ようこそ! いるいるの部屋へ

11月30日から12月23日


うれしいうれしいお年玉 投稿者:YOKO  投稿日:12月23日(土)01時27分18秒

皆様こんばんは。

P&P放映の情報に思わず番組ガイド誌を買いに行ってしまいました。もちろんコリンの名前が
一番上にクレジットされているのを選んで買いました。(おバカ)
2カ国語マークがついていますからコリンのあのベルベットのような声が聴けるはずですよ。
わたしのテープも皆様のと同様ノイズが気になっていたところなので、しっかり録画します。
本当にうれしいうれしいお年玉ですね。
P&P再放送といいゴットアンドモンスター上映といい、いるいるさん、努力の甲斐があって
よかったですね!
淀調さんの語りから伝わってくるゴットアンドモンスターの素晴らしさ、いつかビデオになって
わたしたち(首都圏に住んでいない者)も味わうことができればいいなと思います。

さて番組ガイド誌によると1月18日より毎週木曜日NHKBS2でフィールディングの
トム・ジョーンズを放映するそうです。これにはP&Pでミスター・ベネットを演じた
Benjamin Whitrowが出演しています。P&Pの第1巻の冒頭にトム・ジョーンズの番宣が付いて
いるのですがおもしろそうですよ。コリンとは関係ありませんがP&Pつながりということで・・・

コリンがジュリー・アンドリュースたちと共演したRelative Valuesは来年2月13日
ビデオが発売になるということです。こちらも楽しみですね。


淀調クリスマス編W 完・世紀を超えて 投稿者:淀調  投稿日:12月22日(金)17時56分09秒

ラストの話をしないでは終われない、そう思っておりましたが、若干のお詫びです。
あの家政婦はポーランド人じゃなくてハンガリアンだったのね、失礼しました。でもね、一般の英
国人に東欧の人間の見分けがつくのだろうか。滞英中、あいつはポーラックだから、という言葉は
聞いてもハンガリアンだからいうフレーズは出なかったですね。血の気の多い人間の代名詞だそう
ですけど、でも「オリエント急行」ではちゃんと区別してたものね、ともかくも失礼!しました。

それでね、一晩寝て考えたんだけれども、やっぱりあの若い芝刈り男はどうしたって変なんです
ね。妙にきれいで清潔なの。第一無精ひげがない、いつもつるつるだもんね。女とやれる年齢なん
だから上も下もひげ生えてないわけないでしょ、トレーラーで寝起きしてその日暮らしの生活で、
酒場で飲んで女引っ掛けて、それで生活臭が出ないのね。王女臨席のパーティー行って、ホエール
がまた意地悪だから会う人会う人にうちの庭師だ庭師だ言うでしょう、こいつは身分が違う虫けら
なんだよ言うて回られてさ、卑屈にもならず怒りもせず超然として全然平気な顔してるのね。そん
なの観てたらこの子、余程のボケじゃないかどっか他所から落ちてきたんじゃないか人間じゃない
んじゃないか思えてくる。
ホエールはあの喰えない爺さんはああ、そうだろうな、思うの。前の同棲相手、ホエールを持て余
してでも騒ぎになるのは嫌だからその場だけでも繕っておこう、いうあの男もわかるの。映画オタ
クに呼ばれてくるボリス・カーロフ、功なり名を遂げて姪の子供だか孫だか赤んぼをあやす好々爺
に成り果ててる、その横のフランケンシュタインの花嫁役やった女が写真とられながら有名だって
いい気持ちねえ、言う。それを見て怪物は自分の頭の中にしかいないと言うホエール、観てる方は
無理がないからふむふむ頷くの。だけどもこの坊やはねえ、観てても観ててもどこにもはまらな
い。ああいう目付きしてふっくらした唇で、ホエールが「トゥガ」言うたのは凄いセンスで羽根生やさずにガスマスク付けさせたのはこの監督の矜持やねえ。
さてそれであの見事な対句になったプールのシーンがあってラスト近く、ホエールの映画をテレビ
でやっててそれを見てる子供の顔が出て来るの。父と息子の会話があって奥さんがキッチンから、
あんた、ゴミ出してよなんて言うてる。坊やがまっとうな家庭を持って息子も生まれて一家団欒、
こっちはああ落ちたなあ、甘いなあしょうもないなあ思て観てるわけ。父さんがガタガタペール鳴
らしてひとりで外に出てくる。外は暗くて雨かなんか降ってる。そこ振り仰いでね、それからが凄
いの。甘いなあ落ちたなあ思わせてその気持ち逆手にとってね、その油断が何倍にもなって観てる
方に返ってくるの。こう書いたらね、皆さんまあどんな場面を想像するか?
何もない、別に何も起こらない、音もなくてキャメラは引いててひとりの男を後ろから撮ってるだ
け。それなのにね、坊やがホエールと別れてからの歳月、心のうち、全部全部わかる。顔なんか見
えない、音も一切ない、ただ動きだけ後ろ姿だけなのに。
この男、ホモは大嫌いなの。触られただけでも嫌なの。あの嵐の夜に、寄るな触るな寒イボ立つ言
うて騒いだでしょう、殺してくれ出来んのか意気地ない大したことないそれでも男か、ホエールに
言われても嫌だ嫌だと泣いて震えてね。結婚して子供できた今でもホエールに触られたらね、また
同じこと繰り返して騒ぐはずなのこの男。そのまったくのノーマル男が、このラスト。もうね、ほ
んとに最初からここまで観てる人の記憶に降り積もった台詞と映像がこの小さな男の後姿に触れて突然変異を起こす瞬間なのね。ホエールの作った怪物がぎこちないのも言葉をよう喋らんのも頭良
くないのもそうかそうかみんなこのためやったのか思わせる、そのくらいのエンディング。だから
ね、ホエール好きな人も知らない人も一遍観てくださいね。レイト・ショウ無理やったらレンタルでもいいから。これはね、いいおうちのお母さんが会社や幼稚園や学校にみんなを送り出してから
こっそり観て、みんなが帰ってきたら知らん振りしてまあお帰りいうようなのが似合う映画でもあ
るんですから。

長いこと有難う。それでは皆様良いお年をお迎えください。


淀調クリスマス編V 続・世紀を超えて 投稿者:淀調  投稿日:12月21日(木)20時41分12秒

でも、このホエール監督の映画はインテリには評判悪かったのね。ヴィクターがヘンリーになって
る、怪物が殆ど野獣だ、あのエピソードがないこのエピソードがない、それにだいたいハッピー・
エンドとは何事だ、大衆に迎合しすぎだ、言うて。

だから今度の「ゴッドANDモンスター」観たときは驚きましたね。まるで「ジェームズ・ホエールの
弁明」いう作り、原作者から監督からホエール本人が乗り移ったか思う出来栄え、映画が出来てか
ら一世紀、ホエールの「フランケンシュタイン」さえ飛び越えてメアリー・シェリーにまで迫ろうか
いう勢いの本歌取り、まあよくもこんなに作ったな、思うくらい。メアリー・シェリーが自分の読
書記録をパッチワークにして原作にちりばめて入れ子入れ子に作ったように、この映画では映像を
古いのも新しいのもパッチ・ワークにして、でも監督は男だから原作のように生真面目には行かな
いで、嘘もいっぱいついてよそ見もして鼻歌も歌って仕上げてる。例えば庭師の若い男に葉巻吸わせるとこ、「フランケンシュタインの花嫁」観た人ならああ、思うところ。でもこの葉巻はマフィ
アと結びついたイメージが邪魔してるけど、昔から階級の違う人間をいたぶるための小道具なの
ね。今でも例えば日本人なんかがヨーロッパ行って上つ方と少し仲良くなるとこれをやられる。三
島由紀夫も貧乏な作家仲間を自宅に呼んでやってたの。「どっち切るんですか」と聞く相手を馬鹿
にして強い葉巻にくらくらきてる顔を見て愉しむのね。全編全部その調子でホエールは英国の労働
者階級の出身なんだけれども、アメリカにきたらもう英国人なのね。押さえが利かなくなったらぽ
ろぽろとお里が知れる振舞いも出てくるけれど、庭の芝刈りしてる若い男と並んだら全然違う。喋
る英語も英国特有の回りくどい言い方して、テーブルマナーもきちんとして、飲むものもアイステ
ィー、赤ワイン、枯れかかった爺さんなのに寝るとき以外はいつも襟付きシャツにネクタイをきち
んと締めてる。家政婦はポーランド人なんだけれども、対する態度がいかにもあのポーラックが、
いう感じ。若い男は昼間は芝刈りして夜には酒場に行って女引っ掛けてトレーラーの中で寝るの。
電話も家もない、面倒くさいから女を口説くこともしない。まともな女は俺なんか相手にしないよ、
言うて自分のことがわかってる。こんだけ差があったらどっちが博士でどっちが怪物かすぐにでも
わかる。でもそんな風に作りながらそう観る観客も作る自分も洒落のめす余裕がこの監督にはある
の。最初のほうにホエールのインタビューに来る学生がいるのね、何でも聞きたいものだからホエ
ールに言われるままに一枚づつ着てるものを脱いでブリーフ一枚になっちゃう。いかにもへろへろ
したこの映画オタクはでも抜け目なく今をときめくキューカー監督にインタビューしたついでに助
手にもぐりこんで、英国王女臨席のパーティーに引退してるホエールを引っ張り出すくらいに才覚
があるの。観てるほうは彼のことを最初は笑ってるけど、よ〜く考えたら笑うどころじゃないでし
ょ。それでも芝刈り男と比べたら彼は貧弱な肉体しか持ってないの。そういうところ、この監督は
きちんと出してる、水ももらさぬ作り方なのね。
芝刈り男のキャスティングもそう。ポーランド人の家政婦に彼はチープだから雇いました、言われ
る役どころ、首が太くていかにも不器用そうで、でも顔の中の瞳が違和感があるの。嵐の夜にホエールの前に全裸で立って、それでやっと釣り合いが取れる、それくらい強い瞳なの。もうね、思わ
ずおおお!言うくらい今では古典的な男性美なのね。その彼がホモ大嫌い、男と男の関係なんて話
聞くだけでも嫌なの。ホエールに惹かれて戻ってきても、ゲスな話は願い下げだ、とはっきり言う
の。その態度は最後の最後まで崩れないのね。これだって、何でもありの今の世の中、映画でもホ
モ可哀想、美しいわかります同情しますのオンパレードのなかで見せてる、確信犯なのね。

そう、この映画はホエール役のうまさに引きずられがちだけれども彼の強さがあってこそのあのエンディング、キャメラが引いて引いてサイレント映画、あのラストに比べれば「アメリカン・ビュー
ティー」なんて児戯にも等しい。スピルバーグは子供だからあれで丁度満足だったんでしょうが
「ゴッドANDモンスター」、あれはほんとに映画でしか表現出来ない、言いようのないラストでしたね。


淀調クリスマス編U 世紀を超えて 投稿者:淀調  投稿日:12月21日(木)12時38分34秒

はい、淀調でございます。
PRIDE AND PREJUDICEのお正月放送、まあ、待ちに待った再放送ですね。
コリン・ファースの代表作が三夜連続でお家で見られるんですね。本当に良かったですね。これで
字幕でコリンの声が聞ければ言うことないですね。
いるいるサンもどんなにか喜んでるでしょうね。おめでとうございます。

PRIDE AND PREJUDICE出てきたらモンスターは引っ込むが道理なんですが、乗りかかった船です
から続き喋らせてくださいね。オースティンとモンスター、関係ないでしょと言われるかもしれま
せんが、実はあるんですね。「高慢と偏見」が出たのは1813年、「フランケンシュタイン」が出
来たのが1816年、オースティンは翌17年の7月に死んでますから「フランケンシュタイン」
は読んでないかもしれませんがメアリ・シェリーは逆に読んだかも知らん。何より彼女のお母さん
のメアリー・ウルストンクラフトはフェミニストとして知らん人はいない。「高慢と偏見」の元は
1790年代に書いた「第一印象」ですが、それからオースティンが10年以上経って書き直した
「高慢と偏見」、賛成にしろ反対にしろウルストンクラフトの影響が出てるんですね。コリンズ牧
師がベネット姉妹に読んで聞かせようとするSermons to Young Womenはウルストンクラフト
が「女性の権利」の中で散々にやっつけた本なんですね。そのウルストンクラフトの生命を奪ったの
が生まれてきた娘、モンスターの生みの親のメアリー・シェリーだったんですね。

メアリー・シェリーはそんな高名なお母さんを持って、これまた毀誉褒貶の激しい急進派ゴドウィ
ンいう思想家をお父さんに持つんですね。両親はフランス革命支持者でお母さんはフェミニスト
やのに、お腹にいる子供は男の子と決めてかかるんですね。名前までつけてヴィクター、ヴィクタ
ー坊やと呼んで日記にも手紙にも書く。それを娘は読むんですね。お母さんはいない、お父さんは
妻を殺した娘なんて見たくない、と言う。長じてパーシー・シェリーと結婚してからは、金貸して
くれ、言うてくるんですね。イングランドの知識階級なんてほんとに狭い世界ですからね、誰がど
んな人間か仲間内では皆知ってる。メアリー・シェリーの半生はほんとに激しい。フランス革命とナポレオンの世界に生まれ育って、急進派の両親と夫を持って、夫ひとりに妻二人の同棲生活しようとしてシェリーの奥さんに自殺されて正式に結婚する。その中で書いた「フランケンシュタイン」
だからね、その時代の最先端の思想、文学、そして情念が一緒くたに詰まってる。だけど時代は変
わるし人間も変わる。19歳の頃には生きていていつ島抜けするか思われてたナポレオンも死ぬ。
ご主人のシェリーも湖で溺れ死んで保守化する英国でメアリは子供と生きていかなくちゃならな
い。30年代に出した改訂版では「フランケンシュタイン」は神に背いた傲慢の罪で罰せられる科学
者、いう教訓話に書き換えられてしまうんですね。

さあ、それから百年、ジェームズ・ホエール監督がアメリカ行って映画「フランケンシュタイン」を
作りました。あの屋敷のセットは吸血鬼ドラキュラで使ったものなんですね。役者も同じベラ・ル
ゴシだったんですね。ところがベラ・ルゴシ、突然降りる、言い出したのね。ドラキュラは化け物
でも貴族でしょう、ところがこのモンスターは台詞が一言もない、唸ってばかりでメイクもどぎつ
くて嫌だ、やめる言うたのね。それでスタッフは困って困ってようやく探して連れてきたのがボリ
ス・カーロフだったのね。これでカーロフがフランケンシュタインの怪物そのものになってしまっ
た、百年の間、あるときは革命家に、またあるときはブルジョア、資本家、大衆に擬せられてきた
モンスターのイメージはひとりの人間に定まって動かなくなった。すごいことですね。




うれしい♪ 投稿者:  投稿日:12月21日(木)10時24分38秒

初めまして。
うれしくって、初投稿しました。文と申します。
情報、ありがとうございました。
うれしすぎて、緊張のあまり録画に失敗しないだろうかと
今から、気を揉んでいます。


うれしいので、なぐりがき 投稿者:電気羊  投稿日:12月20日(水)22時26分41秒

え、ほんとですか? それはすばらしいですね!

いるいるさんたちの努力が実ったのかしら?
ほとんど望みを捨ててましたからねー。

うーん、2日から3日間は家にいなくちゃ!

情報ありがとうございました!

あー、SVHSのデッキが壊れてるんだ!

とりあえず、生きる希望がわきましたねえ、お正月まで。


きゃあ!私もうれしいです! 投稿者:NORI  投稿日:12月20日(水)17時24分13秒

みなさま、こんにちは。
わたしもうれしくてたまりません。
「高慢と偏見」のDVDソフトは購入したものの、デッキがないので見られず、
テープは消耗がこわくてここのところちょっとお休みでした。
やっほー、早く来い来い、お正月って感じです。
では、また。


うれしー! 投稿者:マサ  投稿日:12月20日(水)17時13分49秒

初めまして マサと言います。
いつもは見ているだけですが、今日は書き込みせずにはいられません。
Pumikoさんの投稿を読んで万歳しました!「高慢と偏見」が放送されると聞いては!!!
新しいビデオテープを買ってきてスタンバイしなきゃ。嬉しいです〜。では、さようなら。


P&P! 投稿者:Pumiko  投稿日:12月19日(火)12時59分28秒

いるいるさん、皆さま、こんにちは。お久しぶりです。
というより、初めましてと言う方がいいかもしれませんね。長らくご無沙汰してすみません。

今日テレビガイドを見ていて嬉しい悲鳴をあげました。
「高慢と偏見」が放送される!!!!!!
1月2日の深夜からNHKで3夜連続です。
いるいるさんの今までの苦労もこれで報われますね。嬉しい限りです。

それでは皆さま、楽しいクリスマスを。そして良いお年を。:)


訂正です 投稿者:淀調  投稿日:12月19日(火)09時00分04秒

誤;グラナダのマリア  正;マグダラのマリア
誤;1810年当時   正;

以上のように読み替えお願いします。
失礼致しました。


淀調クリスマス編 鋏と神と怪物と 投稿者:淀調  投稿日:12月19日(火)00時21分53秒

お久お久の淀調でございます。
改名して淀川氏の長寿にあやかろうというつもり、ではございませんが新世紀に入ることでもあり
宜しくお願い致します。

まあ皆さん、クリスマスですね。おうちの玄関、庭の樹とイルミネーションなさるお宅が増えまし
て此の頃は裏道歩いていても退屈しませんね。夜道も明るくて怖いことないですね。本当は英国で
はクリスマス言うたら怪談の季節なんですがこれではお化けも出ませんね。それで思い出す映画と
いえば今はもうすっかりスターになってしまったJ.ディップがまだ変な男の子だった頃に作った
「シーザーズ・ハンズ」、これは怖くないクリスマス映画、ジェントル・ゴーストの映画ですね。

アメリカの地方都市、エイボンの訪問販売員が迷い込んだお城でみつけた鋏男、一人ぼっちでかわ
いそう言うので家に連れて来て社会性を身につけさせようとしたところ、不器用で何にも出来ない
はずの鋏男が庭の樹は刈る、人の髪は切る八面六臂の大活躍。たちまち街の人気者で目出度し目出
度しで終わるかなと思ったらやっぱりそうは問屋がおろさない。不良一味に巻き込まれ、追い立て
られて元の古城に逆戻り、でも彼は生きていて氷の像を削っているの、なぜって暖かなこの地域に
もクリスマスには雪が降るようになったから。と、鋏男を愛した女の子がお婆さんになってから自
分の孫に語るベッドサイド・ストーリー、御伽噺なんですね。

でもベッドサイド・ストーリーズは聖書の話がお約束。
だからこれは、「シーザーズ・ハンズ」は結局のところは神の手、「ジーザーズ・ハンズ」の話なのね。
聖者が町にやってきて奇跡を起こしたけれど、迎え入れた観衆に最後は追い立てられる羽目になる。
それを口に入れるとふっと溶けて消える軽くて甘いスイ−ツみたいに描いた映画。
顔はなるほどフランケンシュタインみたいだけれども鋏男は逃げおおせて何十年経っても彼のこと
を覚えていて語り継ぐマグダラのマリアがいるのね。自分は罪を犯しました言うてこぼした涙を自
分の長い髪で拭く売春婦。墓の傍でじっと待っていた改心して忠実な若い女。そのはるか子孫がこ
のヒロイン。こういうのを描かせたらホントにうまいのアメリカ映画。さてしかし。

本家本元は違うのね。重くてきつくて暗くて怖い。
まあ皆さん、フランケンシュタイン、と我々が呼んで久しいあの怪物、アダムス・ファミリーにま
で出る有名人、つぎはぎだらけの顔にボルトの刺さった首、唸り声を上げてぎくしゃくぎくしゃく
動き回る巨大な男、キングコングやドラキュラと一緒くたにして思いがちなあの怪物が作られた
1810年代当時には実はあのミルトンの「失楽園」を読んでたんですね。頭良かったんですね。神に
歯向かって地獄に落とされた堕天使サタン、あれは自分のことや言うて自分を作り出したヴィクタ
ー・フィランケンシュタインに抗議するんですね。獣にも雌がいるのに自分には家族もない、この
孤独、自分に伴侶が与えられるならばこの先荒野を彷徨い続けても不満はない。そう言うて博士に
自分の花嫁を作るように説得するんですね。それでヴィクターはもう一度あちこちの墓場やらをあ
さって女のモンスターを作ろうとする。しかしじっと自分を見つめているモンスターの視線を感
じ、彼らから生まれるであろう子孫の姿を想像して完成間近のモンスターをばらばらにしてしまう。まあ、モンスターは怒りますね、お前の婚礼の日にまた会おう、言うて復讐を誓います。当然ですね。彼には遂にマリアは現れないんで永遠に一人ぼっちなんです。酷いですね。

さあ、このモンスターが文字になってから100年後、今度は映画になりますね。演った人はボリス・カーロフ、作った監督その人は「ゴッドANDモンスター」の主人公ですね。23日からレイ
ト・ショーが始まりますからそれまでもう少し映画版フランケンシュタインお勉強致しましょうね。

まあ、もう時間きましたね。それでは次回まで皆様ごきげんよろしゅう。


また後ほど書き込みします。 投稿者:いるいる  投稿日:12月 8日(金)17時28分04秒

まだまだレスは続きますが、これから夕食の支度を
しなければ。
また夜参ります。風邪が流行っておりますから
皆様もお身体ご自愛下さいませ。


これからも宜しくお願いします。 投稿者:いるいる  投稿日:12月 8日(金)17時24分57秒

>電気羊さん
書き込み&メールありがとうございました。私は
スーパーチャンネルが見られないので、もし未公開の
コリン作品及び、「高慢と偏見」が放送されそうな兆しが
ありましたら、ご連絡下さい。
お忙しい所、いつもお願いばかりお許し下さいね。
「恋におちたシェイクスピア」を再見して、今回は
随分コリンってば、楽しそうに道化を演じていたんだなって
思いました。
脇を固める俳優さん達も素敵だし、何と言っても演劇の魅力が
随所に溢れていて大好きな映画です。

>ジョナサン・ファース
>シロさま、
いろいろと教えていただきましてありがとうございました。
「レリック・ハンター」一度も見ませんでした。
シロさん、良かったですねぇ。アンテナに引っかかりましたね。
またコリン&ジョナサン情報がかかりましたら
教えて下さいね。お待ちしております。
タマさまにも宜しくお伝え下さい。

>ジェインさま
メールありがとうございました。
寒さが厳しいですし、お身体ご自愛下さい。またメール致します。
もう暫くお待ち下さいね。CATVでネット環境が良くなられたと言うことは
ケーブルテレビもご覧になられるのでしょうか?

>おささん
もうすぐ渡英ですねぇ。素敵な体験を沢山してきて下さいね。
ブリジット・ジョーンズの新情報もあるかもしれません。
そして、ダウエル様についても是非教えて下さいね。
おささんの書き込みお待ちしております。
本場のロイヤルの「くるみ割り人形」、それも英国で
ご覧になられるとは!!至福の時間ですね。
どうぞ楽しんできて下さい。ダウエル様にも宜しくお伝え下さいね。

>YOKOさま
YOKOさま、レスが大変遅くなってごめんなさい。
メールにも書きましたが、しんのすけさまへのお優しいレス
それから、メールでのジェレミー情報もありがとうございました。
無事録画できましたよ〜!本当にありがとう!!


ご無沙汰して申し訳ありませんでした。 投稿者:いるいる  投稿日:12月 8日(金)17時22分40秒

昨日は寒かったですね〜。何でも1月の気温だったらしいです。
暖冬だと言うのは嘘だったのかしらん。

皆様、ご無沙汰しております。学校、検診など何だか忙しくしておりました。
これからは、少しずつネットの生活に戻れると思います。
掲示板の書き込み、メールを頂きまして誠にありがとうございました。
ご返事が遅くなってしまって、本当にごめんなさい。

しかし、お掃除、今からしておけば後が楽ですよね。
整理整頓が下手なので、今年中に片づけやすい部屋にしようと
考えています。そうすれば使い勝手が良いし、心おきなく趣味の時間が取れるというもの。

話が長くなりました。少しずつレスを付けさせていただきますね!!

>kinucaさま
はじめまして、これからも宜しくお願いします。
わぁ〜、とっても心配ですよ。
コリン・ファースはとっても素敵!と断言いたしますが
逆の場合は随分とイメージが違うかもしれませんから。
kinucaさん好みのマーク・ダーシーだと良いのですが。
>日本公開
今からとっても楽しみです。おヒューさまが悪役なのがちょっぴり気になります。
どんな感じなのでしょうね。ああ、早くみたいです!!

>Kellyさま
とっても素敵なお題ありがとうございます。私最近本も映画も
見ていなくて、どんな役がコリンにあっているだろうかと
ずいぶん悩みましたが、あまり出てこなくって。本当に悲しいです。

以前書きましたように、私はヒースクリフや、冷たい殺し屋(皆さん、ご存じか判りませんが、エミリア・フォックスさんの
お父上エドワード・フォックスが演じた殺し屋「ジャッカルの日」)
または、「赤い靴」のアントン・ウォールブルックが演じたような
芸術至上主義で厳しいプロデューサー等を演じられたらどうかなと
考えているんですね。私、コリンが幸せになるラブ・ロマンスも
見たいのですが、苦悩に悩みながらも克服していく
そんな役が合うんじゃないかなと思っています。
(前者は良いですが、後者は見るのが忍びないかなぁ。やっぱり)

後、考えるのはイギリスのミステリーもの、探偵物に出演して欲しい。
コリンに犯罪を、トリックを暴いて貰いたいです。そうそう
彼が朗読したディック・フランシスの「帰還」とても良かったので
フランシスの主人公も演じていただきたいなぁ。

Kellyさん、イメージが貧困でごめんなさい。
「Playmaker」怖くて見ていませんが、泣きたくなっちゃいましたか。
うーみゅ。コリン自身もフィルモグラフィーに混ぜて欲しくない
作品らしいですね。

>NORIさま
いつもありがとうございます。アラン・カミング氏の舞台がとっても
良いらしいですね。私はあまり詳しくないのですが
「タイタス」見に行きたくなりました。

>山像かおりさん
彼女は「恋の掟(Valmont)」でメルトゥイユ夫人(アネット・ベニング)を吹き替えたそうです。
吹き替え版は見たことがありませんが、弟君とも共演したのですから
ご縁がありますね。ブリジット・ジョーンズも吹き替えてくれるかしら。(気が早いですね)


はじめまして 投稿者:kinuca  投稿日:12月 8日(金)10時50分07秒

こんにちは。初めてお邪魔します。
最近急に私の中でコリンが気になる存在になりつつあります。
実は、「ブリジット・ジョーンズ」のマーク・ダーシーが大好きなのです!!
皆さんとアプローチが逆かとは思いますが、大注目中です。
早く日本でも公開になるといいですね〜。楽しみ 楽しみ
では


「コビントンクロス/騎士道物語」ぜひみてみます! 投稿者:kelly  投稿日:12月 2日(土)19時07分53秒

またまた久しぶりの書き込みです。
私もパーフェクTVでスーパーチャンネルをみることができていたのですが、
あんまり面白くないと思って、昨日このチャンネルを解約したばかり。
早速もう一度変更して、見てみることにします。電気羊さん、貴重な情報
ありがとうございます!

ところで私は最近Colinはどんな役を演じれば二枚目スターとしてもっと認知
されるのか、ずっと考えているのです。
「イングリッシュ・ペイシェント」や「恋におちた・・」のColinはさすがの実力で
すばらしかったけど、その役柄上、初めて彼を知った人には”二枚目スター”として
記憶してもらうにはむずかしいなあ、と。
Colinの作品でいいな、と思うものは、たいてい一途な思いを秘めながらも時々迷ったり
悩んだり・・・といった役どころ。ある意味先にあげた二つもそうだし、P&Pであたったのは
まさにColinの本領発揮できる役柄だったからだと思うのです。
逆に、ルックスがいいからという理由での出演(依頼があったのだろうと思われる)作品は
ほとんどハズしてる。「シークレット-嵐の夜に-」とか「サークルオブフレンズ」とか。
作品そのものの質は別として、Colinの本当の魅力がでていない。
逆に「ヴァルモン」はColinはかっこいいのに、作品としていまいち(でもこれは監督とアネット・ベニングのせいだ!Colinは悪くない)。
いちばん泣けるのは「PlayMaker」ですね。興味津々でAmazon.com Z-shopで入手したものの、
悲しくって再度見る気がしない。

それでいままで自分が見た映画のなかで、「これならColinにむいてる!」と思える作品を思い浮かべようとしているのですが、なぜかこれがあんまり浮かばない。
前にいるいるさんが書いていたと思うけど、「嵐が丘」のヒースクリフはぴったりだと思った。
あとは「からさわぎ」のキアヌ・リーブスが演じた役。でもこれ悪役だしなあ。ケネス・ブラナ
が演ってた主役も面白いかも、とは思ったけど・・・

なんだか長くなってしまってすみません。
でも、みなさんこんなこと考えたことないですか?
「これぞColinに適役!」って思うものがあったら教えてください。ぜひみてみたいので・・・


クセものアラン・カミング情報 投稿者:NORI  投稿日:12月 1日(金)17時58分02秒

こんにちは。
「この映画がすごい!」2001年1月号の62ページに、あのアラン・カミングが登場していますよ。
「このクセモノがシブい!」のコーナーに、3ページにわたってです。
なんでも、「なんだかハツカネズミを思い出させるかわいい風貌なのに、よーく見てると不気味に見えてくる、クセモノ・スコッティだ!」と書かれています。ふうむ。
たしかに「サークル・オブ・フレンズ」での彼もスゴかったですしね最後には笑ってしまうくらいのねちっこさが、堪えられませんでした。
今回の記事は「タイタス」関連のインタヴューみたいです。
ああ、コリンの記事も早くでないかなあ。


「コビントンクロス/騎士道物語」 投稿者:電気羊  投稿日:11月30日(木)13時49分06秒

こんにちは。
ジョナサン・ファース情報、ありがとうございます。
「レリック・ハンター」は見たことないんですが、
ジョナサンのHPで「コビントンクロス/騎士道物語」に出ていることを知り、
ケーブルのスーパーチャンネルで見ました。
これは、1992年に製作された番組だそうです。
ジョナサンは、リチャードという騎士の役。
輪郭と、おでこと、目と、鼻と口がおにーさんそっくり!
髪もフサフサ巻き毛。
眉をしかめるとこなんかもそっくり。
でも、横顔が、ちょっとお兄さんの気品におとります。
今週は第7話を放映していました。

http://www.super-ch.com/

で、スケジュールが見れます。
ほかに、この番組を見られた方、いらっしゃいます?