徒然なる日記
ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。


 2009年3月1日(日)    さらさらささら開始
 仮面ライダーディケイド6話。ライダー裁判員制度を導入! 勝ち残ったライダーが判決を言い渡す! 俺がミラーワールドの裁判長だ! ちょっとクールすぎて言葉が出てきませんね。もう原作をどうアレンジするか、ということに心血を注いでいるように感じます。ツッコミどころは多すぎてきっとカモン! ってなつもりで製作しているのでしょう。個人的にはひとつだけ。事件ごとにライダーが選ばれるのでしょうか。もしそうだとするなら誤った戦闘とか起きないんですかね。
 雄介は「カブト」における加賀美くん的なポジションということなんでしょうか。主に主人公と対比させる癒し担当ということ? キバ少年はついてこないのに当たり前のように一緒にいますしねぇ。士にはある世界ごとの設定も特にないようだし。
 
 「さらさらささら」。まだ開始して数時間というところ。個別ルートに入ってすぐくらい。
 うーん。どうもここまでは低調な感じです。主人公が不動産会社の社長ってのが問題なのかわかりませんが、どうも淡々と進んでいる印象です。想定通りというか、設定から思い浮かびやすいストーリーラインを少しも外さないので言い切ってしまえば退屈です。
 それと違和感ですかね。肩書と状況に食い違いのいようなものを感じてしまうんですわ。再開発の土地を自ら下見に来ている人間が土地神と巫女2人に迫られて取り合いになっているというのがどうも噛み合っていないような。
 あとは掛け合いが事務的に近くて楽しさが感じにくいことですかね。最初からヒロインを気に入っていることが前提というか、重要であるように思います。
 ま、ここまで挙げたポイントはあくまでエロ重視ゲーと見れば些細なことでしょうが、前作「プリマ☆ステラ」である程度とはいえシナリオが向上したという評価を受けたことを考えるとちょっと厳しいものがあるかな、と。無難すぎるといいますか。物語自体に大きく期待しないのはどちらも同じだとしても、ヒロインとの交流までそうではありませんからね。少なくとも「プリマ☆ステラ」のようにゼロから勝負するのはちょっと苦しいと思います。ヒロイン数が減っている分、ひとりにかかる期待値は大きい訳ですから。
 Hシーンはかぐやとしては平均程度でしょうか。ただ、choco−chip氏の原画というか描くラインがどうも安定していないように感じます。いつもある程度はあるものですが、その幅が大きいような気がします。私見ですが氏の中でキャラが固まりきらない内に描き始めてしまったのではないか、そんな風に見えます。
 それと「夢想」という設定ですか。主人公とヒロインが望むことによってどんなシチュエーションでも可能というHシーンなのですが、ハッキリと現実には劣ると書いてしまっているのが微妙さを生んでいます。特に現実で結ばれてから「夢想」を行う時がちょっと。通常設定では実現しにくいものを行うためかもしれませんが秘密の小部屋もありますしねぇ。
 
 「満淫電車2」誤爆問題。
 土曜日にはメールが来ました。というか、プロテクト認証が正常に動作しない理由がユーザー名かパソコン名に全角文字を使っているから、ってのが脱力ものです。それも発生率100%らしいという。一体それはどんなプロテクトなのよ、と。パッチをあてるとあっさりと起動してしまうしねぇ。つまり、誤爆というよりはバグに近いってことでしょうか。

 2009年3月6日(金)    さらさらささら終了
 昨日さらっとゲーム感想をアップしました。「開始」と表題に書いてから「○回目終了」とか「継続中」とか書くことなく「終了」となったのは久しぶりのような気がします。正直プレイ前には予想しなかった事態です。まさか、ですよ。
 中途を書けなかったのは書くほどの、というか書きたいだけの内容がなかったんですね。もうなんとも面白味のないシナリオで。ツッコミどころもなければ普通に面白い訳でもない。人に伝える気にならない、そんなツライ物語でありました。
 キャラクターについても同様のことは言えて、プレイヤーが設定を承知しているのが条件のような描写の仕方でどんなキャラクターかがあまり伝わってこない。設定プラスアルファの魅力なんて望むべくもない。
 会話自体を楽しめなければHシーンにも影響してきます。全く同じシチュエーションであっても、そこまでにヒロイン像の掘り下げがあるかどうかによって感じ方は全く変わってくるでしょう。ただでさえ似たようなシチュエーションのHシーンが多いのですから。
 ヒロイン数が減っているというのも小さくはない影響を与えていると思います。イベントCG総数は数枚ほど減っているのですが、ヒロイン1人ごとの枚数は当然、増えているのにそんな印象がまるでないんですよ。や、今回の製作姿勢でヒロインがもう1人いたとしても、より悪いイメージが植えつけられる結果になるとは思いますけどね。
 本作に比べたら「プリマ☆ステラ」は実に色のよくついた楽しい作品でありました。ネタとしての楽しさを備え、短所と長所がハッキリしていて伝えやすい。それによって次作以降にどんなところに期待したいかも明確になっていく。
 某空間で誰かが言っていましたが、本作はもしかしたら、かぐやではない普通の作品を目指したのでは、というのに得心するものがありました。優等生的に角を削り落していくと本作のような出来になりそうです。まぁ、真偽はともかくその製作手法では面白味のある作品が生まれるのは難しそうですけど。勤勉実直というのはエロゲーに向いた言葉ではないように思います。
 次回作がちょーっと心配になる1本でした。
 
 PCエンジェル4月号。
 「77〜And,two stars meet again〜」Whirlpool:今回も魔法と技術が共存する設定、と思えば「MagusTale〜世界樹と恋する魔法使い〜」と共通の世界観らしいですね。とはいえ、前作キャラが出てくるくらいの絡みでないとたぶんわからないと思います。せいぜいサブタイの世界樹くらい。
 最近の流行りなのか定価が上がっているのが悩ましいところ。面白ければ文句もないのですが、全部の作品がそうであろうはずもなく。今後はこれがスタンダードにならなければいいのですが。実際、本作においてもヒロイン数10人とそれにおけるCGとシナリオの増加が理由であるようでちょっと不安を感じさせます。
 夏発売予定。
 
 「鬼うた。」130cm:前作「ふりフリ」が予想以上に気に入った身としては当然、本作にも同じかそれ以上の関心を寄せることになります。原画の泉水いこ氏は順調にこなれてきたようでイベントCG一枚一枚にも期待できそう。シナリオもなかなか面白そうです。修羅場上等というあたりがなかなか。ただ、シナリオは3人になってしかも前作とは違う人なんですねぇ。
 一番、気になるのはオフィシャルに載っている黒咲暦が攻略できるのかということ。すんげー可愛いのになぁ。バナーになっているので期待したいのですが……どうだろう。ぶっちゃけメインの3人は似すぎているというか、被っているレベルなんで、より彼女の存在が焦点となりそうな気がします。
 6月26日発売予定。

 2009年3月8日(日)    みここ!開始
 仮面ライダーディケイド7話。ライダー裁判員制度はなんだか中途半端に。「そんなトリックありかよ」とは主人公の士のセリフですが、見ている私としては「え、ダメなの?」ってなところでした。や、実際こんなのでもないとどうにもならないというかねぇ。副編が犯人でなくてもこんな手段しかないような。なにより一番はあのフォークが凶器だと信じられている時点でトリックも何もねーよ、ってなところです。「時効警察」の方がまだトリックとして機能していますからねぇ。
 しかし、私にとって何よりの問題点は副編ライダーが新キャラであるとしばらくわからなかった点にあります。こんな奴いたっけ? と思いつつも流してしまってましたからねぇ。やはり、思い入れの少ない作品はダメですわ。中身に関してもそれは言えて俳優がもう同じなのか違うのかわかりません。ナイトの中の人はさすがに違いすぎていたのでわかりましたが。次のブレイドの世界も心配です。全然わかりそうにない。
 
 「みここ!」。現在個別ルートに入ったくらい。
 ここまでは良いところと悪いところが実にハッキリと出ています。
 長所はノリの良いキャラクターたちによる掛け合いの数々。とにかくハイテンションで人によっては疲れるかもしれませんが、合う人にとってはたまらない魅力となるのではないか、というくらい。全体的にぶっちゃけ度が非常に高いです。自分たちがゲームの世界の住人であることを示唆するようなことさえあります。
 腐れ縁の幼なじみ(ヒロイン)が主人公の部屋で徹夜でRPG。主人公が寝る前はいなかったりする。そして、感動のエンディングを迎えるとベッドを奪われる。主人公はご飯の支度までしてしまう。無論、恋仲でも何でもありません。こんなのが日常のやりとりだったりします。
 反面、悪いところ。本作は製作チームの前作である「どこでもすきしていつでもすきして」と同じコンセプトを踏襲しています。それはある日、突然に身近な友人たちの中から一人を選んで恋人ととし、タイトルのような日々を送るというもの。本作ではその対象が巫女ばっかりということ以外はそれほど変わりません。
 前作では恋人を決めるまでが一日ということで性急な感がありました。そこを問題点としたのか本作ではヒロインを選ぶまでに尺をとっています。惹かれあう過程が描写されるならユーザー側も歓迎です。ところが、この延びた尺を何に使うのかというとご都合主義の設定を主人公に疑わせる為に使うのですよ。
 主人公の選んだヒロインはHすることによって次の巫女神になります。確かに素晴らしいご都合主義です。しかし、それを作ったのは製作陣ですよ。現実的にとらえて主人公にやたらと反発させる記述を続けてもテンションが落ちるだけ。せっかくの長所である掛け合いが弱くなってしまってますよ。最初はヒロイン全員と遊びに行ったりしていい感じなんですけどねぇ。
 現在、白神陽菜乃シナリオに入りましたが、さんざん悩んでなかなか前に進まなかったくせに酷い理由で選んでしまいます。強引なこじつけでヒロインに説得されて、なんてここまでに費やした現実的なツッコミの数々はなんなのよ、と言いたくもなります。これなら一日で分岐した方がテンポが良い分だけましですわ。もともとキャラクター描写自体はしっかりしている訳ですから。

 2009年3月10日(火)    みここ!1回目終了
 1人目は白神陽菜乃。
 うーん。残念ながらこのルートでは失った勢いを再び取り戻すことはありませんでした。共通ルートとは違うサブライターなのか、全体的に会話に切れがなく、事実をただそのまま書いている感じで面白味がありません。ついでに当該ヒロイン以外の出番はぐっと減ってしまいます。
 陽菜乃シナリオの基本は馬鹿エロ路線です。トンデモ設定でさらにHシーンもツッコミ満載のトンデモ方向で行こうぜ、という様子が窺えます。ヒロインと主人公がHすることでそれぞれ巫女神と守り神にクラスチェンジします。比喩的な表現ではなく、設定上は本当に神様になってしまいます。合体すれば神になるなんてダンクーガじゃないんだからと古いアニメファンは思ったりしますが。
 ヒロインのスローガンは「愛は地球を救う」です。まず、Hすることで2人はレベルを上げます。より大きな力を行使するために。そして、地球を救うために様々な障害に立ち向かいます。火を消したり、台風の勢力を弱めたり、津波を打ち消そうとしたり。そうして火事場でH、強風に巻き上げられて空中でH、津波を見据えながらHなどの人に話せば精神科を紹介されそうなシーン構成ができあがる訳です。
 読んでの通り、シチュエーションは間違いなく馬鹿なんですが、どうも潤いの少ないテキストのせいか弾けきっていない印象であまり笑えません。こういう状況で笑えないとたいへん厳しいというか痛々しかったりします。言うまでもありませんが、かけらもエロくありません。
 実のところ、この構成で一番きついのはヒロインをあまり魅力的に描写できていないということだったりします。こういうネタものって意外と諸刃の剣なんですよねぇ。避けようのない弱点は笑えるから目を逸らせられるといいますか。でも、それができなかったら……。
 CGの使い方は「どこでもすきしていつでもすきして」からあんまり変わっていません。つまり、1イベント1CGという考え方です。これはたまにそういう構成がある、というくらいならいいのですが、ほとんどのシーンがそうだったりすると次第に楽しみを持てなくなっていってしまいます。イベントが始まって最初のカットが出てしまうと、もうそこから変わらないのです。せっかく好みのシチュエーションがあっても続きはない。ちょっと悲しいです。いくらシーン数自体が多くてもねぇ。
 
 3月展望。
 2月に続いてちょっと困り気味。どうしたもんかな、というタイトルが幾つかあります。相変わらずBD2本の縛りは続いているし、積みゲーが増えてしまいそうな気配なのであまり多くの本数を買いたくはないのですが、どうも難しい決断を迫られています。
 19日は予定通り「Flyable Heart」、「水スペ 川野口ノブ探検隊〜これが秘境だ! 人跡未踏! 立ちふさがる商店街! 八鏡大学に隠された地球最大の謎を追え!!」、「もしこんなショッピングモールがあったら! いきます☆」の3本でいいとして(こう書いている時点でもうなんだかねぇ)。
 問題は27日。「さくらさくら」は滞りなくスルーすることになりそうです。っていうかまだ出ると決まった訳ではありませんが。ちなみに出るなら初めて予約したけど買わないタイトルになりそうです(予約券の日付が去年の4月デスヨ)。
 すでに19日に3本が確定しているので、この日にはあまり買えないというのが悩む原因。「星空のメモリア」はほぼ確定。「DAISOUNAN」と「聖剣のフェアリース」をどうするか。前者はソフトハウスキャラだし、買ってあげたいのですが「南国ドミニオン」っぽいのとやっぱり原画がちょっと。後者は体験版が意外と悪くなかったことから浮上したのですが、これだけ過密した中で買うほどかなぁ、というあたり。エロ重視のリトルウィッチという看板に偽りはないのですがね。どちらか1本は買うかもしれないし、両方とも買わないかもしれない。現状では4月がファンディスクを除くと2本しかないのでそこを考慮に入れてもいいのかも。

 2009年3月13日(金)    みここ!2〜3回目終了
 2人目は生まれながらの不運の持ち主にして幼なじみ青衣心菜。
 どうにもプレイ中の心象の上下動が激しいシナリオでした。掴みはなかなかよろしい感じです。悩み抜いた末に心菜をさくっと選んでしまい、カップルの形に考え込むあたりの描写はなかなかよろしい感じ。陽菜乃シナリオにはなかったものであり、テキストの面白味も復活していたので楽しんで読み進められました。
 ただ、あっさり目であった陽菜乃シナリオに比べて長いのでダレやすいです。しかも、悩みを解消しつつ進んでいたと思えば、中盤はやはり間違っているという結論になり、やり直していくような展開になります。つまり、全体を通して惹かれあう過程を描こうとしているのですが、それは同じ状態のままずっと描写を続けるということで必然的に中弛みしやすくなってしまうんですな。カップル化してから始める物語ゆえの欠点といいますか。通常ならば恋仲になる前に済ませてしまう問題をカップル化してから悩むことはないですからね。それがプレイヤー側にはちょっとしたしこりとして残りやすいと。どこが、なぜいけなかったかの描写がそれほどハッキリ描かれていなかったのも原因かと思います。
 3人目は頼れすぎなお姉さん白神曖音。
 こちらは一転してテンポ重視のシナリオ。構成としては陽菜乃シナリオに近いですが、イメージとしては2人を足して2で割ったような感じです。
 事故が起こってはHシーンという流れは陽菜乃シナリオ同様ですが、そこに逐一あい姉らしさというものが発揮されているので短いながらも不足感を感じにくいです。また、完璧で人前では平然としているが実は非常に恥ずかしがり屋というあい姉の魅力がきっちりと描かれています。ジャンル名の「いちゃいちゃしているまに奇跡が起こっちゃうAVG」に相応しい仕上がりです。
 しかし、それだけに陽菜乃シナリオのようなネタ度は低めです。あるにはありますが、かなりマイルドな展開に限定されています。それでも初回プレイが本シナリオなら驚くシーンがあるかと思いますが。それとあい姉は「昔から好き」型ヒロインなので惹かれ合う過程に期待すると肩すかし気味になります。まぁ、主人公の方はそんなあい姉を好きになる様子が描かれてはいますけど。

 2009年3月15日(日)    みここ!終了
 仮面ライダーディケイド8話。ブレイド世界のボード社はランキング制の格差会社だ。主人公は最低ランクからスタート! と思いきや主人公が何もする前に下克上発生。同僚を優先したばかりにブレイドの人は転落人生へ真っ逆様。すごくどこかで見た構図です。というか地獄の兄弟の影山にそっくりだよ? 最初は俳優さんまで同じかと思いました。士がいじる様はまんま天道が影山をいびる様そのもの。果たして更なる闇へと落ちていくのか、それとも。
 もう俳優はオリジナルと違う人、がスタンダードですな。同じ人が出てきたら驚く、くらいのスタンスで視聴していいのではないかと。まぁ、確かに水嶋ヒロが今さら出るとは考えにくいよなぁ。オダギリジョーのように絶対に出る訳ねぇ、とか確信するほどではないにせよ。
 正直、シンケンジャーの方が面白いのは変わらず、です。
 レッドが殿でそれ以外が家臣という設定がなかなかどうして面白い。まだ作品が始まったばかりの5話という現状ではレッドの圧倒的な力を家臣が信頼することによって命を預けられるという構図。あいつは掴みどころがないと言うグリーンに対して、実は影でギリギリの修練を積むレッド。ただ、ピンクだけがもしかしたら掴ませないようにしているのかも、と気付いた今回。
 実に今後が楽しみです。恐らくは殿と家臣という垣根が良い意味で少しずつ崩れていくのでしょう。戦隊ものなので毎回必ず見なくてはならない、というほどの濃い描写にはならないでしょうが今までにはそれほど重視されてこなかったポイントなので注目です。
 
 「みここ!」。4人目はナイムネな朱雀野華蓮。
 この手のキャラは恋人ではなくて友人なら良かったのに、という感想を持つことが極めて多いのですが、そうはならないようなシナリオに仕上がっていたので喜ばしかったです。恋仲になる理由が変わらずグダグダを続けるためにそれが必要という結論がなかなか。ラスト手前の自分を見失う様は(戻るとはいえ)ちょっとやり過ぎでしたが。もうなんか完全に違うゲーム。
 本シナリオの目玉は何と言っても風音様の怪演にあります。今までにあまり特筆して覚えることのなかった声優ですが、崇める人がいるのも頷けるな、と強く思いました。このヨゴレ演技を厭うどころか喜んでやっていそうなあたりが素晴らしいです。でも、まぁ真価が発揮されるのは共通ルートか自分以外のルートで負け犬確定した時なんですけどね。
 そうそうシナリオにダンクーガネタが本当にあってなぜだかちょっとへこみました。
 ラストは先代巫女神な武上小夜。
 中盤まではなかなか良い感じなのですが、心菜シナリオ同様にちょっと長いです。シナリオの内容的にもそろそろ終わりかな、というところからズルズルと続くので妙に疲れてしまいます。特にそこから小夜の態度が奇怪なほどに変わるので。個人的にはもうずっと砂を吐き続けるような状態でした。いちゃラブが大好物、という人でないなら拒絶反応が出るかも知れません。
 正直に言えば小夜本人よりも壊れ気味の心菜と華蓮の方が面白かったですわ。
 「みここ!」もこれにて終了。ゲーム感想は近日中に。

 2009年3月17日(火)    夜明け前より瑠璃色な−Moonlight Cradle−開始
 どうにかこうにか「みここ!」のゲーム感想をアップしました。進歩すれどもまだまだ課題は山積みというか、伸ばせる要素にあふれていると思います。次作にもゆる〜く期待したいところ。取りあえず、起動ディスクはなんとかして欲しい。
 
 「夜明け前より瑠璃色な−Moonlight Cradle−」。まずは無印未搭載のキャラ2人のために移植版の方から。1人目は遠山翠。
 新生翠はなかなか良いキャラですね。旧メンバーは優等生というか、オーガスト歴代作品に比べても落ち着いた面々が多いため、翠が引っ張ることによってリアクションの幅が広がったように感じられます。大げさに言えば世界が広がったと言ってもいいかもしれません。
 本来、狂言回し的なキャラであるため掛け合いに積極的に絡めると話題が広がりやすく、口数の少ないキャラも参加しやすいという長所を生んでいます。菜月の親友という面をより感じやすくなりました。
 惹かれ合う過程もややベタではありますがけして悪くありません。主人公の達哉くんが鈍すぎないのも意外にポイント高いと思います。ゆっくりと確実に思いを深める様子が描けているのではないでしょうか。
 ここまでは誉めるところ。
 テキストに面白さを求めるならば相変わらず潤いに乏しいです。無味乾燥という表現よりはましになりましたが、それも翠が全てを担っているという感じですからね。
 物語もオーガストクオリティを知っているなら展開も読みやすく、起承転結にいささか強引さを感じます。それでいてオチが脱力ものというのも正直、厳しい。中途まで良い展開と思えた方が虚しくなるような落としどころに見えますよ。色々と無理があるよ遠山家。世話が焼けすぎ。フィーナの存在が気の毒に思えたのはこのシナリオが初めてかも。一体、何のためにねぇ。
 もともとPS2版だからHシーンがないのは当然ですが、やはり寂しさは否めません。というか、状況としても不自然ですよね。毎日、彼女の家で2人きり。この状況がずっと続くのに何も起きないってねぇ。仁さんがよくも呆れないものだよ。

 2009年3月21日(土)    水スペ 川野口ノブ探検隊開始
 まだ開始してほんのちょっと。6月に入ったくらい。
 すんばらしく楽しいです。思った通りのB級感覚にうっとりしながら進めております。復活した探検隊というところがミソですね。携帯電話とか普通に使いますし、メインヒロインにして隊長のノブは普段はゆとり全開の思考ですが、何かあればすぐに昭和が混線する素敵な脳の持ち主だったりします。必殺技は探検に関する下調べをウィキペディアで行うこと。そして、主人公はそんな娘さんの下僕というか奴隷というか、まぁそんな感じ。
 他の面々も隊長に負けない濃いメンツが揃っております。常識的な人間も川野口探検隊に接触しているとまずは犠牲者、ついで新たな才能に開眼してしまうことに。そうしていつしか無料でこき使える隊員になってしまうのです。ああ、恐ろしき秘境の罠。
 こんな紹介文から予測がつくかと思いますが、テキストは胃にもたれそうなほど濃いので要注意。昭和成分と平成成分が程良くミックスされているので合う方には非常にマッチしますが、合わない方にはとことん合わないでしょう。テックジャイアンにR30とか書いてあったのは冗談でも何でもありません。もしかしたらもうちょっと上げてもいいかもしれないくらい。
 ゲームシステムは予想通り誉めてもほどほどくらいで、そう遠くないうちに飽きそうです。面倒というほどではないかもしれませんが、楽しいとはさすがに言いづらいです。まぁ、主人公の苦労の何分の一かでも体感すると思えば悪くはないですけど。あと、これは副作用的なものですが、正直に言って本作からこのゲームシステムを引っこ抜いてしまうとテンポは良くなるものの、ずっと濃いテキストを読み続けることになり、さすがにちょっと疲れてしまいそうです。まぁ、そういうのを緩和する効果もあるかな、と。
 CGは予想以上に良いです。ライアーソフトはわりと意欲的なネタに限って原画が弱いというケースが散見されるのですが、今回はかなり作風に合致した原画家を用意しています。イベントCGはもとより、掛け合い時のフェイスウインドウ、探検時のSDカットなどいずれも秀逸な出来です。まぁ、エロはちょっと弱そうですが、この作品でそんなものをまともに期待する人はほとんどいないでしょう。
 ボイスのキャスティングもイメージ優先でかなり好印象。ノブが気に入るかどうかがポイントでしょうけど、そこさえ平気なら他も問題ないかと思います。良く叫ぶキャラなだけにね。残念なのは相変わらずのライアーソフト仕様で男性陣にボイスがないこととパートボイスであること。例外はナレーションくらい(当然あるんですよ)。これは本当にもったいない。良質な駄目キャラが多いだけに惜しまれます。主人公にさえあった方がいいくらいデスヨ。
 ここまでは期待に十分、応えていますが油断は禁物なのがライアーソフト。正直、いつでも最大の弱点はボリュームなので九分九厘、今回もそこがネックになるでしょう。いっそのこと個別をなくして一本道にしてしまえばいいのにねぇ。

 2009年3月22日(日)    テックジャイアン5月号
 仮面ライダーディケイド9話。謎のライダーカリスの正体はやっぱり社長でした。アンデッドとマッチポンプを演じてでも国からの支援金が欲しいからです。素晴らしい志。政府を裏から操ろうとか思わないあたりが自分を知ってます。まぁ、あっさり破綻しそうですしね。
 これほどオリジナルとは違えどもレンゲルはヤな奴というのは共通しているのですなぁ。譲れないこだわりなのかしら。彼の性格の変遷が実に笑えます。
 ちょっとくすぐったいけど我慢しろよ、は決めセリフだったのですね。これを見るとオリジナルの俳優を使わないのは正解だなぁ、と感じます。それぞれのファンはあまりいい気はしないでしょうからね。好きなライダー(俳優含む)が武器扱いだものなぁ。
 
 テックジャイアン5月号。
 「Nega0」ETERNAL:1月に「輝光翼戦記 天空のユミナ」を発売したばかりのETERNALから早くも次回作の情報が!  えーと………………。すいません、ちょっと用事を思い出しました。とか言いたくなるほどあの辛酸をなめた記憶はまだ新しいのです。いえ、でも大丈夫。今度は最初から心構えができているだろうから。まぁ、戯言はともかく企画的にはそれほど惹かれるものはないかなぁ。魔法少女ものという時点でね。それと「輝光翼戦記 天空のユミナ」ほどのボリュームはないそうです。年内発売予定。
 
 「終わりなき夏 永遠なる音律」ファイアージュ:ブランドとタイトルから心配なのは鬱ゲーじゃないでしょうね、という疑惑。的外れな心配であることを祈るばかり。原画とCGがひときわ目を引きます。「マブラヴ オルタネイティブ」との関連があるとかないとかいうのも心配かなぁ。まるでわからないし。夏発売予定。
 
 「蠅声の王 シナリオU」LostScript:ああ、出るんだコレ。っていうか、2006年でしたっけ。記憶ではもっと前な気がしていましたよ。このコメントからもわかるかと思いますが、シナリオをほとんど覚えていません。今回のキャラ紹介を見ても内容についてはなかなか思いだせない。朧げな記憶が脳裏をかすめるくらいデスヨ。5月29日発売予定。
 
 「ヨスガノソラファンディスク(仮)」Sphere:やっぱり出るんですな。そんな気はしていましたけど。委員長のために買えるかどうか、ですかね。原画買いした身としては気にならないといえば嘘になりますが。
 
 「フォルト!!」Ciel:「仏蘭西少女」が遅々として進まぬ内にこんな企画が後からやって来てしまいました。予定通りなら6月はTony祭り間違いなしですな。氏の描く絵は相変わらずエロくて困ります。先月の「シャイニングウインド FANフェスタ」とかとても全年齢カテゴリーとは思えませんて。今作はけしからんテニス少女です。幸いなことにドロドロの恋愛もつれやヤンデレ化はなしということらしいので安心して期待します。しかし、グランドスラムBOX版13440円て一体……。6月26日発売予定。
 
 「恋色空模様」すたじお緑茶:パッと見は悪くなさそうですが、かつて「プリンセス小夜曲」で味わわされた苦い記憶が警戒感を抱かせます。まぁ、ようやく薄れつつあるのでチェックするに至った、というのが正確なところですが。四部構成というのは期待と不安が半々ですな。ボリュームは良いとしても無駄に長くても困りもの。ああ、また「プリンセス小夜曲」の記憶が。ところで、これサブキャラに人気が出そうだなぁ。特に書記の娘さん。年内発売予定。

 2009年3月24日(火)    水スペ 川野口ノブ探検隊1回目終了
 ああ、やはり周回制でした。1人目は川野口ノブ。
 危惧していたようにアドベンチャーパートと探検隊の運営パートの繰り返しは早々に飽きてしまいました。もうちょっとメリハリをつけるような演出が欲しかったというのが正直なところです。メインシナリオに関係のないお遊び的なイベントがあると良かったのですが。てっきりアイテムなどがこれに関係していると思ったのですが、残念なことにおまけシナリオとして本編とは分離しているようです。
 運営パートの難易度はとても低いです。探検先の難易度はデータ上は少しずつ上がっていくのですが、印象としてはほとんど変わりません。まぁ、エロゲーですから難易度が低いのは構わないのですが(難しすぎてもアレですし)、結果としてこのぬるさが退屈さに繋がってしまっているのはもったいないと思います。テキストにしても全てのネタがわかる猛者でなければ面白く感じるところとそうでないところが出てきてしまう。そうなると場合によってはまるで空白地帯のようにテンションの上がらない時間帯ができてしまう、と。人を選ぶゲームの難しいところです。
 恋愛描写はこんな馬鹿ゲーにしては(失礼)思ったよりもまともに書かれていて好印象。素直になれないノブの言動がそこかしこに表現されていて説得力は十分。何より大事な過去描写もしっかりと。一方で主人公の方はちょっと弱いです。プレイヤーとシンクロさせるためか色々と大事なことを忘れてますしね。
 ゲームの進行によって(?)フレーバーというおまけシナリオが出現。これは本編のボツネタなのかそれとも単純に本編に入れられなかったのか。真偽は確かではありませんが困ったことがあります。このおまけシナリオのほとんどでノブと主人公ヒロのキャラが違います。ノブは本編と違って言葉遣いが全体的に男っぽくなってしまっていることと察しのいいキャラになっているところにすごい違和感を感じます(ゆとりがチャームポイントであるノブが察しがいいとかありえないよ)。気のせいか演技にもちょっと違いが出ているような。一方でヒロの違いは明らか。ノブのことを隊長と呼びます。本編では呼び捨てなのに。ネタと勢いが重要なミニシナリオにおいてこの異物感は確実に萎えます。せっかくのおまけシナリオが台無しですよ。

 2009年3月26日(木)    水スペ 川野口ノブ探検隊中断
 う〜ん。困りました。先日も書いたように1周目は終わったのですが、隊長のノブのルート以外に入る方法がわかりません。選択肢の類は一切、出ませんし、それぞれのキャラを選ぶ手段も特にない。強いて言えば任命コマンドがこれにあたるのですが、隊長は変えられないし他の役職もあまり意味はなさそう。
 取りあえず2周目を試してみるも一文字も未読箇所が出現することなく終了。これにはちょっと頭を抱えるしかありません。もしかしてルートが用意されているというのは勘違いで、フラグによって他のヒロインのHシーンが出現するだけなのでしょうか。つまり、一本道シナリオ。でも、それだとエンディングがなぁ。ソフトハウスキャラの作品のように条件をこなしていれば次々に、というパターンとか?
 ま、今言えることは「取りあえず」の手段をとるだけでも随分と時間がかかったし疲れた、ということですな。ハッキリ言えばもう条件がわかるまでは何もしたくないキモチ。やー、ライアーシステムだとスキップは既読箇所をぶっ飛ばしなもんだから2周目は本当に運営パートをこなすだけなんですよねぇ。もう苦行としか言いようがない。もしかしたら分岐するかも、とか甘い考えでよくやったよと自分を褒め称えたいところですな。それぐらい面倒くさいのです。
 ということでプレイは中断。ゲーム感想を書くのはこのままだとちょっと厳しいかな。

 2009年3月28日(土)    聖剣のフェアリース&もしもこんなショッピングモールがあったら!いきます☆開始
 「聖剣のフェアリース」。現在ターン5まで。
 まだまだ始まったばかりなのでわからないことも多いですが、現状では悪くない感じです。全体的な作りが丁寧で自然と好感を持てます。個人的にはバックログの読みやすさと使い勝手の良さ、それに耳障りのよいSEがお気に入りです。
 シナリオというかテキストはコンパクトに要点のみを押さえて描写しているように見えます。あまり濃い描写というものがないので設定好きな人は物足りないかもしれません。まぁ、逆に言うとエロ重視の作品としては十分すぎる描写があるということもかもしれませんが。ただ、コンパクトなのはHシーンも同じなので、すいすいと進んでいく印象があります。3人のヒロインの中でなぜか千鶴さんだけが執拗な描写があるような気がします。尺もちょっと多いです。制作陣の趣味なのでしょうか。特典本でも特筆してましたし。
 ちょっと気になったのはわりと節操なく視点変更が起こることでしょうか。見た目上はなにも変わらないので最初は少し戸惑います。まぁ、毎回毎回アナザーサイド開始、終了と演出的な告知が入るよりはいいんですけどね。慣れれば気にならなくなりますし。
 Hシーンはヒロインの育成になっているのですが、ここまでは何もありません。HPやレベルといったものが設定されているからにはそれを活かす場があると思うのですが。シナリオ上では戦闘も発生していますが、システム上でそれらしいものはまだ起きておらず。マニュアルにも何もないので皆目わかりません。あんまり面倒でないといいんですけどね。
 システム的な部分ではコンフィグでかなり調整してやらないと面倒なところが玉にきずです。場面転換の演出などをクリックで飛ばすためにはノーマル状態では無理でカスタマイズする必要があります。もちろん、コンフィグ項目が端から存在しないよりは遥かにいいんですけどね。ただ、それくらいはデフォルトで飛ばせる仕様でもいいのでは。むしろ、飛ばせない方がわざわざカスタマイズするだけの要求のような。
 体験版(テックジャイアンVer.)では不明だった敵の騎士マクシミリアンの声優が判明。なんと勇者王デスヨ。若本ボイスよりはましですが、それでもボイス効果で随分と手強そうに感じます。ただでさえ強そうなのに。今さらだけどボイスの秘めた力ってのは大きいですね。
 
 「もしもこんなショッピングモールがあったら!いきます☆」。現在15店。
 一気にプレイしようとすると明らかに飽きてしまいそうなので毎日少しずつ進めていこうかな、と。
 50キャラ、50店舗、50シチュエーションということなので仕方ないというか、最初からわかっていることではありますが1人(店)1CGというのはやはり寂しい。せっかく好みのキャラやシチュエーションがあってもその先がない、ってことな訳で。というか、拡大や差分を使って1枚のCGで2回戦とか虚しいので勘弁して欲しいですわ。たまにならいいですけど、毎回ではさすがに呆れてしまいますよ。これがお家芸っぽいというのは正直、誉められたことではないと思います。あと1CGしかないというのにほとんど脱がない人というのもちょっと勘弁して欲しいかな。サービス度低すぎです。
 本作を楽しむポイントはやはり細かいことを気にしないことでしょう。都合の良い点を自然なこととしてそのまま受け入れる、これが肝要です。ただ、それでもハッキリ明示していないがゆえに気になってしまうことはあるんですけどね。本作の舞台であるショッピングモール「もしゅも〜る」は幻の場所として誰でも行けるところではない、とされていますが主人公以外に到達者がいない訳ではありません。
 で、各店に向かうとプレイヤーはもちろん、主人公でさえ驚いてしまうほど簡単にHシーンを迎えてしまいます。これが果たして主人公だけなのかどうなのか、ということ。まぁ、処女なキャラも多いのでそうだと考えたいところですが。独占欲云々という点を除いてもこれって重要ですよね? だって主人公だけでないとするなら要するにこのもしゅも〜るは風俗店と変わらなくなってしまいます。夢のような場所がなんだか急にね。さすがにこの差はちょっと小さくはないんじゃないかな、と。

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