徒然なる日記
ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。


 2005年7月1日(金)    あやかしびと2〜3回目終了
 2人目は飯塚薫。
 キャ〜、虎太郎センセ格好良い〜。封入の特典本にも書かれていますけど、主人公を食う活躍ぶり。つーか、これは間違いなく飯塚薫シナリオではなくて加藤虎太郎シナリオですよ。冗談抜きで薫さんはあまり活躍しないしなぁ。戦う相手も後処理ってな感じですし。
 縦横無尽の活躍をする虎太郎センセの姿に痺れます。零奈でなくとも惚れるのは必至。そして、声がまた素敵なのですよ。エロゲーということで慣例の別名ですが、その中身は私が尊敬してやまない迦楼羅王レイガ@「天空戦記シュラト」な人ですよ(例えが古いですか?)。このゲームって女性陣よりも男性陣の方がボイスが豪華です。誰も彼も聞いたことのある方ばかり。ホントにエロゲーでしょうか?
 シナリオは主人公を主人公として見ると見せ場が散漫な印象あり。活躍するのは既に書いたように虎太郎センセと後はすずぐらいなので本来のヒーローとヒロインが霞んでしまっています。もともと出番が少ない薫さんだけに少しぐらい増えてもヒロインとしてはちょっと……、という。言霊を使われての羞恥プレイとか面白いところはあるんですけどねぇ。やはり出番そのものが少なすぎて。
 3人目はトーニャ・アントーノヴナ・ニキーチナ。
 これはひとえにキャステイングの勝利という感じです。籐野らんというギャグ良しシリアス良しの声優を配置したことによって、その効果がシナリオ全般に渡って出ています。序盤から中盤は主にギャグを主体としての演技、終盤は打って変わってシリアスを主体としての演技となることでうまい対比を作り出しています。演技自体にも確かに差があることがポイント。シナリオの流れとも絶妙に噛み合っていて見事です。特に雨中で電話してくるシーンはこのゲームでも屈指の見(聞き)どころではないかと。
 まともな出番はトーニャシナリオのみと思われるウラジミールも実にいい味を出してます。ギャグ、シリアスとも緩急自在でまさにトーニャの相棒といった役割を見事に果たしているかと。その実力は刀子シナリオで片鱗が出ていましたけど、本編ではそれも納得の活躍ぶり。何度も笑わせてもらいました。中の人は天王ヒュウガということでシリアスもギャグも演技は完璧です。光り方がトーニャと同じで二重奏といった感じ。
 今年はここまで「パルフェ〜ショコラsecond brew〜」とこの「あやかしびと」が頭ひとつ抜け出ていますな。
 
 本日のお買い物はCatariteの「色紙〜シキガミ〜」とTOPの「萌えろダウンヒルナイト」の2本。しかし、悲しい出来事が。棚からソフトをレジまで持っていくと、そこでソフトを交換されるということはどこの店でもよくある光景かと思います。本屋なんかでもよくありますね。ここで悲劇が。家に帰るまで気付かなかったんですが、確かにDVD版を手に取ったはずなのに開封してみると「萌えろダウンヒルナイト」がCD版になってるぅぅぅ。慌ててレシートを確認するも交換した方でバーコードを通しているので確かにCD版を買ったことになっています。見事に証拠がありません。何より雨の中を今さら店に戻るのが面倒くさい。まぁ、正直言って一緒に買った「色紙〜シキガミ〜」がDVDなのでレシートをみせれば交換してくれそうな気もしますけど、やっぱり行くのが面倒くさいなぁ。今度からは交換された時によく確認しよう。レシートでもいいし。みなさまもお気をつけ下さいませ。軽く呻くくらいにはショックでしたよ。

 2005年7月4日(月)    あやかしびと終了
 ガンダムSEEDDESTINY37話。そろそろオープニングやエンディングが変わるのかと思いましたがまだまだのよう。まぁ、考えてみればSEEDの時も最後のは少し遅かったような。
 パクリというかオマージュは堂々たるもので、デスティニーの格闘兵器のSEはまんまゴッドフィンガーというあたり、この作品には際限というものがないのだな、と改めて感じます。割り切った視点で見るとグフは格好良かったですわ。やっぱり、ブルーカラーでないとね。ルナマリアの扱いはなんだかなー、という感じ。要するに彼女がステラの代わりですか?
 今週はラストのミーアの表情が実にいい味出してます。
 
 仮面ライダー響鬼22話。録り逃し。
 
 ぱにぽに1話。ファンとしては「ん〜、ボツ」と言いたいところ。事前に予想した通りアニメにしてはならない作品だなぁ、と。「あずまんが大王」と同じく独特の間やノリが重要な作品なので、動きあるアニメにしても微妙としか言いようがありません。原作に忠実ならまだしも好きなようにアレンジしているのでもう完全に別の作品になってます。いいとこ二次創作(や、最初からそのつもりなのかも知れませんが)。
 肯定するにしてもせめてクラスメイトのモブキャラだけでもなんとかした方がいいと思います。わざとなのか知りませんけど、怖すぎですって。
 
 「あやかしびと」。ラストは如月すず。
 オーラスシナリオということで期待が高かったんですが、これまでに比べると苦しい感じ。せいぜい3シナリオと同列に扱わないとどうにも。正直、これまでも筋書きとしては厳しい点がかなりあったんですが、それをどうにか勢いでカバーしていました。しかし、すずシナリオは厳しい点が多すぎて隠しきれなくなってしまった感じ。
 強力なキャラが多すぎてライターがそれを扱いきれていないのも悲しいところ。大事の前に言い訳を作っていなくなったりとか、かなりご都合主義が横行していてちょっとツライくらい。虎太郎先生の限定されすぎた出番とかちょっとねぇ。島に帰る展開も一体何の意味があったのかと。ラストバトルはまぁ、好き嫌いとしてもエンディングはちと寂しい。薫シナリオの方がまだしもオーラスとして相応しいような。それとここまでの3シナリオでさんざんすずは家族、すずは家族と言って他のヒロインを選んできたというのにいきなりドキドキするとか言われてもなぁ。それはどうよ、と。
 あとねー、何と言ってもねー。どうして姉川さくらシナリオがないのか。大変いいキャラだし、特殊性がないからこそ事態をより多角的に表現できると思うんだけどなぁ。さくらという名前がいけなかったりするんでしょうかね(違)。
 ゲーム感想は近日中に。

 2005年7月5日(火)    色紙〜シキガミ〜開始
 現在3話まで終了。
 ブランドデビュー作というものは期待値も人それぞれ。私はもちろん面白ければいいなー、と思って買いますが実際には過度の期待をするケースは少ないです。TYPE−MOONとかの例外を除いて。本作に関してもとある事情から購入直前に注目度は高まりましたが、期待値としてはほどほどでした。
 で、蓋を開けてみてどうだったのかと言えば、かなり好ましい結果を引き当てたのでは、という感じです。なにぶんまだ始めたばかりなのであくまで暫定的な評価ではありますが今のところはなかなかに気に入っております。普通に各要素のレベルが高くて驚いている最中です。
 シナリオはちょっとあっさりしすぎかな、という面がありますけどテンポはかなり良くオムニバススタイルに相応しいテキストに仕上がっているかと。思った以上に止め時に困ってます。時間が迫ってやむを得ずここまでという感じ。
 シナリオの展開が事前の予想よりもずっとヘビーでかなり戸惑っております。中でも飯村さん関連はちょっとへこみましたよ。選択肢は彼女を選んだのになぁ。
 CG関連は相当の気合が感じられます。ヒロインの立ちCGのポーズが4種類以上というのはなかなか他では見られないのではないでしょうか。加えてそれぞれのポーズに複数の表情が用意されているのでかなり賑やかな印象があります。飯村さんのが少ないのは彼女が大人しいキャラだからと信じていたのに。
 イベントCGは思ったよりもずっとインパクトのあるものが多いです。グロいのも普通に描かれているし、キャラが衝撃を受けているカットの瞳が強く記憶に残ります。メインキャラでもお構いなしに表情が崩れるのは賛否ありそうですけど、個人的には賛の方で。普通のものでは飯村さんのしゃがんだカットの表情がかなり好きなんですけど、好きなんですけど、ううう。
 さり気なく背景もよく描けてます。枚数が少なめなのは残念ですが、田舎の風景の雰囲気がうまく出ているかと。立ちCGともうまく調和しています。

 2005年7月9日(土)    色紙〜シキガミ〜1回目終了
 「あやかしびと」の感想をアップしました。最後のシナリオでややケチがついてしまった感がありますけど、それでも充分に今年を代表する作品のひとつであると思います。勢いで一気に魅せるタイプのソフトが好きな方は向いているかと。
 
 「色紙〜シキガミ〜」。1回目はリョク。
 実は最初からやり直してます。というのも飯村さん贔屓の私は彼女が……な事態になったにも係わらず2話で選択肢があったことを拠り所にして以降では他のヒロインたちを徹底無視。見ているのは自分というナルシストプレイ。それでも折に触れ飯村さん話題が出ていたのでなんとか、と思ったんですが最終話一歩手前で何を選んでもバッドエンドの嵐。先に進めないのでした。
 で、仕方なくリョクフラグを立てつつやり直し。9話のラストはどう収拾をつけるつもりかしら、と思ったらそもそもそんなシーンはありませんでした。なんだかなぁ。
 最後まで終えての雑感としてはやはりシナリオの薄さが気になります。最低限の手順で結末に向かう流れは遊びがなさ過ぎて深みに欠け、どうにも単調で飽きやすいです。2周目以降スキップの嵐になることを考えると余計にこれは響いてきます。式符を使い尽くすと妖怪が出なくなるというのもどうにもご都合主義に見えてなりません。エンディングも誰のものだかよく分からないし。まさか式神共通エンドなんでしょうか。
 シナリオ以外の素材はかなり良い仕上がりなんですけどねぇ。

 2005年7月10日(日)    色紙〜シキガミ〜終了
 ガンダムSEEDDESTINY38話。いよいよ新オープニング&新エンディング。知っている人はもっと以前から知っていたんでしょうが、まさかケミストリーとはねぇ。知らなかった私は普通に驚きました。しかし、真の驚きは後半に。トリプルドムのパイロット初公開! ってやり過ぎ。いくらなんでもパクリ過ぎデスヨ。ガイアを女に変えたのが斬新なアイデアとか言うつもりですか。
 ルナマリアの発言は素晴らしい。誰に吹き込まれたのか知りませんが、よくもまぁそんなことを素直に信じられますな。さり気なくアスランに対する不満を吐き出しているあたり笑えます。フラれた(?)ことを責任転嫁ですか? これからはシンの肉奴隷になること必至でしょうが、まぁ頑張ってくださいと。
 気のせいかもしれませんがアスランのところへ来たカガリは霞んで見えました。来週の予告カットのメイリンはすさまじくエロいですし、相当気合いれないと彼女の立場は危ういでしょう。
 新エンディング。別に今回からの話ではありませんけど、こうした映像を見ると主人公はシンではないんだなぁ、と改めて思わされます。まーどう見ても悪役だしなぁ、今のカレ。
 
 「色紙〜シキガミ〜」。
 予想を遙かに越えるルーチンワークプレイにめげそうになりましたが好きな漫画を読むとかプロ野球観戦の傍ら進めるとかしてどうにか終了。2周目以降は未読部よりも明らかに既読スキップの時間の方が長かったデスヨ。面倒くさいことこの上ない。
 各式神エンドは予想通りでしたが、唯一の人間ヒロイン高倉千尋は予想外でした。まさか個別シナリオと呼べる箇所が事実上ないとはねぇ。さすがにこれは予想の範疇の外でした。個別シナリオがないならHシーンはどこに? といえばエピローグに存在している訳で。何かもう戦後処理のようでしたよ。Hシーンを除いた会話は式神シナリオと同じだし。やる気という言葉は知っていますか?
 もうすでにわかっていたことですが、飯村さんエンドはやはりありませんでした。ハーレム(?)エンドで掟破りで式神として復活しないかなぁ、と儚い期待を寄せましたが当然のように無理。なんかこのゲームって3〜4話あたりがピークだったような気がします。残忍のインパクトはすごかったし、主人公たちは間違いなく劇中最大のピンチであったし、飯村さんのこともまだ引きずっていましたし。
 そんなこんなで「色紙〜シキガミ〜」も終了。ゲーム感想は近日中に。
 
 May−Be SOFTの「モノむすめ、モノごころ」のHシーンサンプルアニメーションを見る。ウリはイベントCGのクオリティでアニメーションということですが、それもある意味、当たり前でした。まずイベントCGを完成させてそれを各パーツに分けてわさわさと動かす。それがアニメーション。動かない部分があってそこがすごく不自然。何とも不思議な味わいの映像でしたよ。

 2005年7月13日(水)    ANGEL TYPE1〜2回目終了
 仮面ライダー響鬼23話。先週、録り逃した影響なのか否かどうも話がよくわからなかったり。それにしてもマカモウの退治方法の有効性にそんな差があるとはねぇ。
 
 ぱにぽに2話。オープニング5点。取りあえず見ている人間に不快感を与えたいのかと普通に思った。よくわかりませんが素材が用意できなかったんでしょうか。
 本編の方はたまに面白く感じるところもある。しかし、それは例外なく原作のネタであったり。正直、この作品を見ている時の私の表情は実に忙しいのではないか、と思う。笑ったかと思えば苦々しい顔をしたりしているのだから。
 私の中の比較的冷静な視点で気になるのは一部のキャラの扱いがとてもテキトーであること。早乙女先生とかなんで? というくらいにいい加減。反面、ベホイミはスタッフのお気に入りなのか随分と力が入っている。アイキャッチにまでなってるし。
 
 「ANGEL TYPE」。「萌えろダウンヒルナイト」がインストールできないのでこちらをチョイス。しかも、サポートからのメールによると私の他にインスト不可な声は届いていないという。しかも、以前に書いたCD版であることがきっちり効いている不具合でどうにもついていないと感じる。
 閑話休題。
 およそ4ヶ月の寝かせ期間をおいてようやく開始した本作ですが、それでも4年近くも待った待望の作品であるには違いありません。ただプレイすることがこんな風に楽しくなる作品も稀です。
 肝心の出来の方はといえば素材を引き継いで制作された作品にしてはかなり頑張っているのではないでしょうか。CGと音楽の作り出す雰囲気に合致したテキストを用意できていると思います。
 1人目は柚月未憂。
 ルートによるキャラの絡み方がかなり雑という印象。古坂なんてとても重要なキャラに見えないのに意味ありげに登場してそのまんまだし、主人公がよく話すという設楽はしっかり立ちCGも用意されているのに2シナリオを終えても出番はないに等しいくらいだし。
 本筋に関しては未憂はともかく主人公の問題がどうにもねぇ。心の問題という微妙なネタを終始、抽象的というか曖昧に描いているのでどうもプレイヤー側にうまく伝わってこない。大した問題でもないように見えるし、そうかと思えば非常に大きな問題にも見える。だから、逃避しても立ち向かってもあんまり伝わってくるものがないんですよねぇ。最終的には結局、成長していないように見えるのもなんだか。うーん。それとこうゆうヒロインの扱いは個人的に好きになれず。主人公のことも合わせればなおのこと。
 それにしても、もしかして完成済みのCGを渡されて、それをつなぎ合わせるようにシナリオを作ったんでしょうか。色々とイベントとCGの間に違和感を感じることが多かったです。特に半分剥いたチョコレートを渡すCGなんて苦しいにも程がある使い方でしたよ。しかも、これでも未使用のCGがある訳ですからねぇ。
 2人目は川原砂緒。
 未憂シナリオとは反対に主人公の問題はあっさりとクリア。物足りないという考えがある反面、主人公の苦しみを見ているのでその特効薬(打算することなく他人のために何かするということ)に納得させられる面も。
 心理描写が充分とはとても言い難いのだけれど、それでも私は砂緒シナリオの方が好きです。苦しみを乗り越えた上での努力が報われないのはあまりに読んでいて痛々しいですから。それと単純にヒロインとして砂緒の方が魅力的なんですよね。立ちCGによる数々のポーズと表情は彼女のキャラを十二分に引き出していましたし。キャラの絡み方も多彩で好印象。地味ながらサブキャラたちがいい味を出しています。

 2005年7月14日(木)    ANGEL TYPE終了
 3人目は佐倉詩希。
 主人公の問題は相変わらず抑え気味。しかも、砂緒シナリオにあった病気を克服できた、というような描写さえない。かなり割り切った構成であるように感じます。
 シナリオのメインは詩希に関することなんですが、実際にはあまりそういう感じもしません。未憂や砂緒のように深刻な問題を抱えている訳ではなく、あくまで物語の進行に沿って障害が出てくる展開なのでどうにも不思議な感じがしてしまいます。なんとなく「まず悩みありき」がこの「ANGEL TYPE」という作品ではないかと思っていたので。その流れはひとことで言えば不思議少女との交流、これに尽きると思います。やがて迎える問題も正直、前述の二人ほど困難とは思えませんでしたし。
 でもまぁ、あまり深刻になり過ぎない詩希シナリオの方がこの作品の目指す方向として向いていると思います。だって負の方向のシナリオを書くにはヒロインの立ちCGの数々があまりにも可愛らしすぎるんですよ。特に照れた表情は絶品もので、萌えゲーでもまるで構わないんじゃないかと思わせるくらいです。
 もったいないのは意図のよく分からぬイベントCGの拡散具合。ストレートに目的のヒロインのシナリオに向かうと当人のイベントで見られないものが複数ある、というかどのヒロインも1ルートでは絶対に全部のイベントCGが埋まらないのはどうかと思います。ただでさえ、尺が長いとは言えないシナリオなのに。これもパッチワークのようにシナリオを書いた影響でしょうか。
 4人目は希崎望。
 サブキャラと思いきやしっかりとシナリオがあって驚き。まぁ、パッケージに描かれていないだけあって、シナリオ分量は3人に比べて控えめでありますが。
 メガネさんであるにも係わらず珍しくお気に入り。八樹隼一郎氏のデザインがもろに私の好みであるからでしょうけれども。他にもテキストやボイスがその存在に深みを増しています。仮にシナリオがなかったとしても本作に必要不可欠なキャラであることは間違いありません。
 ただ、シナリオとしての弱さは否めないところ。ハッキリ言って絶対的な文章量が足りなすぎます。望シナリオに限らず、この作品はひとつのシナリオだけを見るのではなく、足りないところを他のシナリオで補ってやらなくてはなりません。主人公の問題なんて特に。シナリオライターは1冊の小説のつもりで書いたのではないか、そんな風に思わせられます。

 2005年7月15日(金)    _summer開始
 珍しく予約をして買いました。件のHOOKビジュアルブックがもらえるからなんですが、想像以上にしっかりした作りでビックリ。サントラとCDドラマまでついているし、充分にお金が取れる仕上がりですよ。私はファンというほどHOOKに思い入れのある人間ではないですけど、それでも嬉しくなりますね、ここまでしてくれると。
 現在、まだほんのちょっと。もう少しで個別ルートに入るのかな、という匂いがしてきたくらい。正直、CG目当てで期待していなかったせいもあって、ここまではなかなか楽しめています。「Orange Poket」、「Like Life」を経て全体的なレベルが一段か上がったかな、という気がしています。ここまでは。ヒロイン陣もそつがなくなってきたように思いますし、背景を含めたCGもかなり良くなってきたのではないかと。
 ただ、それでも細かい配慮不足なんかはまだまだ残っています。例えばシステム面だとタイトルからクイックロードが使えないだとか、なぜかここへ来て起動ディスクが必要になったとか。戯画でさえ起動ディスクは止めたというのになぁ。
 テキスト面だと漢字変換。萌えゲーならあまり意味なく漢字を使うものではないと思います。「そんな事言う」だとか「誤魔化す」だとか。もっと開いた方が効果的ではないでしょうか。特にヒロインのセリフには気をつかうべきではないかと。イメージの一端でもある訳ですし。
 CG面だと各ヒロインの立ちCGの照れた表情。赤みがほとんど目立たないのでよーく見ないと照れていること自体に気付かない。これは萌えゲーに限らず重要な手抜かりのように思います。

 2005年7月17日(日)    _summer1回目終了
 ガンダムSEEDDESTINY39話。ああ、今回はなかなか良かったです。ヒロインの危機にヒーローが現れる。ベタではありますが、王道の展開は見ていて気持ちよいです。ラクスも普段は弱い部分を見せないだけに今回はたまに見せる弱さになって効果的だったんではないかと。ま、やはり主役はキラってことを再認識するエピソードでした。
 先日、1/100のディスティニーを見て主役機のくせに悪役顔をしていることを知りました。こんなところでも何か暗示している感じ。
 
 仮面ライダー響鬼24話。なんだかんだでイブキはいつもいいところを持っていくなぁ。弟子も美少女だし。とはいえ、人気はどうなのかと言えば微妙なところ。トドロキのウリはあの無様(失礼)なところにある訳だし。少なくとも同人誌のネタにしやすいのはトドロキの方だよなぁ。
 
 「_summer」。1人目は島津若菜。
 先日の日記の段階においての雑感は悪くなかったんですが、プレイを進めるに連れ下降線を辿っていきました。とても残念なことですが、いつものHOOKかなぁ、と。まったりと言えば聞こえはいいんですが、サイズの大きなシナリオでそれをやられるとかなり堪えます。冗長と表現するほかありません。
 箱入りお嬢さまという言葉から想像できる範囲を一歩も出ないシナリオもとても誉められた出来ではありません。そのくせ、お嬢さま特有の障害の多さや克服の困難さなんてものはまるでないし。一緒にいて「暇だなぁ」なんて言葉が出てしまうお嬢さまヒロインって一体。山のような習い事をしているはずなのに毎日当たり前のように会えるってのもどうかと。極め付きはカップル成立後なかなか好きだと言ってくれない主人公に業を煮やしてした行為。学園の掲示板に二人の写真を張り出す、ってすごい思考です。そうすると好きだと言ってくれると思うあたりもすさまじく。もっと恐ろしいのはそれを違和感なく見破ってしまう周囲の人間ですが。よくもまぁ、そんな思考に追いつけるものです。
 翻っては主人公。取りあえずワシントン条約で保護した方が良いくらいに鈍感です。エロゲーの主人公には標準装備と言っても良いスキルですが、彼の場合はそれがずば抜けております。上の件がまさに良い例で、交換日記代わりの手紙でダイレクトに訴えられ(しかも、その場は気付いている)、態度で訴えられ、手紙を他ヒロインに読んでもらってヒントをもらい、一晩の猶予を与えられてもなお気付かない。遂には他ヒロインから掟破りにも答えをもらったというのに、それでもわからない、納得できない。理解するまでの時間も恐竜なみ。プレイヤーの懸念はひとつ。もしかして他のシナリオでもこんな人物に付き合わなくてはならないのか、という点。頭が痛いデス。
 そしてエンディングにも看過できぬ問題が。若菜の卒業式に主人公宅でお祝いのパーティーを開催。ってどうしてみんな半袖夏服なんですか!? イベントCGまで。実はこの学園はアメリカにあって卒業シーズンは夏だったりするのですか? そんな馬鹿な。

 2005年7月19日(火)    _summer2回目終了
 ここのところどうにも調子がイマイチ。エロゲーをなんとなくプレイしたり、思うままに日記を書くくらいは何とかできるんですけど、文章を推敲するのがすごく難しい。というかツライ。おかげでゲーム感想に手を着けることができません。宿題は溜まる一方になのにどうしたものかしら。
 
 ぱにぽに3話。どうやらオープニングはあのまま押し通すつもりらしい。果たしてスタッフはアレにどれくらいの満足感を得ているのか、実に興味深いところである。
 相変わらずキャラによってスタッフの愛情に大きな落差を感じる。これまでも怪しかったが、今回で決定的になったのが上原都。原作にないデコの鏡代わりの表現は悪意を感じるほどにしつこい。あの演出で都を好きになる人間はなかなかいないだろうしなぁ。
 新登場キャラは取りあえず綿貫響が意味不明。なにがしたいのやらよく分からない。白鳥鈴音の紹介のさせ方もどうかと。絵が小さい上に表示の仕方が悪いので秋山乙女と一緒になっていて混乱しやすい。後半の二人のじゃれ合いは原作同様でとても良い感じなのに。しかし、ぱにぽににエロは必要ないのではなかろうか。これ以上違う作品にすることないと思いますよ。ヤンキーはなんだかキャラを読み違えているような気がしてならない。
 
 「_summer」。2人目はメインヒロイン波多野小奈美。
 2周目ということで既読スキップを初使用。スピードは早い方なんですけど、毎日の区切りの日付表示が全く加速されないのが困りもの。というかキャンセルすると日付が見れないこの演出はセンスが悪いとしか言いようがありません。窓が二つのくせに情報はひとつなんですから、もう何を考えているのかと。
 システム繋がりでもうひとつ。選択肢表示の際にマウスホイールによるバックログが使えないのは不便。普段は問題なく使えるだけにより不便に感じやすい。システム設計ってのはこういうところにセンスが出るよなぁ。HOOKもまだまだだなぁ、と。
 シナリオはスキップ使用のせいか、それとも純粋な絶対量が違うのか、若菜シナリオに比べるとまだしもテンポは悪くなかったです。これって本作では結構、重要かも知れません。とはいえ、主人公は変わらずに感じ悪いので相殺している感も。
 幼なじみに朝と夜、時には昼食も作ってもらって、さらには掃除洗濯までしてもらっていながら他人に指摘されないと自分がどれほど恵まれているか気付かない。買い物の時に荷物を持つことさえ「仕方ないな」とか言う始末。どうすればここまで図々しく生きられて無自覚でいられるのか。そういや「Like Life」の主人公も感じ悪い奴だったなぁ。もしかしてライターというか、HOOKの常識が怪しいのか?
 テンポは良くなったものの、その代償にポイントである灯台の件はすごく唐突な印象。いきなり出てきていきなり解決してしまった感じがあります。メインヒロインなのだから共通ルートから伏線を張っても問題ないと思うんですけどねぇ。思い出すから小奈美ルートへ行く、思い出さないから他のヒロインのルートへ行く、でいいと思うんですけどねぇ。どうせ、あのヒロインよりも目立っている灯台デモがあるんだし。しかし、デモの灯台と劇中の灯台はまるで別物に見えるのはなぜなんでしょうか。
 灯台の後はひたすらにまったり。主人公の駄目っぷりも少しは緩和されています。優しい目で見れば成長していると言えなくもない、のか?

 2005年7月20日(水)    _summer3回目終了
 3人目は天野千輪。
 最初にひとつ。千輪と痴話喧嘩という体を張ったギャグはありませんでした。こんな名前な上に毒舌キャラなので期待したんですけど残念です。
 いつでも唐突に現れる辛口天然系というキャラ自体はなかなか(特にHOOKにしては)よろしいのですけど、肝心の根っこの部分がどうにも駄目駄目で。破天荒キャラというのはどうして主人公を好きになったのかがわかりにくい。言動が理不尽なのでそこからは理由を探れないんですよね。で、本作の場合はわざわざ教えてくれる親切設計。これなら誰でも納得です、とはいかないのがHOOK流。
 兄弟がいないがゆえにそうした存在に憧れる。それは全くもって問題なし。問題は義妹ヒロインの発言「自慢の兄です」。そして親友だからか全く同じ所見を持った千輪さん。どうやら一目惚れにも等しかったようで。結局、ここでも主人公の人柄がネックになっている。これのおかげで問題ないはずの動機が大問題に。聞けば聞くほど人違いではないかと問い正したくなる。エロゲー史上でもここまで無思慮、無神経、無遠慮な人間はなかなかいないというのに。昨日も書きましたけど、やっぱりHOOKスタッフとの間に常識の落差を感じざるを得ない。だって優柔不断魔神の孝之くんがすごく善良に見えるもんなぁ、この主人公見てると。
 シナリオは正直、上に書いたネタが全てかなぁ。他には内容らしい内容は存在しません。カップル成立後はひたすらにいちゃつく状態のままエンディングへ一直線ですからねぇ。厳しい目で見るならやる気を感じません。物語を紡ぐ気があるとはとても思えませんから。
 CGというか原画。2人で描いているのはスタッフロールからもわかるんですけど、もしかして分担はキャラ毎という訳でもないでしょうか。3回目のHシーンとかそれまでとかなり違うような。他のヒロインでもなんか雰囲気の違うものが何点かありましたし。
 
 最近のサンデー。昔、コンテンツのひとつだったせいか時折、すごく書きたくなることがあります。
 ここしばらくはなかなか粒揃いだと思うんですが、黙って見ているとたまに恐ろしいことをするのがここの編集部。「金色のガッシュ」は少年漫画として複雑すぎることもなく良い按配だと思うのだけれど、他のアニメ化作品はなんだかどれも浅く広くがウリのように見えてどうもね。
 「あいこら」:アイデアはかなりいいなーと思ったんですが、蓋を開けてみれば中身は前作と全く同じで進歩がない。あとこの作者はカラーとの落差が冗談みたいに激しい。イラストレーターの方が向いているのかも。
 「絶対可憐チルドレン」:この漫画の難しいところは読み切りの時に最大のネタ、未来の予見をやってしまったことだよなぁ。確かにアレは盛り上がるけれど、実際にそれはエンディング後の話な訳で。漫画のメインは子供である今なのだから、このへんはどうしようもないジレンマか。
 「ハヤテのごとく」:絵が抜群ではなくとも話が良ければぐっと印象は良くなるという見本のような作品。個人的には1〜2話あたりが最高でそこから下がってきているのが不安だったがヒナギクの存在が風向きを変えてくれそうでちょっと期待したい。サンデー作家にしてはカラーは悪くないのも珍しい。
 「史上最強の弟子ケンイチ」:ラグナレク編ラストはうまく盛り上がっていたのに新展開以降は驚くほどの下降線を辿っています。どうしてここまでになってしまったのかなぁ?
 「MAR」:これの駄目さ加減は筆舌に尽くし難く。特にしばらく前のナナシ戦は酷かった。よくアニメ化したなぁ、と本気で思います。
 「最強!都立あおい坂高校野球部」:現在、毎週楽しみと言い切れる唯一の作品。しかし、それだけに今週の展開には一抹の不安が。前回まで1回の攻防だったのにいきなり8回ですか。まさか突然終わったりしないよなぁ。本気でビクビクしております。昔、北崎拓氏の「ますらお」が終わった時も信じられなかったからなぁ。あの時なんて最終ページを読むまで打ち切りを全く疑わなかったくらいで。以来サンデーの好きな作品に対してはトラウマ的な不安がつきまとってマス。個人的には本当に面白いと思うんだけどなぁ。あと嫌な予感の元凶が今は休載中の「クロスゲーム」。ひとつの雑誌に3つの野球漫画はいらないだろ、とか編集部に考えられたら困ります。ああ、どうかプロットに沿った結末を迎えますように。
 「ブリザードアクセル」:これって「YAWARA」のように絶対負けない系のスポーツ漫画なのかなぁ。普通に疑問です。新展開は実にうまく滑り出した感じ。「ケンイチ」とは大きな差が出たような。ヒロイン、ライバルともしっかりキャラが立っていて好印象。「僕と君の間に」よりもこちらの方が好き。
 「道士郎でござる」:「あおい坂」に次いで楽しみなのがコレ。爆笑度が高いので人目のあるところで読むのはそれなり以上に危険。ただ、主人公はどっちなのかねぇ。
 「こわしや我聞」:もう一歩、何かが突き抜けきれないところがあるように感じてならない作品。要所要所の展開やネームに詰めの甘さのようなものを感じる。単に少年誌だからオタク雑誌のような割り切りができないだけかもしれないけど。

 2005年7月23日(土)    _summer4回目終了
 ようやく体調がましになってきたのでどうにか「色紙〜シキガミ〜」のゲーム感想をアップしました。時間を置いて考えてみてもやはりシナリオが大きなネックとなっている作品ですな。他は良いものが揃っているのにねぇ。
 
 「_summer」。4人目は海津沙奈。
 基本的に代わり映えのしない展開なのでさすがに飽きてきました。もうちょっとヒロインによって展開に差をつけて欲しいところです。けして会話自体が面白い訳ではないので。主人公のパターンもいつも同じ。気がつけば好き、というやつなので。さらに工夫が足りないといえばどのシナリオも告白→即Hという流れがまるで公式でも存在するかのように同じ。複数ライター制でそれはないんじゃないの? と。
 正直、沙奈というキャラに対してシナリオというほど特別なものはないです。他のシナリオよりもちょっと出番が増えている、という程度の印象しかないです。出番が増えるということは小奈美を押し退けなければならない訳でそのあたり苦しさが漂ってます。出てくるはずのところでなぜか出てこない。出てきても退場する理由付けが厳しかったり。
 CG面でもったいなーと思ったのは立ちCG。沙奈は寝間着姿や風呂上がりといったシーンがよくあるのだから、リボンとかパーツをつけていないバージョンの立ちCGがあると良かったと思うんですよねぇ。少なくとも夕陽が当たる時に別のものを用意するよりは有意義だと思うんだけど。

 2005年7月24日(日)    _summer5回目終了
 ガンダムSEEDDESTINY40話。あっはっは。や、もうホント笑うしかありません。金色ってだけならそれほど気にもかけないのに機体名が和名な時点でもう呆れるしかないです。冗談抜きでこの作品のテーマはパクリなのかと思えてきます。先週のザフト艦艦長のセリフだって数字だけ変えてそのまんま引用だし。あとそもそも暁が保管されているそこはどこなのよ、と。オーブ国内ではないところに有事に備えたモビルスーツを隠すってのもなぁ。フリーダムの再出撃の時といい、この世界って整備が必要ないからなぁ。どうかと思うよ。
 そういや冒頭でシンが悪夢を見るシーン。ここでレイが睡眠学習セットとか用意していたら笑えたのになぁ。奴なら本気でそれくらいしそうだし。教材名は「独裁政権における忠実な駒の作り方」とか。
 
 仮面ライダー響鬼25話。まるで絵に描いたようなサービスエピソード。香澄さんはすごいです、ええ色々と。
 
 「_summer」。5人目は七緒日向子。
 作品に関しては同じ不満を継続して感じているので正直あまり書くことはないです。いつの間にか存在感が増した、ってなセリフがいつものようにあって日向子シナリオは他に比べてさらにそれを裏付けするようなイベントが足りない、と感じたくらいでしょうlか。半ば予想できたことであるのだけれど、筋書きに力を入れないゲームというものはキャラクターが気に入らないともうフォロー不可能なんですな。読むだけで楽しめる掛け合いが用意されている訳でなし。
 珍しく終盤に障害が用意されていると思ったら、答えは何もせずともクリアできる、でした。そもそも学園で教師が特定の生徒に手作り弁当を渡して全く問題がない、と思っているあたりがすごい。また、それを見て2人が恋仲にあることを知らないのに突っ込まない周囲もどうかと思います。脳を使って生きてますか?

 2005年7月26日(火)    _summer終了
 ぱにぽに4話。録り逃し。すごく普通にその存在を忘れてました。もう見なくても良いかなぁ。
 
 「_summer」。6人目は海老塚信乃。
 ギブアップ。同じかどうかわからないのだけれど、若菜シナリオのライター同様、主人公の性格がかなり悪い。全体をプレイしてわかったことだけど、主人公がかなりアレであるのは割と局所的。恐らく1人ないし2人のライターの担当した箇所だけ特に主人公の人物像が悪い。鈍感、無思慮、無神経、自分勝手、独りよがり(似た意味を含む形容であってもこの主人公だと使いたくなる)などなど挙げればきりがない。
 さらにこのシナリオでは信乃というヒロインも大きく係わってくる。取りあえずケンカするほど仲が良い、と言いたいのでしょうが二人ともに言動も行動も殺伐としすぎていて、とても微笑ましい光景に見えません。第三者に冷やかされて否定する姿がただの事実の確認でしかない。仲違いしているようで実は歯車が噛み合っている、なんてことが一切ないので当然なんですが。2人の様子を察知して身を引こうとする幼なじみが痛い。だって客観的には勘違いにしか見えないし。あのささくれた空気のどこにそんなものを感じているのか。
 主人公は「信乃がいつもと違う」、と言うのですがプレイヤーからすれば違うのは信乃ではなくて主人公。明らかにこのシナリオだけ性格が違ってます。呼ばれてもいないのに(選択肢もない)首を突っこんでかき回す、という素敵スキルが追加されています。あと自分は悪くない、という責任転嫁スキルも。
 そして、このシナリオでもやはりネックになるのが主人公の人間性。ヒロインが物語の始まる前から惚れている、という設定なので大前提からして頭を抱えたくなるほど苦しい。フォロー不能な主人公で常日頃からあんな実りもなければ潤いもない会話なんてしておいて、盲目的に好きなんてあり得ないにも程があります。
 という訳で読んでいるのがキッパリと苦痛であり、我慢の限界点も越えたので終了。
 ラストはめがねの高橋さん。
 鳥居花音さんはもうエロ含む演技はしないのかなぁ、と悲しくなるシナリオ。取りあえずヒロインは透明人間。プレイヤーの妄想力がヒロインの容姿を決定します。椎名ゆうひでもレティシア姫でも朝倉音夢でも好きな姿にしましょう。どれもNotめがねですが。
 まー、声だけシナリオというのは1度だけならアイデアとして悪くない。なんかリアルサウンドなんて言葉が脳裏をよぎりますけど。それはともかく、ポイントとなるのはビジュアルには頼れない、使用する楽曲も基本は同じ、つまりよりシナリオが重要になる、ということ。果たしてスタッフがそれをわかっていたのかどうか。結果としてはそれまで何ら変わることのないレベルでした。すなわち突っ込みどころ満載と。
 温かみのある声の持ち主が学内放送のDJになった。なぜかみんな放送を熱心に聞くようになりファンレターまで届くようになった。ここまではいいとして、学内放送で自分へのファンレターを読み上げる。そしてコメントまでする。一体どこの芸能人ですか。聞いている方もそれを不思議に思わない。明らかな異常空間。
 さらに意味不明なのはこの放送を教師が止めさせようとしたこと。確かに人格を疑うところはあるけど、検閲をかける程とはとても思えない。恐らくライターの都合。この問題は解決するのだけれど、主人公がしたことは署名しただけ。ホントに主人公?
 会うことができない主人公とヒロインに恋のきっかけを作るために起こしたイベント。それは少女漫画の古からの超王道。主人公の意外な姿をヒロインがたまたま見かけてその姿に、というアレ。駄菓子屋の前を通りかかった主人公が泣いている幼女をあやす、という内容でそれを見た高橋さんが感心する(知らない人なのでこれくらい)のは全くもって問題ありません。問題なのはどんなフラグを立てても主人公は見ず知らずの人に親切なことをする人間ではない、ということ。そんな心遣いができるなら本作はもっと違ったゲームになっていたに違いありません。
 何はともあれ「_summer」も終了。ゲーム感想は近日中に。
 
 オーガストの「夜明け前より瑠璃色な」のデモを視聴。お金かけてるなー、というのが正直な感想。ここはもうかったお金をきちんと次作に活かす、という点においてすごいと思う。というか見えやすい形で示してくる、と言うべきかなぁ。しかも、ねこねこみたいに後先考えず見境のない使い方をしないあたりもバランス感覚に優れている気がする。
 内容はこれまでの路線を保ったままでなんとか目先の違ったものを、という感じ。信者レベルのファンでないと内容を長く覚えているのは難しそう。
 話を戻すとオーガストはお金を有効に使うメーカーで作品毎にきちんと進歩している。なのにシナリオが一向に進歩しないのは本当に不思議。ふと考えることがあるのだけれどオーガストと丸戸史明氏が組んだらすごいことになりそう。べっかんこう氏の描いたキャラももっともっと活きるだろうしね。

 2005年7月31日(日)    第3次スパロボαその1
 数日前からプチリフォームしていて、家の中で荷物を移動させる日々が続いていたのであまりネットに繋げませんでした。ああ、パソコンって移動するのが面倒くさいですねぇ、ホント。やたら重いしかさばるし。壊れたりしないか神経使うし。
 てな訳でもう水曜日の話なんですが「_summer」の感想をアップしました。なんつーか、最初だけは期待を持てたゲームでしたな。世評は割れているようでそれだけでも驚きです。正直、HOOKだからという気がしてなりません。まったりは別に構わないんですけど、もう少し読めるというか楽しめる会話にして欲しいものです。ストーリーを放棄している以上、テキストはよりハイレベルが要求されると思うのですけど。
 そういや先日のめがねの高橋さんシナリオで書き忘れたこと。DJの復帰が決まって放送委員が顛末の解説の放送(だったかな?)をしている時のセリフ、本来は「倫理、道徳を守って……」だと思うんですけど実際にはテキスト、音声とも「論理、道徳を守って……」。まぁ、ミスは誰にでもあるものですけど収録の時に誰も気付かないんですかねぇ。明らかに意味が通らないのに。
 
 ガンダムSEEDDESTINY41話。ようやく盛り上がってきたというのに総集編。というかやはり主役はキラということを視聴者に再確認させるエピソードだったような。それとアスランはもしかして赤いモビルスーツに乗ることしか許されていないんでしょうか。
 
 仮面ライダー響鬼。世界水泳で中止。マジレンジャーとこれがないと日曜日は楽しみが半減だなぁ。
 
 「第3次スパロボα」。当然のように買いのめり込んでおります。もちろん、主人公はやる気なしのカレ。搭乗機も格好悪いですけど、このルートしかゼオラたんは出ないし止むを得ないのです。つーか、それがなくとも今回は第2次に比べて主人公、搭乗機とも魅力が足りないような気がします。特にマニュアルの搭乗機のイラストはこちらのモチベーションを奪う気なのかと思うほどの仕上がりで一見の価値ありなほど。
 で、現在10話くらいなんですが、自分でも恐ろしくなるほどにゼオラを依怙贔屓中。無論、小隊長は彼女。主人公(名前を覚えていないあたりに私の彼に対する関心度が窺えます)は永遠に小隊員。最初に覚えた技能はもちろんラーニング。
 優遇している中で気になっているのがボイス。声優さんは同じだと思うんですけど、なんか微妙に声というか演技が違うような気がして戸惑ってます。思わず第2次を引っ張り出して確認してしまったくらい。結果としては想像よりも差はないですけど、やはり少し演技が変わったように思います。ちょっと残念。
 ところで私のゼオラたん溺愛っぷりが思わぬ苦戦を呼び込みました。その落とし穴の名はフェイズシフト装甲。私はSEEDを見てはいましたけどその設定はよく知らずにいました。ま、正式な設定はともかく本作におけるフェイズシフト装甲はビーム兵器以外の攻撃を2000軽減というもの。つまり、Iフィールドとは逆なんですな。わかる人にはわかることですがセオラの愛機ビルトファルケンにはビーム兵装がないんですな。本来それこそがビルトファルケンの強みなんですが、まさかそれが仇となる日が来ようとは。ゲームはまだ始まって間もない頃。熱血も誰一人として覚えてはおらず敵に与えられるダメージも最大で5000程度でほとんどが3000代。そんな中で2000も削られては苦戦は免れません。なにせ金銭のほとんどはビルトファルケンに費やしているくらいですから他のメンバーもねぇ。一気に難易度が跳ね上がった気がしましたよ。
 第2次からの継続して出ているメンツの戦闘シーンは基本的に同じ。ちょっとアレンジしているものもあるくらい。そのせいかあまり気に入っていないSEEDメンバーをなんとなく優先して使ってます。数年ぶりのαなんだしもうちょっとなんとかして欲しかったです。こういう風に感じてしまうところが既に、ね。
 ちなみに発売日にタイムリーとばかりに有葉氏のゼオラたん本を買いますた。実は買うまで氏が「魂響」の原画家ということも知りませんでした。表紙からの印象はあまり良くなかっただけに嬉しい誤算の買い物。正直、カラーよりも鉛筆書きみたいな絵の方がこの人の絵は映えるような気がします。
 
 SQUEEZの「炎の孕ませ転校生」のアニメーションデモを見る。これが以前に書いた「モノごころ、モノむすめ」と全く同じパターン。イベントCGを各種パーツに分けてそれをわさわさ動かすという手法。しかし、あちらに比べるとセンスの問題なのか、それとも原画との相性なのか、それほど違和感もなくエロく見えます。
 にしても、これの前の膣出しアニメーションといい孕ませメーターといい、ここは馬鹿なこだわりが微笑ましいです。これなら衝撃の22Pも失望するだけでは終わらないかも。

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