『真夏日とセーラー服(仮)』朝曇り6

表TOP 裏TOP 裏NOV BBS / 朝曇り5<朝曇り6>陽炎1

 ちりちりちりとせわしない鈴の音と、それを掻き消す様に淫猥な水音と少女の悩ましい息遣いが資料室に鳴り響いていた。
 重厚な広い机の上に片足を乗せ異性へと白い内腿を自ら晒す様なはしたない体勢の香澄は、啜り泣きながらも左手で愛液でぬかるむ襞を左右に開き、右手の中指の先でニップルリングに挟まれているクリトリスを撫で回す。それまで洗われる事しかなかった突起は昨日見ず知らずの男達に散々捏ねられ潰され噛まれ抓られ続け、少女自身の知らなかった過敏な淫らな場所へと変えられていたが、休みなく攻められ続け腫れていてもまだ初々しい小振りな印象が残っていた。可憐なピンクゴールドのニップルリングの球に左右から挟まれ痛々しく潰されているクリトリスは濃密な愛液にまみれ、捏ね回すと言うより滑り撫でると言った方が近いだろうか。ほんの少しだけしか触れられないそこを白い指先が執拗に擦り続ける。
「ぁ……、ぁっ……いや……っ……ぁ…撮らないで…ぇっ……かおはいやぁ……っ」
 高く上擦った声を漏らしながら左右に首を振りたくる香澄の上気した顔と止めれない自慰のその場所をハンディカメラが往復し、汗と涙と愛液にまみれた十七歳の柔肌を記録していく。
 目の前で身悶える肢体と傘の半ば以上を埋没させた窄まりの刺激が衰えさせないのか、ぎちぎちと反り返る勃起をそのままに時任が押さえ込む腕の中で香澄の腰は卑猥な前後の動きを繰り返してしまっていた。指で開いている粘膜の谷間は動きの度に模様ガラス越しの陽光をぬめぬめと反射し、まだ牡の猛々しい隆起の陵辱を免れてはいても指や小道具で牝の悦びを無惨に刻み込まれている膣口が性の刺激にくにくにと物欲しげに肉を蠢かせている様を、次の瞬間に張り出した牡の鰓を捩じ込まれそうな肌色の窄まりを自ら異性の目とカメラに晒している状態にしか見えなくなってしまう。
 挟まれ続けているクリトリスの痛みに、指が撫でる度に腰奥から足の指先までを貫く様な鋭く甘い刺激が走り、自分が置かれている苦境から逃避する様に少女は自慰に溺れていく。小さな突起を締め付けるニップルリングが窄まりを圧し広げる傘が抑え込む腕がくねる身体に前後左右に跳ねる乳房の先端の対のニップルリングが、今自分を攻める二人の男子生徒を昨日の男達を動画を見ているであろう残酷な異性を自分と気付いていない同級生を認識させ、少女の肌が膣内が恥辱に炙られ頭の芯に煮えたぎる蜜を注がれた様に溺れていく。
 指の腹で撫でるだけの自慰が爪先で掻き捏ね回す動きも加わり、とぷっとぷっと愛液が蠢く膣口から溢れ白い背筋が仰け反り乳房が宙で跳ね、啜り泣きが甘い嗚咽に変わっていく中、ゆっくりと、少女が抑え込まれる力に屈しながら腰を揺らす中、ゆっくりと、時任が腰を揺らし始めている事に香澄は気付けずにいた。
 今にも身体が弾けてしまいそうな絶頂の予感に身悶える少女の膣口と窄まりはくにくにと揺れ蠢き、男子生徒の大きな鰓を限界まで捩込まれていたかに見えた窄まりは更に大きなモノに貫かれるに足る弛緩と収縮を繰り返し、その絶頂の瞬間を狙う様に傘を押し当てては軽く引く動きすら、続く陵辱と被虐に昨日と現在が曖昧になる少女を喘がせる。
「いくの?」
「は、はぃ…いきます…ぁふ……んっ、ぃぃ……きもちいいです……いかせてくださぃ……っ」
 安藤の問いに反射的に答えてしまってから状況を僅かに思い出しかけ、怯えかけた香澄は無意識に時任へと視線を向けた。
 秀麗と評していいだろう優等生然とした時任の残酷な笑みと目が合った瞬間、ぞくりと腰の奥が熱く疼き香澄の腰が跳ね上がりかけ、それを異性の大きな手が抑え込む…抑え込まれる異性の力の強さだけで疼ききった身体はまた絶頂の縁に追い込まれ、その笑みとカメラとプロジェクターの画像と文字列に一気に煽られる。
 ぐっと押し込まれる傘に香澄の全身がしなり、乳房の合間に溜まったいた汗が宙に弾ける。
「ぃゃぁああああああああ……っうぐ」
 限界まで窄まりを広げられる痛みと被虐が香澄の最後のスイッチを入れた様に、傘が窄まりを抜けた瞬間に悲痛な絶頂の叫びを迸らせる香澄の口が安藤の手で塞がれた。
 一気に掻いた汗が白い肌を滑らせ、内腿と牝肉はびくびくと痙攣しつつ他はしなったまま硬直する少女の窄まりに幹の根本までを埋没させた時任は、薄笑いを浮かべたまましばし見下ろしつつ動きを止めていたが、やがて腰を動かし始める。
 大きな鰓が最大であるのは当然であっても少女の窄まり擦る幹も十分過ぎるまでに太く、ずぐずぐと筋や血管の凹凸と幹自身の反り返りが恥ずべき場所を卑猥に擦り立てる…それは排泄行為の刺激に近い様でいて何かが異なると感じながら香澄は窄まりを初めて異性に貫かれた衝撃に無防備な幼児の様に泣きじゃくる。異性に身を捧げてしまった衝撃を受け入れたくない潔癖な部分と、まだ絶頂の余韻醒めやらない甘い陶酔に混乱し思考停止する香澄をそのままに、男子生徒の腕と腰はしなやかな身体を大きく揺さぶり始めた。
 ぱんと大きな音が鳴らせて男の腰が柔肌を打ち付けられ、夥しい愛液が広い面積に絡み付き滑り男の袋にニップルリングに所々に太い糸を引いて離され、避妊具に覆われた長大な幹が窄まりからぬろぬろと引き戻されては鰓が引っかかり乳幼児の様な窄まりが内側から圧されぷくりと盛り上がる。

 身体を強張らせ泣きじゃくる香澄は球や指での緩急の付いた攻めに馴染まされてはいたものの、男性器そのものでの刺激にはまだ馴染まず幹や筋の凹凸と反り返りの刺激を全身で悦ぶまでには至っていなかった。だが、恥ずべき場所を晒し犯される恥辱は貫かれる前から少女を煽り、そして窄まりの痛みと反対に、不慣れな永続的な拡張感と窄まりの薄皮を掻かれるむずむずとした感覚が徐々に窄まりに広がってくるのを感じていた。
 昨日窄まりを弄ばれてから教え込まれた洗腸を少女は忠実に守っていたが、それでも奥深くまで貫かれ抽挿を繰り返されてしまうともしかしたらと不安が過ぎってしまう。今すぐにでも引き抜いて欲しい半面もうこのまま引き抜かずにいて欲しいのは排泄物の付着を恐れたものだった。しかも昨日も今も撮影されながらであり、安心して身を委ねる事など有り得ない状況の一つ一つが内向的な少女の精神を激しく疲弊させていく。
 窄まりの外では夥しい愛液の泥濘で滑りが良過ぎるが、腸内にローションを注ぐなどの準備を行っていない為に避妊具に塗布されている潤滑液と絡めた愛液だけでは徐々に摩擦が苦しくなってしまうであろう…昨日の経験でそう感じて香澄は更に自己嫌悪に陥りながら窄まりへ意識を向けてしまう。大きい。何十人も男達に弄ばれた少女は様々な事が過ぎり混乱する意識の中で男子生徒のそれを認識して頬を紅潮させる。――口戯で喉奥まで押し込まれる事で何度も辛い思いをしていた少女は、肉体的な過酷さの中、屈折し澱んだ感覚が染み込んでいく。逃れようのない苦痛に逆らう無力さと、早く許されたいが故の生存本能的な媚びと、まだ恋も知らない少女に芽生えた屈伏する被虐の悦び。限度を越えて一方的な拷問に近いものに至らない限り、口腔を犯すものに舌を這わせ吸い付く様に教え込まれた少女は泣きながら奉仕を繰り返し、陶酔していく。強要され追い詰められる程、支配される悦びに頭の芯が痺れていく。それは強い牡を求める生物的な本能かもしれない。
 膣でなく肉壁一枚隔てた場所であっても腰の奥深くまで牡に貫かれてしまった少女は、まるで自分が筒状の人形か何かでもっと深い場所まで抉られている錯覚に襲われる。腰が引かれる度に窄まりから内臓が引き出され、そして押し込まれる度に苦しく感じるのは錯覚だろう。だが無意識に少女の手は動き柔毛を失った下腹部とその上の肉付きの薄い腹部の上で抽挿を繰り返す猛々しいものを探して撫で回す。ちりんちりんちりんと鈴の音が鳴り響き、突き上げの度に乳房が弾み汗を弾く。
 苦しさとむず痒さに呻く声は息苦しさに喘ぐ様な重さを帯び、それまでの少女の可憐な響きとは異なっていた。冷静になり本人が聞けば聞き苦しさに俯くしかない獣の様な粘り着き絡む声はそれでも余韻がどこか甘い。
 音を立てて打ち付けられる腰にただ硬直していた肢体から微かに力が抜け、香澄は机にしがみついて抽挿に耐える。腰奥に響くむず痒さは緩急をつけ繰り返し少女を侵食し続け、もどかしく堪え難さを増していく気がした。このままむず痒さが増していけばどうなってしまうか不安を感じ始める少女のその貪られる窄まりのすぐ上では、膣口が物欲しげにくちゅくちゅと蠢き、机の外に落ちる片足の爪先はまるで何かを堪える様に縮込まり、内腿を濃密な愛液が伝い落ち淫らに滑らせ、そしてむず痒さから逃れようとするかの様に男の腕の中で白い腰が僅かにくねる。
 苦しさとむず痒さに低く呻いていた香澄はやがて男子生徒の動きが変わったのに気付き、身を震わせた。
 力任せに女を抱え込み腰を振りたくるそれが射精前のものであるのは幾度となく教え込まれてしまっている。やっと解放される安堵となる筈だった。だが少女は焦燥に大きく瞳を開き首を振った。
「――いや……!」
 引き抜かれればもしかしたら避妊具越しとはいえ排泄物の残滓が付着しているかもしれない、ここまで奥深くまで太く受け入れさせられたのは初めてである上に、丁寧に繰り返したつもりではあっても自分だけでの洗浄にまだ少女は自信がない。
 激しく打ち付けられる腰に、机の上で汗にまみれた白い身体ががくがくと前後にぎこちなく跳ね、ニップルリングの鈴が腰を打ち付け合う度に僅かに遅れて鳴り響く。
「ゃ、ぃやあっ、や……あっ!あぁ……っ、あうっ、いや!」
 苦しさとむず痒さからようやく解放される筈の香澄の瞳から涙が零れ、湿った美しい黒髪が束になって宙を舞う。
 もどかしかった。
 射精されればもう刺激を失ってしまうが、執拗なむず痒さが解消されないまま行為が中断される焦燥感に香澄は身悶える。まるで男達から与えられたあの薬の様な妖しいもどかしさに、香澄の身体はよがりないていた。まだ明確な性の快楽ではないが常習性のあるむず痒さは堪えがたいものがあった。
 射精への激しい打ち付けに香澄は身も世もなく泣きじゃくる。もし今引き抜かれたら自分自身で掻かなければ辛い程のもどかしさは終わりが見えていない。
 自分の痴態が録画され、そして今まさにネット配信のプロジェクターに自慰での絶頂と窄まりへの挿入が大写しになっている事実に気付けぬまま、香澄は男の腕の中で腰を前後に踊らせて喘ぐ。
 そして唐突に全身の力を込めた一突きの後、限界まで反り返り腰奥を圧迫する状態の男性器がどくりどくりと窄まりを圧す様に脈打つ。
「いやぁぁぁぁ……!!」
 大量に精を放っているのか執拗に脈打つ勃起の圧迫と密着する袋の感触に香澄の思考が白くなる。異性に貫かれ避妊具を装着してはいても射精をされる、初めての性交に暗い絶望とそれ以上の被虐の恍惚に全身をざわめかせて香澄の膣と窄まりは愛液を溢れさせ自分の陵辱を完遂した猛々しいものを淫らに締め付け続けていた。
 それでも足りない。まるで底なし沼の様な窄まりの疼きに、机の上で力無く泣きじゃくる香澄の目の前に安藤のものが突き付けられた。

 校舎から出た香澄は日差しの強さに一瞬立ち竦む。
 あれから代わる代わるか同時にか犯され続けてもまだ香澄は絶頂に達する事が出来ずにいた…だがそれは快楽が浅いままで物足りないのとはどこか異なり、むず痒さが残酷に増していく一方通行的なものであるかの様な気がする。しかし発散され切らない疼きは少女を歯止めのない貪婪な交わりへと追い立て、四つん這いになり背後から貫かれつつの口戯ですら疼くままに受け入れさせてしまい、今もなお疼きの余韻と消えない異物感に蹲りたい衝動に駆られていた。腰が重く内腿が痛み、姿勢が悪くなるのを感じて背筋を伸ばそうとした少女の瞳に涙が浮かぶ。ずっと拡張されていた窄まりは解放されてもまだ恥知らずに緩んだままかの様な違和感が続き、少女を滅入らせる。拡張行為の後は意識して窄まりを引き締める様に昨日命じられている少女は何度もそうしようとする度に性交と思い出し動けなくなった。
 はぁ…っと漏らす泣き声の様な溜息に篭もる精液臭に思わず香澄は両手を口に当てる。資料室から解放された後、校舎の一番奥の人気のない女子トイレの洗面所でひたすら身体を清めている時ですら、濡らしたハンカチで身体を拭っているのか自慰に耽っているのか判らない状態になっていた。窓の外の人の気配で、朝練の声で、野球のノックの音で、怯えて気配を殺そうとする度にいつの間にか指がクリトリスを撫でてまう。激しい動悸を感じ全裸の状態で校庭と廊下の人の気配をそっと確かめる度に拭った筈の愛液がまたとろりと溢れてしまう。洗面台に片手をついて、膣内に窄まりに指を挿入してしまう。
 自分は狂ってしまったのかもしれない。
 二人に解放される時に助けを求めてしまった自分に、あの男達から救ってくれるのならば何をしても構わないと哀願した時二人に同情や庇護を期待した自分に、香澄は塞ぎ込む。あの二人とて脅迫者に変わりなく救われる筈などないと何故考えなかったのか。顔面射精を好んだ安藤の精液に口内も顔も胸元も濃密な精液で穢され、時任のもので拡張された窄まりの終わりないむず痒い異物感と苦しさが消えず床の上で力なく横たわっていた香澄は、プロジェクターに映る自分の初めてのアナルセックス動画がネットで流されてしまっていた事実に心が折れて啜り泣いた。異常な交わりへの罵倒と冷やかしの言葉の羅列と同時に流れる口戯に耽る己の姿は強要されて嫌々行っているものと思えない淫さで頬を染め喘ぎながら舌を絡め唇で吸い付いていた…本心で嫌がっているのか香澄自身が見ても判らないのは泣いている目元が映っていない為なのだろうか。だが目元だけでも映されていない事が救いだと考える自分の惨めさにまた香澄は涙を零す。確かに顔を撮影した画像もある筈なのだがあれは何だったのだろうか?二人の小さな善意なのだろうかそれならば酷いと責めるばかりなのはいけないのではないかと考える香澄の心が揺れる。
 ちりんちりんと微かになる鈴の音を蝉時雨が掻き消す。冷水で清め続けて少し冷えていた肌が汗ばむまでそうは時間はかからないだろう。ずっと身に着けさせられていたリボンは洗面所の石鹸で精液を懸命に手洗いしてみたもののまだどこか青臭い気がしてならない上に水に濡れていて重い。
 校門を通り抜けて街路樹の木陰の先に視線を向けた香澄は見覚えのある車に凍り付く。あまり日本では見ない大型車のその後部座席は今先刻の資料室の様に前後から男達に弄ばれるだけの広さがある事も、座席に転がされた香澄が足を広げて上げさせられても天井に爪先が届かない事も、ドアが閉ざされた直後から香澄は服を剥かれ猛る性器を擦り付けられ淫らな行為の生贄にされる事も知ってる。――そして、今日、自分が処女を奪われるという事も。
【待ってたよ香澄ちゃん】
 フロントガラスの向こう側で、男の口がそう動いていた。

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201506291513

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