徒然なる日記

ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。

2015年3月3日(火)
炎の孕ませもっと! 発育っ! 身体測定2終了
 もう終わってしまいました。前作「炎の孕ませ乳(パイ)ドルマイ☆スター学園Z」に比べると随分と短いです。ま、そもそも一週間かかった向こうが、このシリーズとしては長くテンポが悪かったんですけども。それでも、私が月曜日に終わるというのはなかなかの短さです。というか、ですね。先日24周すると終わりと書きましたけど、ノーヒントでもぜーんぜんそんなにいらないんですよ。確かにどうでもいい感じの寄り道イベントは見ていないものもありますけど、それにしても19周で終わってしまうとは。条件を満たして出現したエンディングボタン(文字通りいきなりエンディングとなる)をいきなり押しましたよ。
 そういや、先日の内容をちょっと訂正です。アニメーションは5人にしか搭載されていない、と書きましたが微妙に違いました。正確には5枠で、内訳が個人4つと複数人1つでした。ま、たいした違いではありませんけど。アニメーションが半減であるのは変わらないですし。いくら綺麗になっても数が半分になってしまうのではね。それと演出というか、見せ方が変わったのでしょうか。どのような構図でもモニターの外枠から内側に向かって押し込むような動きに変わったためになんか酔いそうなんですけど。エロいというよりなにやら少し不安に駆られる動きですわ。
 前作に比べてテンポが良くなった理由は幾つかあると思いますけど、ズバリHシーンでしょうね。尺が短くなってひとつひとつが割りとあっさり終わるのでテンポ良く次に向かえるのですね。正直、人によっては物足りない短さでしょうけど。他にはマップ移動のような形式になったことで先が見えやすい効果もあるかと思います。前作はそこがね。いつ終わるんだろう、って感じでしたから。ゲーム内期間も3年と長かったし。
 タイトルにある身体測定している感はとても薄いですね。もちろん、エロにつなげるために強引なのは当然だと思いますけど、主人公はそもそもごまかすつもりがほとんどないし、それ以上にヒロインたちは主人公にべた惚れでセクハラを受けるつもりで来ているので。ま、そこは1作目である「炎の孕ませおっぱい身体測定」も同じですけどね。ただ、向こうの方がまだしも体裁を大事にしていたような気がします。単に「2」がエスカレートした変な検査ばかりだからかもしれませんが。きっと五十歩百歩でしょう。
 予想以上に早く終わりました。ゲーム感想は近日中に。

2015年3月6日(金)
サノバウイッチ開始
 SHIROBAKO21話。続く悩み。入社1年半でこれ! という答えはなかなか出ないですよね。
 みーちゃんに予想外に早いチャンスがっ!! これまでだってみんなでアニメを作る、という意味では十分に夢は叶い始めているのに移籍1本目から待望の生物のモーションが回ってくるとは。それに比べてずかちゃんは……。まさかウリ坊とブタ、動物つながりでウメブーの経験が活きて、このウリ坊が名前付き(?)デビュー、なんてことのなるのでは。現実ならそれでも嬉しいかもしれませんが作品内の活躍度という意味ではあまりに切ないような。
 ここへ来て新キャラ、ACツチノコの社長登場。ってちょっと役割があからさま過ぎて、これまでの自然な感じからすると違和感ありますなー。完全に平岡フォローのためにだものねぇ。
 仕事を請けたみーちゃんは早速、先輩をハントしてロケハンに。やはり、暇なずかちゃんがなんとも切ない。やりとりそのものはとっても面白いのにねぇ。一体テイク幾つまでいったのか、途中から死んでいる絵麻がなんとも面白いです。こういうの不在の2人の方が得意そうなだけに気の毒度が跳ね上がります。もちろん、平然とこなされてはつまらない訳ですけど。そして、途方もないプラス思考のずかちゃんに涙……。その理屈だとキャラが骨折とか昏睡状態とか死んじゃう時とかバッドステータスのお芝居がとっても心配ですよ。最後に2人が絶句したあとコースターのSEが入るのが肝ですね。
 「えくそだすっ!」以来の第1話鑑賞会。細かいところですが提供画面にオーディション時のスポンサーの社名が出ていたのが以前よりもリアルさが増して良い感じでした。
 前回では終わらず、瀬川さんからもクレームが。しかも、今度はあおいに直接なので2年目なのに中間管理職の苦労が……。ひょっとして入社したばかりの時に嫌味を言ってきたのは以前も何かあったのでしょうか。さすがに一度で出禁にしてくれ、とまではなかなか言わないでしょうし。しかも、この後のあおいのセリフからすると瀬川さんは代表者で描かれただけで、他にも多くの部署からクレームが来ているようですね。またしても、キレる平岡ですがその内容は見事なほどにブーメラン。他のどんな人も彼にだけは言われたくないでしょう。きちんと仕事している人だけに該当する感情ですよ。こうして仕事を辞めてきたんですかねぇ。
 そして、ため息ものの猫描写。これはあれですか、昔の少女漫画ですか。すげぇ不良の人が雨の日に捨て猫を拾う、みたいな。見ているのは視聴者だけですけど。
 なぜだかナベPラインからあおいが飲み会に呼ばれる。これはトラウマ克服をしておこうということなんでしょうか。でも、翌日になったら忘れてそうですよね、この人。それにしても、声優であることを知られたくない、ずかちゃんの心意気にまた涙。残り3話。もう残されたものは少ないデスヨ。

 「サノバウィッチ」。まだ個別シナリオに入ったくらい。
 良い出来ですね。一段と作りが安定してきました。始める時から雰囲気でなんとなく感じとれるくらいにまでなってます。気持ち良くプレイできるように、というゆずソフトのスタッフの思いが伝わってくるようですね。細かいところに気配りが行き届いています。これはもう十分に他のブランドの手本になれるクラスです。
 オープニング。ますますアニメーションの度合いが上がってすっかりテレビアニメっぽくなりました。作画も良好です。そして、まさかの米倉千尋ですよ。あんま情報を集めていなかったので完全に不意打ちでびっくりしました。なんか聞いたことあるなー、とは思いましたがまるで可能性を考えていませんからクレジットを見るまで気付かなかったです。相変わらずうまいですね。キャラクターソングCDに加えてこっちも出した方が良かったんじゃないですかね。
 シナリオはまずまず賑やかで楽しいです。それも、キャラクターが魅力的だからですね。素朴なやりとりが微笑ましいです。たまに「ん?」と思うこともありますが愛嬌で済む程度。例えば何の説明もなく今どきバイトの給料が現金手渡しとかね。日払いでもないのに、ですよ。
 他にはゆずソフトの特徴になりつつある、ヒロインが気軽な感じで髪型を色々と変えて見せてくれるところが素晴らしいです。服装や状況に応じて変えてくれるので見た目に華やかですし、可愛いヒロインがしてくれることですからもっと愛着が湧きます。大変でしょうがこれからも頑張ってほしいです。
 ここまでは戸隠先輩が凶悪すぎますね。ノーマル状態でも色々と危険なところがあるというのに、ハロウィンパーティーのコスプレはもはや犯罪レベル。なんですかあの凶器のようなお体は。しかも、下ネタトークもバッチリって危険度が高すぎます。もし、先輩の親であれば心配で心配で夜も眠れぬくらいの領域です。越路さんとかよく鼻血で出血多量とかならないものです。「合点」と「ようがす」が口癖なのはむしろ、逆方向へのバランスどりのためではないか、と思うほど。お気に入りなので後に回そうと決めましたが、我慢が大変そうです。
 描写そのものもここまで丁寧なので今後も楽しみです。

2015年3月9日(月)
サノバウィッチ1回目終了
 1人目は綾地寧々。
 思ったよりも長かったです。ゆとりをもって進めていたらなかなか終わらずちょっと困りました。
 どうやら5章あたりから個別シナリオに入るようです。
 基本的な出来は以前の感触通り悪くないどころかなかなか良いです。ヒロインはしっかりと魅力を持っていて、いちゃいちゃも十分あってシナリオもそれなりに読ませてくれる。萌えゲーとしてはかなり高いレベルにあるのではないでしょうか。寧々さんはその特性通りエロくて可愛いです。加えて重度の自爆ぐせがポイントで笑いどころの多くを提供してくれます。特に中盤以降は悪友の海藤がなんだかシリアスっぽくなって、属性のドMが消えてしまっているだけに寧々さんの自爆トークはとても大切なお笑い要素です。まさに体を張ってくれていますね。感謝の念に堪えません。
 一方でシナリオはやはり、手放しでは褒められません。そもそもの前提条件、魔女の契約がなんだか変ですからね。願いが成就して困るのが、主人公という男ができたから、とはあまり関係がないあたりが特に変です。あの条件では彼氏ができようができまいが結局、後悔するのではないでしょうか。少なくとも、頭が冷えていない短い期間で成就しない限り、精神だけが過去に戻ってやり直し、というのはかなり頂けない条件です。仲の良い友人ひとり作りづらいじゃないですか。しかも、それだけではなくて、戻っても魔法で強制的に条件付けされているだけなので両親はまるで仲直りしない。これじゃ当初の予定通りの方が酷い結果になってしまいますよ。寧々の精神が成長していなければやり直した方が却って辛いことになってしまいますから。実際、戻った意味自体はほとんどなくて寧々本人からすればともかく、プレイヤーとしてはすごく「なんだかなー」という感じを受けます。好きで戻るわけではないタイムリープっていうのは本当にモチベーションが大変ですね。現状維持が最大のご褒美なんですから。
 最後はちょっと強引な感じでしたね。こうでもしないと区切りがつけられないからなんでしょうけど、主人公単位で考えるとどうしてここでこうするに至ったのか、というのが弱いのでどうにもその行動にピンと来ません。そこでしなければならない必要性が薄いんですよね。だから、やたらと察しがいい寧々にもちょっと違和感があるという。
 エピローグは唐突です。このネタ、ライターが忘れていたんじゃないでしょうか。そんなことを思ってしまうくらい急に出てきます。描かれている主人公の姿はライターの姿そのものなのではないかと。尺も短いですし、AFTERシナリオにつながっていなければ別に必要ないくらいですから。お父さんのキャラがすごくいい加減ですし。

 Hシーンは予想以上にエロかったと思います。まぁ、前作「天色*アイルノーツ」もしっかりとエロかったですから驚くほどではないですけど。むしろ、最後のHシーンで魔女のコスチュームが出てきてかなりビックリしました。もう無理だろうと思っていただけに。しかし、アレを被服部に頼んだ、ってそれでいいのかねぇ。どう考えても綾地さんもしくはその彼氏は変態という噂が蔓延しそうですけど。というか、ひょっとしてあの衣装はノーパンなんでしょうか。それとも、あのベルトみたいなのがパンツにあたるんでしょうか。イベントCGを見てもようわからんですね。

2015年3月13日(金)
サノバウィッチ2回目終了
 先日どうにか「炎の孕ませもっと! 発育っ! 身体測定2」のゲーム感想をアップしました。なんというか、嫌な予感は当たってしまった感じです。しばらく前のように次の新作が心配な状態に戻ってしまいました。

 SHIROBAKO22話。なんと絵麻に作画監督補佐のお鉢が回ってくるという降って湧いたチャンス。井口さんと監督に絵麻のことを誉められて嬉しそうなあおいの表情が良い感じです。内心ではひいきになるような発言をしないように、とかも思っているのでしょうかね。ここからプレッシャーを感じてしまう絵麻をきっかけに多くのスタッフのスタンスを描いていく構成が実に巧みでいい感じです。
 平岡問題に対する瀬川さんからの返事。やはり、いくら女に甘いと言われる瀬川さんでも外注スタッフであり、社内スタッフとは違う厳しさを見せてくれます。本当は断るつもりだった瀬川さん。逆に考えれば瀬川さんのような人ですら何かを違えてしまえば途中降板はありえると。あおいにほだされたということは、これまでの信用も大きかったということでしょう。
 今回はなんだか愚痴回という面が大きいですね。それをここまであまりスポットを当ててこなかった部署にさせている感じです。しかし、当たり前ですけど平岡はここでも悪口の対象なのね。
 太郎が平岡を連れて行く店が日高屋というのもなんだかねぇ。ここがAパートで言っていた行きつけですか……。しかし、これが功を奏したのか、なんと平岡が太郎に自分の昔語りを! これは冗談ではなくいつか本当にムサニゴールデンコンビと呼ばれる日が来るのかも。それにしても、純粋時代の平岡は明らかに可愛く描かれてますよねぇ。でも、これがbeforeで今がafterなんだから。正直、太郎だから同情してくれる、ということでしょう。そのクソのような人たちと同じことをしていれば自分もクソになるとは思っていないのでしょうか。実際、武蔵野アニメーションも辞めるつもりだったようですし、ひたすらこれを繰り返してきたのでしょう。そうすれば経歴イコール在籍した社の数になる、と。
 みんなが仕事に対する不安や愚痴なのに対して、ずかちゃんは真っ暗な部屋で女子高生の大人気声優を酒飲んでうらやむという切なさ。ホントにこれ22話ですか。あと2話で終わる作品ですか。まさか、ウリ坊ですらないという悲しさ具合。もうどうしたらいいのやら。アフレコ収録も全13話終了ってやってましたし完全に詰みっぽい流れですが。
 モーションに悩むみーちゃんがあおいを介して絵麻のところに。ホントにこの対比はどう考えればいいのだろう。久乃木さんはなんだかすっかり立ち(座り)聞きポジションを絵麻から継承してますね。仲の良さを見せつける(?)みーちゃんに嫉妬するところがとても可愛いです。そして、後輩2人と杉江さんに勇気をもらう絵麻。さらに、その絵麻から勇気をもらって作打ちに1人で向かう久乃木さん。なんともすごい緊張感でした。
 残り2話で最後の大嵐。というか、アフレコ終わってからこんなこと現実にありえるんでしょうか? そして、ここにずかちゃんが絡む余地が果たしてあるのか。もう放置で終了ではないのかと本気で心配です。

 「サノバウィッチ」。2人目はサブヒロインの仮屋和奏。
 サブということであまり期待していなかったのですが、思った以上にしっかりヒロインしていて良かったです。寧々が代役としてボーカルを務めなかったあたりもIf的な面白さになっていましたし。演出もサブとは思えないくらい力が入っていて好印象でした。まさか、エンディングまで特別仕様とは。前作とは打って変わった扱いですね。「天色*アイルノーツ」の火宮木乃香はゆずソフト初めての褐色キャラに立ち位置も重要ポジション……、かと思えばそんなことなかったですからねぇ。
 和奏の魅力も共通では出ないものがしっかり出ていました。主人公とのつながりは急に明かされた感が強すぎて、ちょっとビックリでしたけど。というか、ネタ的に恋仲にならないと知らないまま、というのが少しばかり引っかかるんですよね。和奏はどうしても主人公と恋仲になりたい、とは全く思っていなかった、それこそたまたまこうなったくらいの関係性なだけにね。あとなぜか、海藤の出番が途中から激減するのも気になりました。おかげで他のシナリオよりもベースを叩き込まれる主人公が大変に見えにくくなってましたし。時間がないといいながら用事多すぎでしょ。そんな風に歴史が変わらんでも。
 Hシーンは2回ありましたが、これはサブにしては頑張っているものの、和奏が良いヒロインだっただけにちょっともったいなかったです。通常CGも少なかったですし。

2015年3月15日(日)
サノバウィッチ3~4回目終了
 3人目は因幡めぐる。
 本作のメインである魔女ヒロインではないのでどんなもんだろうか、と心配(和奏はサブヒロインなのでまた違ったカテゴリ)でしたが、十分にしっかりとしたシナリオになっていました。魔女でないなら魔男だ! とばかりに主人公のお話で。ある意味ではめぐるが真ヒロインと言えなくもないですね。あくまである意味では。体を張って主人公を立てている感さえあります。
 正直、この方向性は意外でした。主人公の能力を深く掘り下げてくるとは思っていなかったもので。なにせ、メインな上に仕掛けのある寧々シナリオでもそういうのはなかったくらいですから。
 はい、こういう書き方からわかったかもしれませんが、めぐるさんは苦手です。もう終盤はちょいと困るくらいに。や、良いキャラではあるんですよ? いい娘なんです。見た目はちょっとビッチ系ですが、中身はそんなことないですからね。しっかり成長してくれるし、客観的には確かに魅力的です。しかし、最初が苦手でマイナスイメージのスタートのせいか、プラス以降になかなかならないんですよねー。加えて中盤で主人公も言っていましたが保護者目線の方が刺激されやすいんですよ。自分ウザいですかね? というあたりが特に。そんな訳で最後まであまり身を入れてシナリオを読めませんでした。
 シナリオそのものにも困ったポイントはありました。めぐるの親友の件、本当にそれで落着ですか? 私にはとてもそうは思えません。良かった良かったで後に引きずらずに済むことでしょうか。触れてはいませんが、今後の彼女はどうなるのでしょう。身近な人が増える側からその人のことを忘れていってしまうのではないでしょうか。仮にそうでなくても記憶喪失状態の人間がこれから生きていく苦難は途方もなく厳しいものでしょうに。すっかり、青空に笑顔でキメ! みたいな感じで終わらせてしまってますけど。
 それと主人公の能力でヒロインの感情をなんかおいしいとか腹ぺこキャラのようになっているのがすごく気になります。他のヒロインに対してはそんなことは全くないということもありますが、主人公の動機がそこに集約しているため、完全に
手段と目的が逆転しているように見えますよ。あたかも好きだからではなくて、おいしい感情を得たいが為に動いているかのような。このへんも全く感情移入できなくて困った点でした。
 4人目は椎葉紬。
 もうひとりの魔女ヒロイン。しかし、登場が一番最後だからなのか、それともなのに、と言うべきか共通シナリオの出番が少ないです。実のところ、3周目にめぐるシナリオを目指したときに、デートのロケハンを3人でした時の選択肢をミスって一旦、紬シナリオに入ってしまって驚いたくらいでした。実際、紬のための選択肢はほとんどありません。あってもサブヒロインの和奏と共有が多かったりしますからね。
 共通では目立ちませんが紬はなかなか可愛いです。男装の少女の隠れた魅力、みたいなものがしっかりと伝わってくるので。ま、ゲームなんで男装しててもしっかり可愛いところは見えているんですけど。
 ただ、代償の魔女服が可愛いことを筆頭にこのネタは設定倒れになっているんですよね。例えば、遊園地デートの時に初めて女の子姿の紬が披露されるんですけど、普段がしっかり可愛いものだから意外と感動が薄いんですよ。確かにギャップ効果は出ていますけど思ったほどではないんです。慣れの問題もあるかもしれませんけど。さらに、こちらは困った問題といっていい、主人公が代償を払ってクマのぬいぐるみになる展開。それだけならまだしも、1日に数時間もとの姿に戻れる上に紬は女の子姿になれる。ご都合主義であることは言うまでもないですが、何よりもそれ代償になってますか? という事態が甚だ問題です。結局Hシーンを入れるためにそうなっていることが感じられてしまうようでは色々と台無しです。そもそも、紬の魔女服が可愛いのもラッキー! ってことになっているんですから。寧々さんが涙目で不平等を訴えるのもむべなるかな、です。
 お父さんが犠牲になる展開その他はあまりに軽すぎる流れのバランス取りではないか、と思うくらいでした。というか、浮かれ気味の主人公が唐突に真面目になるので、このへんもちょっと戸惑いましたね。考えているんだかいないんだか。思い出したようにシリアスになるんですよねー。
 ラストはちょっと紛らわしかったです。願いを叶えた紬はもう魔女にはなれないはずなのに、再び魔女になる、みたいな描写を入れてきますから。そして、驚愕のオチ。確かに脱力ものでしたが、それでも紬の魔女になってまでの願いの
売り切れた可愛い服が結局、出てこないこと。AFTERシナリオは間違いなく、その衣装でHだと思っていたのに。ハロウィンパーティーのコスプレは紬の場合、ほとんど魔女服と変わらないデスヨ? ただでさえ、ある程度は脱がしてしまうんだから。もう間違い探し程度の差ですわ。
 紬自体はとても可愛くて好きなんですけどねー。惜しいかな、色々とついてこれていない感じです。

2015年3月20日(金)
サノバウィッチ終了
 SHIROBAKO23話。アフレコ終了打ち上げ。まだ全く慣れていないありあ役の声優が印象的です。
 原作者からのボツを受けて出版社に交渉。これは現実にどれくらいありえる要素なんでしょう。連載中の作品をアニメ化するなんてのは日常茶飯事な訳で、そうなればラストをどうするかなんて最初からわかっている話です。今回もスチャラカ編集者が絡んでいるのは一緒ですが、他の人間も出てきています。編成局長なんかは1クール目で売上を気にして放送時間帯に注文をつけていました。逆に言えばここに編集サイドから事前に指示がない方が却っておかしいぐらいに思えるのですが。2期が決まっているならもちろん、そうでない場合だって売上を考えればとても重要なはずなのに。スチャラカ編集者が面倒事が嫌いならむしろ最初から手を打っておいた方が楽なような気がします。
 葛城さんの言い分も当然の話で、いくら編集部が当事者そのものでないとはいえクオリティや放送できるかどうかは重要なはず。この描写ではそこを度外視しているようにしか見えないのもなんだか不思議です。出版社としても困るはずなのに。娯楽作品としての面白さってのもあるので盛っている部分もあるのでしょうが……。どんなもんなんでしょう。
 混乱する武蔵野アニメーションで野亀先生の最初のアニメ作品「セーラー服とF3」の話を平岡が。ひょっとしなくても「3」が好きなんでしょうか。もしかしてこれが今回のことにつながっているのかと思えば一切、関係ないというオチ。ま、なんとなく関係がないこともない、くらいには先生のセリフで匂わせてましたけど。
 落ち込む監督を励ましたのはまたしても社長とさらにスリムになったような本田さん。ビッグモンブランはすごいですが、まさかこのために本田さんを転職させたわけじゃないですよね。勝負服まで用意したり完全に2クール目のMVPは社長です。
 そして、今回の笑いどころカウボーイ監督が乗り込む。遂に監督が活躍しましたが、やはりこういう方向性しか無理なんでしょうかね。下手すると自分を美化するようなことになりかねないのが嫌なのかも。珍しく役に立ったナベPが通行証をパス……、ってどう見えても手作りです。さらに葛城さんまで清掃員として潜り込む周到さ。看板はやっぱり手作りです。
 や、さすがにこのシーンに真面目な意味で突っ込んだりはしませんけど、果たして何%かでもこのパートにリアルの可能性があるんですかねぇ。さすがにないですか。どうでもいいですが監督の必殺技セリフの最後が「ブラ」に聞こえてしょうがない。たぶん「腹(バラ)」ですよね。
 野亀先生登場、って声優はこれまで出てきたあの顔の見えない原作者とは別人なんですね。ちょっと驚きました。てっきり兼任するものとばかり。
 原作者と監督のすり合わせ。ようやく本題に戻ってきましたね。ここは実際にありそうでなんだかホッとしました。ここから2人のディスカッションで見事にラストが決定。そして、そして、災い転じて福となる、がここに実現。キャサリンの妹が生まれて、これまでの諸々が伏線として浮かび上がる。信じたいけどなかなか信じられなかったセリフが嬉しいものに変わってくれました。
 お仕置きタイムでスチャラカ編集者に制裁。なんか最近の櫻井孝宏さんの芸風っぽくなっちゃってますね。コミュニケーション不全という意味ではこういうのもそれなりにありそうです。
 凱旋する監督。ジャンプしたところを受け止める気がないのがやはりあおいだなぁ、と。もちろん、体格的に厳しいのは百も承知ですがもうちょっと手を伸ばしても、ねぇ? 一心同体のはずなんですから。
 キャサリンの妹、ルーシー役の声優にずかちゃんが! しかし、これが現実ならキャサリン役の声優が掛け持ちもありえる訳で本当に急遽、決まったことだからずかちゃんに回ってきたって感じです。
 追加シーンのために削る作業が発生。なんとここでさらに新キャラの編集さんが登場。ほとんどなくなっていた軽食はやはり監督が食べたんでしょうか。
 追加アフレコに登場したずかちゃんに驚くあおい。忙しさのせいで聞いていなかったのでしょうね。会心の演技に、ずかちゃんの心境に合致したセリフに思わずもらい泣きから号泣するあおい。不意打ちのせいもあって余計に嬉しかったでしょうね。見ている方はそんなあおいにもらい泣き。でも、正直なところ、あおいよりも視聴者の方が感動の度合いは大きいですよね。あおいにとってはこの先も未来がある。ずかちゃんの出番があると信じられる。しかし、視聴者は次が最終回だと知っている。ここが無理ならもう残された場所がない。それだけに格別の嬉しさでした。この作品は好きで見ていますが、見終わった直後にすぐさま見返したのは今回が初めてです。次はいよいよ最終回。楽しみです。

 「サノバウィッチ」。最後は戸隠憧子。
 なんだか最後はテンションが下がってました。共通で気に入ったので最後に回した先輩ですが、どうも奮わない感じで。キャラもいささかワンパターン気味というのもありますが、シナリオがどうにも先があまり気にならない展開で困りました。本作ではずっと主人公が語っているのですが、恋にきっかけや理由はないそうなんですよ。あたかもあってはならないとばかりに全シナリオで語っています。そのせいなのか知りませんが、なんとも拍子抜けで先輩と恋仲になります。
 恋がわからないから一緒に勉強しよう→恋愛もののDVDを一緒に見る→なんだかドキドキした→これが恋なんだよね→終了
 これではいくらなんでも雑すぎませんか。理由もなく、スピードも異様に早い。それならなおのこともっと納得いく感じで描写してほしいものですが。先輩がチョロい感じに見えてしまいます。しかも、これまでさんざん親父ギャグの下ネタを飛ばしていながら保健体育以外の性知識がないっていくらなんでも無理がありすぎでは。というか、純粋にそういう反応が無理なんじゃないかなぁ。テレビだってほとんど見ないと言っていましたし。
 記憶がなくなる展開もエロゲーでは見すぎた流れだけにすっかり無感動状態でした。その後の種明かしもあまり効果的とは言えず。先輩の魅力を高めることにもシナリオの面白さを上げる役にも立っていないのが残念なところ。急に羞恥の感情を覚えた、みたいなところもあまり差が感じられないですからねぇ。しかも最終的には慣れてきてしまってますます効果が疑問視される流れですし。
 最後の方のセリフ「どんな出会い方をしても、オレは憧子さんを好きになります。」はそれなりにありがちなセリフとはいえ、本作ではあまり言わない方がいいですね。なにせ、主人公には寧々シナリオというあまりにも大きな前科があるだけに。他の作品ではまず感じないであろう、嘘をつくな感がありありと出ていましたから。ひょっとしたらこれも複数ライター制の影響ですかね。
 先輩は立ちCGとイベントCGにも差があって少し戸惑いました。作業の時間に間が開いたのか、紬には感じられない絵の違いを感じます。イベントCGを見る度にちょっとした違和感を覚えるくらい。今までにはなかったことですね。ひょっとしたらあまり慣れていない方向のデザインなのかもしれません。
 思ったより時間がかかった「サノバウィッチ」もこれにて終了。ゲーム感想は近日中に。

2015年3月27日(金)
ミライカノジョ開始
 SHIROBAKO24話。予想通りオープニングはカット。最終追い込み。驚きなのはここに来て新キャラを出してくること。このへんの意図がよくわからないですね。音響のあたりとはだいぶ意味が違うように見えますし。
 原画の割り振りで絵麻が気合十分にルーシーのカットをやらせてほしいと願い出る。あおいが驚いた顔をするまでもなく、絵麻はルーシー役がずかちゃんであることを知っているのが伝わってきます。そして、だから誰にも、それこそ井口さんや小笠原さんにも譲れない気迫を感じます。まぁ、そこは成長も感じられていいのですが、尺のために(?)ずかちゃん抜擢の事実を他のメイン4人が知るパートがなかったのは残念至極です。前の居酒屋のシーンがあっただけに震える4人の姿がぜひとも見たかった。
 スケジュールが押しているのでフリーの原画も武蔵野アニメーションに集合。ということで、瀬川さんがやって来て遠藤さんがしこたま驚く。2クール目のオープニングで大好きな場所のひとつなんで実現されて本当に嬉しかったです。こういうの案外と本編ではやってくれないアニメ多いんですよね。
 平岡株を少しでも上げる活動がなんとも。どうやらいい影響を受けているようですね。ニヤニヤする矢野さんがいい感じです。
 ずかちゃんが「野球のプリンス様」の女子C役のお仕事。これはそんなに順調にいく訳ない、ということなのか、それとも名前のないキャラの仕事なら少しは入るようになった、というプラスな出来事なのでしょうか。どっちにしろ先は長いですね。例え人気が出ても絵麻のように「食べていけると思う」、なんて境地になるのはちと難しい業界ですからねぇ。
 最後はみんなでオンエアテープを届けるお仕事。切羽詰まるとこんなことまでするんですね。走るアニメーションって本当に難しい。なんか上半身と下半身の動きの激しさが合っていないような気がします。
 そして、総決算。働いて2年たたない内にこれを明確にせよ、というのは結構な難題だと思います。というか、デスクを2年目にやる人が圧倒的少数なのではないでしょうか。あいさつもいきなり言われたのに正直、出来すぎをはるかに超えてしまっています。下手したらここが最もリアルではないのでは、と感じるくらいに。ま、そういううるさいことを考えなければ良い総括だったと思います。しかも、このあとに中川翔子のdアニメストアのCMが入るあたりがなんか面白かったです。ちょっと繋がっているようで。
 久しぶりの見応えある作品でした。最後まで面白かったです。ありがとうございました。スタッフのみなさまお疲れさまです。

 「ミライカノジョ」。まだ2時間ほど。
 購入前にだいぶ迷った作品だけに未だに不安も一杯です。事前にこれと「シロガネ×スピリッツ!」の体験版をプレイして決めました。どちらも決め手に欠ける中身でしたが、地雷臭のする「シロガネ×スピリッツ!」を止めてこの「ミライカノジョ」を買うことに。ま、好みの出やすいタイトルだと思います、どちらも。
 閑話休題。
 パッケージだとか色々なところに本作のコンセプト「現在のカノジョと未来から来たカノジョと3人で恋するADV」が書いてあるのですが、困ったことになかなかこの状態になりません。体験版でもそこがネックになってました。2時間ほどではありますが、まだのようです。正直なところ、シナリオには期待していないだけに、この持って回った展開はもどかしいです。もう何度、最初に戻ったことやらわかりません。
 選択肢が増えていく仕様のようですが、その選択肢がパッとしないのですね。そんなに違うかなぁ、という内容で変わってくるので戸惑います。しかも、ループものであるため、何度も同じテキストを読まされるのも困りもの。魅力的なテキストならともかく、お世辞にもそうは言えないですからねぇ。「CROSS CHANNEL」はホントそうしたところが優れていましたよね。ま、ここで持ち出すこと自体が本作にとっては重すぎるたとえでしょうけど。とにかく同じテキストで細部が異なる内容でも、同じテキスト部分が既読扱いにならないため面倒です。下手に飛ばすと新規テキストまで飛ばしてしまいますから。
 せっかく乃々華さんが可愛いところを見せてくれているのに、それがすぐに終わってまたやり直しと同じテキストの連続ではもったいなさすぎます。読ませるゲームでもないですし、攻略を見ながらプレイした方が賢明かもしれません。
 ここまで気になるのはHシーン。今のところ、見たのは2つだけですが、ともに1シーン1CGなんですよねぇ。そして、珍しくインストール時から鑑賞モードがオープンしているのでイベントCGの総枚数が最初からわかっています。差分抜きで70枚しかありません。前作も差分抜きで83枚(パッチ含む)と芳しくなかったですが、さらに大幅にダウンしてしまいました。もう限界水域デスヨ。70枚て。ミドルプライスの作品とほとんど一緒じゃないですか……。これは原画家が3人もいるのになのか、3人もいるからなのか。どっちにしろ困ったもんです。
 さて、ここからの挽回を期待したいですが……。


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