2019余所自作17『パニエなし魔法少女撮影会・おまけ』

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■幕間
 コミケ会場で一目見た瞬間から夢を見た。
 高校生から成人女性果ては男性までもが混ざっている集団撮影の中、少女と友人が、その少女だけが光を放っている様だった。大手コスプレ衣装販売の市販品が少女の特注品に見える。アニメから抜け出た様な小柄で華奢な肢体、感情豊かな大きな瞳、少しはにかんだ笑顔、二次元キャラを三次元にすればこうなる理想がそこにあった。
 周囲の撮影者も集団撮影もそこそこに少女ばかりを撮影しているのはカメラの動きで判る。少し野暮な制服でなく、魔法少女の衣装ならば!そう何度も考える。まだ未成熟な幼い乳房と薄い腹部に密着するビスチェと半球状のスカートの魔法少女の衣装ならばどれだけこの魅力が倍増するか、想像するだけで下腹部のそれが滾る。
 もてはやされて舞い上がっている友人は大勢と連絡先の交換をしていたが、残念ながら少女は臆しているのかその後ろで興味深そうに周囲のコスプレイヤーを眺めているだけだった。――だが、連絡先など一つ綻べば意外と見つけられるのである。
 衣装を注文する。少女が着ていた大手コスプレ衣装販売にではなく、アダルトの通販専用のオーダーメイドで、極力薄いが見栄えの良い素材で揃え、伸縮性を重視した極薄ビスチェと軽さを重視させたスカート部分、ニーソックスも手袋もパンティもビスチェと同じ素材で依頼をする。AVなどで使われる見栄えがよく身体を強調する物である。そして納品待ちの間に友人から少女への連絡先をそれとなく入手し、そして決行する。
【パニエなし魔法少女撮影会】

 薄灰色のコンクリートブロックの上に崩れた華奢な少女に撮影者がざわめきだす。
「何…これで撮影終了?」
「まどかちゃん大丈夫?」
「失神まどかたん可愛いなぁ」
 最初の十分は普通の撮影会らしいポーズもとれていたが一回転以降はかなり際どい…いやアダルト物の撮影と言っていい状況が続き、撮影予定時間の一時間には満たないが参加費に見合うだけの結果は出せていただろう。しかし最高の被写体を前にして時間を残して満足する者などいない。
 男は落ちていた弓を取り、そっと少女を起こさない様に注意を払いながら弓で少女の片脚を大きく広げさせていく。浅い眠りならば目が覚めてしまいそうだが予想以上にその眠りは深いのか、コンクリートブロックの上で気を失っている少女はゆっくりと体勢を変えられていっても目覚めない。華奢な脚は思ったよりも更に軽く、弓で膝を曲げ、足を動かし、少女は大勢の前ではしたなくMの字に開脚する姿に変えられていく。
 意図に気付いたのか息を潜め静かに撮影を再開する男達の前でスカートが捲り上げられ、そして少女の下腹部が露わになる。透明感のある白い肌の腰や太腿は頼り無い程細く、だが直前までの淫らな刺激に薄桃色に上気していた。その奥の極薄素材の純白のパンティは、その最も秘めるべき底部は通常ならばあるべき二重のクロッチすらなく全体と同じ薄い伸縮素材のみであり、それは透けやすい素材である。
 大人の指二本分にも満たない幅しかないパンティの底部はまだ未成熟そうな幼い丘を隠しきれず、生白い丘の裾野を晒け出してしまっている。健康的なデザインとはやや異なり、幼さの残る少女の腰を狭い面積だけ隠すパンティは薄い腹部の下の恥骨の辺りまでしかなく、一般成人女性ならば柔毛が露出してしまう筈だが、そこはまだ何も生えてはいない…いや、男達のカメラでよく見れば生まれたての赤子の髪より細く、凝視しなければ気付けない様な柔毛がほんの僅かに生えかけていた。もしかしたら少女自身まだ気付いていないかもしれない卑猥な芽生えは大勢の男達の目に晒され、撮影されていく。
 そして、汗を吸収したのか全体的に柔肌を透かせているその中央の、最も秘めるべき場所が、はっきりと透けていた。
 十円玉程の円形の染みが広がり肌に貼り付き、まだ幼げなシンプルな溝すら判る程に透けさせている。肌より若干濃い、少女の小さな唇よりも淡い色のまだ誰も目にしていないであろう処女地の粘膜だった。
 本人は気を失っているが絶頂の余韻に白い内腿はひくひくと痙攣し、愛らしい唇が微かに揺れる。
「ん……」
 それは小さな寝息だったが奇妙な沈黙を呼び、広場は暫しシャッターを切る音も途絶え、男達の年齢の半分程しかまだ生きてない幼い少女の眠りを妨げまいと全員が固唾を飲んでいた。ただし、それが善意や良心によるものとは限らない。
 少女の意識がまだ戻らないのを確認した後、男はゆっくりと弓を操り、その先端でパンティの円形の染みの少し上を上下に探り始める。コスプレアイテムとは言え本当の木製の弓は重みがあり操り難いが、極薄の布の上から慎重に探ればほんの僅かに引っかかる場所があるのが判った。まだ乳房もなだらかで柔毛も芽生え始めたばかりの少女の過敏な突起をゆっくりと捏ねる弓に、周囲の男達も無言のまま撮影を再開し始める。同じ位置からの撮影は飽きるのか密集状態ながらに器用に交代し、そして気付くと何処かで手折ってきたのか鉛筆程の太さもない細い小枝が左右から延び、ほぼ平面な少女の乳房の頂を探す様に先端の小さな葉で撫で始める。少しでも痛みを与えれば少女が目覚めてしまうであろう緊張の中、じわりじわりと執拗な愛撫が繰り返され、コンクリートブロックの上で無防備に意識を失っている少女の身体が、変化を見せる。
 どの様な夢を見ているのか、あどけない寝顔に悩ましく妖しい風情が漂い、ひくりと時折身体が震えだし、そして、小さな染みが広がっていく。弓の先で捏ね回している為なのか、染みは溝にあわせて上へも延び、肌色そのままの丘と淡く色づく粘膜がはっきりと判る程濡れたパンティは、直接見るよりもいやらしい光景だったかもしれない。
 真夏の暑さはなく適度な風が心地良く吹く中、少女の肌が僅かに汗ばみ、パンティと同じ極薄の素材で出来ているビスチェの胸の頂がぷくりと突き出し、細い身体がひくひくと震える。まるであどけない少女の乳首を舐める様に小さな葉が撫で回し、時折先端がつつく。淡いクリーム色のビスチェが汗で貼り付き、撮影開始時には浮かび上がっていなかった幼い乳輪の愛らしい色が浮かび上がっていく。淡く、小さい。男の指で捏ねようとすれば乳輪全体が簡単に摘まめてしまえそうな初々しい佇まいは、吸い付きたくなる程可憐だった。
 少女が徐々に淫らに少女の性を見せ付ける様には、まるで二次元のキャラが犯されんが為に肉を得た様で、それをカメラの二次元に記録している男達を異常に昂ぶらせていく…これが大勢の撮影会でなければ少女は一対一で既に犯されていたであろう。男達の性的興奮が内へ内へと籠もっていく異様な空気に気付かないまま、少女は徐々に妖しい刺激に染められ、あどけない顔が淫らな悦びに染まっていく。静かな寝息が艶を帯び、甘く蕩けた囀りが混ざり、ひくひくと四肢が震え、隅々にまで到達する快楽の刺激に戸惑う様に靴の爪先と手袋の指先が張り詰め、藻掻く。
 やがてパンティの染みが小さな尻肉を超え薄灰色のコンクリートブロックに濃い染みを作り出した頃、不意に男は少女のパンティの脇に弓の先を当て、横へと動かした。
 元から少女の丘全体を覆えていない幅の狭い布はたっぷりと水気を吸ってもなお頼り無く、ぐいと押されるだけであっさりと処女地の丘の裾野へと寄せられてしまう。
 無言のどよめきと同時に激しくシャッターを切る音が広場を包み、愛液に透けるパンティから秘部を露わにされてしまった少女の痴態がレンズ越しに男達の目に大写しになった。まるで乳幼児の様な肌色の丘は慎ましく、だが全体がねっとりと陽光を弾きまるで葛湯を垂らした様に滑っている。あどけない、処女地としか言い様のない場所だがそれは若干綻び、淡い鴇色の粘膜が筋状に垣間見えているそこを、弓の先が静かに掃く。くちゃあっと音が鳴った。水の様ではなく、粘度のある音である。弓の先が通り抜けた場所は淡い鴇色の粘膜が恥ずかしげもなくぱっくりと晒され、そしてそれは筋の上端も下端も同じだった。小豆程の愛らしい突起が姿を現している上端も、溝の底としか見えないものの確かに孔らしい窪みのある下端も、惜しげもなく…少女に意識があれば絶対に見せようとはしないであろう乙女の秘められた場所が、晒される。
 更に延ばされた木の小枝の先の葉が、少女の突起をつつき、掃く度に少女の唇から甘い吐息が零れる中、弓の先はゆっくりと溝の底で力を込めるか込めないかの加減で、小さな、恐らくは少女自身の指すら知らないであろう窪みを密かに穿ち続けた。大人の指二本程もない弓の端が窪みに押し当てられ、ほんの僅かに沈み込み、そして引き戻される。最初は窪みを撫でるだけだったそれが繰り返す間に二センチ程は沈み込んでいく。
 今はアニメの世界の悪夢…いや少女には想像も付かなかった淫夢の中にいるのだろうか、少女の全身がびくびくと震え、愛くるしい顔が与えられ続けている淫らな刺激に喘ぐ。恐らくは現実は夢よりも酷いであろう。軽く達し続けているはしたない姿を大勢に撮影され続けているのだから。柔らかな髪が汗で何本か顔に貼り付き、ビスチェではボタンか何かの様に乳輪と乳首が浮かび上がり、下腹部では突起も窪みも葉と弓に翻弄され、少女は何度も達していた…
細い身体をコンクリートブロックの上でしならせ、膣の入口に迎え入れさせられてしまった弓の先を男達の目にもはっきりと判る程に押し返し前後上下にぐびりと揺さぶって。
 少女が何度目かの絶頂の後に目覚めるまで、弓はその先をじわりじわりと沈み込ませ、そして何も知らない処女肉は眠りの中で異物の迎え方を刻み込まれていく。

■閉幕
 ――だが結局この撮影会で少女が破瓜の痛みを覚える事はなかった。
 弓のもう一方、成人男性の傘に劣らぬ大きさの花の蕾を模したそれを迎え入れさせられたのは蕾が埋没するまで…最も挿入感の強い膣口のくねりを越えるか越えないかであり、その状態での執拗な絶頂は少女にとっては処女喪失と大差がない。だが処女膜を破られる事なく、異性の肉体そのもので穿たれなかった行為に、少女は混乱し、困惑し、そして自分を持て余す事となる。
 そして、忘れようと漸く考え始めたある日、少女にアルバイト案内のメールが届く。

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