徒然なる日記
ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。


 2002年4月2日(火)    女教師スタート
 弱りながらもなんとか「真昼に踊る犯罪者」のゲーム感想をアップしました。ほとんど2日かかってしまいましたが。相変わらず誉めるのは苦手で苦労しました。どの程度、伝えられたか少々心もとないですが。
 
 「女教師」。取りあえず1回終わったくらいですが、ちと予想外ですね。ひとつのルートが想像以上に短くて驚きました。正直、これで終わり? というくらい短いです。調教というほど手間をかけていない、そんな印象。
 他のルートも同じなら「女教師モノ」ショートシナリオ集という感じの作品ということになりますが。

 2002年4月3日(水)    女教師進行中
 昨日はそれほど感じませんでしたが、このゲーム胸くそ悪いです。シナリオは藤堂炎之華の祐一郎サイドなんですが。
 この祐一郎サイドは、かつて女教師がらみで苦い経験をした主人公が転校先の学校で女教師に復讐する、というストーリー。ポイントは教師がけして善人ではない、実にいい根性の持ち主であること。少なくとも結城歌穂はそうでした。しかし、炎之華にはそういうところがありません。そんな訳でのっけから主人公の大義名分にも苦しさが漂っていました。
 で、実際に主人公がとった手口は、言うことをきかなければ炎之華のただ一人の肉親である妹(しかも不治の病で入院中)を襲うというもの。しかも2回目からはその妹を病院から拉致して監禁。その上で要求する徹底さ。どこからどうみても犯罪ですが、主人公は教育の一環だとしか思っていません。
 あげくに(選択次第では)妹ともども輪姦してしまう外道ぶり。妹はそのまま病が悪化して死亡。主人公はそれを自業自得だとのたまいます。それだけでなく、喪服プレイが出来て良かったとまで。
 これがプレイヤーの分身だというのですから、いやな気分になるな、というのは少し過酷な要求であるように感じます。ライターさんももう少しプレイヤーのことを考えて書いて欲しいですな。「現実は小説よりも奇なり」という言葉ではありませんが、最近は現実に不快な気分にさせられる犯罪が多いだけにこういう展開には憤りを感じてしまいます。しかも、主人公はここまでやって肉欲だけで相手を支配できると本気で思っているのですから。
 まぁ、さすがにこのあとで主人公は刺殺されましたけれども。主人公が死んでスッキリしたゲームは初めてですよ。

 2002年4月4日(木)    Marronの新作
 体調も徐々に戻りつつある中、「ガイア−Save the Earth−」の感想をアップしました。病気の時にプレイしたせいか、欠点のイメージが素晴らしく悪いです。ちょっと差し引いて読んだ方がいいかもしれません。まぁ、どのみち私がこのゲームを人に薦めることはありません。
 
 雑誌でもようやくMarronの新作が発表されました。ほんのちょっとですけど。
 タイトルは「お姉ちゃんの3乗」。簡単な説明によると、同居する従姉のお姉ちゃんが時空のゆがみによって「お子さま体型」、「素直に慣れない」、「ナイスバデー」の3タイプに分裂してしまう話だそうです。
 まぁ、それはそれで楽しみですが、一方でため息をついたのも事実です。「秋桜の空に」をプレイした方ならば全員が同じことを考えたと私は確信していますが、このタイトルを見れば普通は「すずねぇ」が3人になったと思うじゃないデスカ? 
 そうしたらもうえらいことに。ママが5人なんて設定が足元にも及ばないくらいの甘やかされっぷりを堪能できたはずなんですから。そう思うと残念でなりません。つーかおまけかなんかでだけでも実現してくれないでしょうか。
 
 アクティブの「FEARLESS]」もようやく記事が掲載。ストーリーを読んでみましたが…………、う〜む。正直、ライターが枕流氏でなければどう考えても買いそうにありません。CG的にもどうもねぇ。線画で見たときにはもちっと好みかと思ったんですが。
 
 明日はいよいよ「Ripple〜ブルーシールへようこそっ〜」の発売日。ひとつのソフトがここまで楽しみなのは実に久しぶり。そんな訳ですので、もちろん「女教師」は中断することに大決定。
 デモもすでに100回以上は見ましたですよ(そんなのアンタだけです)。どうか見極めた予測程度には楽しめますように。
 
 コミック「ハンター×ハンター」14巻購入。

 2002年4月5日(金)    Ripple〜ブルーシールへようこそっ〜開始
 秋葉原遠征。今日はまさに「Ripple」のためだけに遠征したと言っても過言ではないのでブツを手に入れるや即撤収。それでも各店を歩いて、一番気に入ったテレカの絵柄の店で買うくらいはしましたが。にしても発売本数が少ないせいか、今日はどこもかしこも「Ripple」のデモばかり流していましたな〜。ちと恥ずかしいものが。
 レジに並んだときに陳列してあったので、迷いながらも「Wind −breath of heart−」のお試しセットbook購入。例のバーコード不備のために手打ちで対応しているみたいでした。おかげでレジ作業は少し遅かったですが。「Ripple」が終わったらやってみますかね。
 
 で、早速の1人目はヒロイン森本奈海。
 CDが1枚しか入っていないと知ったときには嫌な予感がしましたが、プレイしてみればそんなこともなく、なかなか面白いです。
 「とらハ」シリーズほどではありませんけど、個人ルートに入っても他のキャラが出てきてくれるのは高ポイント。会話も結構、面白いですし。
 ボリュームは大きいとは言えませんが、限られた枠の中で必要最低限以上のドラマはきちんと展開されていて好印象。贅沢言えば、同じ話でもこの倍くらいは尺を使って欲しいですけど。
 残念なのは複数回Hは実装ではないこと。CD1枚の時点でほぼ確信していましたが、あると思っていただけにショックですわ〜。まさか初めてで風呂→部屋へと移動するなんて思わないじゃないですか。つーか、初H前に一緒に風呂になんて入らないよ、普通。
 一応、フォローしとくと加藤あおいと川上由里己には2回あるみたいです(回想モードで確認)。でも、あおいは恐らく1回は過去のシーンだろうしね。
 あー、でもホント、これで複数回Hをまともに実装していたなら、かなりのお気に入り具合なんですけどね〜。ボリュームが欠点とはもったいない限り。
 
 テレビ東京のPM11:50くらいからやっているスポーツニュースを見て驚きました。クウガのヒロイン桜子さん(村田和美)がキャスターとして出ているじゃないですか。しかも、平日はずっと出ている様子。取材とかもしてますし、これはかなりの出世と言うべきなんでしょうか。なんにせよ、楽しみが増えました。きっと五代くんや椿さんも喜んでいることでしょう。
 
 コミック「ゴールドパンサーズ」1巻購入。

 2002年4月6日(土)    Ripple〜ブルーシールへようこそっ〜継続中
 2人目は加藤あおい。うあああああああああっ! とか叫びたくなるほど可愛いです(のっけから冷静さを失って申し訳ありません)。第一印象で気に入っていて、実物も良いとなるともう防御不能ですな。
 素っ気ないのは関心がない訳でも感情の動きが鈍いのでもない。そういうスタンスなのだ。その短い言葉と視線が多くを語りかけてきている。あおいという存在をこれ以上ないほど。
 「やましいこと、してやる」、「めでたくフリーになりました」、「惣一のサイズは体で覚えてるから」など1度のプレイで覚えてしまう印象的なセリフがずいぶんと多いのもあおいの特徴。そのセリフが日向裕羅さんの新境地とでもいうべき発音で紡がれるのはまさに快感のひとこと。こんな声が出せるなんて思いもよりませんでしたよ。
 こういった「いい女」のシナリオでは主人公のヘタレ度が問題になってくるものですが、どこかの孝之くんに比べれば遥かにましだったので良かったです。ちゃんと間違いを認めて成長してくれましたから。
 Hシーンは過去ではなく、現在で2回ありましたが、意義としては1回と同じ。「とらハ」シリーズのような複数回Hというか、らぶらぶ編がある訳ではありません。ホント、会話も良いですし、これさえ備えていれば今年一番と言い切っても問題ないほどなんですがねぇ。そういやCGが少ないのに、それを意識させないのも「とらハ2」に似てるなぁ。
 昨日は触れませんでしたが、仕事中のチビキャラは「Pia3」同様、あんまり可愛くありません。やはりチビキャラは「Pia2」や「こみパ」が未だに最高峰かと。ひとえに才能というか、センスの違いでしょうが。
 
 3人目は飯塚カノコ。何でも占いで決める女の子という設定なんですが、もしこれを属性のようにとらえるなら反則というか、失格な感じ。まぁ、ありがちな流れ(主人公が占いを止めさせるような)に陥るよりは良かったと思いますが。
 すでに穴が開くのでは? というほど見たデモですが、やはり画像が綺麗になるとそれだけで嬉しいものです。つーことでまた見まくってます。残念なのはエンディングにこれと対になる曲がなかったこと。オープニングがこれだとやはり寂寥の感が拭えません。
 昨日は書かなかったことその2。ぜひ欲しかったものとして立ちCGの鑑賞モードが挙げられると思います。とにかくこのゲームはキャラクターが多彩な衣装に着替えるゲームなのでぜひとも欲しかったのですが。ゲーム中に1回しか出ないのとか、あるいはデモにしか出番のないもの(奈海の水着)とか、もしくはデザインはしたけれどもゲーム中、デモ共に未使用のものとかあるんではないでしょうか。ああっ、あおいの水着姿(+パーカー)がっ!?(馬鹿です)
 昨日は書かなかったことその3。CGモードを見てメガネの枚数が極端に少ないことに気付く。ブラボー!! なんてよいことなんでしょうか。まるで製作中から人気投票最下位を見透かしていたかのよう。本当は初めからいないことが一番なんですが、まぁ良しとしましょう(なんか偉そう)。

 2002年4月7日(日)    Ripple〜ブルーシールへようこそっ〜継続中2
 仮面ライダー龍騎10話。ええと、肩すかしというよりはなんだかなー、という流れでした。脚本を書く側が何を言いたいのかわからないというか。どうも明確な意図が見えません。
 北岡秀一はこれでひとまず退場ということなんですかね。だとしたら登場から退場まで全ていいところを持っていってましたな。オチは全て同じでしたし。立場が中途半端なのは後から敵でも味方でも自由に使えるように、ということなんでしょう。それにしても自分の能力が関係ないファイナルベントだなぁ。ずっこいというか。
 
 カクテルソフトの最終作「univ〜愛・おまたせっ〜」の発売日が5月24日に。もとから決まっていたようなものですが、ようやく決まったようです。値段も普通に8800円のようです。セーブデータの件は気になりますが、やはり5月最大の期待作。にしてもそろそろ5月の購入予定タイトルも絞らないと。気がつけば5月24日は6本も並んでいるんですが(汗)。
 
 ジャニスの「とらいあんぐるハート123DVD EDITION」の詳細が公開されてました。予想に反してそこそこ変更が加えられているようですな。
 システムは「リリカルおもちゃ箱」を改良したものに統一。
 ボイスは5作品で共通。気になるのはコレ。これはつまり「おもちゃ箱」で変更された声優さん(小鳥とか)をどちらかで統一するということでしょうか。だとしたら嫌だなぁ。小鳥の声優さんは「おもちゃ箱」の声優さんになってしまうんだろうし。話としては少しズレますが、愛さんがOVA版の声優さんになるならこれはもう大歓迎なんですが。
 「とらハ1」はオープニングをムービー化に加えてエンディング曲を追加。このうちの一曲が日向裕羅さんのCDから、ということはもしや小鳥の声優は……。
 「とらハ2」はアドベンチャーとシミュレーション部の融合。いいことですが、あのお手伝いの会話自体は好きだったので削除ではなく、ちゃんとシナリオ中に盛り込んで欲しいところ。あとオープニング及びエンディングムービーの新規作成。
 「とらハ3」はオープニングを店頭だけで公開された高画質Verに差し替え。これは事実上、新規にはなにもしないということですな。
 「おもちゃ箱」はミニシナリオのみ収録。
 「リリカル〜」は「リリカルなのは」と「海鳴横断ハイパークイズ」のみ収録。
 全体的に見て旧バージョンも用意して欲しくなる仕様変更が多いですな。特に声優さん関係は強くそう思います。
 待望の新シナリオは1、2、3のアフターストーリーで1本ずつ。
 「1」は受験生になった主人公たちの話。さくらと恋人関係か七瀬と微妙な関係から選択可能。背景、立ちCG、音楽書き下ろし。Hあり。
 「2」は美緒大暴れな内容みたいです。知佳の親友、理恵ちゃんとか出るみたい。性格はともかく外見はおとなしそうに見えないなぁ。Hなし。
 「3」はあれから2年。高町家のお正月風景を書いたものになるようです。Hなし。
 主人公を含めてほぼフルボイス。オンオフ機能はあるようですが、今さら声は聞きたくないなぁ。正直なところ。
 6月7日予定で通常版9800円の限定版12800円。同時発売だと思いますが、正式なアナウンスは今のところなし。にしても3000円は開きがありすぎでないかと。これで信者かそうでないかを区別すんのか? 私は使えない(使う訳にはいかない)グッズに興味はないので通常版かなぁ。売られ方によるでしょうが。
 
 セレンアドバンスの「DEEP2」のシーン紹介が公開されていたのでダウンロード。なるほど体験版でなく、ハイライト的な紹介という訳ですか。こういうのも発売前のデモンストレーションとしてはなかなか効果的だと思います。ボイスも確認できますしね。このバージョンではボイスと曲のバランスが気になりましたが、それ以外はいい感じです。購入意欲をうまく高めてくれるのではないでしょうか。
 
 アトリエかぐやの新作「恥辱診察室」が発表。発売日は6月21日予定。どうも「狂淫学園」のチームのようですな。もうちっと情報がないと海のものとも山のものとも判断つきません。
 
 SoundTailのホームページがようやくまともになりました。いや長い道のりでした。しかし、ダウンロード関係はまともにリンクが張られていないなど、やはり同人臭さが漂ってます。出来ないなら素直に準備中とかにしておけよ。ふんまにもう。
 
 「Ripple〜ブルーシールへようこそっ〜」。4人目は沢村有希。ひと昔前のマンガのようなメインヒロインに一目惚れしてしまう大阪少女。
 このゲームはここまで少ないシナリオ枚数でも頑張ってドラマを作ってきた訳ですが、さすがに同性を好きなヒロインが徐々に主人公を好きになっていく様子を過不足なく書くには分量が足りなかったようです。途中でいきなり態度が軟化してしまっている印象を受けました(特に言葉遣い)。
 にもかかわらずエンディング付近で無理矢理に山場を作るのはどうかと。ちょっといきなり過ぎますよ。
 それでもネタがネタなので笑いの方面ではなかなか楽しめましたが。
 
 5人目は穂永圭衣。無口少女ゆえ他のシナリオで出番がなかったのでさらに印象は薄いです。
 ヤキモチを焼くのはなかなかいいんですが、それが微妙なんでもうちょっとハッキリ示した方が効果的だったのではないかと。
 引っ込み思案であることに理由がないのは仕方ありません。ですが、それだけにミックスするトラウマやイベントは慎重に選ぶべきでした。過去の不幸とそれが果たしたことがよりキャラクターを地味にしてしまうのは問題です。日陰少女だからといってプレイヤーの印象に残らないということではないのですから。

 2002年4月8日(月)    Ripple〜ブルーシールへようこそっ〜終了
 休みを使って一気に終了。ゲーム感想も書き上げました。いや、ここまで書くのが楽しみなゲームは久しぶりでした。そして発売前の個人的期待に応えてくれたゲームも。残念ながら全てとはいきませんでしたが。買って良かったと思えるゲーム、「Ripple〜ブルーシールへようこそっ〜」は間違いなくそんなゲームです。「女教師」をほったらかしたまま2周目に突入。気に入ったキャラのみですが。

 2002年4月9日(火)    Wind−a breath of heart−お試しセット
 無事に「Ripple」も終わったのでさくっと触ってみました。
 ズバリ、結論から言うとこれで980円は高いかな、と。体験版は「BITTERSWEET FOOLS」の体験版並に短いですし、ついている本もそれなりにいい紙を使っている割には中身が薄いです。マウスパッドも買って良かったと思えるほどの魅力があるかは疑問。
 体験版ですが、まさに顔見せ以外の何物でもありません。偶然必然あるにせよ、1日に初顔合わせするキャラクターが多過ぎるのではないでしょうか。悪友含めて7人ですから。出会うだけで都合のよさを感じてしまうのはちょっとどうかと思います。
 シナリオにも微妙に不安を感じました。正確にはテキストですが。
 夜更かししてサッカーの国際試合を見ていた主人公兄妹。それを聞いた悪友は、そんなもの朝のニュースを見れば済むことだと言います。
 で、問題なのはそれに対する主人公の返答。
 「元も子もないこと言うなよ」
 などと返答してしまいます。明らかに意味が違います。わざわざ書くのも馬鹿馬鹿しいですが、「元も子もない」とは損をしてあとかたもない、という意味です。どう考えても意味が通りません。
 恐らくシナリオライターが言いたいのは「身も蓋もない」という意味のことだと思います。勘違いなのでしょうけど、辞書くらいちゃんと引いてくださいよ。プロなんですから。
 他にもセリフまわしや語尾などところどころ気になる箇所がありました。
 CGは雑誌でも紹介されているように、たいへん美しい仕上がりなんですが、それはあくまでイベントCGに限った話。立ちCGは如何ともしがたい出来です。とてもイベントCGと同一人物に見えません。もう一人の原画家が何をしているのかわからなかったんですが、その仕事がコレなんでしょうか。
 キャラクターが初めて画面に姿を現すときというのは、たいていまずイベントCG、それから立ちCGの順番でお披露目になると思うのですが(少なくともこのゲームはそう)、それが物凄い裏目に出ています。イベントCGがかなり美しいだけに衝撃も大きいです。正直、これはないだろうってくらいのレベルですよ。ああ、もったいない。
 期せずして立ちCGの重要性を再確認する結果に。イベントCGより長く見続けるだけにしんどいですな。
 曲は数曲を聞いた限りではまぁ、いいんじゃないかと。及第点は越えていると思われます。ハーモニカの音色は文句なしです。
 ボイスはちとキャラによって差があるかと。妹と似非関西弁の悪友がかなりうるさいです。しかも、一度喋ったら次のセリフが出るまでボイスが継続される仕様(キャンセルされない)なのでうざったさ倍増。
 個人的には男性キャラにもボイスがあることを望む派なんですけど、演技によりけりですね。
 まとめとしては、やはりデモの素晴らしい出来が重くのしかかってくるのではないかと。あんまし期待し過ぎないで待つのが吉だと思います。

 2002年4月10日(水)    常習犯
 しばらく前にシューティングスターのホームページで10日に大事なニュースがあるとの告知がありました。もうその時点で九分九厘のユーザーはその内容が予想できていたでしょうが、まさにその通りでした。
 ジェリーフィッシュの「Lovers〜恋に落ちたら…〜」の発売日が6月28日に延期となりました。取りあえず、言い訳が載っていたので見たい方はホームページをご覧ください。じゃあ、なんでだよ! とツッコミを入れたくなるような言い訳です。説明になっていませんよ。
 結局、426事件が628事件になるだけ、そんな動きになってきました。サーカスあたりはぶちぶち言っているのではないでしょうか。せっかくゆとりを持って発売日を設定したのにねぇ、と。
 個人的には1本減ったのでどうしようかと思案中。代わりに何か買うか、それとも節約でいくか。うーん、買っても積むことになる確率が高いだけに迷います。5月10日には「FEARLESS]」もありますからねぇ。「うたわれるもの」も長そうですし。

 2002年4月12日(金)    DEEP2購入
 タイトル通り、買ったんですがその前に自転車で転倒してエライ目に遭ったのでややテンション低めです。やっぱり雨の日は要注意なんじゃないカナ、なんじゃないカナ。タイヤ交換15700円はすごく痛かったぞっっっっっっっっっっっ。と、久しぶりにカナ坊とすずねぇの文体模写をしたところで本題へ。
 
 取りあえず、まだゲーム内時間で30日くらいなんですが、ホームページのうたい文句に違わぬなかなかの出来です。便利な4種のスキップを初めとして、システムはかなり充実してます。ストレスが溜まらないように考えられた設定はさすがです。経験が確実に生きている感じかと。
 ゲームのボリュームも充分。次から次へとCGが現れます。プレイ方法によって進行方法が変わるので2週目以降も楽しめそうです。さすがに24個のエンディングを見るのはキツそうですが。
 ヒロインの心情表現が実に巧み。少しずつ堕ちていく様子がしっかりと説得力を持って描かれています。しかも、どちらに裏切らせるかで、大きな流れが二つある訳ですから。
 今のところの不満はと言えば、最初の選択肢で犯人扱いした方が無事に復学して奴隷になる訳ですが(たぶん)、より多彩な反応が見れるのは反省室に残った方なんですよねぇ。ここらへんは、ちょっとしたジレンマです。
 あと復学したヒロインの学校での普通を装う姿がもっと描かれていれば文句ないんですけどねぇ。
 他には不満というほどではないですけど、インストール時だけシリアルナンバーを入力させられたこととか、コンフィグの内容が設定変更後に一度終了させないと反映されないこと、あとは立ち上がるのに微妙に時間がかかることくらいでしょうか。そういや、もひとつ。曲がどうもね。悪くはないんですけど、同じ曲をよく聞いている割にはあんまり印象に残らないんですよねぇ。
 まぁ、現在の不満は総じて大したことはないものばかりってとこでしょうか。
 
 「DEEP2」を買った際に他の売り場も覗いたんですが、またしても「スーパーロボット対戦IMPACT」のデモに引き寄せられました。ああっ、今回は本当に豪華ですねぇ。特に敵側の充実ぶりがそそります。
 以前にガンダムは「Gガンダム」のみとか書いてましたが、思い切り勘違いでしたな。どうも、あのときはたまたま目にしなかったようで。パッケージにもなかったからつい思い込んでしまったようです。でも、「W」と「X」は出ていないみたいですね。
 合体攻撃とか本当に格好いいですわ。特にロム兄貴とジェット、ドリルのコンビは最高! ほれぼれとしてしまいますよ。「08小隊」のノリスとか「逆襲のシャア」のナナイとか渋いラインが本当にいいです。
 ううっ、もうデモは見ないようにしないと「IMPACT」のためだけにPS2が欲しくなっちまいますよ。
 
 「DEEP2」購入。

 2002年4月13日(土)    30000ヒット到達
 いつもお越しいただきありがとうございます。昨日で当サイトは30000ヒットを迎えました。前回の時はすっかり忘れていたので、今回はしっかりとチェックしていました。正直、先週の段階で1周年で30000ヒットはぎりぎり無理かなと思っていたのですが、どうにかたどり着けました。マイナーサイトとしては信じがたい数字です。まぁ、タイミングよく「Ripple〜ブルーシールへようこそっ〜」のゲーム感想があったからでしょうけれども。
 明日で1周年ということで新しいコンテンツでも増やしたいと思っているんですが、それには少し勉強しないといけません。というのも今は書いた文章が全てアップロードされてしまう状態にあるので(ホームページ作成ソフトだから)、それを選別できるようにならなくてはいけません。まぁ、長文を書きたい+日を置いて読み返したいということなんですが。
 肝心のコンテンツは、名前はまだ決まっていないんですがゲーム感想のその後ってとこでしょうか。ゲームって時間を置くと自分の中の位置づけが変化するものだと思います。2周目以降をプレイしてもしなくても。まぁ、良くも悪くも思い入れのあるゲームに限られますが。そのあたり書きたいところだけ思うままに書いていきたいかな、と。実現にはまだもう少し時間がかかると思いますが。
 
 「DEEP2」。1回目終わりました。うーん。いわゆるバッドエンドっぽいエンディングだったので、まだよくわかりませんね。最初の2週間目以降は間に合うかどうかという期限が設けられるとは思っていなかったのでやや驚きました。また、そのあたりのシナリオがややおかしいようにも感じました。期限に間に合わなければ貴子の提案を受けなくてはならない話になっているいるんですよ。いつそんな約束をしたんでしょうか。
 ちなみに2回目もすでに終わったんですけど、それは2週間目の期限までに条件(どちらかを一定以上の段階まで引き上げて隷属させておかなくてはならない)を果たせなかったので完全なバッドエンドでした。
 昨日は書かなかったこととしてテキストの執拗なエロさが挙げられます。「失格医師」とはまたタイプが違いますが、徐々にヒロインを目覚めさせていく様がいい感じです。無意味にいたぶらないのも個人的には好印象。輪姦とかがないのも○。
 そういや鑑賞モードは細かくあるんですけど、CGのみを見れるモードがないような気がします。おまけになぜか鑑賞モードではキーボードのスキップしか使えないんですよね。間違って選択した時のためにスキップか、あるいはすぐにモードをキャンセルする機能が欲しいです。
 コンフィグは色々と細かく設定できるんですけど、最大に評価できるのは女教師のメガネのON/OFFを選ぶことが可能な点。素晴らしいです。メガネがいる全てのゲームに標準装備して欲しいです。さらにいえばズレメガネも選択可能だとさらにナイスですが。
 CGは昨日は多いと書いたんですけど、どうでしょうか。調教が進んでも部分変化が主でイマイチCGが変わりません。けして少なくはないと思うんですけどね。まだあんまり調教以外のCGを見ていないせいかも。
 
 昨日から壁紙をスクール水着の末莉に変えました。例のD.O.の冬のキャンペーンテレカの画像です。私がこのキャンペーンを知った時にはすでに締め切りを過ぎていたのでテレカを手に入れることは不可能でした。でもまぁ、知っていたとしてもその時点で絵はわからなかった訳ですから(普段D.O.のホームページはチェックしてない)、申し込まなかった可能性が大です。仮に絵を知っていたとしてもそのために「クレッシェンド」はともかく、「学園恋愛注意報」を買うのはかなりの精神力を費やさなければならないでしょうし。
 ちなみに壁紙はサイズが小さいんで「並べて表示」にしてます。6人のスクール水着で麦藁帽子装備の末莉がっっっっっっっっっ!! もう駄目です。

 2002年4月14日(日)    1周年
 昨日も書きましたが、今日で無事1年を迎えることが出来ました。元来、飽きっぽい私がよく続いたものだと思います。まぁ、未だに始めたばかりという印象を持っているせいでしょうけれども。
 お越しいただいてる方には感謝の言葉もありません。読者あってのサイトですから。これからもどうかお見捨てなきようお願いします。
 
 仮面ライダー龍騎11話。やはり北岡秀一は一時退場で間違いないようですね。
 なんだか急に話が進み始めた気がしますが。まるで人気投票の順位が下がったジャンプマンガのようです。まぁ、映画化も決まっていますし、視聴率で終了することはあり得ないシリーズなんですけど。
 それにしても、もしかしてあのおっさんが第5のライダーなんでしょうか(というか、これからなるのか?)。まぁ、それならそれでヒーローらしくない、見苦しいところを見せてくれそうで少し期待ですが。
 
 オーガストの新作がちょっとだけ公開。タイトルは「Princess Holiday〜転がるりんご亭千夜一夜〜」。ジャンルはファンタジックお姫様ADVだとか。なんだかわかるようでわからないような。
 今回も「バイナリィ・ポット」のシナリオライターと原画家のコンビのようです。丁寧にゲームを作るブランドですし、取りあえず注目しときます。発売日は初秋の予定。9月ってことですかね。
 
 Marronの新作「お姉ちゃんの3乗(おねーちゃんきゅーぶ)」の情報が少し追加。以前も書いた通り、従姉のおねーちゃんが3人に分裂するストーリーなんですが、分裂する前の方が可愛いというのは、薄まっている(何が?)と考えれば当然なのかもしれませんがなにか納得がいきません。しかも、1人はメガネですからちょっと、ねぇ。ちなみにこちらは今秋発売予定。初秋との違いは謎。
 
 遅ればせながらサーカスの「D.C.〜ダ・カーポ〜」体験版を触ってみました。
 約36Mと体験版としてのサイズは小さめですが、なかなかいい感じ。少なくとも「アルキメデスのわすれもの」の時よりは好感触です。
 キャラクター同士の会話が実に生き生きとしていて読んでいるだけで楽しかったりします。今回は「アルキメデスのわすれもの」に登場しなかったメンツの紹介編という内容(音夢はメインなので例外)で、2キャラとも前振りとしては充分でした。個人的には久しぶりのみなみおねーさんの演技もいい感じです。これまでと違う演技(キャラ)で。春野ひよりんはいつもとおんなしですけど。相変わらず、すこぶる高いエンカウント率ですな。
 シナリオというかテキストで唯一、気になったのは前振りなくナチュラルに使われるマンガネタ。このゲームは微妙に現実を舞台にはしていないのでやや戸惑いました。「ドラゴンボール」くらいはともかく、素で「るろうに剣心」ネタはねぇ。理解しても「えっ、合ってるよな?」とか考えてしまいましたよ。まぁ、ノリのいい会話が生んだ現象なんでしょう。気にならないと言えばちょっと嘘になりますが、そういう世界観だと慣れてくれば特に問題ないかと。
 ちなみに体験版の一番の見所は音夢タンの太もも! いやなかなかナイス構図です。その際の会話もGood。これをゲーム全体で貫いてくれれば相当、期待できるかと。でも「水夏」を作ったサーカスですからそれだけでは満足できなくて、シナリオにプラスアルファが入るかも。正直、そこが心配。あんまり変化球は投げないで欲しいです。特にヒロインの心証が微妙になるような要素は。

 2002年4月15日(月)    DEEP2苦戦中
 ようやくまともなエンディングを迎えました。って、もう5回目なんですが。取りあえず迎えたのは遥・奴隷エンド。うーん。どうなんでしょうか、これは。ここまでやってCG1枚のエピローグではかなり物足りないのですが。
 おまけに何が悪いのか、未だ女教師が調教対象になりません。ひとまず二人を犯人扱いしてみたんですが、どちらも加わったのは加奈美のみ。今のところ、このゲームの選択肢はこれだけ。よってあとは調教具合で決まると思うのですが、どうもその条件がよくわかりません。
 しかも、猶予があまりないので自由に試すことがなかなか難しくなってます。公開されてる修整ファイルをあてたら期日が厳しくなる始末。ちょっと難易度が高過ぎるのではないでしょうか。なんか条件がわかっても面倒そうなんですけど。
 以上のような理由で時間を追って印象が悪くなってきてます。自力で全エンディングを見るのは厳しそうです。複数の意味で。
 もひとつ。これは私が調教系のゲームを滅多にプレイしないせいかもしれませんが、目指すところが全員のマゾ化という最終目標にはどうも疑問を感じてしまいます。なんつーか没個性化というか。正直、ヒロインが奴隷宣言をしたあとにはほとんど魅力を感じません。その前あたりがいいんじゃないかと思うんですけどねぇ。あくまで個人的には。

 2002年4月16日(火)    やかま進藤タン
 ねこねこソフトからしょんぼりファンクラブの「おかえしCD3」が届きました。今回は例のやかま進藤さんのシナリオが入ってるので期待大でした。
 コンテンツはかなりの充実ぶり。進藤さん以外にも「まじかる☆ひよりん」2本に新作イメージ、新企画の「いつでもいっしょ」など盛り沢山。つーか、コレ本当にタダでもらっていいんでしょうか。よそのメーカーなら3000円くらい確実にとりそうな内容なんですが。本当に驚くべき還元ぶり。頭が下がります。
 
 で、目玉のやかま進藤タンシナリオですが、なかなか良いです。手放しでは誉められませんが、作られただけの甲斐は確実にあったと言えるでしょう。人気投票とかに大きな影響がありそうです。ただ、マイシスターとポンコツさんは強力ですからね。
 良かったのはやはりプロット。全体的な流れはわかりやすく、やかま進藤さんのキャラを余すことなく表していたと思います。
 ただ優秀なプロットが出来ても、残念ながらそのイメージ通りに本文が仕上がるとは限らない訳で。
 全体的にキャラクターの動機の面が弱いように感じました。話が小さくまとまる要所要所でなぜそうなるのか、ふと気になってしまいます。流れは理解できるだけに余計にです。たとえ、きっかけは偶然でもそれが必然と思わせるぐらいの説得力が欲しいです。
 例えば、進藤さんが最初に家に来るくだりも主人公に「まぁ、たまにはやかましいのもいいか」と言わせたり、あるいは雪希に学校から電話させて健二を言いくるめるとかするだけでもかなり印象が違ってくると思うのですが。
 特に遊園地に行くことになるあたりはそうした配慮が欠けているように感じました。進藤さんが後には引けなくなる要素を作れれば、そのあとは勝手に自然な流れが生まれたと思います。
 あとはテキスト。まぁ、片岡とも氏のフォローが入ってましたから、あまり書いても意味はないかと思いますが、それでも少し。漢字はもっと開いた方がいいかと。「有り難味」(合ってるのか、コレ?)、「今の内」、「折角」、「流石」などなど不必要に漢字を使っているような。単純な読みやすさの問題はもちろん(これを当然とするのは岩波とかハードカバーでしょう)、ヒロインのセリフにこのような漢字を使うのはキャラクターイメージにも関わってくるのではないでしょうか。進藤さんが固い、あるいは古風なキャラであるという認識を与えたい訳ではもちろんないでしょうし。テキストというものは作品の雰囲気に応じて変えて当たり前ですから。
 もうひとつ。海に行く章の朝のテキスト。「嬉しそうに喜んでいる」はどう考えてもマズイでしょう。「Pia3」ヒロイン高井さやかの迷言「早く急ぎましょう」に匹敵しますよ。
 ボーカルの使い方は以前のスカーレット同様、良かったと思います。まるでこれのために作ったかのような曲です。まぁ、イメージソングらしいので不思議ではないのかもしれませんが。
 色々と書きましたが、それだけ確実に楽しめた、ということです。ようやく進藤さんの名前もわかりましたしね。よもや、おとな進藤さんの方は名前が違うということはないでしょうから本編の補完にもなりましたし。私としてはおとな進藤さんよりもやかま進藤さんの方が好きデス。やっぱりあの声が「やかま」の称号に相応しく、魅力増に貢献してます。
 個人的に一番、印象に残ったことは本物のオーラは違うな! ということです。ああっ、だってセミロングですよ!? こんな素敵な姿に成長していたなんてっ。彼女と恋に落ちたーい(大馬鹿)。
 
 まじかる☆ひよりんは以前のとは方向性が違ってますが、それがいい結果を呼んだかと。でもシナリオの存在のせいか、進藤さんは不憫ですが。つーか、今後これをネタに苛められやしないか心配です。
 
 新企画はポンコツさん強化企画? っていうか個人的には、はよ「みずいろドリー版」をプレイしろと言われているような気がしてきます。今後も楽しみです。
 
 まとめ。たいへん楽しませていただきました。結果論的ではありますが、これなら2000円くらいは余裕で払う価値があると思います。どうもありがとうございました。スタッフのみなさま。そして、企画立案者のりうさんも。

 2002年4月17日(水)    DEEP2暗礁乗り上げ?
 やかま進藤さんシナリオについて昨日の日記で書き忘れたこと。
 地の文が不必要に説明的です。風呂に入ってどうとか、寝る前にどうとか、そんなものはいりません。書くにしてもこの分量なら1or2回がせいぜいでしょう。それで生活スタイルは伝わりますし。もちろん、イベントの入り口なら話は別ですが。
 もひとつ。日常会話はやや強引で時折ぎこちないですけど、センスはあると思います。恐らく書き続けることで自然にレベルアップして読みやすくなっていくのではないかと。
 さらにもひとつ。システム関係ですが、ノーウェイトにしてプレイしていたら途中から戻ってしまいました。それ以後は何度選択しても(つーかチェックマークはそのままなんですが)、ノーウェイトになりませんでした。ちなみにやかま進藤さんシナリオにおいて、です。他では問題ありませんでした。
 
 「DEEP2」。マズいです。挫けそうです。以前にも書いたように女教師が奴隷になりません。もちろん、まだ考えられる全ての可能性を試した訳ではありませんが、気力が続きません。ひたすらスキップし続けるだけのプレイ(結果的に、ですが)は楽しんでいるとは到底言えず、テンションは下がるばかり。ましてコンフィグで変更しているとはいえ、女教師はメガネですからねぇ。正直、攻略待ちかなぁって心境デスヨ。 

 2002年4月19日(金)    Wind −a breath of heart−購入
 2週間ぶりの秋葉原遠征。さすがに今日の秋葉は「Wind −a breath of heart−」一色でした。どこの店でも色々とオリジナル特典を用意していたようですが、特に興味のない私は安い店で購入。つーか嫌な予感があるので金をかけたくないというのが本当のところですが。
 「ほしのこえ」も買いに行ったんですが、メッセで売り切れと聞いて驚きました。モノが少し特殊なだけに他にどこに行ったらいいかわからないので余計に。ちょっぴり焦った私は普段から情報だけ有効に利用しているげっちゅ屋のことを思い出し行ってみました。
 さすがげっちゅ屋。客はいませんが「ほしのこえ」は売っていました。げっちゅ屋が役に立ったことは驚きですが、実際にはソフマップの地下DVD売り場でもしっかり置いてありました。調べてませんけど、DVDさえ売っていればたいていの店では売っていたのかもしれませんね。
 
 「Wind −a breath of heart−」。まだゲーム内時間で数日、遊んだだけですが先行き不安になる要素が多いです。
 まずはムービーがなぜか表示されません。タイトル画面から選択する方はちゃんと見れるし、お試しセットでも問題なかったんですけどねぇ。一体どういうことでしょうか。内容が微妙に変わっていることに関係あるんでしょうか。それと画質が低いのは納得できません。もしかしたら「スペシャルディスク」に入っているのかもしれませんが、そういう問題ではありません。
 システムは「BITTERSWEET FOOLS」の反省が生きているのか、かなりいい感じです。まぁ、よほどブーイングがあったのではないかと想像しますが。個人的にはキャラごとのボイスのオン/オフ機能、それとクリックでボイスがキャンセル可能に出来るのが嬉しいです。つーか、即効で活用してますが。エセ関西人うるさいです。
 立ちCGは当然ですが相変わらず。やっぱり私にはこのギャップが厳し過ぎます。今のところ問題ないのは紫光院霞くらい。ってそれはここまでイベントCGがないからなんですが。
 肝心のシナリオはやはり微妙。どうもこのシナリオライターはあまり文章を書き慣れていないように感じます。他の作品では感じないようなところで違和感があります。
 お試しセットのときに書いた箇所はそのまま健在。
 他にもこのゲームで出てくる特殊な力のこと。確かにパッケージなどでもそのことには触れられていますが、本文で何の説明もなく当たり前のようにいきなり話題にされると少し驚きます。住んでいる土地の説明よりもよほど必要な情報だと思うのですが。またこの部分でフィクションであることが強調されているのに会話で史実を話題に出したりとどうにもアンバランス。必要あるのでしょうか、それは。
 普段はクセの無い普通の文章なのに、地の文で突然「鬱った」という造語を披露したりとどうにも不安定。
 日常会話も首をひねりたくなる会話運びが多いです。妙に具体的過ぎたり、長文なのに驚くほど意味がなかったり。
 序盤で望が剣道部員と稽古するシーンも不自然。剣道ってのは絶対に力が必要なスポーツという訳ではありません。勝敗も決まった箇所に突くか、打つかすることで決します。よって望が防具をつけていないのは、大怪我するかもしれないという心配する要素にはなっても、勝負そのものについては有利になる要素にしかならないと思います。また、稽古の意味が部員に活を入れることにあるならば、制服姿で行うことは逆効果かと。
 ここまで厳しいことを書きましたが、それもムービー、キャラクターデザイン、イベントCGそれに音楽といった要素がかなりレベルが高いからです。そうでないならそもそもお試しセットの時点で購入を見送ってますしね。これから巻き返してくれることを期待します。
 
 ようやく見たラーゼフォン10話。どうやら先週のは1話とカウントしないようですね。
 テンションがこれまでと全く違います。しかも、それがエヴァとは違って浮きまくってます。どうも情緒不安定な人のように作品内容が安定しません。見てる側のテンションも上がりませんなー。
 
 「Wind −a breath of heart−」購入。
 DVD「ほしのこえ」購入。
 コミック「吠えよペン」4巻購入。

 2002年4月20日(土)    Wind−a breath of heart−プレイ中
 未だ1周目は終わっていませんが、気になる箇所は次から次へと。本当にアンバランスなゲームですな。
 まずは昨日書かなかった点から。
 ウチの環境だけかもしれませんが、どうも曲、ボイス共にノイズが入ったように欠けることがあります。うーん。素材が良ければ良いほどこういうのはもったいないです。そういやCD−DAでもないのに雨音がループしません。どうしてなんでしょうね。
 ボイスに関してはかなり微妙。メインヒロインである鳴風みなも役は春野日和さんなんで安定しているんですけど、他のメンツはちょっとなぁ。紫光院霞役の児玉さとみさんがたいへんうまく聞こえるという状況はちと異常ではないかと。
 シナリオ。読んでいくとどうも引っかかるポイントが多いです。細かいところで気になる記述が多いというか。
 具体例を挙げていくと、みなもは小食という表現が出てきます。そのレベルは昼食がクロワッサン2個とジュースで問題ないくらいとかなりのもの。ところが、悪友などの証言によると彼女はスタイルがいいそうです。さらに健康面を主人公が心配すると夜はたくさん食べているから大丈夫だと言います。
 このように互いに矛盾するような表現がそこかしこに出てきます。こうした記述が続くとどれを信じたらいいのかわからないだけでなく、様々なシーンで説得力というものが薄れてしまいます。世界観そのものに信用が置けなくなるというか。
 そうした点はかなり細かいところでも充実しており、読み手を飽きさせません。困ったことに。
 思うに今作のシナリオライターはあまり考える、想像するということをせずにシナリオを書いているような気がします。なんつーか不思議な点が多いんですよね。そういうエピソードに事欠かないといいますか。
 幾つか紹介すると、「主人公の家では玉子焼きに砂糖を入れるのが当然であり、塩を入れるなど思いも寄らない」。別に砂糖を入れちゃいけない訳じゃないけど、あたかもそれが当たり前という風に書くのはどうかと思います。基本的に寿司以外は子供向けでしょう。
 「犬の性別を調べるために股間を見てはならない」。一体、どういう理由なんでしょうか。っていうかそれならどう判断しろと?
 「セクハラした客によくナイフを向けるウェイトレス」。そんな店嫌です。前もそんなことがあったんから手慣れているとか言われても。正直、引きます。
 とまぁそんな感じで、ちょっと考えればもう少しなんとかなったんじゃないの? と思わせるシーン多数。本筋に関係がないからなのかはわかりませんが。
 またシナリオ運びで気になる点も。どうも各キャラは課題を持って会話に臨んでいる、そんな印象があります。すぐに語りが入るというのがその最たる原因かと思いますが、そこにはキャラクターではなくシナリオライターの顔が見えてくる気がします。
 みなもと映画に行った帰り、鳥を抱えた少女と出会います。鳥は怪我していたところを少女が助けたものであり、今ではすっかり傷も癒えている。にもかかわらず鳥は飛ぼうとしない、と少女は初めて会った二人にいきなり話します。
 まぁ、そこまではいいです。少女が勇気を振り絞って言ったのだと考えられないこともありませんから。
 ところが、少女の勢いは止まりません。まるで初めから台本を用意していたかのような話しっぷり。
 鳥の中の勇気が足りないから飛べないのだ、などと鳥の精神世界について言及を始めます。つーか、ここまでほぼ一息に話しているんですが。くどいようですが、今日初めて会った人に。
 仮に少女の言い分が正しいならとっとと問題は解決できるような気がします。
 それはともかく、少女の乙女ちっくワールドにみなもが意気投合。なんといっても彼女はまるでこのイベントのために持っているかのような特殊能力の持ち主。早速、その能力を使ってあっさり鳥を自然に返します。
 そして、その帰り道。そこからが本題です。みなもが鳥を自分になぞらえて主人公に長々と語りを入れます。自分もあと一押しがたりないのだと。私にはどう見ても告白しているようにしか見えませんでしたが、ゾウリムシ並に鈍い主人公は気がつきません。というより、みなもも最初から気付かれないと思って話したのかもしれません。
 と言う訳で本日のみなもの課題は無事クリアーって感じでこの日は終わります。こんなシーンが満載な訳です、このゲームは。いや、ホントに。
 
 PUSH!!6月号。
 アクティブの「FEARLESS]」のデモが載っていました。相変わらずのプログラム制御なんですけど予算の関係か、いつものスローモーで中身の薄いデモなんでたいへん不安になりました。いや、これは本当に覚悟して買った方がいいかも。
 
 ぱじゃまソフトの新作「パニック!けろけろ王国」は対戦型パズルゲーム。原画家は自分とこを合わせて総勢19名。大物は七尾奈留氏とか西又葵氏とか。パズルゲーム苦手なんで回避したいとこなんですけど、個人的にフェイバリットな原画家の一人である、かんなぎれい氏が当然描く訳ですからねぇ。あうう、七尾奈留氏と二人目当てに買うのはキツイものが。ちなみに夏予定。

 2002年4月21日(日)    Wind−a breath of heart−1人目終了
 仮面ライダー龍騎12話。残念ながら期待の星、おっさんライダーは誕生しませんでした。まぁ、人気取りのために全ての設定が用意された訳ですから、考えてみればそれも当然かもですが。
 今週はナイトくんの恋人が出てきました。あの回想シーンからてっきり死んだのかと思いましたが、どうやら涼宮遥@「君が望む永遠」コースだったようです。
 これが戦っている理由なのでしょうが、北岡秀一の求める永遠の命といい、ライダー同士のバトルロイヤルに勝利すると神龍でも出てきて願いをかなえてくれるんでしょうか。龍騎だけに。でも、私の力を越える者の願いはかなえられないとか言われそうですけど。
 来週は早くも北岡秀一が再登場。二度と会わないとか言っていたのにたった2週間ですか。まぁ、そもそもどうして会わなくなるのかがわからないのですが。
 
 PILの「女郎蜘蛛 真伝」が6月に発売延期。なんか今度は移籍組が次々と6月に集結しつつあるような。どれくらいいるのか知りませんが、わざわざ重ならないように426を避けたメーカーは本当にご愁傷様です。
 
 アリスソフトの「超昂天使エスかレイヤー」の情報公開。馬鹿馬鹿しいストーリーとエロいCGがいい感じですが、ヒロインがメガネというのがどうにもネック。普通、押しが弱いメガネってのはヒロインと主人公の仲を影からうらやむ脇役と相場が決まっているはずなんですが。部長特権が発動されたんでしょうか。
 買うかどうかは微妙。発売時期に他に競合タイトルがなければってとこでしょうか。
 
 SoundTailの「カラフルBOX」が6月28日に発売延期。こちらも628戦線に投入ですな。なんかホームページでカウントダウンまでしちゃってるんですが大丈夫なんでしょうか。延期になったら素知らぬ顔で数字を消すのか、それとも水増しするのか。
 今ちょっと現在の発売予定で6月の気になるソフトを数えたら12本もあるんですけど(汗)。まぁ、数本は延びると思いますけど、それでも私にどうしろと。
 
 「Wind−a breath of heart−」。1人目は鳴風みなも。
 …………。なんだかなー。長い沈黙のあとの第一声がコレ。もう中盤当たりから付き合いきれないオーラが漂いまくってました。序盤の、まだ本筋とはそれほど関係ないところで各キャラが長々と語りを入れるのは耐えられたんですが、それがシナリオのメインに関わってくるともう駄目でした。
 だから君らはどうしてそこまで自分本位なのだって感じで。一応、ここからは伏せ字で。
 第二部に入った時にもムービーがあったのには驚き。普通はオープニングだけですからねぇ。でもその映像が彩オンリーなのでフラグをミスって救済ルートに入ったのかと思いました。さながら「とらハ2」のリスティルートのように。
 で、そのムービーですがいい出来ですなー。オープニングに勝るとも劣りません。それだけに本編とのギャップに泣きそうになりましたが。やっぱり優秀過ぎるデモは諸刃の剣だなー、と再確認。
 そういや私の環境ではムービーは再生されたりされなかったりするみたいです。タイトル画面から選択する方ではそんな感じ。ということは第二部のムービーが再生されたのは運がよかったということで。飛ばせない仕様であるだけに歌だけ問答無用で聞かされるのは厳しいですな。
 修整ファイルは現在、準備中とのこと。強制終了は私も起こりましたけど、直後セーブ可能だったので特に問題なし。解像度が800×600から戻らないことくらい。
 問題のシナリオですが、みなもとくっつくあたりの展開はもう泣きそうでした。キャラクターの行動に説得力というものが感じられないんですよ。どうしてそういう言動なのか。道理という言葉を知らないキャラクターたち(特に主人公)には目眩さえ覚えそうになりました。
 誕生日プレゼントにキスをせがんでおいてその相手を嫌いなんてことがあり得ると思うのか、主人公にぜひとも聞きたいところです。みなもには「気のある素振りをしていたのはおまえだ」と言いたい。まぁ、素振りだけじゃなくて本当にあるからいいんですけどね。
 この一連の空回りっぷりはまるで友人からカップル成立の際のエピソードを無理矢理聞かされているかのようでしたよ。新手の嫌がらせですかそれは。
 で、第二部ですが。もうなにがなにやら。私の受け取ったイメージを端的に伝えるなら「To Heart」がいきなり「痕」になったような、そんな感じです。レベルがこれに追随していれば問題ないんですけど、そんな訳ありません。
 せめてもう少し伏線を張ってください。「月陽炎」や「秋桜の空に」の伏線の張りかたがハイレベルに見えるほどの唐突さはどうかと思います。
 なによりこの物語で出てくる「力」とやらの扱い。理論的背景が用意できない設定で答えが見えないとか、こうすれば良かったんだ、とか言われてもついていけません。そもそも問題がどこにあったのか私にはわからないんですが。どうも初めから何の問題もなかったような気も。なんか「BITTERSWEET FOOLS」でも似たようなことがありましたな。パレルモがそんなようなことを。
 まぁ、くどいようですがキャラクターに重みや説得力がないんで突っ込むのも馬鹿らしいんですが。
 あ、そういや個人的に全てが終わったあとでHシーンがあるのは高評価。出来ればクライマックスの障害の前と後に両方あるとさらに良いんですが。ただ、何のひねりもなく唐突に始まるのはマイナス。手抜きといってもいいかと。それと初っぱなから2ラウンドは厳しいと思います(みなもが)。
 次は2人目なわけですけど、モチベーションが上がりませんなー。プレイしないほどではないのが微妙なところ。でも、もう期待は全く出来ませんけど。

 2002年4月22日(月)    Wind−a breath of heart−2人目終了
 2人目は丘野ひなた。
 両親がいなくてどうやって義妹だと知るのだろうと思っていたら回想シーンでした。ずいぶんと投げやりな手法に思えるのは私だけなんでしょうか。それにしても妹に走ることを推奨する母ってのも恐ろしいですな。
 シナリオそのものはみなもシナリオに比べるとだいぶ、ましになってます。まぁ、そう思えるのは私にとってのひなたの重要度が低いからなんですが。葛藤したりする可能性を見出すほどの存在感がないんですよ(キャラやシナリオがもっと良くなっても、あくまで可能性でしかない。妹属性ないですし)。
 みなもシナリオに比べてそれほど不自然という展開でもありませんが、個人的にはこういうシナリオはどうも好きになれません。
 眠り姫方式とでもいいますか。ヒロインが眠っている間に困ったことは全て解決ーっ! というのがどうもね。まぁ、主人公も大した苦労はしていないんですが。
 ひなたシナリオで一番、感心したのはみなもの告白と忠告。本人のシナリオよりもいい味出してます。それこそ「家族計画」の青葉なみに。でも、他人のシナリオの方が個性が光っているというのはメインヒロインとしては本末転倒だと思います。
 ひなたにしてもみなもに嫉妬する様子がみなもシナリオでないのが残念。こういうのは想像で補うだけでは不十分なんですよ。
 そういやひなたシナリオには第二部のムービーがありませんでしたな。別にあっても特に問題ないかと思いますが。どのみち誰のシナリオでもそのギャップに苦しむでしょうから(断言)。
 2人を終了したところで言い切れること。人々の持つ「力」にはあまりにも意味がない。シナリオを構築する上での便利な小道具。ご都合主義を自然体で行うためのものですな。正直、「力」を使う(使うと予想できる)時点で興醒めするケースがほとんど。まぁ、どのみち設定が薄っぺらなので何の説得力もないんですが。
 本日気がついたこと、または書き忘れていたこと。
 先日の日記でシステムは優秀とか書きましたけど、そこはminori。きっちりとオチが待ち構えてました。スキップの仕様が変です。既読未読を判別しない上に画面効果も省略、あるいは簡略化もせず、加えてボイスがそのまま再生されます。最初、これはオートモードかと疑いましたが、地の文やボイスのないセリフは飛ばされるので、やはりスキップの模様。
 しかも、それだけではなくスキップのスピードが信じられないほど遅いです。序盤は選択肢が少ないので、暇つぶしの道具が必須となります。
 まだ終わりません。恐ろしいことにスキップの最中に何もしていないのに勝手に止まります。最初は未読箇所かと思ったんですが、明らかにそうでないところでも止まります。
 なんかすごいです。前作といい、スタッフに聞きたいんですが、システムを構築する際に他社の作品を参考にしたりしなかったんでしょうか。それともWin XPだったらこれが快適に動作するんでしょうか。とてもそうは思えませんが。
 以前に書いたナイフを客に向けるウェイトレスですが、これは補足しておくと食器のナイフかと思います。でも、どのみちそんなものを向ける店は嫌ですが。
 恐らく誰のルートでも通過すると思われる中間、期末テストのシーン。ここの描写にはハッキリ言って喧嘩を売られているのかと思いました。伝説の駄目テキストゲー「NIGHTRUTH #01闇の扉」に匹敵します。「1時間目の授業が終わると、2時間目、3時間目、4時間目と授業が進み、昼休みを挟んで5時間目の授業が終わり、6時間目の授業が始まった」というアレに。「Wind」の方は2回も繰り返しやがりますからねー。
 立ちCGに関して。プレイ中のテンションを著しく下げることに貢献しているのはもはや疑いないのですが、それとは別に奇妙な違和感がありました。んで、今日になってその理由がようやくわかりました。どのキャラも怒ったような顔やふくれっ面というのが無いんですな。そもそもそういったシーンが数えるほどしかありません。道理で奇妙に感じた訳です。原画家が描けなかったんでしょうかね。
 
 コミック「ジャングルはハレのちグゥ」9巻購入。

 2002年4月23日(火)    Wind−a breath of heart−3〜4人目終了
 3人目は藤宮望で4人目はその妹、わかば。
 まぁ、ここまでのプレイでわかっていたことですが、ほとんど2人で1つのシナリオ。ボリュームも1人分ですから、みなもやひなたに比べて割を食っている感じです。特に望の方がイベント、CGともに少なくなってます。
 望シナリオの場合。
 うーん。こういう終わりも別に悪くはないと思いますが、みなもシナリオでは望の病気が完治しているだけに、やはり納得がいかないという感情が先に来てしまいます。事実の積み重ねに、みなもシナリオの場合と比べて違いがないだけに余計に。
 このラストを肯定するにしても足りない部分が多過ぎです。苦しさの中にあってもどこか穏やかな生活とか、空の生まれるシーンとか。ラストシーンですんなり納得させてくれるだけの描写が欲しいです(別にこれを書いた後でも本編のいきなり墓の前で始まるシーンに繋げられますし)。
 あと、みなもシナリオのクライマックスで触れられていた、望が本当はわかばを疎んじているというあたりが本人のシナリオで書かれていないのが不満。そっちをシナリオの主題に持ってきた方が面白そうだっただけに残念。実際に書かれた二人が和解(?)するシーンはすんなりいき過ぎ。せめて昔、望が引っぱたいたシーンをうまく使うとかすれば、もうちょい格好がついたと思うんですが。
 わかばシナリオの場合。
 ほとんどを同じシーンを共有しているだけに感じるんですが、わかばってばずるい女ですねぇ。1回やってそのあとで望に返す。まるでお下がり扱いですよ。望じゃなくても怒るというもの。
 このシナリオに限った話じゃないですけど、主人公が意思表示をしなさ過ぎであるところにも問題があるかと。わかばとのHシーン前の会話はちと異常ですよ。なんか遊んでいる女みたいなんですけど。
 それにしてもオチはどうかと思います。望はあっさり死んでしまうし、3人は兄弟だというし、もうなにがなにやら。一気に世界が狭くなったような気がします。つーか、「Wind」は主人公が4姉妹を喰っちゃうゲームだったんですねー。
 秋人の手紙もなんだかなー。なんか彩を救う方針で書かれてますが、その割にきっちり殺しに行っているような気がするのは私だけでしょうか(まぁ、返り討ちにあってますが)。まぁ、このあたりのいい加減さもminoriらしいというか。
 本日ついに再現性100パーセントの強制終了が発生しました。おかげでセーブデータがパァ。かなり前からやり直す羽目に。スキップが異常に遅いことが効いてます。効き過ぎてます。あとなんだか発生頻度が上がっているような気がするのですが。早くなんとかしてください、ってもう次で終わりですよ(泣)。
 今まで触れなかった背景について。基本的には適度に描き込まれていていい感じなんですが、モブキャラがいないのはやはり不自然。まして夏祭りの時にはしっかり描かれているだけに不自然さ倍増。
 
 サーカスの「D.C.〜ダ・カーポ〜」の発売日が6月28日予定に。ようやく日付が出ました。628戦線は426戦線を上回るものになりそうな予感。今のとこ、628で一番の期待作。「Wind−a breath of heart−」で満たされなかったものを埋めて欲しいところ。あとは「こそばゆい学園AVG」という、うたい文句に違わぬ内容をプリーズ。「水夏」みたいなアレは止めてください。音夢タンが3章ガールズみたいだったら泣いちゃいますよ。
 
 XUSEの「Floralia」の発売日が5月31日に延期。24日に集中されるのも困るので個人的には助かります。

 2002年4月24日(水)    Wind−a breath of heart−終了
 ラストは月代彩。
 みなもシナリオ同様、なんだかなーという感じです。オチは望シナリオをプレイした時点で予想がついていましたが、いざエンディングを迎えるとやはり納得のいかないものがありました。
 結局、どのエンディングでも死を迎えるしかないというお話作りはどうにも好きになれません。まして死は避けられないものではなく、自ら選んでのものだから尚更です。
 以前も少し触れましたが、今回もまたヒロイン(彩)が障害ではないものを障害と思い込んで苦労していただけ、というオチなのでどうも。肩すかしというか、2作連続で同じオチというのは感心できません。
 結局、「力」を使えるという設定がどこまでも浮いてしまっているんですよね。なんつーか、解決してみれば実は誰も死んでいなかったミステリーもののような、そんな感じ。
 最後の3日間というのは悪くないけれど、その内容には激しく不満。人生をこの3日に収束するならばもっとましなイベント、あるいは描写を。Hシーンが2回というのもなんと言っていいやら。明日をもしれない身なら少なくとも夜は毎日しませんか? しかもそれが学校でのHというのはどうかと。差し迫った感がまるでありません(ほとんどイメクラ感覚ですし)。もうちっと情熱的なシーンとかに出来なかったんでしょうか。
 別れにしたって主人公がもう少しみっともないところを見せた方がより効果的ではないかと。
 他人のシナリオでみなもと結ばれるというラストはなかなかいいと思います(一般的にはどうなのか知りませんが)。でもみなものセリフはあまりに危険。彩ちゃんの代わりになれないかな、って普通ならそれは絶対のタブー発言だと思うんですが。
 あと彩のシナリオで最後の3日間というのがあったなら、どうして望シナリオでそれがないのか得心がいきません。
 そういやようやく修整ファイルが出たようですが、時すでに遅し。コンプリートしたあとデスヨ。
 さらに今さら気付いたこと。Ctrlキーを使った強制スキップは普通のゲーム並に早いじゃないですか。どうしてアイコンのスキップはああも遅いのだっ! ああっ、初めから知ってさえいればどれほどプレイ時間を短縮できたことか(泣)。
 ゲーム感想は近日中にアップの予定。
 
 カクテルソフトの「univ〜愛・おまたせっ〜」の発売日が5月31日に延期。こちらも延期ですか。昨日書いた「Floralia」の購入は内定ですけど、「univ」がズレて来たら後回しは避けられませんな。時間もかかるだろうし、6月中旬くらいまで積みでしょうか。でも6月アタマも多いんだよなぁ。
 
 モダンタイムスの「白い軌跡〜White Spur」が少し気になってます。業界初(?)のスノボーゲーだそうで。っても別にポリゴンゲーという意味ではなく、スノーボーダーだけでAVGってことですが。笑ったのはリフトで隣り合った時に口説くというシステム。ははぁ、考えましたね。これ以上ないほど立ち(座り?)CGでの会話に必要性と説得力がありますよ。
 ホームページはないし、雑誌にもほとんど載っていないし、と情報がほとんど得られないのがネックでしょうか。

 2002年4月26日(金)    Piaキャロ映画化
 「Wind−a breath of heart−」のゲーム感想をアップしました。なんというか、結局こんな評価になるよなぁって感じ。体験版の時にはその匂いがあった訳ですから、あれで見抜かないといけなかったんですな。さすがにムービー代で8800円は高いですしね。
 個人的に恐れているのはこのゲームのテキストに不満を感じていない人がある程度はいるっぽいと言うこと。そうした人がminoriにユーザーハガキを送るとライターが、「あっ、こんなもんでいいんだ」と思いかねないからです。今のところ、ストーリー重視を謳ってここまでレベルの低いテキストはこれだけだと思いますが、こんなのが増えると私はエロゲーを買う気をなくしてしまいますよ。杞憂に終わってくれることを切に願います。
 
 秋葉原遠征。本当は行かないつもりだったんですけど、ソフトを買う以外の用事が急遽、出来たので行ってきました。10時半過ぎに現地に着いたんですけど、それでもかなりの混雑ぶりでした。メッセ前付近は満員電車を彷彿とする人の多さ。
 そんな中を色々と回って見たんですけど、結構値段に差があるものですな。特にテレカのある店のテレカなし値段とそんなもの初めからない店では意外なほどの開きがあったり。おかげでなかなか節約できたんですが、そのせいでいい気になって買わないつもりだった「はじめてのおいしゃさん」を買ってしまっては意味がない気もします。
 
 昨日あたりから各所で騒がれてますが「Piaキャロットへようこそっ!!」が劇場アニメ化されるそうですな。しかも、9月公開予定だというんですから、かなり急な話です。
 サブタイトルが「さやかの夏物語」ですから、3をもとにしたもののようですね。メインだから当然なのかもしれませんが、よりにもよってあの意味不明女ですか。まぁ、見に行くにしても笑いどころを求めてってとこでしょうか。
 個人的には2をもとにして作って欲しかったですね。明らかにあちらの方が魅力的な登場人物が揃ってますから。仮に実現したところで春恵さんとかあるちゃんに出番はないでしょうが(モブキャラぐらい?)。
 
 「水月」、「うたわれるもの」、「はじめてのおいしゃさん」購入。
 コミック「ぱにぽに」2巻、「奈緒子新たなる疾風」2巻、「低俗霊DAYDREEM」3巻購入。

 2002年4月27日(土)    水月開始
 プレイ中になぜだかとんでもない衝撃を受けたので、その理由を自分なりに検証してみました。
 プロ野球のピッチングではよく「緩急をつけて投げることが大切」と言われます。
 長い間、掃除していなかった部屋を掃除した時、文章では「見違えるように綺麗になった」という描写をすることがあります。
 お腹が減っている時はいつも以上に料理がおいしく感じられます。「空腹は最大の調味料」なんて言いかたもします。
 私が「水月」のプレイを始めて最初の衝撃は本当に些細なこと。他の人ならば素通りしてしまうようなこと。
 ヒロインの一人、宮代花梨の制服姿の立ちCGを初めて見たときでした。彼女の普段着は制服よりも露出度が高いです。それが関係しているのかどうかは不明ですが、見た瞬間に吸い込まれるように固まってしまいました。
 デザイン的にはすごく普通の、それこそ現実にいくらでもありそうなシンプルさなのですが。もしかしたら事前に目にしていなかった立ちCG、ということもあるかもしれません。
 なんていうんでしょう。自然体の力強さとでも言いましょうか。アピールしなくとも他よりも抜きんでているのがはっきりわかります。
 長くなりそうだし、話が脱線しそうになってきたので結論。☆画野朗氏の絵が素晴らしいことは今さら言うまでもありません。ただ、「水月」の前にプレイしていたゲームの反動でただでさえ美しい立ちCGが10倍はよく見えるということです。
 そのゲームの名は「Wind−a breath of heart−」…………。そんな風に役に立つこともあると思った春の一日。
 で、実はまだプロローグも終わっていない感じなのですが(まだ普通のセーブが出来ない)、なかなかいいんじゃないでしょうか。またしても「Wind−a breath of heart−」の反動が出ていますが、それを差し引いてもテキストは巧いと思います。舞台と原画の雰囲気にもマッチしているのではないかと。
 そういやこのゲーム、どうしてパッケージが左開きなんでしょうか。縦書き表示も可能な和風のゲームだから? なんか学生時代の教科書を思い出しますね。ちなみに私は「果てしなく青い、この空の下で…」同様に縦書き表示でプレイしてます。やっぱ田舎ゲーは縦ですよ。
 
 コミック「爆走!艶歌 紅魅兎」1巻購入。

 2002年4月28日(日)    水月1人目終了
 仮面ライダー龍騎13話。なんとも唐突に5人目のライダーが登場しましたな。そしてナイトくんはいつものように果てしなく弱い、と。なんか最近、特にヤムチャ化が進んでいるような。にしても5人目はカードを入れにくそうだね。一瞬を争う攻防では命取りになりそうなぐらい。
 北岡秀一も再登場。今さらながらにライダー名を出していなかったことに気付いたのか、やたら連呼してましたな。ゾルダ、でしたっけ?
 
 今さら見たラーゼフォン11話。なんと言いますか、さらにエヴァ色が強まりましたな。つーか、まんまのような気も。今回は「死に至る病〜」のエピソードにそっくり。しかも、外の様子が描かれているところなど、明らかに数年前に作られた物の方が出来がいいあたり、どうしようもない。
 いきなり始まったエピソードなのにエピローグがないのも最悪。まさかこの状態で来週に続くじゃないだろうし。やっぱり火曜深夜に録ったものを日曜に見る、それがこの作品に対する偽りない評価になっていると思います。
 
 オーバーフローの「妹でいこう!」が7月12日に発売延期。現時点で6月7日だったものが、ですからかなり早期の決定ですなぁ。考えてみるとこのタイトルも発売が決まってからずいぶんと月日が経ってます。もう1回くらい延びたら1年くらいですよねぇ。
 個人的には6月は今現在でもかなりの過密ぶりですから、嬉しいですが。
 
 ルージュの「ぼくらがここにいるふしぎ(仮)」がちょっと気になってます。シナリオが荒川工氏なんで期待したくなりますな。原画は個人的にはちと微妙。コミカルカットはかなりいい感じなんですけど。
 問題は発売日。6月下旬ってまたですか。1本延びたと思ったら、ねぇ。
 
 「水月」。1人目は琴乃宮雪。いや、よくできてますね。雪シナリオというより、このゲーム自体が。かなりの完成度なんじゃないですかね。F&C製だとたまによく出来ている作品があってもどこか足りないという感じでしたが、これは明らかに違います。1年に1本しかゲームを出さないような各社の作品に比べても負けていません。あんまり期待していなかっただけに余計に驚いています。まぁ、昨日も書きましたけど「Wind−a breath of heart−」が皮肉な形で役に立ってますね。
 実際、「Wind」のシナリオライターにもプレイしてもらいたいですよ。そして、自分の書いたものとどこが違うのか考えてもらいたいです。もしそれがわからないというなら一生、進歩することはないでしょう。
 まず誉めたところで雪シナリオ。スタッフがわざわざ作りたかったそうですから、何を言っても無駄なんでしょうけれども、やはり田舎で和風建築の家ならメイドさんよりお手伝いさんの方がいいです。あらかじめ予想していましたが、主人公に尽くしたいという理由は書かれていてもそれがメイドである理由は書かれていないんですよね。この違和感は最後まで拭うことが出来ませんでした。
 シナリオそのものはかなりよく表現されています。特にキャラクターの心情表現はわかりやすく、他社はお手本にしてもいいぐらいです。
 その意味では問題ないんですけど、主人公がたいした苦労もしないでエンディングを迎えるのはどうも気になります。「果てしなく青い、この空の下で…」のイメージが被るということもありますが、クライマックスがあまり盛り上がらないのは残念です。
 他には主人公がデフォルトでかなりもてるので、告白をした訳でもないのに個人ルートに進む際に他キャラを切り捨てている感じが強いのはかなり微妙なところ。人によって意見も分かれそうです。断腸の思いで選ぶ選択肢を作ることにはこれ以上ないほど成功していると思いますが。ああ、何度花梨に走りそうになったことか。人情と愛情の両方はあまりに厳しい攻めでしたよ。
 あと雪は可愛いですけど、こんなに甘やかされたらどう考えても駄目人間にしかならないと思います。なにせすずねぇがまともに見えてきそうなほどですから、そのレベルは尋常ではありません。結局、最後まで甘える一方ですから「秋桜の空に」とは印象が異なりますね。
 そういや和泉がメガネ呼ばわりされていたことにたいへん満足しました(たった1シーンだけですけど)。
 それにしても花梨の可愛らしさはただごとではありません。そこにシナリオが絡んではもう冷静ではいられませんでした。彼女の制服姿と巫女姿は眩しすぎます。

 2002年4月30日(火)    水月2人目終了
 二人目は宮代花梨。
 いきなりですが可愛いです。もうどうしようもないくらい。外見はまるで七変化とばかりに色々な姿を見せてくれますし、その絵が☆画野朗氏ですからもう完璧です。この絵で好みのキャラでは一秒とて耐えられるはずありません。顔を真っ赤にして叫ぶような表情が最高。
 加えて彼女を表現するテキストが絶妙です。全てが魅力を引き出すことに繋がっていますし、絵とのシンクロも充分です。トノイケダイスケ氏の名前はこれから記憶しておくべきかもしれません。
 こうなるとボイスがないことが本当に悔やまれます。このキャラで友永朱音さんのあたりの声で喋ったら、とか思うとクラクラしてきます。どうせコンシューマーに移植するんでしょうから、そのあとでボイス付きDVD EDITIONとして再発売を希望。
 で、シナリオについて。私は雪シナリオを先に終えているからいいんですけど、そうでないと後半の一部は訳わからん風味。プレイしていても、たぶんそうなんだろうな、くらいの感触でしたからね。
 那波の親父、つーかいわゆる物語の悪役がさっぱり絡んでこないのが気になります。、もしや那波シナリオだけなんでしょうか。それはちょっと、なぁ。
 あとメガネはいりません。サブキャラで充分です。そのぶん、花梨タンのCGを増やせよっ! と強く言いたい。庄一と仲良くやってくれや、というのが偽らざる気持ちです。
 だいたいどのツラ下げて戻ってきたんだって感じですよ。たしかに花梨はメガネをけしかけていたのかもしれません。しかし庄一曰く、主人公と花梨はプレイヤーだけでなく客観的に見てもわかりやすいそうですから、メガネとて花梨の気持ちはわかっていたはずです。つまり抜け駆けしたのはメガネの方なんですよ。正直なところ、花梨は遠慮する相手がいなくなったから(不安ということもあったでしょうが)勇気を出しただけだと思うんですけどね。

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