らいとまんの おすすめの映画

2000年のおすすめ

海の上のピアニスト 一人の特異な人生を綴ったこの作品のテーマは、キャッチコピーにもなっている
このセリフ(ナレーションだが)に集約されているのだろう。
「いい話があって、それを語れる人がいれば、人生捨てたものじゃない」
エリン・ブロコヴィッチ ジュリア・ロバーツをあまり好きではないという人が結構いるようだが、この作品は彼女の代表作になるのではないか。
あまりにも強く、カッコ良く生きる女性の姿が実話というのも驚く。現代にこんな人がいるのか・・・。
女性だけでなく、男にとっても勇気を与えてくれる。
往年のファンにとっても、アルバート・フィーニーの元気な姿が見られるのもうれしいだろうと思う。
スペース・カウボーイ 非常にわかりやすい、大人の御伽噺だ。誰がなんと言おうとおすすめなのだ。
クリント・イーストウッドとジェームズ・ガーナ−とドナルド・サザーランドだ!それだけでいいのだあ!!
運動靴と赤い金魚 貧しい家の、小さな少年と少女の兄妹が主人公だが、子供が視点の話にありがちな、大人を疎外した描かれかた
はされていない。子供は純粋で、大人も誠実に頑張って生きている。
貧しいが、誰よりも幸せな家族の生活は、ただひたむきに、まっすぐ生きる美しさを教えてくれる。
お涙ちょうだい的な話が非常にさりげないタッチで、観終わったあとにすがすがしい余韻を残す作品。
グレイスランド 悔やみきれない過去、癒しきれない傷。すべては悲しみとなって重くのしかかり、すさんだ心を生み出す。
しかし、深い愛を忘れないからこそ、希望と勇気は取り戻すことができる。
エルビスはアメリカの夢だった。俺達日本人にとって、エルビスは誰か。グレイスランドはどこだろう。

’99年のおすすめ
ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア   今世紀ナンバーワンがまた増えていく・・・。
「天国じゃみんな、海がどんなに綺麗かを話すのがはやってるんだぜ」
アクションとユーモアいっぱいにアウトローな一瞬の青春を痛快に描いたこの作品は心を暖めてくれる。
もうすぐ死ぬとわかった時、あんなに純粋に夢を追うことができるだろうか・・。
シンプル・プラン サム・ライミ監督の本格サスペンスは超一級品だった。
決して償えない罪を負ってしまうことの苦しみと悲しさ。人が守るべきものは命の次には愛情、良心・・・
もしかしたら命より大事なものなのかもしれない・・・。
アナライズ・ミー これぞ正統派コメディ。ゲラゲラ笑わせてくれるセンスが光る。
マフィアの描写も無駄にお笑いにせず、しっかりと説得力のあるものになっているのが、更におかしさを増している。
キャスト、スタッフがホントに楽しかったんだろうなという雰囲気が伝わってきて、心が温かくなった。
バンディッツ ドイツ映画だ!女子刑務所の囚人達がロックバンドを組み、脱走する。
つべこべ言う必要などない。カッコイイ!
シックス・ストリング・サムライ 第二のキング・エルビスになるためにラスベガスを目指すロッカー、バディ。
彼を狙う無法者ロッカー達との壮絶な戦い。すんげーハマル!内容ないけど。
マッド・マックス+子連れ狼+カンフー+ロック・・・観ないとわからん面白さ。

八仙飯店之人肉饅頭  マカオで起きた実際の事件で、次々と殺した人間の肉を饅頭にして売っていた狂暴な殺人鬼の話。
香港映画。主演のアンソニー・ウォンが獲りつかれているような演技で、
決してしつこくないカメラワークがリアル感を更に演出している。
ライフ・イズ・ビューティフル  僕のまわりの人は以外と観てないんだけど、観ないといけないと思うなあ。
ナチスの強制収容所に連れて行かれた男が、妻に愛を、息子には怖がらせないように大芝居を打って
生きる希望をあたえる。暗い話をユーモアいっぱいに軽妙に描いた、僕の今世紀ナンバーワン。
 
双生児 そこらのカルト映画とは一線を画す奥の深さ。
特殊なメークや衣装は決して色物ではなく、作品の雰囲気にぐいぐい観客を引き込む。
作品のテーマが凝縮したラストに至るまで一つも無駄のない流れ、演出、俳優の演技は超一級だ。
CLOSING TIME 小林政広監督の、自主製作されたデビュー作。4つのエピソードで構成されているが、オムニバスという
印象はなく、一人の孤独と絶望の中に生きる男を描きながら、人どうしの出会い、やさしさ、思いやりを
深く心に刻み付けられる秀作。俳優陣の魅力も大きな力になっている。



おすすめ映画

なるべく、言われなくてもわかってるよ!という作品を避けました。思い入れの強い映画は
まだ観ていない人もいるかと、あえて紹介します。
★印は銀幕館でも詳しく紹介しています
ロックな映画とミュージカル
★ロッキー・ホラー・ショー カルトとしては史上最強だろうなあ。何度観たことか。
リチャード・オブライエンの音楽、自ら演じるリフ・ラフ役、ティム・カリーの
フランケンフルター を始めとする全キャラクターの魅力。あげるとキリがない・・。
★ファントム・オブ・パラダイス オペラの怪人のパラダイス劇場版。デ・パルマの名作としてもっと評価されるべき。
★ダウンタウン物語 ギャング映画でミュージカルでしかもキャストは皆子供。
アラン・パーカー監督デビュー作。
14才のJ・フォスターが色っぽいし、P・ウィリアムスの音楽が最高。
アニマルハウス J・ランディス監督、J・ベル―シのコンビの超傑作。R&B好きにもたまらん。
『アメリカン・グラフィティ』の落ちこぼれやんちゃ坊主版のような趣き。
ストリート・オブ・ファイヤー 定期的に観たくなる大人のおとぎ話。
この作品のマイケル・パレのカッコ良さは他の追随を許さない。
バディー・ホリー・ストーリー ビッグボッパー、「ラ・バンバ」のリッチ―・バレンスと共に
飛行機事故で21歳の若さでこの世を去ったロッカー、B・ホリーの生涯。本人ソックリ。
グレート・ボールズ・オブ・ファイアー B・ホリー、E・プレスリーと同時代に旋風を巻き起こしたジェリー・リー・ルイスの青春。
歌は全部本人が唄っている。
★トミー ザ・フーのロック・オペラ。
エルトン・ジョン、エリック・クラプトン、ティナ・ターナーなどが脇を固め,
更にジャック・ニコルソン、アン・マーグレット、オリバー・リードまでが唄う。
リトル・ショップ・オブ・ホラーズ オリジナル版とリメーク版共に怖くて楽しいファンタジー。
ザ・ウォ―ル ピンク・フロイドの世界が見事にファンタジックに映像化された。

ホラー
悪魔のいけにえ テキサスの実話を元にしたスプラッターの元祖とも言うべき絶品。
人間の皮を被った狂人レザーフェイスはジェイソンどころの怖さではない。
死霊のはらわた サム・ライミ監督の超傑作。計算し尽くしたスプラッターの中のスプラッター。
これを観たあとはそこらのホラーじゃしばらく驚けない。
バタリアン ブラック・ユーモアを全編通して身にまとった超娯楽ホラー。
シリーズ全て、音楽を含めて見ごたえ充分。
ペット・セメタリ― ありそうも無いことがものすごく説得力があって骨のずいから怖い。
日本は火葬でよかったと本気で思う。
デモンズ 映画館が舞台のワン・シチュエーション。
ゾンビ物の中では息をもつかせぬ展開で夢にまで出てくる程強烈。
ヘル・レイザー 神経にまで響く恐怖感。死後の世界の一番怖いものを見せられたような、
生きている今の自分の居場所を確かめたくなってしまうダークなホラー。
スキャナーズ ついついシリーズ全て観てしまう。超能力が絵空事に見えないように作られ、
決して質が落ちないのでシリーズ新作を期待してしまう。
遊星からの物体 ジョン・カーペンター監督の傑作。SFホラーとしてはエイリアンと肩を並べる。
ビジュアル的にもとことんやってくれてしまっている。
リバイアサン 海底でのモンスター・ホラー。設定と展開は説得力があり、
ラストまでの緊張感はもしかしたらエイリアン以上とも言える。
ファングルフ 狼男アメリカンInパリのタイトルがつけられている。
狼男物ではストーリー展開も変身後のクリ―チャ―も新しく、理屈抜きにおもしろい。
ヴァンパイア―最後の聖戦― 吸血鬼の親玉の怖いこと。ゾンビ物のテイストを盛り込み、従来の吸血鬼の概念をくつがえす。
スピード感と迫力は吸血鬼映画ナンバーワンだ。
ブロブ 「マックィ―ン絶対の危機 人食いアメーバの恐怖」のリメイクだ。アメーバ状の宇宙生物が人類を
襲う話で、小粒ながら結構ハラハラして面白いんだ、これが。

コメディ―とヒューマンドラマ
ハリーとヘンダ―ソン一家 ある平凡な家族と伝説のビッグフットの心の交流。爆笑するわ泣けるわもう。
ジャック 普通の人の4倍成長が早い少年ジャック。40才に見える10才の少年が
一生懸命に生きる姿をコメディ―タッチで描き、人生の尊さを教えてくれる。
スプラッシュ トム・ハンクス演じる青年と人魚の純愛。
ニューシネマパラダイス キスシーンも許されなかった頃、映画館のスクリーンには真珠色に輝く夢が映し出されていた。
フィルムのひとコマひとコマ全てが宝物だった。
マーティ― まったくモテない30男と地味で目立たない29才の女教師の恋。
単純なストーリーのモノクロ作品だが、恋愛映画の中では最高に好きだ。
名探偵登場 ストーリーは「そして誰もいなくなった」のパロディ―。
登場人物はE・ポアロ、サム・スペードなどの言わずと知れた名探偵のパロディ―。
★コンラック先生 開発途上の離れ小島に赴任させられる新任教師、パット・コンロイと子供たちの実話。
トップシークレット 思いっきりドリフネタギャグ満載。何も考えずに笑いたい人向き。
★パピヨン 年老い、そしてアルカトラズ以上の悪魔島から8度目にして脱走に成功した
無実の男、アンリ・シャリエールの実話。S・マックィーンとD・ホフマンが圧巻!
ナチュラル こんなにカッコイイ映画とは思っていなかった。ラストシーンのR・レッドフォードが
バッターボックスに立つ姿は「メジャーリーグ」のマーティン・シーンの5倍はシビレル。
フェ―ム アメリカの、映画界や音楽界で一流になることを目指す若者達の学校が舞台で、
当時同じ環境だった僕は興奮がなかなか冷めずにいた。冷めた若者よ、夢は素晴らしいのだ。

アクション、バトル、サスペンス
ダークマン サム・ライミ監督の大傑作。極悪非道の超悪党に、研究室を爆破され、
顔を失った科学者がわずかな時間しかもたない人工皮膚で変装しながら復讐する。
★暗くなるまで待って オードリー・ヘップバーン演じる盲目の人妻と殺人犯の密室サスペンス。
全編を通した緊迫感とアッと驚くラストは他ではそう観られないと思う。
フリックストーリー フランスを震撼させた大悪党(ジャン・ルイ・トランティニャン)とそれを追う刑事(アラン・ドロン)の実話。
★狼たちの午後 二人の銀行強盗ソニーとサルの実話。アル・パシーノといえばこれだ。
トレマーズ 地底の怪物と戦う話だが、全然お金をかけていないのだろう。しかし、おもしろさは超一級品だ。
「トレマーズ2」ではなんとCGを使っている。両方おすすめ。
荒野の1ドル銀貨 久し振りに観たがやっぱりマカロニウエスタンはカッコイイ。
弟にもらった1ドル銀貨のおかげで助かった兄(ジュリアーノ・ジェンマ)が悪党に復讐する。
ミッドナイト・クロス 映画の録音技師が犯罪にまきこまれる。B・デ・パルマの秀作。
ストーリー展開もさることながら、カメラワークがサスペンスをいっそう盛り上げる。
地獄の7人 ベトナム帰りの元兵士達が捕虜の仲間を助けに行く。この映画は女にはわからんかも。
ルームメイト 女の怖い部分が全て凝縮されて描かれているスゲェー怖い映画。(byあおきち)
トゥルー・ロマンス エルビス・プレスリー命の男と娼婦の泥まみれの恋と逃走のハードバイオレンス。
暴力シーンはこれでもかというくらいリアルで圧倒的な迫力。
大陸横断超特急 コメディーに入れるか考えてしまうくらい、ジャンルを超えたエンターテイメントだ。
スーパーヒーローどころか、全然カッコイイところがない主人公が大活躍する、理屈抜きの超娯楽大作。

「ムトゥ 踊るマハラジャ」とかブルース・リーの作品全部とか言うまでもなく好きです!



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