145   すまいるCubic!(ABHAR)
 
 2008年にデビューしたABHARのデビュー作「水平線まで何マイル?−Deep Blue Sky&Pure White Wings−」のファンディスク。
 購入動機はまぁ、デビュー作の割にはそれなりに気に入ったということで。
 初回特典は特になし。
 
 格別に重要なものではありませんが、修正ファイルが出ています。それぞれのインストールタイプ(後述)に合わせた方をダウンロードしましょう。
 
 本作はインストールの方法が通常タイプとアペンドタイプの2種類が用意されています。前者は単独起動が可能な従来通りのインストール。後者は本編である「水平線まで何マイル?−Deep Blue Sky&Pure White Wings−」に組み込む形のインストール。当然ながら本編がインストールされている必要があります。
 通常タイプはタイトルからダイレクトに遊ぶことが可能です。一方でアペンドタイプは本編に各シナリオが組み込まれているため、きちんとフラグを立てて進む必要があります。例えばアフターシナリオならそのエンディングまで進める必要がある訳です。
 
 コンテンツは3種類。オリジナルヒロインのシナリオにサブキャラの男キャラとの友情話に本編ヒロインたちとのアフター&アナザーシナリオ。要するにミニシナリオ集ということですが。
 ジャンルは当然ながら本編と同じくアドベンチャー。システム的に特に手を加えたりはしていません。
 足回りは個人的なプレイ環境からアペンドバージョンのものを掲載しておきます。当然といえば当然ながら本編よりも良くなりました。
 メッセージスキップは既読未読を判別して高速ですが、どこかに手を加えているのか本編に存在した(一度、既読になった)場所でもスキップが停止するケースが随所にあります(2度目以降は問題なく既読扱い)。選択肢後にスキップが継続したりしなかったり不安定です。
 バックログは別画面にて行います。ホイールマウスに対応、ボイスのリピート再生も可能です。ロード直後には使用できませんがかなり戻ることができます。
 クイックセーブ&ロードは今回も未搭載。アペンドでのプレイとなると必要と感じる機会も多く不便です。
 用語解説機能は引き続き搭載されています。この中でホイールマウスが使用できないのも相変わらず。
 
 シナリオは全体的に質、量ともに薄いです。どのシナリオも一応はテーマを持って臨んでいるようですが、Hシーンを除くとほとんどその意義を見出せません。わざわざアフターではなく、アナザーにしたシナリオもそうしただけの意味を感じ取るのが難しいです。また、本編のシナリオライターが1本も担当していないというあたり、企画に対して懐疑的になってしまいます。
 テキストによる雰囲気は概ね本編通りではありますが、一部のヒロインでちょっとキャラが違うのではないか、と感じることもありました。
 Hシーンは増量されて、シナリオによって差はありますが1〜4回程度。少ないものは寸止めのシーンで数を稼いでいるシナリオがあるからです。独断と偏見でカウントするとこれくらい。尺は回数が増えたせいか全体的に短めです。
 
 CGは本編同様に売りとするに十分なくらい美しいですが、原画、塗りともに微妙な変化が起きていて、ややイメージが異なります。特に塗りはエロ度にも影響を与えているかも知れません。
 人物(立ちCG)、背景は本編に違和感なく新規分が追加されています。
 Hシーンは半脱ぎ寄りとなり、回数増によりエロ度は上がりましたが、これでようやく通常作品なみというところでしょうか。多いとは言えない中で出し惜しみしているようなものもあって実数よりも少なく感じやすいです。
 
 音楽はCG同様に雰囲気を壊すことなく新曲が追加されています。染み入るような曲の数々にはセンスの高さを感じました。単独でも十分に鑑賞に堪えるでしょう。
 ボイスは主人公を除いてフルボイス。本編と声が違うなんてことはありません。変わらずにキャラに合致した演技を聞かせてくれます。
 
 まとめ。かなり割高なファンディスク。ボリュームも乏しく、これで7800円はちょっと厳しいものがあると思います。出来自体もちょっと褒められたものでなく、期待してプレイするとしんどいものがあります。
 お気に入り:(本編の内容を含まなければ)特になし
 評点:50
 
 内容が内容なのでキャラ別感想はありません。


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