよりお金がかかってしまうのです。上達しないとしんどいですね。
 戦闘と言えば表示が少しわかりにくいです。お金が普段の戦闘画面では表示されないとか、使用したターン制限のある作戦が今も効果が続いているのか見た目でわからないとか。現状のままでは結構、不親切な感じです。
 戦闘自体はやり方次第ですが、面白いと言えば面白いです。ただ、敵の戦力をまるで削らずに行うと凄い数になって異様に時間がかかるので印象もあっさりひっくり返ってしまいそうですけど。まぁ、その前に敗北してしまうと思いますが。まぁ、体験版の範囲では基本職くらいしか用意できないので、この先でまた違いが出てくるかもしれません。
 キャラクター配置はうまくキャラが立っている上で上手に役割分担ができています。ハーレム傭兵団という設定が活きているのではないかと。ハーレムを前提として個別に分岐する構成も応用がききそうでいい感じです。唯一、気になったのはヒロインたちが戦闘シーンに顔を出さないことでしょうか。見た目や成長もそうですけど、ボイスも重要な要素だけにいないことがむしろ、不自然なような。そのうち顔を出すのでしょうか(でも、画面に対するユニット数を考えると出ないような気も)。
 今のところ、買うつもりが揺らぐことはありません。そこそこ期待してもいいのではないかと思います。心配なのは周回要素かなぁ。何を引き継げるのか。これによって意欲に大きな差が出ますからねぇ。久々にコンプリートできるといいなぁ(遠い目)。

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