『真夏日とセーラー服(仮)』八駅目後編

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 この酷い責め苦はもう終わりなのだと考えていたのは浅はかだった…そう香澄は小刻みに震えながら感じていた。助けを呼ぶという考えが今まさに必要だったかもしれない、だが男達の逆鱗に触れて悪化を招いたのは香澄自身の発言なのかもしれない。小刻みな震えは怯えと快楽が混ざり合ったもので、怯えきった香澄の瞳は弱者の媚びにも似た淫らな気配を帯びていた。
 ファスナーの音の後、ぐいを頭を下へと押し下げられた少女の瞳に、ワイシャツの合わせを割り猛々しく天を仰ぐ男の性器が映る。小振りな卵を思わせる肉色の先端と、くびれの下で血管と筋を浮かび上がらせた赤黒い幹のグロテスクな外見と、むんと鼻につく蒸れた有機的な臭いに香澄は息を飲み、咄嗟に視線を逸らす。それは性的な反応ではなく、生理的な嫌悪によるものだった。
「目を逸らすんじゃない。――それとも明るさが足りないか?」
 更に頭を押し下げられた香澄の顎を指よりも太く大きなモノが撫で上げ、そして鼻を跳ねあげる。それが何かを確認する必要もなく、視線を逸らせていた少女の視界に容赦なく男の性器が入り、そして消えたと思えた時、頬が続いて撫で回された。至近距離からの清潔な印象の欠片もない蒸れた牡の性臭に呼吸をする事すら躊躇われ泣く少女の脇で、窓を塞いでいた男達が左右に動き、再び裸身がスモークガラス越しの陽光に晒される。
 画面の中の清楚な少女の泣き顔に性器が擦りつけられ、黒子もない柔らかな頬が使い込まれているであろう傘を強く押し当て這い回られて窪み、可憐な唇を割ろうと左右に撫で付けられる。
「失礼な娘だな。これでも出かける前にシャワーを浴びているぞ?チンポの臭いがそんなに嫌か? まぁ、男慣れすれば臭いで発情して自分から吸いついて頬張る様になるさ」
 香澄の不慣れさを愉しむ様に男は性器で顔中を撫で回しながら男は他の男達に目くばせをした。
 少女の反応をじっくりと撮影しようとしていたのか緩められていた男達の手が再び勢いを取り戻し、乳房を揉みしだき、膣内とクリトリスを激しく擦りたて、乳首が摘まみ捏ね回される。びくんと大きく跳ね上がる白い肢体に男の口の端がにやりと釣り上がり、少女の汗と涙に濡れた頬に、男の傘の先端から溢れた粘液が糸を引く。
 汗にまみれてしまうのが自分一人ならばまだ他の乗客に怪訝に思われないかもしれないが、顔を撫で回す男の性器から漂う牡の性臭が加わり…いやこの男だけでなく他の男達も加わってしまえばもうどうにも隠しようがない気がし、香澄は必死に口を閉じたまま男に哀願の視線を送る。――その悩ましく被虐的な表情が更に男達を愉しませる事も考えつかないまま。
 膣口を弄ぶ指が蠢くたびにくちゅくちゅと淫猥な音が漏れ、白い内腿と小振りで柔らかな尻肉が小刻みに震えているその下で、小豆程に膨れたクリトリスが指先で摘ままれ前後左右に転がされる。口を開くまいと堪える少女の小鼻から甘く蕩けた嬌声がちいさくひっきりなしに漏れ、背でガムテープで固定されたままの腕の先で華奢な指が行き場のない疼きに宙を描くその姿が酷く淫らでありながらどこか痛々しいのは、香澄自身の持つ清楚な印象の為だろう。身体は既に女性としての機能を十分に有していながらどこか繊細で優美な細工を思わせる肢体と美貌は、淫らな上に乱された服装と男達の陵辱を互いにより一層引きたたせていた。
 無残に弄び翻弄させずにはいられない匂いを全身から漂わせ、そして快楽から逃れようと左右に揺れる細腰と乳房に狂喜した様に男達の手が荒々しく柔肌をまさぐり、スモークガラス越しの陽光に上気した汗が擦り込まれる。
「ぅ……ふ…ぅぅぅ……っ!」
 引き抜かれた指と膣口の間に愛液の糸が短く伸び、そして途切れた。最初の水の様な粘度ではあり得ない糸を小型ビデオカメラのレンズに記録させようとしているのか、何度も指が付け根まで挿入され、ゆっくりと処女肉をほぐし女への愛撫と拡張を執拗に繰り返し、そして再び引き抜かれて糸を垂らさせる。繰り返される抽挿に身体を跳ねさせる香澄の口がわずかに開きかけては硬く結ばれるのを愉しんでいるのか、男の性器は限界まで張り詰め、角度を整えるのにすら力を必要としている様だった。にちゃにちゃと先走りの汁が顔を穢し、膣口のものよりも濃密な糸を何度も垂らし、傘がそれを顔に塗り込めていく。
 快楽の波に翻弄されながら香澄が考えられるのは男の性器を拒む事で精一杯であり、身体を意識するだけの余裕のない身体は他の男達の蹂躙に抵抗出来ずに徐々に溺れさせられ、男達の動きに従い淫らな動きを繰り返す。されるがまま窓側の片脚を抱え上げられ、小型カメラに二本の指を挿入され引き抜かれる光景を陽光の下撮影され、乳房にむしゃぶりつく男の舌と歯に頭の奥がじんわりと蕩けて涙をこぼす香澄の腰が、無意識に前後に揺れて男の指の抽挿に牝として馴染み、そして膣内では肉壁が蠢き、男の指を卑猥に喰い締めて拙い蠢きながらに奥へ奥へと誘う動きを自然と憶え、何度も繰り返す間に徐々に自然な動きへと変わりながら、自らの動きでより濃密になる肉の疼きが膣を痺れさせ全身へ広がっていく。
 しばらくの間懸命に口を開く事を拒み続けながらも不定期に震える香澄の尻肉の間で、柔肌を潤沢に濡らす愛液が膣内を弄ぶ男の掌まで伝い、ぬるりと淫らな光沢を放つ小さな池を成していた。中指と薬指で蜜壷を攻めるその親指が愛液の池を掻き混ぜ、そして二本の指の間の窪みへと添えられる。
「ぁ……!」
 膣口をぐいと拡げられる感覚に思わず悲鳴を漏らした香澄の口に、ぐいと男の傘が捩じ込まれそのまま半ばまで一気に押し込まれた。
 香澄の全身が跳ね、彫像の様に硬直する。
 硬く熱い男性器は有機的な臭いと共に先走りの汁を塗りつけながら傘や幹の形状を小さな舌に刻みつけ、一度動きを止めた。呼吸する事も出来ず小鼻を震わせ初めて口腔を犯された驚愕に大きな瞳を見開いた少女と、可憐な唇を割る黒ずんだグロテスクな幹を何台ものレンズが映し、記録し送信していく。
 わずかに潮の味を感じさせるぬめる液体と味よりも強い有機的な牡の臭いと、硬く張り詰めきった猛々しいモノに、嫌悪感を覚える余裕もなく香澄の頭は真っ白になっていた。夫や恋人とでないと許してはならない行為を…いやそれらの強い希望でも躊躇われる淫らな行為を陽光下の電車内で強要される屈辱や羞恥すら浮かばず呆然としている少女の口内を撫でる様に男の腰がゆっくりと前後し、口内から引き戻された先走りと唾液に濡れる幹は、鰓を柔らかな唇に擦りつける小刻みな抽挿を繰り返し、また口腔へと捩じ込まれていく。
「歯をたてるなよ」
 男の声に香澄の身体がびくっと震え、反射的に口内の異物から逃れようと顔を引こうとした彼女の頭を男の手が抑えつけ、そして怯えて見上げる瞳に残忍な笑みが映る。口内を犯され怯える少女と視線を交わす黒い愉悦に浸る様にしっかりと頭を抑え込んだまま、男は腰を前後に揺らし、口蓋を擦る傘の先端からとろりと溢れる先走りが更に香澄の口内を穢していく。これまでの様子から歯を立ててまでの積極的な抵抗を少女が行える筈がないと予想しての行為はエスカレートし、男の腰の振り幅は徐々に大きくなる。
「――吐くなよ」
 片手で後頭部を抑え片手で華奢な顎を操り喉奥を突き易くさせる男の動きに、呼吸が苦しくなり香澄が無意識に呻く様な呼吸を繰り返す鼻の先を、男の縮れた剛毛が擦った。
 揺れの少ない電車内で、少女の身体が前後から操られ揺さぶられ、かすかな嗚咽が人垣の中で溢れ繰り返される。
 口腔を犯される衝撃から無理矢理引き戻された香澄の瞳は大きく見開いたまま、目の前で揺れる男の腰を映していた。見たくて見ようとしているのではなく、自分が何を見ているのかを判りつつも少女はそれから視線を逸らす事も考えつけず、喉奥まで容赦なく突き入れ始めたモノの苦しさにくぐもった嗚咽を漏らし、首を振ろうと考えては後頭部と顎を掴む手の力に竦み、泣き咽ぶ。
「小さな口だな…舌を使え。吸いついてしゃぶるんだ」
「ん……ぅ…っ、ぅぅ……っ」
 舌遣いや悦ばせ方など判る筈もない自分への命令に、異を唱える事も従う事も出来ない香澄は、膣内とクリトリスへの刺激にびくんと大きく身体を跳ねさせた。口への陵辱を拒む事に集中する必要がなくなってしまった少女の全身が執拗に繰り返される愛撫に溺れ、引きずり込まれていく。喘ぎ声を抑える為に意識するまでもなく口腔を男性器が占め、だが喘いで性器に歯を立て嗜虐者を傷つける事を避けようとしてしまう少女の舌は快楽のたびに揺れ動き男の幹と傘の上を無意識に這い回る。
 じゅぷと音を立てて中指と薬指に添えられた親指が膣口に押し込まれ、香澄の背が仰け反りしなやかな脚が限界まで伸びて踵が床から浮く。二本だけでも十分に存在を主張する上に膣口をこじ開ける男の親指は痛みを与える筈だった。
 だが痛みだけでなく、乳房やクリトリスへの愛撫とはどこか違い、押し潰されていきながら身体中が異常な悦びの火に焙られつつ従っていく様な暗い予兆に少女は怯え、そして抗えずに甘んじてしまう。ぐいと親指が膣口を圧し拡げるたびに腰が跳ね、膣内では若い牝肉が二本の指を淫らに擦りたてて膣口や全身の快楽の返礼を繰り返す。
『こわい……』
 口腔を陵辱されながら震える香澄は、自分の中で芽生え始めている異常な感覚に戸惑っていた。生まれてから今まで味わった事のない快楽を無残に身体に教えこまれ、押し流されている状態が一瞬でも早く終わって欲しい切実な願いを裏切り、このまま快楽を与えられ続けたい…そんなあってはならない甘く逆らい難い依存に似た感覚は、男達とその脅迫だけでなく香澄自身に恐怖を与える。
「もっと吸いつけ。――そうだ、先を舐め回せ」
 後頭部を押さえ込む男の指示の声音がわずかに掠れ、口内の男性器の反応と相まって男を悦ばせているのだと蕩けた思考の中で本能的に感じ取った香澄は、涙を零しながら、かすかに首を振りながら、今すぐにでも吐き出したい男性器に拙く舌を動かす。それは全身の愛撫による悶えの中の百分の一程度だったかもしれないが、少女自身の動きを含んでしまっていた。
 駅のアナウンスが流れるのを聞きながら、香澄は全身を男に弄ばれたままわずかに視線を彷徨わせる。
 男達が自分を逃れさせる事もなければ、他の乗客に悟らせる事もしないだろう…ましてやこの行為を止める事も。そう絶望する香澄の細い眉が切なげに顰められ、口内を弄ばれ続けている為に自然と涌く唾液を漏らして音を立てまいと唇が男の幹に密着し、そして、唾液に混ざった先走りの汁を少女は嚥下してしまう。一度嚥下してしまった後は他の男の唾液を飲まされた時と同じで、穢された実感に啜り泣きながら二度でも三度でも従い続けるしかなかった。
 アナウンスに紛れる様に背中で布を割く様な音が小さく鳴り、後ろ手に拘束されていた腕が上から徐々に自由を取り戻していくのを感じ、少女の胸がどくりと高鳴る。次の駅でもしかしたら解放されるのだろうかと掠める期待は同時に不安となって押し寄せて香澄を混乱させた。今すぐ手を解かれたとしてもアナウンスから駅の停車まで一分とあるだろうか、それまでに下着を身につけ服装を整え、全身汗と唾液と愛液にまみれた姿をどうにか出来なくてはホームに降りる事など出来る筈もない。もしもこのままの姿ならば、誰の目にも無残な陵辱の被害者だと判ってしまうだろう。最初に乗り込んだ駅ですら数人の乗降客がいたのだから…いや彼らはこの集団の仲間であって一般客ではなかったが、それでも無人駅で誰も乗降しない駅だと期待は出来ない。見つかって保護をされたとしても駅員は警察に連絡をするだろうし、そうなれば両親にもこの事態を知らされてしまうだろう…。明確な思考としての形は成さないままその不安が少女を竦ませた。
 縦にガムテープの上に走った何か、恐らくカッターか何かに切られ、香澄の両腕が不意に左右に離される。短時間とは言え背後で不自由な形で拘束されていた為に肩に残る軋む様な痛みをほぐすよりも早く、ガムテープを貼りつかせたままの少女の両手を、左右の男達が引き寄せる。
 咄嗟に何も出来ずに操られた香澄の両手に、熱く硬い棒の様なモノが握らさせた。
「――っ!」
「口だけだと俺しか楽しめないだろう?手でも愉しませてくれれば三倍早くカタがつく」
 考える必要もなく本能的に悟ってしまうモノを包み込まされた手を男達の手が握り、そして上下する。
 にちゃりと先端の辺りで香澄の指に粘液が絡みつき、口内に溜まった粘液を嚥下するのも忘れて強張る少女の身体が、ブレーキによる車内の揺れで揺さぶられる。口腔と膣を犯される振り幅が増した少女の全身にまるで串刺しにされた様な激しい刺激が貫き、反射的な身悶えが両手の男性器を握り擦り立て華奢な指と手が男の形に従い上下に揺れ、膣口が親指を含めた太い塊の状態の指をぐびりと呑むうねりを繰り返しつつ濃い愛液をその隙間から溢れさせ……、
 口が、男の性器にはっきりと吸いついた。
 びくびくと全身を震わせながら強過ぎる性的な刺激に眩む香澄の瞳がとろんと蕩けた無防備なものになり脱力するのも待たず、男達の無数の手が上気した柔肌に這いずり操り始め、香澄の悲鳴は無理矢理喉奥まで突き入れられた性器とブレーキ音に掻き消されていく。男達の手で支えられていなければその場に崩れ落ちてしまいそうな濃厚な脱力感と甘過ぎる余韻を次々に襲う刺激が上書きし、底なし沼に沈まされる様な逆らいようのない快楽に異性との清純な交際すらした事のなかった白い肢体は淫蕩な痙攣を繰り返す。
 徐々に速度を落としていく電車の中で、解放されるかもしれない可能性をわずかでも思い出せずに先走りの汁を嚥下する香澄の思考には、やがて停車し電車のドアが開く音は届いていなかった。

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