『真夏日とセーラー服(仮)』四駅目

表TOP 裏TOP 裏NOV BBS / 三駅目<四駅目>五駅目

 再び車内に停車のアナウンスが流れ、そして駅に停車し発車しても香澄はただひたすら俯き続けていた。びくびくと震え続けている身体は快楽を堪えるしか余裕がなく左右と背後の男達に委ねる様に操られ弄ばれ、痛みを感じなくなるまで執拗にほぐされた膣口に第一関節までを受け入れさせられた時、少女は男の胸板に預けていた背を仰け反らせて腰を小刻みに痙攣させてしまう。
「いい子にしてたら、香澄ちゃんのお願いひとつだけ聞いてあげるよ」
 言葉で辱め続けていた男の言葉に、虚ろになっていた香澄の瞳にわずかに知性の光が戻りかける。脳裏に浮かんだのは両親の姿だった。こんな姿を晒している自分を知れば両親は悲しむだろう…絶対に知られたくない、穢らわしいと思うよりも先に悲しむであろう親だからこそ、香澄はより一層両親にだけはこの惨めな姿を知られたくなかった。ただでさえ気弱な少女の抵抗の意欲は底をつき、性的な悦びや反応への羞恥と男達への恐怖が快楽に飲まれがちな乙女の胸の中に残っていた。
 緩やかな動きで指先が引き抜かれ、そして再びわずかに指先が膣口にめり込む刺激に、香澄は甘い吐息を漏らす。あられもない姿にされても停車中に抵抗出来ずにいる自分への辱めが更なる段階に進んだのも判らないまま項垂れる香澄は、荷物係らしき男のバッグから取り出された歯磨き粉用チューブに似た物が身体を弄ぶ男に手渡された事に気づけずにいた。だが気付いていてもそれが何か判らない香澄には意味がないのかもしれない。
「お返事出来ないくらいに気持ちいいのかな? じゃあいやらしい香澄ちゃんのスケベな身体もっと気持ちよくしてあげようね」
「いや、今は使うな。無理矢理にするなと言われた」
 耳穴に舌を差し込まれびくびくと身体を震わせる香澄は他の男の制止の言葉にかすかに戸惑う。この時点で十分に無理矢理だというのに更に何があるのだろうか…その疑問は持て余す疼きの中で空回りし、舌打ちの後いびつな笑いを浮かべてポケットにチューブをしまった男により一層揉みしだかれる乳房の痛みともどかしさに押し流されていく。
 不意に乳房を舐められ、香澄の身体がびくりと震え、瞳が大きく見開かれた。汗ばんだ上に男に揉まれ続けた乳房を舐められる不快感よりも、指とはまた違った舌で舐められる感触に全身に妖しい波がはしる。
「舐められるの好きなんだね香澄ちゃん。おまんこきゅっと締めてきたよ」
 膣口を弄ぶ男の言葉に、少女の怯えた顔を見上げて嗤った男が大きく差し出した舌で薄桃色の形よい乳房をべろりと舐め回し、そして美しい曲線を描く下半分に吸い付いた。吸引音をたてるその上では可憐に突き出した乳首が指の間で擦りたてられ、執拗な愛撫に不慣れな淡い鴇色の突起はやや充血した様に色をわずかに深めていく。
 吸い付いては離れる男の口と舌に香澄は少なからず衝撃を憶えていた。乳児ならばまだしも大人の男性が乳房を執拗に舐めるのは性知識に乏しい少女にとってかなり滑稽で醜悪な光景であり、そしてその刺激のたびにぞくぞくと背筋に甘く卑猥な感覚が込みあげてくるなど思いもよらなかったのである。
 びくんと身体を跳ねさせるたびに膣内の指先が膨らむ気がするのは、逆に香澄の膣口が男の指を拙い動きながらに締め付けている証だった。そんな反応を揶揄う様に男の指は膣口から奥へのくねりを指の腹でくすぐり、時に押し、抽挿の感触を不慣れな膣に刻みつけていく。そして、第一関節までの挿入はじわりじわりとその範囲を広げ、男の指関節が膣口を擦る感触に香澄の身体は全身で身悶だえ、そしてよがっていく。
 香澄のほぼ全身を撮影しているメインのビデオカメラ以外は各々メインを遮らない様に徐々に包囲を詰めていた。片脚を上げさせられている為に背後からの膣内への指の挿入が楽に行えているその濡れた薄布はすっかり内側の行為を透かして覗かせ、控えめな丘と襞のその下端に男の指が潜り込んでは引き戻される光景はほぼありのままの状態で晒されていた。
「おつゆでぐちょぐちょの邪魔なパンティ取っていいよね?」
 耳元の囁きに香澄は慌てて首を振ろうとする。他の言葉ならば曖昧に流されてしまったかもしれないが、流石に下着を脱がされるのは他の行為よりも激しく少女を抵抗させた。だが内気なりに懸命に身体を縮こまらせ蹲ろうとしても身体の力はほとんど入らない上に男達に抑え込まれ、かすかに首を振るしか出来ない香澄のパンティの横のリボンが解かれ、下に垂れる。
 片方は結ばれたままのパンティは膣口を責めたてる男の指の動きに押され、リボンが結ばれたままの内腿にぺちゃりと貼りついた。
「ぃゃぁぁぁぁぁぁ……っ!」
 肌に貼りつく濡れた布の感触にパンティがどうなったのかを悟らざるを得ない香澄のか細い悲鳴が男の掌の隙間からかすかに漏れる。床についている片脚の膝ががくがくと震え、少女の身体が崩れるのを男達の手が搦め取り仰のかせた。スモークガラス越しの陽光が濡れた下着と指に陵辱される膣口を照らし鈍く光らせる。慎ましい柔毛は性器を隠すまでは
いかずクリトリスを避ける様に下腹部を飾るだけで、散々弄ばれた突起は露に濡れて赤く腫れ存在を主張してた。何があっても隠していたい、乙女の秘めるべき場所に、容赦なくビデオカメラが寄せられる。
「ほら、ご覧」
 男の声に視線を動かした香澄は目の前に差し出された小型液晶画面を見て凍りつく。
 本来ならば薄く小さな包皮に被われさして露出していない筈のクリトリスが、男の指を半ばまで挿入された膣口が、粘度の薄い愛液にまみれた控えめな丘と粘膜の襞が…香澄自身まじまじと見た事のない淫らな場所が、液晶画面にはっきりと映し出されていた。性器など見慣れていない少女にとってそれはグロテスクな光景だったが、それを見て凍りつく少女と対照的に男達は被虐的で満足げな笑みを浮かべる。
「香澄ちゃんのおまんこ、可愛いね」
「――っ……ぁぁぁ…っ!」
 涙をこぼす香澄の瞳に映る液晶画面の中で、剥き出しのクリトリスを男の指が摘まんだ。大きく身体を震わせる少女の反応は薄布の上から摘ままれる時の何倍も激しかった。細腰が跳ね、第二関節まで挿入されてしまっている指をぎゅっと膣が絞めつけ、口を押さえられたままの細い顎が仰のく。異常な状況に怯え切った香澄の精神は消えたいと願う中、異常な状況に巻き込まれている身体の反応は教えこまれる快楽に従順だった。
「ほら、目を逸らさないでちゃんと見ておこうね。香澄ちゃんの処女おまんこだよ」
 かすかに首を振りながら全身をびくびくと跳ねさせる香澄の視界の隅で、液晶画面に大写しされている艶やかな果実を思わせる鴇色のクリトリスが無骨な指に押し潰され、捏ね回され、爪を立てられる。そのたびに香澄に肢体が跳ね、身悶えた。絶望と羞恥に萎縮する少女の思考に鋭過ぎる刺激がひっきりなしに弾け、クリトリスへの強い刺激と膣内で緩やかに動く男の指の妖しい異物感ともどかしさが常習性を帯びていく。

Next 五駅目

■御意見御感想誤字脱字御指摘等いただけますと助かります。■
評価=物語的>よかった/悪かった
   エロかった/エロくなかった
メッセージ=

表TOP 裏TOP 裏NOV BBS