おくのほそ道

〜 鈴木清風 〜

 鈴木清風は本名を島田屋・鈴木八右衛門といい、清風は俳号。

 最上村山地方の紅花や、青そ、米などの買継問屋と金貸し業もする様な「総合商社」の三代目に生まれました。
 有名な逸話に、紅花の不買同盟に対して、商品を焼き捨てた様に見せかけて大商いをしたなど、気骨のある商人として伝えられています。

 また談林派の俳人としても知られており、芭蕉とは、江戸での俳席を共にしてよりの知人でり、おくのほそ道の行脚を促したことなどを考えると、親しい交流があった事がうかがえます。

芭蕉・清風歴史資料館より参照
抜粋:『おくのほそ道』より
 尾花沢に清風といふ者を尋ぬ。かれは富める者なれども、志卑しからず。都にもをりをり通ひて、さすがに旅の情けを知りたれば、日ごろとどめて、長途のいたはり、さまざまにもてなしはべる。


< 鈴木清風略年譜 >

尾花沢で詠まれた歌仙奥のほそ道観光案内ねまらしゃい
Copyright 1997 TENPRESS Co., Ltd.