1997年 2月 8日

HARIのPC その2 癖があるから愛着が湧く

HARIは牛飼いである。
と言っても、本物の牛を飼っているわけではない。
HARIの所有するAT互換機は、牛柄の箱で有名なGATEWAY2000製なのである。

HARIのサブノートは、日本法人が出来る前に日本代理店だった日商岩井さんが取り扱っていたGATEWAY2000のサブノート「HandBook486」の「SX-25」モデル。
私のHandBookはメモリが8MBだが、CPUが486SX-25(当時のリファレンス)だった為にMS-DOS6.2/Vの他にOS/2WARP(赤ラベル)が導入されている。
「Windows95ファイナルベータ」も、このマシンで最初に動かした。

モノクロディスプレイは、質の悪いDSTNより鮮明に文字が見える。
携帯性にも優れ、101キーボードならではの入力のしやすさは高い魅力があった。
(106キーは、日本後入力の為にキー数が増え、結果小さいキーが発生する。)
大きさも手ごろで、重量も軽い。
(そりゃぁ、リブレットには負けるが。)

ただ、非常に癖のあるマシンである事は確かだ。
初期のユーザーは、日本語環境作成に苦労されたようだ。
発売当初のBIOSも使い物にならなかったらしい。(今では、問題無い。)
しかし、日本のHandBookユーザーグループは殆どの問題点を解決してきた。
(私は、お世話になりっぱなしであったが。m(__)m )

そんな名機・HandBookも、HDDのアクセスとビデオが今の基準では遅い。
それに、今や486の時代でもない。
GATEWAY2000はHandBookの後継機を出すべきなのだが、準後継機Liberty(HARIのPC その3)がヒットしなかった為か、ノート市場そのものに力を入れる気が無い。

かくて、名機はそのコンセプトの正当な跡取りが出ないまま、表舞台から去ってゆく。(t_t)

合掌


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