徒然なる日記
ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。


 2007年6月1日(金)    E×E開始
 すでに数日前の話ですが「めいくるッ!」のゲーム感想をアップしました。評点は悩んだのですが、プレイ開始後に意外な好感触で期待値がやや上方修正されたこともあって厳しくつけました。共通シナリオのノリで最後までやってくれればねぇ。全体的な印象は違いますけど、共通と個別で大きく違ってサブキャラに魅力がある、という意味では「きみはぐ」とちょっと似ていますね。あと年間でも特筆したくなるほどの小ボリュームは残念でした。
 
 クレイモア9話。現代に復帰。この作品に萌えを求めるなんて誰に聞いても間違いだと答えると思いますが、それでもクレアには華やかさが足りないよなぁ。少女編は可愛かっただけについそう思ってしまいます。他のクレイモアのメンツにはちゃんと華がある人がいるだけにね。
 先週で触れた「私の中にテレサの血と肉を」のセリフがあって一安心。これがないとイメージ弱いし、クレイモアになった経緯がわからないですからね。
 今回Aパートで強く思ったのは意外と説明がある作品なんだよなぁ、ということ。漫画で読んでいるとたいしたことないように思える設定説明もアニメにしてみると意外と時間を要するものなのですね。ほとんどそれで終わってしまいましたから。
 予想通りというかなんというかミリア、ヘレン、デネブの声は個人的イメージと大きくかけ離れていました。比較的、掴みやすいキャラのヘレンさえだいぶ違ってびっくりなくらい。こうなるとオフィーリアはもっと違いそうだなぁ。
 
 「E×E」。まだ始めてほんの少し。パッケージに書かれたあらすじの内容もこなしていないほど序盤。
 取りあえず本作も対応OSが2000/XP/Vistaということでドキドキしながらインストール。すっかり臆病になっている自分を発見しましたが特に異常もなく無事に終了。成功の文字に妙に安心しました。まぁ、こんだけ不安になるならとっととOSを変えろよ、という話ですが。
 今のところ良さそうな手応えを感じています。CGと音楽は安心して鑑賞できる出来でメインの理由が原画買いである私としては第一チェックポイントは無事通過というところでしょうか。
 問題になるかもしれないのはやはりシナリオ。購入の裏の理由が設定というかシナリオのジャンル的部分であるだけに序盤の今は小さなことでも不安になってしまいます。
 取りあえず日常の描写は問題らしい問題もなく萌えゲーなら十分に合格点が出そうな感じなんですが、それ以外のところが、ね。ミステリーというかサスペンスっぽい雰囲気作りの描写がちょっと。テキストの端々で世界観の構築に疑問を持ってしまうんですよ。
 ・主人公は10年前の入院中に火事で母親を失った。それ以後、妹と身寄りのない母の知り合いである沙耶さんと3人暮らし。 
 ・学園が終わると主人公はバイト、沙耶さんは非常勤のような形で働きに出ている。
 ・住んでいるのは高級そうなマンション。部屋も広そう。
 ・妹が体調不良で病院に連れて行くと異常はないけれど入院を勧められる。はっきりと選択権が主人公側にある状況であっさりと入院を選ぶ。
 この箇条書きにした点だけでも違和感を感じます。主人公の家は実は資産家なのでしょうか。それとも10年前に保険収入が? しかし、それだと今後の展開で母が復活する(あらすじの範囲内)のでおかしいし、資産があるなら親類が出て来ないのも奇妙。すると沙耶さんがお金持ち? それも職業を考えると難しいような。なにより2人の働き方を見ると裕福な人間には見えないんですよね。主人公がバイトしているのは家計を助けるためのようだし。
 そのわりには自分でも深刻に考えていない妹の入院を躊躇わず決めてしまう。沙耶さんに相談しないのももちろんですが金銭的なことを考えにものぼらせないのも。まして妹の健康には代えられないとか考える訳でもない。
 そして、存在からして謎な沙耶さん。母の知己だというが、後ろ楯もない人間が保護者に収まるのもとっても奇妙。仮に主人公二人に他に身寄りがないとしても赤の他人が引き取るのは難しいような。だって主人公は10年後の今でさえ沙耶さんのことをよく知らないんですよ? たぶん自分よりも年上とか信じ難いことを仰ってるし。沙耶さんも沙耶さんで母親との出会いを聞かれると「確か、そんな感じでしたね」とかあまりにも不用意な発言をします。怪しいにも程があるというものですが主人公は完全スルー。きっと沙耶さんが自分で固めた設定なんだろうからそれぐらいはしっかりしとこうよ。
 どうも世界観の構築がうまくいっていない感じです。過去があるから現在がある、これはしごく当たり前のこと。辻褄合わせなんて言葉が出てくる余地などないはずなんですが、本作は現在を作ってから過去を作っている感が強く見えます。過去に重要な鍵がある作品だと思うんだけどなぁ。萌えゲーなら全く気にしない(する必要もない)ことですがシリアスなゲームでは世界観に関わることなのでもうちょっと配慮が欲しいところです。
 ところで妹さんはなかなかに魅力的なお嬢さんなのですが、火事のあった10年前にはどう見ても胎児以下ではないかというくらい小さいのですが、そこはやはりむりりん、こぶいち両氏が原画ということで仕様でしょうか。

 2007年6月4日(月)    E×E継続中
 帰ってきた時効警察8話。監督・脚本がオダギリジョー? クレジットにはそうなってましたが本当なんでしょうか。まー、どっちでもいいと言えばいいんですけど。特色は少しは出ていたように思いますがそれがどれほど効果的かと言えば微妙なところのように思いますし。三日月さん関係の演出をやり過ぎて正直、痛々しすぎかつウザすぎかと。過去に肥満体であったという設定になってからすっかり気の毒なキャラになってしまったように思います。
 来週は最終回。この分だとあんまり期待できそうもありません。最終回らしい最終回なんてのはこの作品には向かないと思いますがさて。
 
 天元突破グレンラガン10話。おお、予想以上にシモンのへこみ状態は続いてくれそうです。朝の子ども向け番組に挟まれていますからあまり暗い展開は続けないかと思いましたがそうでもなさそう。まぁ、でもさすがに姫をエヴァ末期のようなすんごい顔で罵るヨーコさん、みたいな状況にはならなさそうです。あっさりと打ち解けてしまいましたからね。
 気になるのは最後のダッシュでシモンが負傷したらしいことと螺旋王が先週と同一人物に見えないこと。なんかキャラが違って見えるのですが。
 
 「E×E」。週末が仕事だったせいもあって未だに1周目が終わっていません。
 なんか予想外にもキャラクターが全員、関わってくる作品という訳でもないのですね。取りあえず夏希ルートに入っているのですが、他のヒロインたちはほとんど出てきません。思い出した頃にちょっとだけ顔を見せてまたいなくなるという感じ。否応なく全員が関わる大きな物語だと思っていたので驚きました。
 ここまでプレイしていて閉口するのは主人公のレベルの低さ。いずれ成長する時のために今は我慢の時期なのだ、と自分に言いきかせてきましたがそれもそろそろ限界です。
 まず理解力が低い。一を聞いて十を知るという言葉がありますが、この主人公の場合は一を理解するために十以上の説明が必要という感じです。とにかく自分の頭で考えるということをしないので、説明を受ければ受けるほどわからない単語が増えていってキリがありません。察しの悪さは世界レベル。おまけに教えてもらう立場だというのにいつでもどこでも態度が大きい。恩を受けても非礼で返すというのが基本スタイル。目上とかまるで関係ありません。そのくせ自分が蔑ろにされることにはメチャクチャ敏感だったりします。
 次に適応能力がやっぱり低い。超常現象的なことに出会うと取りあえずフリーズします。敵味方が会話している間もただひとり固まったまま。誰かが声をかけるとようやく再起動。当然のように教えて君が発動します。しかも、人の話を聞かないタイプです。プレイヤーがとっくにわかっているようなことを敵味方を問わずに聞きまくり。かなり鬱陶しいです。せめて最初の方だけならともかく中盤を過ぎてもずっと一緒……(泣)。なまじ友情に厚いとか良い面があるだけに却ってこういうところが浮き彫りになります。ホント、もうちょっとどうにか。

 2007年6月5日(火)    E×E1回目終了
 1人目は籠夏希。
 実のところ最初は唐突に終わってしまいました。鑑賞モードが開かなかったことから考えてもバッド扱いなのかも知れません。しかし、なんでそういう扱いなのかさっぱりわからないんですよ。本作は個別ルートに入るとHシーン以外はほぼ選択肢がなくなるので何がいけないのかよーわからんと。
 ということであっさりと匙を投げて攻略サイトのお世話になることに。それで何がいけなかったのか検証してみるとどうやら「巨乳派」、「貧乳派」、「美乳派」の選択肢で「貧乳派」を選ばなかったのがマズかったらしいです。その場に夏希さん本人がいなかったので油断してました。ホントそこ以外はほぼ一緒で問題ないように思えます。
 ルートの中身としては微妙に変化。ラストバトルで寿士が助っ人に来ていたものが来なくなるという程度。まぁ、この違いが序盤の選択肢によるミニルート変化に起因しているかもですが、選択肢的には結果論でしかわかりません。どちらもどうして助っ人に来てくれるのかは選択肢からは少しも窺えないですからね。
 その他の違いはHシーンがひとつ多かったくらいでバッドと一緒。スキップのまま放っておいたらスタッフロールが始まってました。よーわかりませんな。展開としてはバッドに見えないし、どういう扱いでこんなルートを作ったのやら。これなら個別に入る前にバッドやノーマルエンドにしてしまえばいいような。
 シナリオの方は最後まで盛り上げ不足という感じでした。主人公が全く成長しないのも痛いです。彼に降りかかった災難は同情に値するだけのものなんですが、どうしても素直にそう思えない。ひとえにその苦難に対して主人公自身が何もしないというのが最大の原因ではないでしょうか。他人が全てお膳立てしたところに主人公は覚悟を決めるだけ。相変わらず態度は誰よりも大きく、今にも基本的人権がどうこうとか言い出しそうでした。他人の人権は気にしないくせにね。主張が最もわがままであることが主人公の資質ってのもなぁ。
 ヒロインさんも今ふたつ。最初は前髪が顔を隠しているタイプの昔懐かしい感じの造型です。当然、誰もが予想できるように中盤以降に変身します。ちと古い例えを出すなら「To Heart」の神岸あかりのように。
 最初はそんな彼女も新鮮ですが次第に慣れていくとそうした感情も薄れていきます。少なくとも変身前の時点できちんと気に入っていた人間としては変身しっぱなしというのは物足りなくなってしまうんですよ。たまーに見せてくれる目やぶっきらぼうなところが良かったのに、と。
 しかも、彼女は変身以後はまるで自分の意志を失ったかのように主人公に依存しっぱなしです。「嫌?」とか聞いてからでないと一歩も動けない体たらく。魔術の師匠だったはずなのにそんな姿はもう想像できないというほど。本筋の展開に対してもラストの直前まで蚊帳の外でしたしねぇ。
 焦点かと思われた両親の問題も投げっぱなしで、ジャンプの打ち切り漫画の如く「戦いはこれからだ」とばかりにエピローグでちょろっと触れるのみ。なんだかなぁ。
 基本的なところが揃っているだけに詰めの甘さが実態よりも大きく感じられるような気がします。ひとつの大きな物語を小分けにしすぎているようにも見えますが。うーん。
 そういやラストバトルで沙耶さんが真剣に行方不明なんですが一体どこへ行ったんでしょうね? 寿士の件といい、ひょっとしてこの最後の流れはどのシナリオでも一緒なんでしょうか。よくわからんなぁ。

 2007年6月8日(金)    E×E2〜3回目終了
 クレイモア10話。アニメはスピーディーですね。この「切り裂く者たち」編を映像で見ていると本当にそう思います。溜めが不足しがちになりますね。覚醒者があんまり強そうに見えないのがポイント。早さゆえにピンチがあっという間に終わってしまうんですよね。やはり、先週の引きがね。なんとか「こんな感じで… いかがかな…」のコミックス5巻と同じところで終われれば印象もずっと違うと思うんですけど。
 ややフライング気味にガラテア登場。タイミングの違いで脚本を意外といじらないといけなくて面倒そう。というか、シーンとしてはおいしい訳ではないので来週もやるならちとくどいかな、と。まぁ、ガラテアの存在の意識付けと尺合わせがテーマなんでしょう。個人的にはもっと戦闘シーンに割いた方が、とは思いますが。
 
 「E×E」。2人目は上御霊円。
 魔術師とか普通に出てくる本作において、この名前でバリバリの一般人というのはかなりの名前負けです。思わせぶり度は間違いなくナンバーワン。
 シナリオは魔術の「ま」の字もなく完全に普通の恋愛もの。このシナリオには2周目以降しか入れないということで、魔術や戦闘といった殺伐とした世界観に慣らされている身には非常に新鮮に感じます。また、それらの要素がないということは主人公が教えて君になって質問責めをかませてテンポを悪くすることがない、ということでもあります。ええ、「なんで俺のことを好きになったんだ!?」なんてセリフを相手や周囲にまき散らすことはなかったですからね。
 榊原ゆいさん演じる円の演技はまさにはまり役という感じで落ち着いて聞けました。主人公と距離の近い女の子役をやらせると本当にピタリと来る感じです。つい聞きたくなる演技と言いますか。 
 ボリュームもそれなりにありましたし、主人公像としても満足のいくものでした。まぁ、あくまでもサブヒロインにしては、ですけど。
 3人目は貴船未緒。
 ここまで来ると大体のことはわかってくる訳です。本作でいうなら最大の敵は主人公の言動であるのだな、と。この敵のスキルが発動し始めるとテンポは悪くなるし、ストーリーは進まなくなるし、プレイヤーのイライラは溜まるしとまさに百害あって一利なし。
 未緒シナリオでは彼女が師匠になりますが相変わらず態度がすごく大きいです。とても自ら頼んでものを教えてもらう身とは思えません。というか、ホント誰にでもタメ口なのね、この人。沙耶さんの教育は実を結んでいませんなぁ。
 本シナリオ最大の驚きは未緒の剣は我流の剣でただテキトーに振っているだけだ、という点。魔術で強化しているからともらった得物が剣だからというだけの理由で今の姿であると。燃えるゲームを目指しているならそういう腰砕けになるような設定は止めた方がいいと思います。
 結局、未緒シナリオの肝は主人公の大言壮語癖も役に立つことがある、ということなんですがライターは果たしてどう考えていたのやら。もしかしなくとも、ただ格好良いセリフを言っただけなんでしょうか。プレイヤーとしては空虚なセリフを並べられているだけなのでかなりぐんにゃりなんですが。
 ラストもかなり唖然とさせられます。どう考えても終わりだよな、というところからズルズルと続いて全Hシーンを消化。そして、低空飛行を続けたまま少しも盛り上がることなくエンディング。さすがにこれはどうなのかなぁ。プロットの時点から問題があったと言わざるを得ません。
 最後のシーンも演出を考えればいいのにという感じ。紅葉の体に入っている影臣という設定で、たやすく魔術で声や姿を影臣のものにしては駄目でしょう。悲壮感を出すにせよ、不気味さを出すにせよ、紅葉の声と姿だから意味があるのに。イベントCGで背後に影臣の姿をダブらせるとか効果的な演出はいくらでも考えられると思うのだけれど。なにより紅葉の可愛らしい声と姿はまさにこんなシーンのために設定されたのではないの? なんとも疑問だなぁ。

 2007年6月10日(日)    E×E終了
 帰ってきた時効警察9話。最終回。期待値が低かったということもありますが、思ったよりも楽しめました。以前の旅行とは異なるシチュエーションが目新しく、キャラクターの使い方も良かったです。やはりおなじみのメンツを動かしてこそ、でしょう。
 ただ、どっちつかずな締めはいかにも中途半端で印象悪いです。無理矢理に三日月がいなければ困るという流れにしてしまうのも本作らしくない感じ。さて、3作目は作られるのでしょうか。
 
 天元突破グレンラガン11話。どうにもならない時には基本に立ち返る。スポーツにも通じるところのある、正しい少年の復活劇でした。ニアの手助けの形が良かったです。けして万能の存在ではなく、きちんと弱さも持っている。立ち向かわねばならないものもある。そして、シモンも守られてばかりではない。とても納得できる展開でした。
 サブタイトルはもうちょっと深い意味かと思っていたのでちと拍子抜け。予告映像もなんかそんな感じに見えましたし。
 心配したシモンの怪我は杞憂だったようで一安心。やな感じの足の引きずり方だっただけに。
 
 「E×E」。4人目は野宮悠。
 あまり期待していなかったせいでしょうか、意外と悠シナリオは面白かったです。というか、理由ははっきりとしています。本作を本作たらしめていると言っても過言ではない主人公の教えて君な言動。それがかなり緩和されているんですわ。
 これまでと違ってヒロインの悠は主人公の魔術の師匠になりません。ともに未熟者同士ということで主人公の無謀さと蛮勇もそれほど目立たなくなるんですね(あくまでそれほどですが)。悠も事情にあまり明るくないので質問責めにしようもありません。結果的に悪いクセがそれほど出ることがなかったと。
 しかし、それでも共通して出る欠点はあります。キャラクターの各イベントというか展開への関与具合。ここがすごーくご都合主義です。例えば悠との最初のデート時。護衛のはずの夏希が2人が学園に行かなくなるとなぜか随行しなくなる。意味がわかりません。学園より外の方がよほど危険だと思われますが。
 こういう配慮のなさが随所に見られます。異能力、それも強大な力を持ったキャラクターの扱いは誰もが苦慮するところですが、それを放棄しているように見えるのが本作の悲しいところです。
 孤独に慣れ人の輪に加わること、素直になることを恐れるヒロイン悠を青山ゆかりさんの演技が際立たせています。キャスティングの勝利と言っていいほどぴったりとハマっているかと。まさに鉄板。恋人描写もしっかりと用意されていて正直、他のシナリオと同じゲームには見えません。ライターの力の入り具合を感じます。やはり一番メインのシナリオなのかな、と。
 個人的に最も意外だったというか評価したいのは主人公がきちんと活躍したということ。なんかすごく当たり前のことを書いているような気がしますが、他シナリオにおける主人公の貢献度を考えると信じ難いほど役に立っています。それも身の丈にあった上での活躍ですから二重に驚きです。イベントCGまであって格好良いですしね。ホント、他シナリオとは雲泥の差です。

 2007年6月18日(月)    1週間のご無沙汰
 クレイモア11話。うーん。ひたすらに設定説明のエピソードでした。この「切り裂く者たち」編3話でアクションが事実上、真ん中の1話しかないというのはちょっと問題ではないかと思います。3話という枠内においてもうちょっと構成を考えることはできなかったのでしょうか。先週も書きましたが覚醒者が強そうに見えません。ほぼ1週で倒してしまっては。ミリアがただの心配性にしか見えません。もうちょっと脅威という存在として書かないことにはクレアたちの苦境が伝わりませんよ。
 今週でほぼ確信してしまったのは一部のキャラの個性が明らかに修正されてしまっていること。テレサ編ではノエル、現代の今ではヘレンの2人。八木教広氏の味である、たまにとぼけたところを見せる短気なタイプのキャラ。「エンジェル伝説」では必須の存在でした。
 どうやらこれがアニメ版では不可である模様。今週で言えばナンバー1からナンバー5までの説明を受けた時のヘレンのセリフ「冗談じゃねー…」が変更されているのがソレ。ヘレンの個性を端的に示すセリフのひとつだと思うだけに気になるところ。ノエルもそうでしたが結果としてキャラの幅が狭まってしまってますよねぇ。ただのキレキャラです。これで再会した時にヘレンがいきなりクレアに切りかかるところがそのままなら、なんか狂犬のようなキャラに見えてしまうような。
 
 ソフトハウスキャラの「王賊」のデモを見る。まさにデモンストレーションの名に相応しい内容でした。キャラや一部のイベントCGに背景CGの紹介。
 そして、いつも通り終わったかなと思ったところからゲーム的な動きの部分のデモが始まります。ここがプレイ意欲を今から掻き立ててくれる内容。チビキャラたちが画面内を所狭しと動き回ります。どうやら成果をしっかりと画面上の動きで見せてくれそうです。
 しかも、驚いたことにヘックス戦闘ですよ。なんか骨太なシミュレーションのように見えるくらいです(笑)。システム的にはどうやら「真昼に踊る犯罪者」などのようにミッションをこなしていくスタイルのようです。ただ、それを軍隊単位で行うと。
 個人的には昔懐かしいファーストクィーンを思い出してました。ゲームシステムもジャンルも全然違うんですがゴチャゴチャするあたりがなんとなく。
 心配事はただひとつ。私のパソコンでも動くか、ただそれだけです(またそれですか)。
 
 SQUEEZが新作を2本発表。
 「炎の孕ませ同級生」:まだまだ詳細は不明ながら「人生」よりも「転校生」寄りの作品であるようです。原画は過去作2本のどちらでもなくまたまた変更で空色月色氏。よー知らん方ですがなかなか可愛い絵を描かれます。それなりに注目。9月21日発売予定。
 
 「教えて!唯子先生のエッチを覚える大人の性教育レッスン!!」:こちらはさらに細かいことはわかりません。そもそも値段さえ不明なのだからフルプライス規模の作品なのか、それともファンディスク的作品なのかもわかりません。まぁ、ひとりだけ突出して人気のあったヒロインなのでわかる企画ではありますが、また似たような内容というのもちと微妙かも。前作の時点で途中で飽きてましたからね。キャラとしては確かに好きなんですが。冬発売予定。

 2007年6月22日(金)    王賊体験版
 すでに数日前の話ですが「E×E」のゲーム感想をアップしました。なんかやる気の出ない状態になってしまって1週間も放置となってしまいました。申し訳ありません。
 「E×E」はブランド2作目、初挑戦のジャンルをどう見るかで評価は相当に変わってきそう。次作以降も含めた長い目で見ればそれほど悪い評価にはならないかもしれません。100%本作だけで評価するとなるとやはり欠点が目立つ作品だけに苦しくなりがちかと。
 
 天元突破グレンラガン12話。なんかヨーコさんの顔がすごいことに。ほとんどヒロインに意地悪するライバルキャラのそれですな。まぁ、だからこそラストの笑顔がより映える訳でうまさを感じます。
 にしてもAパートのシモンの存在感のなさは異常でした。前回の格好良さもあってあまり崩れた姿を出せなかったのかもしれませんが、モブキャラ以下のようでした。ニアに対するコメントを聞きたかったので少し残念。
 ヨーコさんはいつも水着同然だと思うのは私だけでしょうか。ま、本人が意識するのはわかりますけど周りはねぇ。
 理屈はないがシモンを信じる。これはカミナとニアに共通するところで他人には真似ができない。ヨーコさんはそれができないから嫉妬を覚えずにはいられないんでしょうねぇ。
 デザインしたはいいが作画して動画してみたら予想以上に大変だったのでしょうか。ニアの髪がショートに。長い髪を短くした今は悪くないですが、次回以降の最初から短いニアはデザイン的にも違ってきそうでちと心配。予告の段階ですでに顔が違う感じですし。
 
 クレイモア12話。すいません。クレアがとても怖かったです。や、ホント何事かと思いましたよ。ただでさえアニメはスピーディーなだけに愛情の発生に戸惑いを感じやすいですからねぇ。全体的な作画もこれまでになく安定していませんでした。色々と残念です。
 
 王賊体験版。動作するかが主な目的でやってみましたが、インストールタイプでないとあまり意味がないことに後になって気づきました。
 内容は導入部とミッション2つ。戦闘があるタイプとないタイプ。言うまでもなく要する時間には大きな差があります。後者はアドベンチャーオンリーのようなので。
 戦闘は軍団を率いてのヘックス戦。開始前に軍団を編成するのですが、これの意味がいま一つわかりません。部隊を4つで1軍団となるのですが、実際にはヘックス上で部隊を1ユニットとして扱うため軍団の意味がないように見えます。指揮範囲とかあるなら話もわかるのですが。今のところは軍団という体裁を整えるくらいしか意味がないような。
 難易度はエロゲーにしてはなかなか高そうです。体験版ということでテキトーにやっていたらあっさりゲームオーバーになってしまいました。戦闘で減った兵を補充するのが思いのほか大変です。いかにして兵を損傷させずに勝つかが重点となってきそう。
 面白いかどうかは正直まだまだわからない感じ。設定的にアドベンチャーパートはなかなか面白いんですが、戦闘パートは初級編すぎてわかりません。

 2007年6月24日(日)    リリカル♪りりっく体験版
 天元突破グレンラガン13話。マイナーチェンジするかと思ったオープニングには変化なし。ニアの髪がショートになるかと思いましたけど。危惧していた本編の髪は予想よりも違和感がなく一安心。
 ヨーコさんがなんだかおやおや〜、な展開に。まぁ、ヨーコさんを(将来的にでも)惚れさせるぐらいでないとカミナの継承としては相応しくないというところでしょうか。それにしてもよく人質がとられる作品です。
 きっとやってくれると思っていたスクランダークロス(違)をやってくれてたいへん満足しました。こういうノリの良さが本作の長所のひとつです。
 
 「リリカル♪りりっく」体験版。TGバージョン。
 色々な情報が出ても珍しく購入するかスルーするかが定まらない本作。過去2作の評判を聞けば回避するのが賢明なのですが、シナリオライターの変更、原画の方向性がこれまでよりも好みになってきた、の2点から迷っておりました。どうやらライターは新人でダウンロードソフトなどを手掛けていたことがあるようです。ま、せっかく体験版がついているので試してみることに。
 内容は序盤の数日(2日?)にサンプルデートシーン2つにサンプルHシーンが1つ。
 取りあえず、一番最初に思ったのはまたしても好ましいと感じたキャラ、大道寺涼子がサブであったという巡り合わせにしょんぼり。しかも、最初はメインのはずだったというのだから……。インタビューを読むとなんだかファンディスク商法の予感がします。まぁ、実のところ涼子にはオチみたいなものが待っていたのですが。
 印象としてはわざとらしい、でしょうか。10年ぶりの再会だというのに主人公の存在を最初から確信(もしかしてとか、確認作業がない)している幼なじみ朝倉七音であるとか、まーりゃん先輩@「To Heart2XRATED」をつまらなくしてテンションの高さだけ見習っているような萩原ともえであるとか、主人公の尻を執拗に狙う変態、七音の兄の浅倉臣であるとか、実にわざとらしさに満ちたキャラ設定です。
 七音は当然のように主人公にベタ惚れで周囲から丸分かりですが、幾度となく墓穴を掘っても神に定められた摂理の如く主人公は気づきません。困ったらコブラツイストが肉体の定めたルール。
 ともえは顔だけが全てなので臣に心底惚れています。目的達成のためには手段を選ばず、トークはオヤジそのもの。立ちCGはいかにもサブっぽい、可愛らしいという言葉とは無縁なカットばかり。正直、色々不利な街道まっしぐらで本当にヒロインなのカシラという疑惑が頭をもたげます。
 涼子は一見、唯一の常識人に見えますが、全くもって大きな間違いでボーイズラブが大好き。普段はともえの下ネタに恥じらったりするのですが、話題がそこに触れると性格が変わります。受けと攻めについて、あるいは個別のキャラに対する自分の性的嗜好について熱く語り始める始末。重症なのはそんな自分を自覚的に他者に見せているらしい、という点。せめて後で我に返って恥じらうとかあればちょっとは救われるのですが。しかも、彼女の守備範囲は二次元に留まらず三次元にまで及んでいるという。主人公×臣が萌えであるようです。
 こんなキャラクターたちとの日常は正直、疲れます。相性問題が重要なポイントになってくることでしょう。掛け合いが(ベタすぎて)あまり面白くないというのも困りものです。
 シナリオは体験版ラストでいきなりファンタジーRPGのようなエッセンスが混入するところに不安を感じます。ともえは何よ、超展開じゃないと言い、スタッフは基本はあくまで学園ものですと言い、結局は不安を誘われます。
 結果としてはますます悩みは深まったという元の木阿弥状態に。まぁ、誰でも出やすい結論としては原画買い程度の期待値が無難というところでしょうか。
 
 テックジャイアン8月号。
 「世界で一番NGな恋」HERMIT:思わず生存していたのかと言いたくなるような3年ぶりの新作。結局なんだかんだで丸戸史明ブランドであるのですね、ここは。
 お話的には昔懐かしのドラマをモチーフにしている模様。個人的には未見なこと、「ままらぶ」のこともあって「めぞん一刻」を連想してました。注目はああ、やっぱりな丸戸的ヒロインがいるなぁ、と思えばそれに対する予防線のようなコメントがあってさすがだなと。ええ、わかりましたとも。加藤あおいみたいとか言ってはいけないんですね。
 原画はみこしまつり氏。いつもながらHERMITは個人的に得意でない原画家、デザインを用意するなぁ、と妙なところで感心したり。
 
 「姫さまっ、お手やわらかに!」戯画:なんだか上に対するフェイントのように思える作品。ねこにゃん氏原画の新作とくればライターは丸戸史明氏かと思えば違いました。氏の絵は再び私の好みを外れつつあるなぁ、という感じ。まず買わないでしょう。ちなみに6800円。
 
 「新世紀いじってプリンセス」ビタミン:タイトルだけを聞いた時にはとても期待しましたが、蓋を開けてみれば原画は坂下吹雪氏ではありませんでした。ああ、だから新世紀なのですね。今度こそ本当にさようなら、いじプリ。

 2007年6月29日(金)    釣カノジョ〜あの娘は釣り頃、釣られ頃〜体験版
 クレイモア13話。前回を巻き返すかのような勢いでした。原作同様、駆け引きのシーンは見応えあり。すでに覚醒者を屠っているのも構成として良かったと思います。欲を言えばそれを前回のハイライトとして冒頭に欲しかったですが。クレアが木を倒す描写などが削られているのは尺不足なのか、それともそれ以外の理由からなのかが気になります。絶望感を出すにはいいシーンだと思うだけに。
 全然、久しぶりの気がしないイレーネの再登場。原作では実に1年もの期間がすぎているのですが(単行本単位でも同様)、アニメ版ではわずか1ヶ月。ついこの前です。仕方ないのだけれど、こういうところが漫画をアニメ化した時の欠点だよなぁ。時間経過のエピソードが効果的に働かず驚きになりにくいという。
 
 「釣カノジョ〜あの娘は釣り頃、釣られ頃〜」体験版。ほぼ買うことは決まっているし、OS的にも問題はないのですが、なんとはなしにダウンロード。それにしちゃ私の環境では時間かかりすぎですが。
 内容はオープニングとそのまま続く釣りパート、それにサンプルのHシーンがひとつ。釣りパートは単独でもプレイ可能になってます。恐らく製品版でも同じような仕様になるでしょう。
 テキストはクセもなく普通に読めそう。なにぶん短いのでそれ以上はほとんどコメントしようもないのですが。意外と重要かもしれないのは主人公は特に釣り命なキャラではないということ。こだわりは皆無というか、そもそも故郷にやって来たことと釣りは関係ありません。幼なじみの娘さんに勧められてなんとなく始めるという感じ。とはいえ、テキスト的にも馬鹿ゲー方面に牽引しそうなサブキャラもいるので予断を許しませんが(体験版には未登場)。
 
 足回りはひと昔、ふた昔前という印象が強いです。バックログはホイールに非対応、「Back」で逆上った分を「Next」で戻さなければならない(右クリックが効かない、つまりキャンセル不可)、ボイスのリピート再生も無理っぽい、と一体いつの時代だかという按配。いかにブランドデビュー作とはいえ、これはどうにか発売までに改善して欲しいところ。この調子だと各鑑賞モードでも右クリックで抜けるといった細やかな配慮は期待できなさそう。
 
 誌上でわかっていましたが、実物を見ても立ちCGの安定感はイマイチ。体験版ではメインヒロインくらいしか出てきませんが、彼女はましな部類ですからねぇ。イベントCGも同様で限りなく別人くさいものが散見されます。まぁ、ここは諦めろという感じですか。そもそもゲーム性重視で原画が好きな部類というのは個人的にはレアケースなのですから。一般的にもこのようなタイトルに人気原画家が配されるケースはほとんどありませんし。
 
 釣りパートは1回しかプレイしていませんがなかなか難しいように感じました。7〜8回ほどのトライがあったのですが釣果はわずかに空き缶ひとつ。
 まずはキャストポイントを選択します。固定された数ヶ所ではなく、固定画面上で好きに選べるようです。ゲージがあってポイント以外にも成功、失敗の判定がありますがキャストやり直しはなさそうです。
 キャストするとすぐに魚がヒット。浮きが動くという兆候があって、その直後にHit!!表示が出ます。この時、タイミング良くクリックしないと魚に逃げられてしまいます。私は半分くらい、このパターンでしたが慣れればここは問題なさそう。
 無事に針がかかると魚との格闘開始ですが、ここが一番の難所になりそうです。うまくクリックすることでリールの巻き上げと魚を引き寄せを行わないといけません。これがゲージで表現されていてうまく調節しないとあっさり糸が切れてしまいます。なんか感覚的にはアナログ入力をマウスでこなしているようでなかなか難しいです。上手くできることがあってもそれを高い確率で維持するのが難しそうで。
 少し気になるのはこの釣りパートで喋るヒロイン。難易度次第だとは思いますが、うまくいかなければ当然そういったコメントが無闇に連発されて気分を悪くしそうです。細か過ぎるリアクションボイスは逆効果のような気がします。うまくいってもそこまで嬉しい訳でもないですし。
 もしかして私にはクリア不可能という結果もあり得ないことではなさそうなのがちょっと心配です。まぁ、それでもたぶん買うと思います。

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