徒然なる日記

ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。

2015年8月6日(木)
姫様LOVEライフ!体験版
 Classroom☆Crisis5話。修学旅行編。1クラスだけというのがなんとも特殊感あふれるというか、都合を感じさせます。アンジェリーナが原因とかなにか言っていましたが……。まさに学生でサラリーマンだからこそ、ですね。悲しいのはそれがあまり面白さに繋がっていないことでしょうか。正直カラオケで盛り上がるあたりなど含めて社員旅行との差がほとんど見えないということもありますね。視聴者目線であまり楽しそうに見えないあたりがまた。
 冒頭の兄弟のやりとりはもう定番なのでしょうか。繰り返すこと以外にはあまり意味がないような。
 本人までが不思議に思うくらいヒロインが上司に接近。一応の理由は示されているとはいえ、ここにも都合を感じさせます。こんな調子でパイロット娘にも世話を焼いたのでしょうか。まぁ、ヒロインが動かないことにはいつまでも歩み寄りはないでしょうからね。
 しかし、お色気シーン自体はいいとして、バスローブ姿には眉ひとつ動かさないのにちょっと反応しすぎではないでしょうか。いくら露出度に差があるにしても。まさか、悲しい年齢の問題だったりするのでしょうか。

 「姫様LOVEライフ!」体験版。
 8月は固まったので9月以降に向けて気になるものをチェックすることに。
 最初はそのままのようですが、途中からシナリオを抜粋したような形になっています。なので最後の方はまるでアニメの当番回であるかのように順番にスポットがあたってました。まぁ、これはちょっと良く言いすぎですけど。そんないいものじゃなかっただけに。同じパターンの繰り返しなので体験版にもかかわらず飽きそうなくらいでした。
 基本的にはタイトル通りの内容ですが、それだけに設定が強引で慣れるまでは戸惑います。最初は妹と2人暮らしなのですが、そこに次々と面識のない相手が現れて家に住みだすというなかなかの超展開。しかも、なぜかみな主人公たちの留守を狙うかのようにやってきます。加えてどうしてだか、どんな性格の相手も許可をとるということをしません。行動してから許可をとるのみです。ひょっとして、こんなところも姫様らしさのつもりなのでしょうか。確かに非常識ぶりはよく出てましたけど……。
 押しかけヒロインたちはもちろん、タイトルが示す通り姫ばかりなのですが、どうしてか主人公の血縁だったりします。全て腹違いの姉か妹。貿易会社の社長という主人公の父親はかなり酷いですね。よく各国の王族に手を出し続けて狙われたりしないものです。しかも、既婚者なのに。まるで「聖闘士聖矢」の聖矢たちの父親のよう。って向こうは直接の血のつながりはなかったんでしたっけ?
 そんなすごい理由で主人公たちは一緒に暮らすことに。ちなみに妹は本物ではなく養女でした。つまり、この体験版中には触れられていませんでしたけど、きっと彼女もどっかのお姫様なのでしょうね。ギャグだけの設定にしてはちょっと酷いですし。
 収録された描写が十分ではないので断定できない部分はありますが、それでもその範囲から匂ってくる日常の描写はあまり楽しくありません。どう考えても異常な生活なのですが笑いを一切、考慮していないようなテキストもしんどいものがあります。ヒロインたちの個性もやや弱く、姫らしさもなかなかに希薄です。
 ダイジェストのせいもあるかとは思うのですが、姫たちが自分からエロの方向に持っていくパターンばかりなのが気になりました。しかも、主人公に恩ができた→エロで返す、みたいな展開ばかりなので余計に。貞操観念とかなさすぎのような。なまじ恋仲ではないだけにタチが悪い感じに見えました。主人公もあっさり受け入れてしまうあたり、相手の立場を気にせず、ただ欲望任せな様子に違和感を感じました。まぁ、この父親にして、この息子あり、という意味では相応しいのかもしれませんけど。なんか姫というよりセフレみたいでした。
 正直、原画以外で買うのはかなり厳しいと思います。個人的にはみけおう氏のファンという訳でもないので購入には至らず見送りになると思います。

2015年8月9日(日)
聖騎士Melty☆Lovers体験版
 Classroom☆Crisis6話。それなりに面白くはあるのですが、どうも素直に楽しめないのは相変わらず学生とサラリーマンという設定が喧嘩しているようにしか見えないあたりですね。残業とかが問題になっているのも結局はそこに最大の問題があるからではないでしょうか。学生としてはもちろん、サラリーマンとしても高い実績を出さないといけないのですから。どうしたってブラック的な面が顔を出すのは避けられないと思います。また、丸戸史明氏のシナリオはしばしばそれを推奨するような描写が目立ちますからね。実際、今回の話も残業としてカウントされないだけでそのあたりは変わっていない、というかより悪化している感じですからねぇ。
 それにしても、部長は有能なはずなのにどうも要所要所で抜けていますね。以前の昇進させた時もそうでした。今回もこのクラスがどんな勉強をしているのかまるで知らずに転校してきたのでしょうか。アンジェリーナが補佐のようなことをしているのにねぇ。そのアンジェリーナ先生は今回、不自然なほどに出番なし。部長がいじめられているのに。あるいは次回にその理由が出るのかもしれませんが、今のところどう考えてもおかしいレベルなのに説明はありません。単純にドラマの邪魔だから、ってのだったらあまりに不憫ですね。

 「聖騎士Melty☆Lovers」体験版。9月にさほど有力な候補がないということもあって試してみることに。
 内容は序盤の展開と各ヒロインの個別ルートを少しとHシーン。ボリュームはそれほどないので案外と早く終わらせることができます。個人的には矢継ぎ早にHシーンをこなす印象があったくらいで、飽きそうになったので間に他のことをやっていました。
 シナリオは良く言えば素直な設定と描写で、悪く言えば捻りがなく安直、というところでしょうか。どちらの面もテキストが読むやすいということでイメージに拍車をかけています。どのみちエロスのために設定があるので多くを望むのは間違っているのでしょうが。なにせ、制服よりも鎧姿の方が露出が高いことを世界の住人である主人公が率先して突っ込んでいるくらいですからねぇ。
 戦闘シーンはほとんどありませんが、その数少ない場所を見る限りでは期待するのは止めた方がよさそう。
 Hシーンは全員、最初からやたらと感じまくるのが気になりました。まるで昔の作品でも見ているかのようで。
 どうやらCGは80枚とすでに予告されているようで。うーん。これは「銃騎士」購入者には無料交換という部分が響いているのですかね。お世辞にも枚数が多いとは言えませんよ。まぁ、あかべぇ系騎士ものシリーズは枚数が少ないのが伝統ってことなのかもしれません。確かに「恋騎士Purely☆Kiss」も差分抜きで66枚しかありませんでしたから、それを考えればシリーズ最大のボリューム!! とか謳ってもいいのかもしれません。とほほ。
 総じて大事故はなさそうですけど、無難な感じの仕上がりになりそうです。「銃騎士」の穴埋めに作るのですから、さすがにボリュームがまるでないということもないでしょう。単純に原画目当てくらいなら問題は少ないと思います。それぐらいの方がシナリオがそこそこ良かった時に望外に喜べるのではないかと。

2015年8月11日(火)
果つることなき未来ヨリ体験版
 序盤を含めた8つのショートストーリーから構成されています。その多くがヒロインを含めたキャラクター紹介を兼ねたもので、どれもなかなか気になる終わり方をしています。というか、抜粋したと言った方が正確で、唐突に終わるものが多いです。サブを含めて登場人物の数はかなり多そう。
 正直、クオリティは心配する必要もないだろうし、プレイする必要もないかと思ったのですがせっかく公開されているので試してみました。
 その中身は予想に違わぬクオリティです。タイトルの段階から良作である匂いのようなものを感じさせます。音楽のクオリティも1曲目から高そう、と思わず感心してしまうほど。良い曲を頭に持ってきてますね。これが製品版でもタイトル曲かはわかりませんけど。
 シナリオはぶつ切りのような形ながらも理解に苦しむなんてこともなく、わかりやすく実に読ませるシナリオになってます。この体験版の時点で歯抜けになっているような情報やキャラクターがなんとも楽しみになってくるような、そんな出来です。今から2ヶ月は長いなー、と素直に感じさせます。
 主人公を含めてキャラクターはみな個性的です。体験版だからなのかわかりませんが立ちCGがないキャラにも面白いのがいて、ないことを残念に感じさせることがあるくらい。今回の作品は5つの種族が出てくるとあって、その種族的なリアクションも立ちCGのカットに表れていて、見た目にも楽しくなってます。ショートストーリーが8つという構成のせいかもしれませんが、イベントCGは少ないように感じますね。ボリューム的には適正なのかもしれませんが、次々と舞台やキャラクターが変わるので少なく感じてしまうのかもしれません。出ている範囲においては立ちCG同様に良い出来です。この手の作品ではより重要な役割である背景がしっかりと描かれていることからも作品のレベルが窺えます。
 ボイスはこれも体験版だからなのかわかりませんが、立ちCGのないキャラには今のところ収録されていないキャラがいます。主人公はかなりアクが強い人物ですがやはりボイスはないようです。あっても良さそうなくらいですけどね。ヒロインを始め声優は名前の通った人が多く安心の演技を聞かせてくれます。
 やはり「グリザイアの果実」のスタッフだけあって確かなものを作ってくれそうです。心配なのはHシーンくらいでしょう。これは今回の形式からして体験版は出なさそうですし。テキスト中にかなりエロを感じさせるものが多いだけにパッチを当てないとすごく拍子抜けな感じになりそうです。メルティナとか特にねー。
 個人的には9月が手薄と感じているだけに10月に延期されたのは痛手な感じです。

2015年8月15日(土)
プラマイウォーズ1回目終了
 新しいパソコンを買ったのでようやく始められました。起動するだけで嬉しくなるというのは久しぶりです。
 1人目は神宮実乃璃。
 品行方正VS品性下劣という今回のテーマはいつも以上に賛否を分けそうな仕上がりになってます。ま、品行方正組が徐々に品性下劣組の影響を受けるというのは予想通りながら、あまり愉快な展開ではありません。サブである両親のそれはなんだか悲しい感じになってくるので。確かにもともとが嘘くさいくらいに「清く正しい」だったというのはありますけど、年齢を重ねての今だったはずだけにねぇ。
 末弟であるたかしの扱いが特に酷いです。始業式に日に一番乗りするから5時に家を出た、という描写が一行あっただけであとは完全に黙殺。主人公は休み時間に妹たちの様子を見に行ったりしているというのに。確かに男でサブキャラではありますが、人間扱いしていません。ヒロインのブルセラ疑惑の時も品性下劣組の親父の靴下で危険なフェチの扉を開かされる、とかあんまりな仕打ちが序盤から目立ちます。
 ASa Projectなのでいつも通り、キャラクターがゲーム世界の住人の枠を超えた、いわゆるメタ発言を数多く行いますが、ここでもたかしは不憫な目に遭います。そこに確かにいるのに立ちCGを表示するには限りがあるから、とか言われて出してもらえないどころか、そもそも発言すら許されなかったり。笑わせるつもりなのでしょうが、ひとりだけ扱いが極悪なので笑える感じになっていません。あるいは今までの顔芸キャラへの扱いを割り振ったせいかもしれませんけど、それにしてもが目立ちます。キャラが薄いこともあってまるでペットを虐待しているような座りの悪さをしばしば感じます。
 もうひとつの特徴である顔芸は担当キャラの濃度を薄めて、均等とは言いませんが各キャラに振り分けられています。ここは奏功している感じでバランス良い掛け合いに繋がっているのではないでしょうか。まぁ、たかしの犠牲あっての危ういバランスかもしれませんが。
 共通ルートは思った以上に長いです。テーマということもあるのかもしれませんが、なかなか個別に入りません。いや、あるいは分量的には普通だけれども、濃い日常が次から次へと続くために長いと感じているのかもしれませんが。途中で個別に入ったのかと勘違いするようなイベントも用意されているのも印象を左右しているのかもしれません。町内会行事に参加するとか、ちょっと珍しい感じも出ているのは良かったです。ただ、なにぶんテーマ消化は重たいので最終的にはわりと疲れてきてしまいます。
 そして、ようやく入った個別シナリオ、実乃璃シナリオは思った以上に丁寧な描写でなかなか良かったです。共通での痛さをうまい感じでフォローしているので読んでいて楽しくなります。共通での濃さが薄れるのも結果的にうまい按配になったのかもしれません。ただ、終わりどころを見失いやすいのがこの企画の弱点ですかね。そもそもの目的が特にないという。いきなり終わるというか、やることなくなったのでエンディング、という感じ。もちろん、エピローグはありませんでした。

2015年8月16日(日)
プラマイウォーズ2~3回目終了
 Classroom☆Crisis7話。やはり、前回との直接のつながりはなく、アンジェリーナが出ない理由はありませんでした。なんか気の毒な感じになってきたなぁ。
 うーん。つまらなくはないんですが、どうも見ていてスッキリしないですね。どこにその理由があるのかイマイチわかっていないのですが……。なんだろう、ダブル主人公制がしっくりきていないのかなぁ。視点がぶれているように感じているのかもしれません。まぁ、実際のところこの作品がダブル主人公制なのかはまだ怪しい気もするのでよくわからないのですけど。
 話の方は相変わらず会社の上からの重圧に困る展開。そのうち部長とA-TECメンバーの利害が自然に一致して敵対関係終了になりそうなイージーっぷりも見えてきています。そして、「服部ってああ、そういう……?」というネタばらしが行われてました。なるほどアンジェリーナなのは花子の部分ばかりではなかったのですね。それにしても、いまひとつサブタイトル通りには見えなかったエピソードでしたね。次に続いてしまっているあたりも、なんとなくそれを助長しているような。

 「プラマイウォーズ」。2人目は喜多境子。
 弟甘やかしのお姉ちゃんキャラ、それも双子のということで共通から苦手意識は半端なかったので早めにこなすことに。懐かしのすず姉@「秋桜の空に」は実姉ではなかったから良かったのかなぁ、と今さらながらにプレイしながら考えてました。もちろん、あの独特の性格と喋り方も関係していますけど。
 閑話休題。
 品行方正組の姉としては立ちCGでの劇画タッチのゴラァな白目といい、?なところもあるお姉ちゃんですが、単純にキャラとしては面白いです。ただ、それがヒロインとなるとねぇ。過剰すぎる干渉はしんどく感じる場面がけして少なくありません。ギャグならばそれが面白かったり、流せる場面も自分相手でマジとなると難しい時がある、そんなシーンが多かったです。まぁ、リアルで実姉がいる身としてはやっぱりしんどいですて。
 シナリオとしても基本があくまでギャグであるために実姉である意味がほとんどありません。なぜならどんな問題もギャグやノリですっきりと流されてしまうから。言ってみれば義理でもどちらでも違いがないのですね。なんせ、それを気にする世界の住人がいないんですから。
 間に予約特典「正しいお金の使い方」。水無月時野追加エピソード。
 サブキャラが昇格するというタイプですが、おまけシナリオ程度なので期待は禁物です。分量も少ないですし、なによりいきなり恋仲になっているところから始まるので。ただ、そこを気にしなければ本編中でも出番は少ないながらも印象的な外見と言動のキャラなのでなかなか楽しめます。一応はHシーンもありますし。まぁ、本作は他のメインヒロインを見てもけしてHシーンに期待するゲームではないのであくまでもその前の掛け合いの方でしょう。もうちょっとあるとなお良かったですが面白かったです。ヒロインたちにはない魅力がありました。
 しかし、本編にインストールするタイプなのだからスタッフロールくらい用意してあげても良かったのではないですかね。
 3人目は神宮巴。
 品性下劣組の親玉というポジションだけに激しかったです。色々な意味で。そのbefore→afterはあまりに落差があり過ぎてついていくのが大変でした。ただでさえ裏表が病気ではなかろうか、というくらい開きがあるのにそれがリミッターを失ったようになりますからねぇ。基本、酷いやつゆえに笑えるところもあまりないだけに痛々しさの方が大きかったです。声優の熱演がまた悪い方に作用してしまったような気がしてなりません。ちょっと大声で吠えるのが似合いすぎなんですよねぇ。人によっては個別でボイスをオフにしても不思議ではないくらい。
 ただただ、ひたすらにめんどくせぇヒロインでした。応援していた境子がくっついた後に反発するのも無理ないな、と思ったくらいですから。
 恋愛描写は全てがギャグなので正直あまり真面目に読む気になりませんでした。これは地味に厳しいポイントだったと思います。境子シナリオ以上にこれは問題だったのではないでしょうか。ギャグでありながらあまり笑えない描写というものは途端に読む力を奪ってしまいます。そこにたいした意味を感じられないものだから。境子シナリオとラスト付近のネタが完全に被っているのも頂けませんでしたね。個人的な順番も悪かったのでしょうが、「アレ? これさっきも読んだ」って感じになってましたから。
 こうなると引きこもりからの更生を書いていた実乃璃シナリオはなかなか良いバランスになっていたのだな、と感じますね。

2015年8月19日(水)
プラマイウォーズ終了
 4人目は神宮藍咲。
 プレイ前の予想よりもしんどかったですね。彼女はいわゆる顔芸キャラな訳ですけど、以前も書いたようにその濃度はずっと薄くなっています。しかも、ライターの自虐なのかは知りませんが、個別に入ると自分で「あまり面白いこと言えない」、とか仰ってしまうんですよ。まぁ、確かに面白くないし、そもそも共通の段階からそんなに面白い訳でもなかったんですけど。みんなの反応を含めてどうにか面白いかも、くらいで。
 よって長所を失った藍咲との恋愛は厳しくならざるを得ません。代わりの売りがおっぱいというのではどうにもならないですからね。最近に限らず、わりと普通の作品でもおっぱいをネタ的に売りにしているヒロインって珍しくもないだけに。ASa Project的にも顔芸キャラは代を重ねてきているだけにちょっと他に何かないと今後も苦しさは続いてしまいます。本作はただでさえ、個別シナリオに中身がないですからね。
 最後は喜多メイ。
 兄萌えを懸命に隠す妹はなかなか可愛く書けていたと思います。まぁ、対比としてちょっとアレなお姉ちゃんがいるおかげな気がしないでもないですけど。何かにつけ良いアクセントとして、でしゃばってくれますから。その度にそれはない、と主人公やメイに断言されるのが面白くもあり気の毒でもあり。普段は肯定されているだけに悲哀の姿が似合います。ほんと同じ血を分けた姉妹なのにね。
 ただし、メイがわがままを我慢できなくなってからはいささかやり過ぎが目立つようになるため、人によってはツライかも。本作ではさほど意味がないとは言っても実妹ですからねぇ。
 シナリオは他のヒロイン同様に短いのですが、そのなけなしのラストをお父さんが全て持っていってしまいました。SDカットまで用意しているのですから驚きです。主人公の影は作品の中で一番、薄くなっていたと思います。
 なんかすごくあっさりと終わってしまったような。ボリューム少なくなったでしょうか。

2015年8月21日(金)
Rance 03-リーザス陥落-体験版、スーパーロボット大戦BX開始
 「Rance 03-リーザス陥落-」体験版。
 すでにお金も支払い済みですが、発売日まで待てずに遊んでみることに。最初のミッションが遊べる程度なのでそれほど時間はかかりません。
 ベースは「01」なのでプレイ感はほとんど一緒。コマンドの見た目や並びも同じです。
 違いが大きいのは戦闘シーン。「01」は1回の攻撃で持っている装備を全て投げる! みたいな感じでしたが、あのチップ制は少し改められています。スキルをセットする形でその数にも限りがあります。体験版段階では最大5つ。
 デモを見る限りでは増えていくようですが、この数が肝になりそうです。スキルは事前にキャンプで仕込まなくてはなりません。戦闘中には変えられないのです。体験版でも1人2つ以上取得しているのでかなり悩ましくなります。もちろん、有用なスキルはクールタイムが設定されていて連発はできません。ランスなら通常攻撃とランスアタック、シィルならば炎の矢と回復、かなみなら通常攻撃と手裏剣というように。ご覧のように序盤の3人だけでも6つのスキル、この段階ですらひとつを外さなくてはいけないのです。求人票というのを使って4人目がいたらさらに削らないといけません。ランダム性があるのかはわかりませんが、私のプレイでは「01」の牢番の少女が出てました。
 ダンジョンはほとんど変更なし。カードをめくってループするダンジョンを探索していきます。ただし、難易度は「01」より高くなっています、明らかに。体験版のみかは知りませんが落とし穴がダメージ70~80とすごく大きいため、初っぱなからかなりあっさり死にます。牢番の少女なんて死亡率100%なので参りました。途中からはいちいち町に帰るのも面倒なのでメンバーから外していたくらいで。
 最大の特徴であるボイス。違和感を気にする人も多いかと思いますが、ほとんどの人は杞憂に終わると思います。アリスソフトはいつもキャスティングにかなり気をつかっているので演技のうまく、イメージに合致した人を上手に選んでくれます。それは「夜が来る!」の頃から今に至るまで変わっていません。今回もかなみ役の声優さんなんかはかなり巧みで聞き応えある演技を披露しています。唯一の例外と言っていいのがランス君でしょうね。戦闘のシステムボイスのみとはいえ、開始時や終了時など普通の文章も叫んでいるので、合う合わないは出てくると思います。個人的にはプレイしていくとどうにか慣れた、というところでしょうか。ランス君だけオフ機能とかあるといいんですけどね。
 発売日がなんとも待ち遠しくなる内容でした。

 「スーパーロボット大戦BX」。
 「Rance 03-リーザス陥落-」までの穴埋めということと、9月のエロゲーにあまり良いものがないので急遽、買うことに。まぁ、1週間で終わるはずないので途中でお休みすることになると思います。
 タイミングと久しぶりに「勇者王ガオガイガー」に惹かれての購入ですが、実はあまり参戦数は多くないのですね。初参戦は「第2次α」と「第3次α」で、これがいわば前編と後編でしたが、軽く調べてみた感じではこのあとDS版の「W」しか出ておらず、今回がほぼ3度目の登場という。ボイスありならデビュー以来ということに。
 しかし、そういう目線で見ると悲しい事実が初手から明らかになります。オープニングでパスダー戦までがすでに終わっていることが判明。思わず、調べていたにもかかわらずもう一度、前作的なものがないか探してしまいました(というか、最初は「UX」にガオガイガーが出ていると思い込んでいてそちらを買うつもりでした)。デモを見てがっちり期待していただけにちょっと、いえかなり残念です。しかも、それはガオガイガーに限った話ではなく「マクロスF」なんて終わった後ですし、「ガンダムAGE」はいきなり3世代目からです。ガオガイガーはまだしもAGEは初参戦なのにこれはちょっと可哀相な気がします。どうやって3世代を落とし込むのかなぁ、と楽しみにしていただけにショックです。他にもこういうのまだありそうで心配です。
 出来そのものは今のところすごくいい感じなだけに少し引きずりそうです。
 すごーく個人的なことを書くとガオガイガーFINALが入っていませんように、と祈っております。今さら遅いのはわかっていますが公式の参戦作品欄には特に何も書いていないので(「W」のところだと書いてある)希望はあるのではないかと。ただ、デモで見たことない攻撃があったんだよなぁ。あんなのFINALにもあったかなぁ。なにせ1回くらいしか見ていないので自信がありません……。

2015年8月23日(日)
スーパーロボット大戦BX継続中
 Classroom☆Crisis8話。学園祭にまで残業が、と言い出す部長。すでに公私の区別が全くついていないようですね。というか、この言い種は企画というか、学生でサラリーマンという設定の否定のようにも聞こえるのですが……。そして、生徒のセリフ「どっちにしても選挙運動がうっとうしいことに変わりはないけど」が今回のエピソードを端的に示しているような。これは丸戸史明氏による自らの創作へのセルフツッコミなんでしょうか。生徒の表情が示している通り、選挙や政治の話が出てくると面白くないです。
 そして、何もした(された)ようには感じないのにいつの間にか、部長もアンジェリーナもA-TECサイドに。なんともイージーモードですな。
 なんだかいつの間にか白崎の謎を探る、みたいなのがデフォになっています。イリスと2人きりになろうとする部長の違和感がすごかったです。せめてヒロインが茶々を入れない方がまだしも目立たなかったような。

 「スーパーロボット大戦BX」。現在10話途中まで。
 まだ10話ですが早速、部隊分割も終わってますし、パートナーバトルシステムも導入されました。参戦作品も概ね出ましたかね。「機甲界ガリアン」くらいでしょうか。まぁ、「巨神ゴーグ」や「SDガンダム外伝」などアドベンチャーパートだけで戦闘には出てきていない作品もありますけど。部隊分割の片方だけで(たぶん)出たり、なんてのも。「機動戦士ガンダムUC」は順調にドラマをこなして出るぞ、出るぞと思わせておいて華麗にスルーという高度の肩すかしで驚かされました。
 パートナーバトルシステムはまだしっくりいっていない感じです。どうもルールがよくわからないですね。どこを変えられてどこが変えられないのか。敵がやっていることをまねできないんですよねぇ。2体ともメイン機体を狙う、というのをどうやったらできるのか。この時の操作にもいまいち慣れていないので少し戸惑い気味です。機体によって異なるボーナスが思った以上に大事になりそうですね。長所を伸ばす組み合わせか、弱点を補う組み合わせか。考えるのも楽しそうです。
 説明書が紙から電子に変わったのですが、これプレイ中に見られれば良かったのにねぇ。下の画面でのみ対応していつでも見られる方が良かったのでは。まぁ、従来の説明書と同じであまり細かい説明が載っている訳でもないんですけど。実際、プレイ中の検索画面の方が詳しく説明されていることもありますからね。
 強化パーツがないということでちょっと戸惑ってます。すっかりこれに慣れているというか、依存していたせいでどうもうまく進められていない感じです。改造段階も少なく、パートナーバトルシステムもあってか、どうも有力ユニットひとつの力が薄められているというか、出しにくい感じになっているように思います。もちろん、私がまだ本作に対応できていない面もあるでしょうけど。
 なんだかボイスの種類が少ないような気がします。同じセリフをやたらと聞くような。特に顕著なのは射程距離外から攻撃された時のセリフで、ひょっとしてこれひとつしかなかったりしますか。もうガイのセリフに聞き飽きました。
 それにしても、原作では1話で復活したせいか、最強勇者ロボ軍団の焦らしっぷりに身悶えしております。スキルアイテムも資金もそこそこキープしているのにちっともデスヨ。

2015年8月28日(金)
スーパーロボット大戦BX継続中2
 現在15話まで。
 一応、全ての作品は出揃いました。まぁ、一部の作品は出し惜しみしているかのように脇役しか出てきませんけど。「機動戦士ガンダムUC」はデルタプラスのみだし、「機動戦士ガンダムOO」はほんのちょっと出ただけで今は機体を持たない2名が部隊に参加しているのみ。操作可能という意味ならまだかもしれません。
 ここまでしみじみ感じているのは音楽の良さ。中でもSEが素晴らしいです。マップ上で各ユニットが動く時に原作同様のSEが鳴るのはなんとも嬉しい気分になります。特にオーラバトラー系とガリアンが良いです。グランガランだとまたしっかり音が違うのも芸の細かさを感じます。
 しかし、一方でセリフの方は先日も書いたようにいまひとつですね。やはり、種類が少ないようですし、中にはお間抜けなセリフもあったりします。例えばセリックの「この距離で外しはせんよ!」「よし、ここだ!」のコンボはどうかと思います。当たる時だけしか出ない訳ではありません。もちろん、普通に外れることもあります。とても恥ずかしいですね。使用武装の関係もあるとはいえ、わざわざ専用演出も入っていますし、2つもそれらしい言葉を重ねているだけにね。恥の上塗り感がすごいです。セリックさんが主役キャラ級の能力値の持ち主ならそれもあまり目立たないんですけどねぇ。トドメを刺した時のみの演出と同じような扱いにした方が良かったんじゃないでしょうか。うちのセリックさんは雑魚相手にわりと外してますよ。
 パートナーバトルシステムの攻撃はひょっとしなくても相手に合わせるしかないのでしょうか。唸りながら試していますが、どうも基本的には変えられないような気がします。こちらから攻撃する時は異なる相手をそれぞれ攻撃で、敵から攻撃を受ける時はその方法に合わせる感じで。変更できるのはサブユニットがメインユニットと一緒に反撃するか、援護防御をするかくらいでしょうか。
 仕組み上、敵のHPはメインユニットの方が減っている状態が起きやすいために、こちらのメインとサブを交代することがよくあります。ところが、ここでありがちなのがチェンジすることで移動力や射程距離が変わってしまって攻撃できなくなること。前者ならば気がつくから構わないのですが、後者の場合は攻撃できると思い込んでいるので「攻撃」コマンドを押すつもりで実際には「待機」コマンドを押して行動終了してしまうという悲しい事態がしばしばあります。しかも、だいたいはサブユニットの方に弱いユニットを配置しているため次のターンで大ピンチになりやすいという(そもそも同じくらいの能力のユニットを組ませているなら交代の必要はないですし)。確認は大事ですね。
 原作を全然、知らない「SDガンダム外伝」に惚れ惚れしています。アニメーション自体の出来がいいこともありますが、いちいちカッコ良いこと言うんですよねぇ。言動がストレートで心に響きやすいです。時代が新しいほど理屈をこねる傾向がある中にあって貴重な存在となっています。
 少しばかり気になるのはたまに部隊分割の時のルート違いを一切、無視した会話をすること。単純に「そんな事実あったっけ?」なこともあれば「どうしてそれを知っているのだろう」なこともあったりして戸惑います。本作はただでさえ、いつの間にか終わったことになっているイベントも多いだけにわかりやすさにちと難があります。とはいえ、「ちょっと困るなぁ」程度なので大きな問題ではありませんけど。
 ようやく最強勇者ロボ軍団が復活しそうなシナリオ来た! と思ったら今日は「Rance 03-リーザス陥落-」の発売日、とうまくいかないものですな。ということで楽しみを後にとっておくと言い訳するようにひとまずお休みしようと思います。


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