徒然なる日記

ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。

2013年7月01日(月)
7月展望
 革命機ヴァルヴレイヴ12話。ああ、勘違いしていました。話の流れもありますがカレンダーをすっかり失念していたので13話まであると勝手に思い込んでいました。
 冒頭、再び未来の話。これ、どこまで意味があるんでしょうねぇ。
 プロポーズは不発。まぁ、他に選択肢が思い浮かばなかったのかもしれませんけど、本当に誠実に考えるならサキと話し合うのがまず先だよね。相手の意向無視は正直、あまり誉められないでしょう。自己中ってことだから。
 カインの策は徹底していて毒ガスまで使ってくる周到ぶり。どうやら条約さえも気にしないようです。
 残るヴァルヴレイヴ3機に対する手はなんとアイロン。しかし、あれで効果があるってどれくらいの高熱なんでしょう。それとも、想像以上にヴァルヴレイヴは熱に弱いんでしょうか。
 ハルトとエルエルフはカイン大佐の待ち伏せに遭いまるで子供扱い。
 引きこもりのアキラは死んでもいいと言い放つ。けれども、父の死を見たばかりのショーコには到底、受け入れられない。遂にはキレてアキラの元へ。スプリンクラーなどで妨害するも友情モードのショーコはまるで止まらず。執念実って友情成立と思われた瞬間、ドリルが直下より出現。スプリンクラーなどで今度は毒ガスから守ろうとするもとても足りない。襲い来るトラウマと戦いながらヤケになったようにアキラは外へと飛び出る。だが、そこまでしたというのに瓦礫が行く手を遮る。絶叫しかけたアキラの前に現れたもの、それはヴァルヴレイヴⅥ号機。特性はハッキング。まさに水を得た魚状態でドリルもハーノインの機体も撃破する。
 形勢逆転と思えたのも束の間。カインは隙をついてⅡ号機に乗り込む。それは動かないはずの機体。だが、カインが光る物体を使った時、Ⅱ号機のOSにⅠ号機のような人格が出現する。それを察知したⅠ号機の少女は「お兄ちゃん」と。
 最後に怪しい会合が映ったところでそのままエンディングに突入。最終回まで駆け足でした。そして、第2期の告知。10月からだそうです。なんともせわしない作品でした。もうちょっと落ち着いてもらいたいものですが難しいんでしょうね。泳いでいないと死んでしまう鮫みたいな感じで。
 スタッフのみなさまお疲れさまでした。

 翠星のガルガンティア13話。結局、2話連続でオープニングなし。その時間さえも惜しいということがこの先の展開でわかります。
 結局ストライカーは自らを神と称するようになったのでした。支援機能同士の言い争いは平行線をたどり、チェインバーはストライカーの暴走を身内の恥と受け止めたよう。
 チェインバーとストライカーの戦闘はいいとして、それ以外がなんとも不明。戦況がどうなっているのやらサッパリわからないのは痛恨かと。ガルガンティアの秘密兵器もなんだか空振り気味ですしね。教団のまとめ役らしいキャラが声を出しているんですけど、名前さえ碌にわからない状況では悲しいばかり。追い詰められていく様子もそもそもの説得力が足りていないのでなんとも。「姉上」とか切なくなるくらいデスヨ。つーか、この人たち基本的に突っ立ったままですからねぇ。
 エイミーが唐突にやって来るのもとても強引です。名目は照準補正ですけど、無理矢理な感じは否めないですね。しかも、実質的な目的はレドに想いを伝えることですから。とても苦しく中途半端です。説明的なセリフがとても多いあたりからも窺えます。
 チェインバーとの別れはやはり必然のようにやってきましたね。最後は親そのものでした。やっぱり、ちょっと飛躍しているような気もしましたけど。
 最後はなんとか終わらせました、という風情。尺に余裕がないにも程がありましたね。ちょっと、いえかなりもったいなかったように思います。
 スタッフのみなさまお疲れさまでした。
 ブルーレイはどうですかねぇ。ボックス2以降は気分次第になりそうです。

 予定通りと言いますか6月は何も買いませんでした。どうにも欲しい作品がなかったんですよねぇ。その代わりとばかりに「ゲームセンターCX 有野の挑戦状」を今頃になってプレイしてます。3DSまで買って(それで最初にプレイするのがDSのソフトというあたり自分でもどうかと思います)。
 しかし、長年ゲームセンターCXの録画したものを見続けて期待を高めすぎてしまったせいなのか、内容はもうひとつな感じです。特に個人的な相性問題が深刻でした。売りである「ハグルマン」がサッパリ面白いと思えなかったので。特に「2」はすげぇストレスが溜まってました。敵をジャンプして踏んで倒すゲームで、難しくする方法が天井を低くすればいいんだ、という手段がちょっときつかったです。
 閑話休題。
 7月は今のところ「天色アイルノーツ」のみ。「ガールズbeアンビシャス!」が8月に延期されてしまったので他に探したいところですがどうでしょうか。体験版で試したいと思いますが、その対象さえあまりないんですよねぇ。どうしたものかしら。

2013年7月06日(土)
ナマイキデレーション、星逢のプリズムギア体験版
 「ナマイキデレーション」体験版。まどそふとのデビュー作。ヒロインは全員年下のわりとありがちな感じの萌えゲー。
 内容は序盤の少しとHシーンがふたつほど。う~ん。文化祭実行委員を押しつけられた主人公が嫌々ながらメンバーを集めると美少女ばかり4人になった、というなんとも捻りのない導入部。そのうち、3人は幼なじみ、妹、駄菓子屋のツレと見事なまでに身近なところで済ませています。多くの人が漏らしている通りヒロインたちはさっぱり生意気ではありません。そもそも、主人公があんまり「こいつナマイキだなぁ」とか思わないタイプなんですよね。あるいはそのへんはプレイヤーに任されているんでしょうか。
 程度の差はあれどヒロインたちは短い体験版の時点で十分すぎるほど主人公に好意的なのであまり恋愛描写は期待できなそうです。幼なじみなんて未だ調教していないのが不思議なくらい。というか、他作品ならエピローグ状態デスヨ。何もしていないのにデレているという面倒くささが売りです。いわゆる恋の鞘当てのようなところは見所としてあるのかどうか。あんまり期待しない方がいいとは思います。
 日常の掛け合いはつまらなくもないが面白くもないという微妙なライン。わりと大げさな感じでネタを扱うのでたまに浮いている時があります。爆笑する人はあんまりいないのではないでしょうか。
 Hシーンはなんというかまぁ、普通くらい。Clochetteが純愛系のエロ度をぐんと上げてしまったのでこれくらいだとそこまでエロいとは感じないです。尺もそれほど長くはありません。でも、たぶん本作の売りはHシーンなのではないかと思います。CGはなかなかエロいですし。個人的には頑張りは感じられども、それほどエロいと感じないのがネックですね。
 決め手に欠けるというのが正直なところです。詰まるところ、体験版をプレイする前とあんまり変わっていません。

 「星逢のプリズムギア」体験版。なんちゃってSFバトル? という感じの学園AVG。特に変わったシステムなどはないようです。
 内容はやや長めの序盤と、わりとどうでもいいキャラクター紹介、それにHシーンが3つ。
 パワーギアというものを当たり前に使っている近未来の世界観がいまひとつな感じです。どうにも説得力に欠けるというか、普通に地に足がついていないようなフワフワした感覚を受けます。シナリオライターは健速氏ということでネタによって差ができやすいのは想像がつきますね。正直に言ってあんまり魅力的な世界として感じられないです。序盤だというのにともすれば退屈になりそうな平易な展開は健速氏らしいといえばらしいですが。
 キャラの魅力にあまり目立ったものがないため会話がちょっと厳しいです。説明会話が多いので笑いもなく、売りになるほど可愛いヒロインもいないということで、個別が良かったとしてもそこにたどり着くまでが大変そう。主人公がやたらと細かいところに気がついてすぐに行動を起こすのも序盤ではなんかやり過ぎに見えてしまいます。
 CGは個人的にはあまり可愛いとは感じられません。ヒロインの中身もそうですが、外見的なデザインもあまり見るべきところがなく良くない意味で普通に見えます。ついでにテキストとあまりシンクロしていないような気がします。立ちCGを見て、そのヒロインに説明や会話を見せられても、そのキャラクターのものであるとピンと来ない感じです。ボイスにもそんなところがあってあまり合っていないように思います。
 Hシーンはちっともエロくないというあたり予定通りなのかな、と。むしろ、序盤からいきなりHシーンに飛んだせいもあるとはいえ、なんか重く感じたのがちょっと退いてしまいました。深い信頼といえば聞こえはいいんですけど、なんかねぇ。依存に対する容赦のなさが重たく感じてしまいましたよ。
 こちらもちょっと、いえかなり厳しいものがありますね。こういう時に感じるんですけど、原画買いができるタイトルってやっぱり色々な意味ですごいと思います。例え他の要素がハズレであっても本望って感じで買えるんですから。逆に言えばそれができないタイトルは何かひとつが必ず欲しい訳で、結果に対して苦しくなるのは止むを得ないのかもしれません。
 7月は「天色アイルノーツ」1本が濃厚でしょうかね。

2013年7月12日(金)
今さらドラゴンクエストⅣ開始
 神のみぞ知るセカイ女神篇1話。………………。まぁ、わかってはいましたけどね。それでも呆れるな、というのは無理な話ですわな。そもそも漫画がアニメ化する意義というか、それ以前に理由はどうしてでしょうね。原作が人気があるからではないのでしょうか。ましてや第3期ですよ。女神篇とか銘打とうともそのあたりは変わりないんじゃないですかねぇ。
 ということで、1話から女神篇のエピソードを始めるために足りないところは全てダイジェストでウッドボール(死語)、ということになったみたいです。すごいですね。第2期は長瀬純編で終わったのでコミックス第5巻途中です。そして、第3期の女神篇の始まりはコミックス第12巻最後。単純に比較はできませんが第1期と第2期を足したよりも長い巻数を飛ばしてしまってますよ。アニメしか見ていない人にはもう完全に意味不明。雑誌でしか読んでいない人もどれを飛ばしたっけかなぁ、でしょう。飛ばした中にはコミックス付きのDVDの内容もがっちり含んでいて第1期と第2期を見た人間にも初見殺しをかけるという空恐ろしい構成です。予想通り天理は息をするように当たり前に出現してきましたからねぇ。100%ファンのみしか見るな、と。しかも、限定版を買わない人間はファンではないという突き放しっぷり。せめてもの対策はOVAを収録したブルーレイBOXと考えられなくもないですが、これも発売は8月27日とまるで意味がないレベル。
 本当にここまで酷い仕打ちをされる作品はなかなか稀有じゃないですかねぇ。なまじアニメ自体は出来がいいだけにより一層、辛いことになっているのではないでしょうか。まぁ、未見ですけど同じサンデーの「アラタカンガタリ」も1クールでイキス編までやっていたという意味不明ぶりだったようですが。
 閑話休題。
 取りあえず、再攻略という言葉が空々しく聞こえるのは確かですね。だって可能性のある半分には視聴者は会ったこともないキャラなんですから。原作とアニメが別物とするのならそれは余計にでしょう。正解だけすくい取っても本命2人とは初対面に、1人はOVAのみですからね。つーか、このあたり原作では一応ミステリーちっくな仕掛けになっていましたけどアニメではそれも台無しですわな。冒頭の紹介にオープニングを含めれば誰が正答か小学生でもわかるでしょう。それ以前にキャラに人気や愛着があってこその再攻略でしょうにね。
 なんとも切なく悲しい第3期女神篇です。上に書いたものを全て飲み込んでも1話からいきなりナイス改変が行われてました。かのん刺殺の犯人が無能な方じゃなくなってますよ。あのおまぬけさんはもしかして存在ごと抹消なんでしょうか。わりと出番があったような気がするんですけどねぇ。もしかして、1クールで女神篇を終わらせるなんて無茶をするつもりでは……。あのダイジェストを考えればなんでもありっぽいもんなぁ。何年かして真鍋譲治氏のように吠えたりする原作者の姿があったりしないといいですね(はぁと)。

 「ドラゴンクエストⅣ」。4章が終わったところまで。
 「ゲームセンターCX 有野の挑戦状」が終わったのでこちらを始めました。先月末にエロゲーを買わなかった反動みたいになってますね。
 それにしても、「有野の挑戦状」はねぇ。やはり、期待が過ぎたということなんでしょうね。なんだかがっかりばかりしていたような気がします。「ハグルマン3」もアクションゲームなのに……、と言いたくなるシーンが多かったですね。よもやステージ3でおしまいとは予想外でしたわ。昔のゲーム感覚でも斬新すぎるような。しかも、それでボスがみんな同じという恐ろしさ。それに阿部さんデザインのつっぱり大名がボスという話はどこに? まさかとは思いますけど、会話シーンのアレがそうなんですか? もしそうなら言われなければ100パーわかりませんよ。あれじゃデザイン関係ないでしょ。なんだっていいレベル。
 なんか全体的に気分悪いことが多かったですね。RPGでも無駄に妙なテキストがあったりしましたし。道具屋にアイテムを売ろうとすると「キズがついているなぁ」とか毎回、言われるってどんなセンスなんでしょうね。それで売ったら「いい商品だな」って分裂症の店員みたいですわ。武器屋も同じような、しかもわざわざ違うセリフを用意してくるというしょうもなさ。まぁ、そもそも町がふたつしかないって時点でもうね。ボリュームが「ドラクエ1」と同じくらいなのにそれはどうよ、っていう。
 話が盛大に逸れました。ともあれいつ以来か思い出せないくらいに久しぶりに「ドラクエ」やってます。ちなみにファミコン版もプレイしていないので初Ⅳだったりします。なんで切実に感じることがあるんですけど、本作は各章ごとに主人公が変わります。有名すぎるくらい有名なんでみんな知っているでしょうけど、これ実際にやってみると予想以上に面倒ですね。主人公が変わって目線が変わることはとても良い配慮なんですけど、代わりに毎回レベル1からやり直さないといけないんですよねぇ。まぁたスライムベスがライバルかい、っていう既視感。いえ、感じゃなくてそのまま既視なんですけどね。装備も同じようなものばかり。せっかく目でも装備が楽しめるようになったというのにここは逆効果ですわ。弱くてもどかしいレベル10ちょっとを何度となく繰り返すという流れ。そして、悲劇から始まる5章。くぅ、あと1回。これでたぶん「レベル1から」はラストのはず。そう思いたいデス。
 3章のトルネコは他とは違う雰囲気でなかなか良かったです。ただ、素直すぎる私は激しい店員人生を送ってましたけど。1000G以上も雇われ店員で溜めるというパート根性ぶりを披露。なかなか武器屋の主人に「いいえ」と言えませんでした。だってあまりに当たり前にそういう言動をしてくるんだもんなぁ。なんとなく店員モードが楽しかったことはありますけど。歩合制なんで客が高額アイテムを持ち込んで買い取り、それが売れると1日の給料も倍以上になってましたからねー。隙を見て弁当を食べるというのもなんだか楽しかったです。奥さんがいるRPGの主人公ってなかなか珍しいですよね。
 その後も旅立ってから、相手の足元を見て高価な値段で鉄のまえかけを売りまくり。ファンタジー世界の死の商人みたいになってました。まぁ、相手は人間ではなくモンスターだから別にいいか、という軽いノリで。残念なのは時間がかかると思ったトンネル事業があっさり終わってしまって、せっかく高額で手に入れた自分のお店での経営がほとんどできなかったこと。自分で手に入れた商品をお店に並べるって楽しかったんですけどねぇ。店番が奥さんというのがまたツボでありました。でも、その奥さんが理解がありすぎるせいでもうアイテムを受け取ってくれなくなってしまいましたとさ。
 4章はなんだか切ない姉妹ぶりがやけに目についてました。苦労性の妹にやる気の薄い姉という様子が見えるようで。妹は前衛で姉は後衛。レベルアップは姉の方がいつも早いのに実践的なパラメータはさっぱり上がらない。レベルアップのやや遅い妹は堅実にパラメータを積み重ねる。言ってしまえば職種が違います、ってことなんですけど、2人とも魔法使いとか僧侶って感じではなく職域がはっきりしないことと(実際には踊り子と占い師)、双子という設定のせいでどうにも異なるバイアスがかかって見えてました。回復系呪文が妹専用ってところがまた、ね。しかし、故郷の村の宿屋が無料なのはいいですけど、ベッドではなくてゴザってそれはどうなのよ。というか、自分の家があるのだからそこで寝ればいいのでは。荒れているのだって片づければいいでしょうに。自分の家なんだから。少なくともお情けでゴザで寝るよりは熟睡できるのではないでしょうか。
 コンシューマーのまともなRPGは久しぶりとあってかなり楽しめてます。

2013年7月17日(水)
ドラゴンクエストⅣ継続中
 神のみぞ知るセカイ女神篇2話。1話放送終了後に作者のブログでフォローのような内容が上がってました。ちょいと気の毒になるくらい気をつかった言葉遣いをしているな、と感じました。プロデューサーが女神篇を見たいから枠を用意した、とあります。事情はどうあれ、これまでの流れを捨てて今回のような形になったのは当然ですがプロデューサーの意向も大きいようです。構成には作者も関わっているそうなので改変も織り込み済みのようです。しかし、今回の女神篇が「原作とは違う新しいパッケージ」と言うのなら1話のダイジェスト部分なんて、それこそぶった切ればいいんじゃないですかね。必要ないってことでしょうから。
 で、2話目ですが詰まりすぎるほど詰まってます。確かに1話が短い漫画とは違って何度も情報整理する必要がないぶんだけ減らすことはできますが、そんなことは全く関係ないくらいにかっ飛ばしています。なんとアニメ2話目の原作消費は10話でした。エルシィ特別編を除いても9話です。これはどうやら本気で女神篇を1クールでやるつもりではないですかね。正直、アニメだけの人にはほとんど話についていけないでしょう。子供が特撮ものなんかを見る時くらいのおおらかさが必要でしょうね。
 カットされた部分は当然、山ほどあるのでいちいちあげるのも面倒すぎるくらいです。それぐらい多いです。個人的には長瀬純の完全カットが残念でした。まぁ、声優をひとり節約できるという利点は大きいでしょうし、シーン的にも助かります。さらに純は女神ではないハズレだからそうなったのでしょう。みなみが残ったのはせめてここでアニメ化しておこうというせこい算段ではないですかね。もう機会はないでしょうから。ただ、その割にはみなみの作画は特に気合も感じられなかったので私の気のせいかもしれません。
 あとは月夜と栞の2人が再登場時に一切もったいつけなかったのも残念でした。月夜はアニメ初登場なので仕方ありませんが、栞は原作でもちょっと手間のかかった再登場だったのであのあっさり感はちょっと残念すぎました。というか、こういうところを軽く扱っているのも女神篇の意義をまたひとつ軽くしているのではないでしょうか。ワクワク感とか感じようもないですからねー。「革命機ヴァルヴレイヴ」を彷彿とする落ち着きのなさです。とにかく筋書きを消化しよう、という感じ。
 というか、ハッキリ言いますとかのんさえいれば後はどうでもいいんじゃないですかね? なんとなくそんな気配を感じなくもないですよ。CMを見ると特に。
 前回も思いましたが女神篇はエンドカードもなくなってしまったのですね。ここも残念ポイントでした。

 「ドラゴンクエストⅣ」。かなり終盤まで来ています。
 5章で主人公がマーニャとミネアに会った時はとても嬉しかったです。自分で育てたキャラですからね。喜びもひとしおでした。でも、物語を考えるとキャラクター同士に接点はないだけに何もないとすぐに一緒には行動しないんですよね。ミネアが占い師だから主人公を勇者だとわかってくれただけで(このあたりは他のキャラでも思った以上に切なく感じてしまいました)。
 しかし、喜びはすぐに悲しみに、やがて怒りに変わりました。4章では終盤レベルアップが必要だったけれども、お店的にはあまり広がりがなく装備を買い換える機会がなかったんですね。そして、結果的にお金が10000Gくらい溜まっていたんですよ。それが、それが、全部マーニャがカジノで散在しましたって……、納得できるか!! 5章主人公はなかなかお金も溜まらずメンバーも増えて物入りだっただけに2人の加入を嬉しく思ったのも一瞬ですた。しかも、マーニャのセリフがまた怒りを大きくしました。これからは勇者に養ってもらおう発言。これで使えないキャラであれば到底、許せないところでしたよ。
 トルネコと会った時には違和感が残りました。会うまでの間にさんざんトルネコはできた人物と評されていて、一時は操っていたプレイヤーとして嬉しくなるものでした。ところが、いざ出会ったトルネコは灯台の化け物退治を主人公たちに丸投げしてひとり町に帰ってしまいました。あとは何もすることなくひたすら待っているだけ。件の灯台化け物退治もトルネコは人を雇って向かっていると町の噂であったのに。そんな評価を受けているのに。なんか話違くないですか? ゲーム的に考えてもそこは合流するところでしょうに。商人だから? 「導かれし者たち」にしてはちょっと寂しい態度ですね。
 「ドラクエ」がいつからそうなのかはわかりませんが、呪文の効きに困ってます。私が知っている呪文は相手によって効果に差はあれども、同じ種族にはほぼ一律で同じ効果、というものでした。しかし、このⅣはモンスターに効いたり効かなかったりが激しすぎます。むしろ、複数相手に使って全て効果がある方が珍しいくらい。当然、ここに属性的な効果の有無も関わってくるので有効度がぐんと下がっています。特にⅣはAIが売りでもあったため味方の馬鹿度にほとほと困らされます。ただでさえ、属性的に強いのに効く確率も低い。こんな状況でも同じ魔法を使いまくるじーさんに閉口しております。ただ、そうは言っても別系統の魔法をまるで持っていないので他に方法もないのですが。とはいえ、4匹相手に使って全て効かないが珍しくない相手にヒャダルコばっかり連発されてもね……。MPの無駄遣いデスヨ。先程のマーニャの件がまだしも許せるのはこのじーさんのことがあるからです。少なくともAIではあまり使えないんですよねぇ。
 AIのことを書いたのでついでに書いておくと戦闘を全て手動で行っても問題は残ります。それは「たたかう」ひとつとっても同じモンスターが2匹以上いる場合、攻撃相手を特定できないのですね。例えば主人公で1匹、ライアンとミネアで1匹を倒そうと思っても順番と相手次第でなかなか計算通りにいきません。難しいもんです。
 最後にライアンが仲間になったんですけど、わたし何かしてしまったんですかねぇ。確かにキングレオでは以前に嫌な目にあったのでちょっと強くなってから向かおうとはしましたけど、それ以外は特に何もしていないんですけどねぇ、たぶん。なんかいつの間にかホイミンが人間なってるんですけど!? 人間になれるのかどうか、ってのが1章のヒキじゃなかったでしたっけ? なのに一切のイベントもなくライアンにも知らない間に人間になっているってなぁ。やっぱり何かしてしまったのでしょうか。

2013年7月23日(火)
ドラゴンクエストⅣ終了、パパドキッ! ~パパが大好きだけど、家族だから問題ないよね!~体験版
 神のみぞ知るセカイ女神篇3話。取りあえず超駆け足展開は一段落したようです。ホッと一安心。しかし、それも束の間のこと。すぐに再加速が始まりそうな予感。というか、もう始まっているのでしょうね。フィオーレが存在しないのですから訪問者はノーラただひとり。当然ここから改変されていくのは間違いないでしょうから。まぁ、もうこうなるとスタッフのお手並み拝見としか言いようがないですね。
 5人同時攻略という展開ですが、こういうの早送りでやってしまうと意義が薄れてしまうというか、わざわざやっている意味合いがあまり感じられないような気がします。桂馬が苦労していることさえもご都合主義のように見えてしまいますから。ただでさえ、そのままやってもアニメの方がスピードが速いので駆け足に見えてしまうというのに、これを加速させるとホントに義務をこなしているようにしか見えなくなってくるのが難しいところです。極端な話、原作がこんなことやっているからこんなまどろっこしい展開しているんだよ、とそんな作りに見えてしまう危険性を孕んでいると。今回で言うと京なんかがそうですね。歩美と下校イベントをこなしたかったのに京がいることで障害となって思うようにイベントが進まない。しかし、実際にはそうとは思えないくらいスムーズに展開してしまうのでアニメだけ見ている人にはあまりピンと来ない感じなのではないでしょうか。何のために京が出てきたの? くらいの感覚で。単にやたら回り道が多いように見えてしまうかもしれません。
 シモーネの話が遂にアニメになってしまいました。原作のときにも思いましたけど、これをカラーで動かして見せるのは色々と労力の無駄遣いですなー。独特の感じはでてますけどね。どうにも不条理に思えてならないです。
 挿入歌は原作者がギターを担当。ってこんなことをしているから目が回るほど忙しいのではないですかね。少なくとも大変でもあまり同情する気にはなれないなぁ。嬉しい自業自得で良かったじゃないですか、という言葉を贈りたいくらい。

 「ドラゴンクエストⅣ」。ようやく終了。
 ラスボスの変形にさすがに驚きました。DSならではの演出ですね。ファミコンではこうはいかないでしょう。しかし、それにしたって途中演出が多すぎです。フリーザ様がおとなしく見えるくらいの回数をこなしてきます。最初は弱いなー、とか思っていたのに最後はこっちが虫の息でしたよ。っていうか、最後の最後で勇者死にました。ライアンが後を引き継いで一撃だけ与えて勝利。なんかとても空気の読めないラストバトルになってました。そのあと竜の神様からよくぞ倒した、とか言われても全力で目を逸らしたい気持ちで一杯の勇者でしたわ。すんごい気まずかったです。
 ラストは諸国漫遊エンディング……、かと思ったらこれもいつの間にかなくなってしまったのですね。ウイニングランみたいで好きだったんですけどねぇ、アレ。これまで行った城や町をひとつずつ訪ね歩いて、みんなと会話してイベントを思い返して余韻に浸るところが良かったんですけど。残念です。

 「パパドキッ! ~パパが大好きだけど、家族だから問題ないよね!~」体験版。序盤とHシーンひとつ。
 友人のマッドサイエンティストを相手に被験者のバイトで小遣い稼ぎしていたら、ある日クローンを勝手に作られて、その体に意識を移されてしまった、というのがあらすじです。メタボのお父さんが若いときの体に戻って……、とその先は想像しやすいですが意外なところがありました。それは体が若くなる前のメタボお父さんの段階で3人の娘にはバッチリ懐かれて好かれているということ。別にそのままで普通に幸せそうなんですよねぇ。お父さんの後のお風呂に入りたくない、とか言われたらどうしよう、とか自分で思っているだけ。そして、言われないよう自ら最後に入浴していますが、3人の娘は恐らくそんなこと言いません。それぐらい良い娘たち。
 奥さんだけはちょっと距離を置かれていますが、それでも一緒の寝室で休んでくれますし、たまにはHさせてくれるいみたいです。愛情自体もなくなったわけではない様子。
 ということで、思ったほど若い体になった意味はないように見えてしまうのが本作の微妙なところ。長女なんてお父さんの匂いフェチっぽいので、加齢臭のしない若い肉体には不満があるぐらいのようですし。まぁ、凌辱ゲーではない、ってことなんでしょうけど風変わりなコスプレとあまり変わらないような気がします。
 体験版はHシーンが奥さんとのひとつだけしかない上、なんの取っかかりもないところでいきなり終わるのであんまり参考にならないように思います。せめてひとつくらい娘とのHシーンがないとねぇ。購入の参考にはなりにくいような気がします。

2013年7月29日(月)
天色*アイルノーツ1回目終了
 1人目は白鹿愛莉。前作以上にゆずソフトの地力を感じる作品ですね。作品全体に漂う丁寧な作りが確かな手応えとして感じられます。中身は全然、違いますけど、PULL TOPの「この大空に、翼をひろげて」をプレイしたときにちょっと似ていますね。ゲームを作り慣れている感じがあちこちから伝わってきます。いえ、CG面の充実ぶりを考えるとこちらの方がより実力を感じさせてくれます。
 1時間プレイする前に萌えゲーのお手本であるような質の高さを実感できます。ヒロインの魅せ方、動かし方、主人公の扱い方など経験による上手さを感じさせます。それでいて、あまりあざとさを感じさせないのは感心します。普通にヒロインたちは可愛いなー、と受け取れます。プレイヤーの望む序盤の展開をかなりわかっている感じが窺えますね。「DRACU-RIOT!-ドラクリオット-」の反省が随所に活きているように思います。テキストもクセがなくて読みやすいです。
 システム面もかなり凝ってますね。色々なことができて久しぶりにカスタマイズのしがいがありました。章の表示が絶えず左上にあるのは珍しいアイデアです。これが意味を持つのがバックログのジャンプ機能。感心なことにいつでも最初まで戻れるため助かります。カーソルを合わせればジャンプ前でも当該箇所の画面が見られるあたりこだわりを感じますね。この画面でも章が表示されるので望むシーンも探しやすいです。セーブ忘れも安心。他にもフェイスウインドウを表示するかどうかを選択可能というのも面白いですね。イベントCG表示の際もヒロインの表情がわかる時もあっていい感じ。ちなみにデフォルトではOFFになってます。
 セリフ中に立ちCGの表情がコロコロ変わるのも相変わらずです。ただ、Clochetteが激しい方向に進んだのに対し、ゆずソフトはやり過ぎないように、という配慮を感じます。まぁ、これは長短あってリアルっぽさが良い代わりに反応が予想しやすいので目が離せない(クリックで飛ばせない)ということがありません。ブランドや作品の方向性にもよりそうですね。
 立ちCGそのものにもこだわるところはClochetteにも負けていません。どうすればヒロインが魅力的に見えるか、エロく見えるか。相当、練られているのではないかと感じます。体型でも強いこだわりを感じますが、今回は髪形にもそれがあるのではないでしょうか。服装によって髪形が変わるという、ある意味では当たり前ながらゲームでは難しいことが実装されています。特に愛莉は根本的なイメージまで変わるのでかなり効果は高いと思います。
 とまぁ、ここまで褒めてきましたが、それだけではないところもあります。作りがいいがゆえの悩みかもしれません。個別ルートに入るとそれは実体化してきます。他の作品でもしばしばあることですが、ハーレムルートのない作品はある種の欠点を内包しています。それは共通ルートでは全ヒロインからちやほやされていて、個別ルートに入るとヒロインひとりだけになってしまい、相対的な幸せ度が下がったように感じてしまうことがある、という点です。本作は共通ルートにハプニング的なエロイベントが多いことも手伝ってそれをより感じやすくなっています。サービスの良さが仇になる、ということですね。
 通常は当該ヒロインが共通ルートでは見せない魅力を出すことによってこれを防いでいます。しかし、萌えゲーの難しいところはヒロインひとりになると苦しくなりやすい傾向があるということです。気に入ったヒロインならばともかく、そうでない場合むしろネガティブな面が出て「あれ、あんなに楽しかったのになぜ?」という事態に陥りがちです。それを感じさせないような良質なシナリオというのはなかなかないものです。極端に言えばヒロインの魅力がどうあれ面白いシナリオということですからね。
 個人的な愛莉さんとの相性は可もなく不可もなくでしたが、暴走が激しくなり、他のヒロインたちの意味ある出番が減るというのは思った以上にきつかったです。あまりに繰り返される同じようなネタや会話も次第に不毛に感じるようになってちょっとテンションを下げてました。けして気に入っていないわけではないだけにどうしてだろう? という疑問さえ感じました。まぁ、物語がほぼないというのもかなり痛かったですけども。あとは惹かれ合う過程が全然ないのも効きました。共通ルートを除くとスマホの使い方を教えたくらいしかなかったような気がするのですが。それでも愛莉はまだましで主人公にいたっては本当に何も感じられないという無風状態でほとほと困りました。これなら残り3人に対する好感度の方が高いのでは? というくらいでしたよ。
 Hシーンはシナリオ運びといつものようにアフターで1回追加で計4回ということもあってなんか少なく感じられました。シナリオ中の3回は本当に最小の数って感じで愛莉本人もあんまりしていないという主旨の発言をしていましたからね~。ちょっともったいなかったように思います。テキストで他にもHはしたけれど、という実際にはないHの描写はお預け感だけが強くなるので良くないと思います。例えそういう予想が立とうとも具体的な会話がなければそこまで気にならないですから。

2013年7月31日(水)
テックジャイア9月号
 神のみぞ知るセカイ女神篇4話。フィオーレが存在ごと抹消されたために原作消費が再加速しています。エルシィ特別編を含めるとおよそ10.5話ほど。コミックス1巻分以上を1話で進むという荒技です。フィオーレに人気がないとしてもあまりに哀れですなー。まぁ、そんな理由からではないのでしょうけどね。とにかくなんでもいいから女神篇を終わらせるという、ただそれだけのためでしょう。
 月夜再攻略編。比較的そのままですが、先生の登場は大胆にカット。これ伏線でもあると思うんですけど、原作でもさほど実を結んでいない設定なのでスルーしたのでしょうね。個人的にはイライラするウルカヌスのシーンが面白かったのでなくなって残念です。
 それにしても、女神とその宿主の娘は同じ声優というのはどうも慣れません。実はOVAも購入していながら未だに見ていないので、この女神篇が初めてなのですが、違和感が強いです。ま、性格(人格)が異なることから勝手に違う声をイメージしていたせいもあってどうにも慣れません。原作だとすでに何年も経過していますからねぇ。その間に育んだ脳内ボイスの影響は大きいです。ハッキリ言えば同じ声にしか聞こえないんですよねぇ。まぁ、そういう演技付けなのかもしれませんけど。
 フィオーレがいないためにイベントひとつが丸ごと消滅しました。そのために色々と歪みが起きています。ウルカヌスの活躍がなくなったのはお披露目にしてはもったいないですし、ハクアがしたミスも当然なくなってしまいました。なのに落ち込むシーンだけは残っているのでとても妙な感じになっています。桂馬がノーラに声をかけただけで追い込まれるほどになってしまうという不可思議さ。うーん。

 テックジャイア9月号。
 「アストラエアの白き永遠」FAVORITE:原画家が4人もいるのにメインヒロインは全員司田カズヒロ氏が担当、って他の3人はどんな配分で仕事をするのでしょう。SDカットは他にいるしなぁ。サブキャラはわかるとしても3人もいるかしら。どんなゲームになるのかいまひとつわかりません。なんかバトルとかあったりするんでしょうか。いや、ここでそれはないですかね。冬発売予定。

 「あまたらすリドルスター」seal-QUALIA:馬鹿ではなく純愛だ! という新ブランド。それはいいんですけど、GRANDEEの原画陣をそのまま起用したら単に次の企画書の内容が馬鹿から純愛になっただけのような気がします。これは果たして2ラインなんでしょうか。ただ、個人的にはGRANDEE最新作が残念な出来だったので期待値は低いです。こちらも冬発売予定。

 「まじかりっく⇔スカイハイ~空飛ぶホウキに想いをのせて~」Whirlpool:タイトルを見ればわかる通り水鏡まみずラインです。ただし、本作ではキグナス氏が半分を担当しています。前作は買いませんでしたが、世間的には売れていたように思うのでこの変更はちょっと気になるところ。単に1人の負担を減らして発売ペースを上げるだけでしょうか。「輝光翼戦記 銀の刻のコロナ」を考えるとこの采配はむしろエロ度の低下に繋がるように思えてなりません。またまた冬発売予定。

 「赤さんと吸血鬼。」ALcotハニカム:久しぶりに大槻涼樹氏がシナリオを担当。タイトル通り赤ちゃんと吸血鬼の組み合わせが気になります。なにせジャンルが「赤さんが落ちてました。」ですからね。11月発売予定。




先月日記目次翌月