ラ ン テ ィ シ ェ L a n t i s c h e ラ ン テ ィ シ ェ L a n t i s c h e ラ ン テ ィ シ ェ L a n t i s c h e


大分県 宮崎哲也さん




<ジムカーナ:ノーマルクラス>
<CBAEP:大分県 宮崎哲也さん>

■クルマ

クーペTYPE−R
走行1年8ヶ月(約42000Km):1998年4月時点

■メインコース

カートコース。1分20秒程度の規定コースを10周程度。

■メイン使用ギア

1〜2速での走行。

■リザルト

1997年12月「97年EMZジムカーナ(於:HSR九州)クローズド・ノーマル FFクラス」で3位入賞

1998年5月3日「 98年P!CARSカップ エムズビギナーズジムカーナ ROUND1 (於:HSR九州)CN1Bクラス」で、 14台中11位という散々な成績・・・
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1998年「クルマで運動会九州大会〜ホンダワンメイク〜」でインテRに浮気参戦、が、 結局44秒95で”タイプRクラス”最下位・・・
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1998年8月9日「98年EMZビギナーズジムカーナ第2戦」でホンダVTEC勢に次ぐ5位
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1999年1月「99年P!CARS CUP EMZビギナーズジムカーナ第1戦」12位/16台
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1999年5月2日「99年EMZビギナーズジムカーナ第2戦」9位/14台
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1999年5月3日「99年スポーツファクトリー・ジムカーナ九州大会(オートポリス)2−Uクラス」 1位をGET!
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■クルマ遍歴

・平成6年

親からB13サニーEXsaloonを譲り受ける。
安全運転を学ぶべく、集まり(現A.S.P.:JAF準加盟) に参加。ジムカーナの真似事を始める。

・平成7年

エアコンのないサニーでは、日田盆地の夏を過ごせそうにないため ファミリアNEO1500インタープレーXへ乗り換え。

・平成8年

諸般の事情から、さらに乗り換える必要に迫られる。

 その際の車種選定方針は、
 1 コンパクトであること(5ナンバーかつ全長4.3m以下)
 2 ハッチバックであること
   (NEOでスペースユーティリティの高さに味をしめた)
 3 ノーマルでそこそこ走れる性能をそなえていること
   (改造する気がなかった。)
 4 見かけ倒しでなく、むしろ”羊の皮をかぶった...”的であること
 5 あまのじゃくな自分が満足できること(マニアック?マイナー?)

・・・そこで候補に挙がったのは、ランティスの他には三菱リベロGT、 インプレッサスポーツワゴン、プリメーラ5ドアetc。
その中で、価格等も加味してランティスクーペを選んだ。
ただ、ディーラーにNEOと同じシルバーを希望したところ、すぐ納車 できるTYPE Rはグリーンしかないとのこと。ABSはともかく、LSDが 欲しかったため、色は妥協した。

■走行の記録

通常は、通勤の3〜5km/日に、休日100km/日程度の走行。

月1回カートコースを借りての練習走行。
(1〜2速での走行:1分20秒程度の規定コースを10周程度。)

平成9年11月、オートポリスでの走行会(カーショップヒグチ主催)に参加。
約50分を完走。

燃費は、9〜13km/l。

■装備

タイヤFr(幅cm/扁平率/内径inches)(銘柄)(エア圧)195/60R15(BS 710kai)()
タイヤRr(幅cm/扁平率/内径inches)(銘柄)(エア圧)205/50/R16(Michelin virage)()
ホイールFr(幅inches/外径inches/ofs mm)(銘柄)15/6.5JJ+45(安物の15inchほぼ純正と同じ5本スポークのデザイン)
ホイールRr(幅inches/外径inches/ofs mm)(銘柄)CBAEP純正
ABS純正品
ブレーキパッドノーマル
ブレーキキャリパー/ディスクノーマル
ブレーキラインノーマル
ブレーキフルードノーマル
スタビライザ/リンクノーマル
LSD純正品ビスカスLSD
ショックFrノーマル
ショックRrノーマル
スプリングFrノーマル
スプリングRrノーマル
ストラットタワーバーFrなし
ストラットタワーバーRr純正品
アンダーコネクションバーFrなし
アンダーコネクションバーRrなし
車高調整ノーマル
キャンバー角ノーマル
GASハイオク
GAS添加材なし
エンジンオイルYellowHat ExcellentPower
エンジンオイル添加材なし
ミッションオイルEndless
オイルクーラーなし
ラジエータノーマル
LLC特に指定無し
LLC加圧キャップノーマル
エアクリーナノーマル
インテークマニホールドノーマル
ポート研磨なし
ボアアップなし
圧縮比ノーマル
点火タイミングノーマル
コンピュータチューンノーマル
スパークプラグ純正品
プラグケーブルノーマル
エキゾーストマニホールドノーマル
マフラーノーマル
サイレンサーノーマル
フロントスポイラーノーマル
サイドステップノーマル
オーバーフェンダーなし
リアスポイラーノーマル
リアウィング純正
バック(ドアサイド)ミラーノーマル
ヘッドライトバルブ/リレーキットノーマル
ウィンカー/フラッシャーノーマル
ロールケージなし
シートノーマル
シートベルトノーマル
ステアリングホイールノーマル
ロングボスなし
シフトノブノーマル
ABCペダルプレートノーマル
その他パーツ/ケミカル類特になし
改造など特になし



■ランティスをより速く仕上げるためのテクニック

・オイル

YELLOW HATのオイル会員なので、同店の銘柄の モリブデン添加のものを使用すること多し。
「ハイパワーNAなら・・・」とのお勧めで 現在は同店の「Excellent Power」を使用。
形式は・・・忘れました。それほどこだわってません。

その他、賞品のFET SPORT oilやマツダ純正オイルも 使ってみましたが、結論は
「高いオイルは、やっぱフケが違う」
でした。パワーや燃費はそれほど違わないようですが。

・ミッションオイル

サーキット走行で、終盤LSDの利きが悪く感じたため
「ビスカスLSDならミッションオイルを替えてみては?」
とのアドバイスに従いEndlessのミッションオイル を入れてみました。
「ギアの入りがいいよ」と勧められましたが たしかに、ギヤチェンジの感触がしっかり感じられるように なりました。

・シフトノブ

シフト位置が遠いので、エキステンション・ロッドを使ってみましたが 走行中にはずれてしまい、使用をやめました。
WRCシフトノブも使ってみましたが、ストロークが短くなったぶん 力を入れてしまい、シフトミスしてしまいそうです。
標準のもので充分と思います。

・ABCペダルプレート

ステアリングが手前にある割に、ペダルが遠いので 上付けのプレートを使うことがあります。
スポーツ走行では微妙な操作や感覚がわかりにくいので はずしています




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<CBAEP:大分県 宮崎哲也さん>

■スタート/加速

 回転数ホールド?何回転?ミート後のドロップは?
 2速へのシフトポイント?・・・など

タコメーターがしょぼい(ダイハツミラの方が格段に良い)せいか、 アバウトな性格のせいか、エンジン音でシフトタイミングを判断しています。

ギヤレシオが離れているため、シフトアップからすぐダウンしなければならない 場合には、5000回転を割りそうなら、 リミッターを利かせたままいく場合もあります。
あるいはコーナーリング中半クラッチを保って回転をおとさないようにしたり。

とはいえ、ターボ車に比べ、フラットなV6NAエンジンのため、回転域をあまり 気にせず、クラッチの負担も軽いと思います。

・・・と思っていましたが、(追記)

本日(編注:1998年)4/18の練習走行(カートコース)で、3分10〜40秒のコースを 上記の走行方法で4回アタックしたところ、クラッチが焼き付いて しまいました。

自己ベストタイムを記録できたものの、最終アタックでは、まったく駆動が 伝わらなくなり、完走できませんでした。
時間をおいて冷まし、なんとか回転数を合わせてつなぎながら 自宅に帰りましたが・・・。

”速く走る”テクニックの一つではありますが、リスクが大きいことを 痛感しました。
強化クラッチを入れることにしようと思いますが、クロスミッションがあれば こんな危険な技を使わなくてもいいのに・・・。

ともかく、失敗例として報告いたします。

■ブレーキング〜コーナリング

 踏み方、シフトダウン、クラッチミート、ヒール&トゥ?
 ターンインとブレーキ、やはりタックイン?

ブレーキはABSがついてるので、比較的無造作です。 (ロックのおそれがない。一度ABSをキャンセルして乗ったら ロックさせて、タイヤにフラットスポットを作ってしまいました。 ださ〜)

利きにソリッド感がないものの、ノーマルサスには、これでいいのでは とも思います。
「後ろから大きな手で掴まれたように減速するね」と評価した人もいます。
つまり、FF車にありがちな前のめりなブレーキング姿勢ではなく 「安全に、安心して減速できる」のです。
コーナーでちょっと突っ込みすぎても、それほど姿勢を乱さずに 減速できます

V6のせいかクラッチOFF時の回転数ダウンが早いので、 ヒール&トウのときは、アクセルワークの方に集中しています。
クラッチミートが少し遅れると、すぐシフトロック してしまいます。

セッティングにもよりますが、基本的にコーナーリング時の姿勢が 良いので、無理な曲げ方をしなくても、速いコーナーリングができると 考えています。
他のFFと同じく、軽くフェイントをかければ、初期アンダーは防げると 思います。

アクセルON時に、ノーマルサスは簡単にフロントリフトするため、 コーナー終盤にアクセルを開けながら、左足ブレーキで姿勢を整える こともあります。

ホイルベースが長いせいか、リアは安定していて、下手に乱して 走らせても速くないように思います。
見た目に面白い走りができないクルマなのでしょうか?
サスセッティングを替えて、Fドリなどかましている人がいたら 教えて下さい。

■タイヤチョイス

ホイールは純正の16inchアルミに加え、安物の15inch (ほぼ純正と同じ5本スポークのデザイン)を使用。

タイヤは、
-純正ポテンザ010の他に、
-16inchでは同710kai、
-横浜M5、
-ミシュランGTXビラージュ、
-15inchではユニロイヤルラリー450、
-710kai、
-M5、
-ダンロップグラスピック(スタッドレス)
を使用。

この中でM5は、ブレーキング時に妙なビビリが出た

低速コーナー中心の走りのため、フロントにグリップの良いタイヤが 必須である。(ノーマルサスのため、Sタイヤはさすがにハイグリップ すぎると推察される。)ただ、エンジンが非力なため、加速の悪さが 感じられる。
また、パワーステアリングに負担がかかるように見受けられる。

逆にリアは、フロントに勝るタイヤをはくと、ホイルベースが長いため 高速コーナリング及びフルブレーキング時の姿勢が安定するものの、 曲げにくい感が強い

フロント、リア問わず、15inch・16inchを併用すると、 16inchの方のタイヤショルダーが丸まってゆく。
扁平率の高い方がロールするせいか。
現在は、
-フロント195/60−15(710kai)、
-リア205/50−16(ミシュランビラージュ)
のセッティング。
市街地では充分な加速と制動性、静粛性が得られる。

■所感

感想としては、やはりエンジンの非力さ。
コーナーリング限界の高さ・安定性?(安心して攻め込める)はさすが と思えるが、立ち上がりが鈍い。
ターボ車はもちろん、ちょっとチューンのテンロククラスにも負けることがある。
ノーマルのインプレッサで200kmを越えるオートポリススタンド前直線で、 180kmがせいぜい。
タイトコーナーの多い大分・熊本の山道でも、さほど疲れずに走れるのは 脚の良さか。
雪道ではLSDがありがたい。ABSは利きがかなり速すぎる感が強い。
とはいえ、ABSをキャンセル(ヒューズを抜いただけ)してみたところ、  とっさのフルブレーキングで、タイヤ(あったまったポテンザ)に フラットスポットを作ってしまった。(ドライバーのウデのせいもあるが)
ブレーキの利きのわりにソリッド感がないのか?

■他車との比較

3位入賞の際の1位がインテグラタイプR、2位が”4つ目”インテグラでした。
2分30〜50秒のコースで、1位との差が6秒、2位とは1秒差といえば、 ウデもあるにせよ、性能差はいなめませんね〜。

<他人の関係>

我らがLANTISについて、私自身いろいろ記述していますが、 客観性に欠けるうえ、他人には理解困難のようです。 (「とても理系の人間の書いた文章とは思えない」と評価されています。)

そこで、わかりづらい私の感想ではなく、普段は違うクルマに乗っている人が 私のLANTISに乗った後の感想を集約してみました。
(九州、四国の人間ばかりなので、言葉のニュアンスに違和感のある点は ご了承下さい。)

1 インプレッサWRXオーナー

「ブレーキの利きがいいし、クルマの姿勢もいい。 後ろから、でかい手で掴まれたみたいな感じで止まれる。 前につんのめってリアの荷重が抜けることがないから 最後までリアタイヤがしっかり制動するんやないかなあ。 それに、”曲がるように作られたクルマ”やな。 やっぱ、同じクラスでも2輪駆動は軽快や。 5ドアやから当たり前やけど、このクルマもCピラーぶっといな。 後ろ、全然見えん。」

2 ハチロクオーナー

「エンジンが静かすぎる。静かすぎてなんか不安。 ボディ剛性がすごいな。脚もしなやかやから、段差乗ったときがちがう。 FFのくせによう曲がる。けど、やっぱりでかいし、重いわ。」

3 プリメーラ(初代)オーナー

「タイヤサイズがええ感じや。ボディ強いわ。 もうちょい脚固あて、パワーあってもええんちゃう?」

4 シビック(1300AT)オーナー

「発進のクラッチがむつかしい。走り出したらどんどん進むね。 でも、シフトのタイミングがちょっと遅れると、がくんとショックが来る。 (エンジン回転の落ちが早い) クルマの足下が見えないから怖い。」

5 180SX改オーナー

「エンジンは、7000でREVやけど、こっから上でパワー出るんじゃないの? 回転域が滑らかで扱いやすい。ブレーキもいいしコーナーリングも安定してる 。 視点は乗用車やから、安心して乗れる。 脚周りもノーマルで乗り心地いいのにしっかりしてる。 ロールしてもきっちりタイヤが接地してる。ダウンサス入れたら完璧や。 でも、これやとドライバーのウデは上がらんよ。FR買お!」

6 インテグラタイプRオーナー

「速い。扱いやすい。初めてでも安心して乗れる。 直線はともかく、コーナーはインテグラより速いんじゃないの? ただ、やっぱパワーがない。もっと暴れ馬みたいなクルマに乗らんと。 周囲の視界?でかい羽根(リアスポ)がないだけいいんじゃない?」

・・・とまあ、結構お決まりながら、説得力のある意見ばかりです。
視界は、どうやら身長170cm位を境に評価が分かれるようですね。 高い人は天井の低さが気になるし、 低い人は”湯船につかったような”感覚になるのですね。(私は後者。 サイドミラーに、小さな広角の補助ミラーをつけて後方下の視界を確保している)

コーナーリング性能の良さは評価が高いのですが、裏を返せば 「あんた、もっといいタイム出せるやろ!」 という私への叱責につながる!?

ま、今月(編注:98年7月)はインテRの1秒落ちにまで迫ったので、 もうちょい頑張ってみましょう 。


参戦記


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