メネフネ伝説(Re: 少彦名とアスクレピオス)

投稿者[ ちょっと一服 ] 発言日時 [9月14日(土)17時39分06秒]

元の発言 [ 少彦名とアスクレピオス ] お名前 [ たかとり ] 日付 [ 9月13日(金)23時43分10秒 ]

>>  漠然と、少彦名は穀神と考えていたのですがね。
>>  しかし、生命や豊穣は、蛇神と無関係とは言えませんね。


記紀を参考にすると,少彦名命は,
かつて弥生型の開拓・都市生活に適応できず,遠くに離れていったが,
ある日,小船に乗って戻ってきて,大国主命に知識を授け,
国造りに参画した縄文ふうの人物・・・。
ある程度,国造りが進んだ時点で,謎の言葉を残して消えた。

そんな感じですかね。

小さい点では,アイヌ伝承のコロポックル伝説,ハワイのメネフネ伝説,
特に,メネフネ伝説というのは技術集団であり,次のサイトによると,
「森に住み、昼間眠って夜働く」「性格はとてもシャイで」などの,
詳しい情報が残っているので,面白いです。

箸墓伝説の「夜は神が作った」という言い伝えを連想します。


メネフネ伝説
http://www.legendaryhawaii.com/menehune/menehune.htm

>>  ギリシャ神話とも絡んでこないでしょうか?
>>  医療、蛇となりますと、アスクレピオスを連想します。
>>  日本神話とギリシャ神話の類似に関しては、いろいろ論じられていますが、
>> スクナヒコナはアスクレピオスに関係はないでしょうか。


そうですね。イザナギ神話の他,

古事記の大国主命に関わる神話にも,ギリシャ神話ふうの,
そういう妖しい趣きを感じますね。ヘルメスふうというか。
# スサノヲや大三輪も含めて。

少彦名命がアスクレピオスなのか,アスクレピオスの蛇なのか,
あるいはヘルメスなのか,
大国主命がアスクレピオスなのか,
とかの読み解き方は若干,微妙でしょうか。

しかも,直後に,「幸魂奇魂」という神霊が現れるわけですから,
なおさら微妙な組み立てを予感させます。

混沌としてはいるが,神話の息吹は共通するもようです。


古事記に,山田の案山子が出てくるせいか,
案山子に絡みつく蛇を連想してしまいます。(-_-;)
しかも,この案山子が,物知り博士なんですよね,いわば。

あるいは,鵝の件からは,鳥の羽の生えた蛇を連想します。(-_-;)


このアスクレピオスの蛇は,ヘブライズムではどうなんでしょう?
反キリストのようでもあり,モーゼの蛇のようでもありますね。

>>  アスクレピオスはさておき、日本の呪医集団はどうでしょう。
>>  昔も今も、宗教に呪医はつきものですが、古代に病気治しの集団がなかった
>> とは思えませんね。
>>  卑弥呼の教団の、セールスポイントの一つが、病気治しだったりして・・。


大陸の道教教団の動向からして,想定可能です。

あるいは,神宝を用いる神秘学的な療法は,
日本各地の神社に伝わっています。

「神官」や「王さま」の役割の一つに,「病気治し」はあったでしょう。




その他発言:



その他発言:


[ 掲示板に戻る ]