徒然なる日記
ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。


 2005年12月1日(木)    プリンセス小夜曲1回目終了
 1人目はリーナ姫。日曜から今日まで更新しなかった理由は実にシンプルです。1周目が今日まで終わらなかったんですよ、いや本当の話。本作はプレイ時間のタイマーがついているんでわかるんですが、1周なんと30時間。私が遅いことをさっ引いてもちょっと長すぎるんじゃないですかね。「Fate/stay night」でさえ1周は23時間でしたよ。もしかしてエロゲーの1周最長記録なんでないの? あー、でも1周しかない「YU−NO」とかありますか。って比較対象がこの辺になるあたりなんだかねぇ。
 で、こうなると長さの理由なんですが……。
 うーん。気のせいかもしれませんけど、1クリックに対するレスポンスが微妙に悪いような気がします。もしこれが間違いでないなら長さが長さなだけに結構な追加になっているかも。それこそ総計で1時間以上とか。
 他にはHシーンでしょうね、やはり。本作はSoft、Lesson、Hard、Deepとカテゴリーごとに各行為(騎乗位とか3Pとか)が分かれています。各カテゴリー内には2〜4種類ほど用意されていて、その種類ごとに3〜4段階のレベルがあります。まさにそのレベルこそが問題。
 各行為を繰り返すことによってレベルが上がります。そう、繰り返すことで。2回目以降の選択は既読スキップになるとはいえ、エンディングまでには何十回と選択しなくてはならない訳で。本作はスキップが程々のスピードしかないということもあって、かなりの時間増に貢献していると思います。加えて言えば各レベル毎のテキストに違いが感じられないんですよ。下手すれば寝落ちしそうになるくらい代わり映えしないという。ハッキリ言えば退屈です。各行為1回ずつじゃ駄目だったんですかねぇ。どうせ、世間的なエロゲーでの調教じゃないのだし。ここも無駄っぽく。
 シナリオの展開そのものにも無駄っぽいところは多いんですが、2周目は個別シナリオから始められるようなんでこのポイントは保留にしときます。
 それにしても本作のHシーンはわかっていません。ま、今のところリーナ姫限定の話ですが、どうにももどかしい内容で。半脱ぎが極めて少ないという問題だけに留まらず色々と噴出しております。
 例えば結婚するまで本番は駄目ー、とか言われたりします。それは別に構いません。しかし、結婚以降に出現するレベルにおいてもなぜ素股を貫いたりするんでしょうか。どのみちCGが変わらないのでテキスト上でのことだけとはいえ、ちとこれはどうかと。
 さらに上でも書いたレベルが上がっても内容が変わらないことについて。最大4段階もあるクセに(あるから?)新規はおろか差分さえ碌にないというのは充分、許しがたいです。中でも3Pと分身についてはスタッフに苦言を呈したい! リーナとシャロット、2人の姫にしてもらうことが口でのご奉仕で終わり、ってどういうことデスカ。最初見た時には唖然としちゃいましたよ。レベルが上がっても内容が変わらない、その事実にこれほど怒りを覚えた行為は他にありませんよ。かすかな希望はシャロット姫のメニューですが、そちらにあるならどうしてリーナ姫には、と思うのは変わらないだろうなぁ。
 もうひとつが分身。魔法のハンマーによって主人公が3人に分身してリーナを、という内容なんですがこれもどうかと。凌辱っぽい構図を嫌う人も中にはいるし、何より増やすなら普通にリーナ姫の方でしょう。同一人物と3P、4Pならヒロインの方を増やすのが民意ってものじゃないですかね。私の方がおかしいのかなぁ。
 ようやくまともなシナリオの感想ですが、中盤から終盤までは正直、ダラダラ感が強いです。どうでもいい感じのイベントが続いて所詮、悪にはなりきれないんだから諦めなさいよ、みたいな話ばかりなんで序盤とは違って面白味も薄かったです。このあたりは終わりが見えなくて焦りさえ感じていたんで、余計に辛かったです。
 ラストはそこそこ盛り上がりましたが、もともとがほのぼのファンタジーなんで慣れないことをしている、と感じる向きもあるのではないかと思います。馬鹿の代名詞たるミディアが真面目に悩み始めるのなんて違和感ありすぎですって。
 それと2周目以降をプレイしないと確かなことは言えませんが、リーナ姫シナリオという趣が薄かったのが気になるところ。王道っぽいラストなんで別に誰のシナリオでも基本的には構わない感じなんですよね。
 
 定期的な更新が難しい状況にも係わらず早速、更新された二次元陳情さんの熱意に感動しつつ読み耽っておりました。言うまでもなく「車輪の国、向日葵の少女」が気になってしまうところですが、最近積みゲーを築きつつあるのでそれも難しいのが悲しいところ。
 そんな中でさらに興奮する出来事が。尊敬するEdgeworth Boxさんに取り上げていただいて「はわわ〜」とか氷川へきる氏の描くマルチのように狭いところに入り込んで悶えてました。友人には見せられない姿です。
 しかし、薄々気付いていましたがレビューサイトは風前の灯ですか。さみしい限りです。思えば私がサイトを開設するきっかけになった、えすぺらんざさんも更新終了してしまいましたからねぇ。
 まぁ、私はもともとそれほど他が気になる人ではないんでマイペースにやっていこうかな、と(知識がないからブログにすんのも面倒という理由もあります)。来てくださる方がいる限り。さすがに来るのがロボットだけになるとアレですが。
 ということで今さらながらリンクを張ってみたり。つーてもウチに来てくれている人ならとっくの昔にチェック済みでしょうけど。万が一(本気でそう思っている)未経験ならぜひに。オススメです。

 2005年12月2日(金)    プリンセス小夜曲2回目終了
 2人目はシャロット姫。プレイ時間は34時間。
 昨日も書いたように2周目以降は個別ルートから始めることが可能です。分岐は随分と後半で主人公がいよいよ元の体に戻る時が近づいている、といったあたりから。
 Hシーンも全て最高レベルからのスタートになっています。分岐からではシーン数が圧倒的に足りないし便利ではあるのですけど、それではレベルに意味がないといっているも同然ではないでしょうか。
 特に2人の姫は途中に初Hがあるのですからそのへんどうよ、と。個別ルートから始めると姫は初めてどころかすっかり開発済みという虚しさ。そりゃ、自分がやったんでしょうけどプレイヤーは知らないし。
 ではどうするかというとこれが難しい。方法その1としては2周目に入る前にふりーちょーきょうもーどで予習(?)しておくのが考えられますが、それはそれで納得いかないものが。それに本作のHシーンだけを立て続けにやっていると悲しくなってしまいそうで。
 方法その2としてはおとなしく最初からプレイするというのが考えられますが、そうすると当然何のために2周目以降用の機能があるのか、ということになりますし、なによりスキップとはいえおよそ26時間分。ちと長すぎます。本当は途中のイベントで他のヒロインを選んでみたりもしたいのですが、何分長すぎて。
 時間を見てもらえればわかるように2周目は4時間ほどで終了。言うまでもないですが言わずにおれません、ええ。すごい違いです。ゲームの設計としてちと大胆すぎやしませんか? まぁ、選択の余地なく最初からプレイさせられたらおとなしく実家に帰りたくなったかも知れませんけど。
 危惧したHシーンはやはり予想通りそのまんまでした。半脱ぎは少ないし、3Pはリーナ姫よりはましですが同じCGを使い回しているし(順番が逆だったなら発狂したかも。つまりシャロット姫→リーナ姫の順だと新規CGなし)、分身で増えるのはやっぱり主人公だし、追加要素はふたなりと、もうこのゲームは私を泣かせるつもりで作られたのか、と。そんな被害妄想にとらわれたくなるほどで。
 シナリオにもほとんど見るべき点はなく、かなりゲンナリ風味。ただひたすらにアンデットと戦うだけの展開で何を感じ取れというのでしょうか。ラストなんてジャンプの打ち切りかと思うくらいの唐突な結末と投げっぷりで呆然としていましたよ。
 シャロット姫の演説だけはちょっとばかり良かったですがそれだけではどうにもならず。正直、残りにも期待しない方が無難かなぁ。

 2005年12月4日(日)    プリンセス小夜曲終了
 仮面ライダー響鬼42話。桐矢は一体なんなのだろうか。ここへ来てこれまで以上に疑問は深くなった。道化というにはあまりにも「感じ悪い」キャラクターすぎるし、憎まれ役にしてはポジションが悪すぎる。というより憎まれ役は本来、悪役サイドで用意するものではあるまいか。
 どうやら本気で運動能力は低いらしく、神秘的な修行をさせて欲しい、ときた。彼はもしかしたら弟子にさえなれば自動的に超人的な力が身につくと思ったのだろうか(まぁ、確かに序盤の頃のように口から炎を吐いていたら勘違いしても無理ないかもですが)。
 制作サイドの狙いというものを考えると、やはり努力はちゃんとしないと駄目、というメッセージと解釈するのが妥当だろうか。さすがに近作3つのベルト(カード)さえあれば誰でも変身できる(=超人的な力を得られる)ことに対するアンチテーゼと解釈するのは穿った見方すぎるだろうし。それ以外だともしや友情物語、とか? まさかねぇ。
 まー、ひとつだけ言えることは弱いものが強くなっていく過程というものはそれだけで面白いものだけど、桐矢がいればもれなく台無しになる、ということか。
 
 「プリンセス小夜曲」。3人目はセルフィ。
 これの途中からHシーンは強制スキップしてました。キャラはけして嫌いではないのだけれど、テキスト面での本作との私の相性は最悪に近いらしく時間を費やすことに耐えられなくなって。また、2人目までに挙げた欠点は当然のように受け継いでおります。あとはショタなキャラクターがサディスティックに振る舞うというのはかなり苦手であるようです、私。
 シナリオとしてはシャロット姫とどっこいどっこい。良いところは少なく悪いところは多くといった按配。加えてご都合主義が強めなのも厳しいところ。まぁ、敵を強くしすぎたというのが最大の原因でしょうけど。
 強制スキップ使用、の段階でおわかりでしょうがかなり義務感が強くなってきました。
 4人目はユイシス。
 主人公を暗殺しようとした人物の妻で一児の母。神官で自分のことを棚に上げた説教が大好き。一人だけ異常に乳がデカい。いつでも義弟の肉体をむさぼることが第一でシリアスな場面になっても空気が読めずたしなめられる。神様が、神様が、というくせに食欲と肉欲にサラッと流される。こんなキャラクターでボイスは草柳順子。なんだか悪夢のようです。これでメガネでもかけていれば完璧かも。
 ということで遂に禁断のちょーきょーお任せモード発動。早い話がHシーンスキップですが、こんな機能がついているってことはスタッフもある程度は予測していたのかしら。っていうか、それなら初めからスキップされないHシーンを模索して欲しいです。この機能1周目から使えるしね。
 それにしてもリーナ姫&シャロット姫に比べてどうもセルフィ&ユイシスのイベントCGは出来がイマイチというか、あまりやる気が感じられないように思います(特にHシーン)。
 シナリオはガラリと傾向が変わってシリアス風味。これまでのシナリオではご都合主義、あるいはほのぼのファンタジーだから起きなかった展開が平然と発生します。さすがにぽけともんが死ぬとは予想しておらずかなり驚かされました。とはいえ、驚かされれば優れたシナリオかといえばさにあらず。ラストで唐突にレオニスが改心するのは悪い冗談としか思えませんでした。ストーリーをハードな方向に持ってきたのに最後でご都合主義で落としてどうするんですか、と。
 ラストはサーシャ。
 ここまでの4人のシナリオであからさまに見えるよう張ってきた伏線の回収話。もちろん、最初の意味不明と見えた神話もここに繋がります。シナリオとしては神の真実をサーシャは知りたい→そのためにアルを利用→4シナリオで4つのアイテムが揃う→神に会う→真実を知る→エンド、という感じなんですが、まさか神も自分たちのことはよく知らない→もうどうでもいいや、がオチというのはさすがにどうかと。
 結局、最初にプレイしたリーナ姫シナリオが王道でキャラクターも一番よく動いていたように感じました。これを踏まえての2周目以降が辛くなるのは当然ですが、運が悪いなぁ、とか思ったり。まぁ、順序を変えたら辞めてしまう可能性だってあるんですけど。
 これでオールクリアですがタイマーは39時間。そりゃ、大抵どんなゲームでも1周目が一番長いものですけど、まさか2周目以降を全て足しても1周目の3分の1以下の時間しかかからない、ってのはどうかと思います。もうちょっと配分を考えましょう。
 
 戯画の「この青空に約束を−」のキャラクターがたぶん出揃いました。で、それを見て思ったのが今回は丸戸史明氏が力を入れている、いわばライター萌えのキャラクターがわからないなぁ、ということ。恐らくはパターンからの脱却というのがあるんでしょうけど。最初に紹介された2人はメインぽいから違うだろうし、お嬢キャラや先生とも思えない。となると生徒会長の浅倉奈緒子かロリ担当の藤村静のどちらかなんですけど、どうも決め手に欠ける感じ。会長はカトレアさんぽいのがアレだし、静はそういう役割を担うには地味な感じだしなぁ。
 まぁ、パターンを変えようとしているならわからないのは当然なんですけど。しかし、抜粋されているセリフはこれだけでは意味のわからないものばっかり。
 「パルフェ〜ショコラsecond brew”Re−order”〜」についてくる体験版はどうやらそこそこに動くバージョンであるようです。ああ、きっと買ってしまうのだろうなぁ。
 
 PCエンジェル新年号。雑誌というものは紙面が限られているので紹介されるものとされないものがあります。特にこの雑誌は紹介数が多いとはとても言えないので、なおのことその傾向が強いです。
 と、これが前置きな訳ですが、それにしたって今月号で「To Heart2XRATED」を紹介しないのはさすがに編集部の意向を疑います。12月はそんなに大型タイトルが多い訳でもないのに。
 新キャラのあだ名は副局長だそうですが、そうすっと決め台詞はやはり「士道不覚悟ぉ!」だったりするんでしょうか。某誌の表紙を書店で見て怯んだのは数日前のこと。春姫さん@「はぴねす!」と真っ向勝負できそうなボリュームですよ?

 2005年12月5日(月)    囲って! 王子様
 存外早く「プリンセス小夜曲」の感想をアップすることができました。我ながら珍しいのでちと驚いていますが、ゲーム本編に費やした時間があまりに長いのでトータルするといつもと同じくらいな気も。
 ゲームの方はファンを自称する人は見ないことが賢明といった感じです。厳しい内容になる理由は確かにあるけれど、必要と思えないほど長いってのは他の要素ではなかなかカバーしきれないウィークポイントだと思います。まぁ、短く済んでいれば絶賛かというとそんなことは全くないんですが。
 
 「囲って! 王子様」。本編が終わったのでプレイ。
 ぶっちゃけて言えば「クォース」そのもの。そういや昔zyxの「淫内感染」シリーズでも似たようなのがあった気がします。あちらは独立した製品版ですけど。
 ゲームはヒロイン1人につき4ステージの全28ステージ。クリアすれば昔懐かしいポーズはそのままで脱衣していくご褒美が見られる訳ですが、これかなり難しいです。取りあえずキーボードでプレイしていたら2人目が終わる前に腕が痛くなりました。あたり前ですがジョイパッドがよろしいかと。
 売りのファンタジーではあり得ないコスプレですが、予想以上に微妙です。4ステージ目で衣装が変わるんですけど、それまでとポーズが同じなだけでなく、露出度もかなり控え目なので期待しすぎると結構ツライと思います。例えばシャロットさんはスク水なんですけど、肩ひもさえ外れていない完璧なガード具合。ホントにこのスタッフは何を考えているのか、と憤るより涙しそうになりましたよ。

 2005年12月7日(水)    薺ヶ好開始
 期せずして遭遇した大ボリュームゲーム「プリンセス小夜曲」。これの後ですから必然的に手軽に遊べるゲームにしよう、ということで「薺ヶ好」をチョイス。予想通り短時間で終わるショートシナリオが心地好いです。そう思ってから別段ありがたがることじゃないよなぁ、と考え直しました。
 取りあえず「碧ヶ淵」関係のものを消化。
 本編をプレイしたのは2004年2月ですからおよそ2年近く前のことなんですが、久しぶりに再会してもやはり彼女たちは実に魅力的でした。せり、梓、アンリの3人は絶妙のバランスで三角形を描いています。その中心にいる主人公がどれにも近づけないでいるのも頷ける話です。将来的に誰か一人を選ぶという話はいかにも無理そう。
 物語はなすなが新たな頂点となって四角形で主人公を囲むという話なんですが、単一キャラとしてはまだしも同じ土俵に上がるのは正直厳しいかも。もともとがそういう、3人娘に比べて一歩退いた配置で設計されたキャラクターですからね。
 シナリオはやや微妙な面が見られます。ま、率直に言って本編で不遇のヒロインにスポットをあてるゲームでシナリオのネタが「すれ違いでうまくいかない」っていうのは間違っていると思います。プレイヤーを焦らそうってことなんでしょうけど1週間のお嫁さん期間(4人で持ち回り)で月曜から土曜まですれ違ったまま、というのは本気でどうかと思います。それも画面全部を使って月曜日とか火曜日とかまるでカウントダウンのような表示のシステムで。
 プレイヤーは本編の3人娘に負けないくらいなずなとイチャイチャしたいだけなんですよ。ただでさえ少ない期間をそんなことに費やしたいはずありません。そういうネタはもっとボリュームの大きな話でお願いしたいです。学園の話とかいくらでもネタはあると思うんだけどなぁ。
 本編の時から思っていて、このファンディスクで確信したんですけど、主人公ってばなずなの胸に興味がないですよね、どう考えても。なんと脱がす確率5分の0デスヨ。これじゃあ、梓やせりが主人公に対してアンリに甘いと考えるのも無理なからぬことです。そんなにきょぬーは偉いですか……。わたしはどっちかというと大きい方が、な人ですが(誰も聞いてません)さすがにこの作品をプレイしているとアンリ以外が不憫に見えて仕方ないです。
 正直言ってHシーンはあまりエロくなかったというか、特典本の漫画「なずなであそぼ」の方が遥かにエロかったと思います。こういうことがあったからお嫁さんに立候補してきたorお嫁さんになったからこんな馬鹿エロなこともしてます、って感じの方が良かったと思うんですけどねぇ、ゲームの方も。
 そして、なずなシナリオクリア後にプレイ可能なシナリオはひんぬー同盟とでも名付けたくなる内容ですた。なんか私の仮説を裏付けているように見えるところがまた悲しい。にしても秘薬で一晩だけ巨乳化ってホルモンのバランスとか壊れそうで怖いですな。
 あー、書き忘れてましたが一部の人にとっては重要な情報を書いときます。なすなさんはジョブチェンジしたのでメイド服は着ません、以上。
 
 サンデー1号。もうそんな時期ですか……。
 「金色のガッシュ」:作者が右手を怪我して休載。よく漫画家に対して担当がギャグで死んでもいいから右腕だけは守れ、とか言ったりしますがどうやら庇えなかったようで。
 「聖結晶アルバトロス」:また絵に描いたような(描かれてますけど)バトル漫画ですなー。正直、内容はどうでもいいですけど、表紙のカラーに比べて本編のヒロインさんの美人度が明らかに低いのが気になります。似たようなことは「あいこら」にも言えますけど。
 「最強!都立あおい坂高校」:1、2、3、4、5番目ですか。カラーでもないのに「MAJOR」よりも「クロスゲーム」よりも前にあるなんてビックリです。そういや単行本とか高く買い取っているところもあるようでもしかして人気あるですか?
 先週は苦しくとも結局は右京活躍の回。だから、今週は大ピンチ。来週はどうなるのかしら。もしかして過去エピソードとか?
 「結界師」:実は未だに疑問に思っているんですが限は本当に死んでしまったんでしょうか。どうもアトラの件とかお姉さんの件とか不自然に思えてならないんですよねぇ。こんな展開の割りには「いつ唐突に終わりを迎えるかもしれない」ってな死に学ぶ会話もないし。考えすぎかしら。
 「MAJOR」:中途半端に実在の選手を扱っているのでどうしてもうまくいきすぎ、と思えてしまうんですよねぇ。
 「ブリザードアクセル」:なんかペアの時といい相手のオーバーなリアクションを見ていると「ミスター味っ子」を思い出します。それもアニメの。陣や五反田にどの程度の尺を割くかに注目してます。
 「ハヤテのごとく!」:ネタではなく純粋に展開として無茶しすぎな気も。もしかしなくても今週で西沢さん家の出張執事は終了なんですよね。せめて前編後編くらいで。
 「見上げてごらん」:なにゆえこうも盛り上がらないかね、この作品。強くなる過程もサッパリだったし、試合も駄目。本当に「ファンタジスタ」と同じ作者?
 「絶対可憐チルドレン」:ああやっぱり。先週の引きはもちろん、それ以上に能力説明が怪しいと思っていましたが。ただ合コン相手に特別意味がない、というのは意外でした。全体としては良エピソードだったと思います。
 「道士郎でござる」:えーと。もしかして終わりが近いのでしょうか。今週に入っていきなりそんな匂いがプンプンと。気のせいであって欲しいです。

 2005年12月9日(金)    薺ヶ好終了
 残りの「宵待姫」関連とその他を消化。
 さすがにプレイしていないゲームの後日談なので落ち着かない感じがどこかします。一応はあらすじを教えてくれたりはするのですが、かなり大雑把な流れだけなのでプレイ中に細かいイベントの話が出てきたりして「ふーん、そうでしたか」とか思うことしばし。
 そんな風な人間からすると、なずなと同様にメインとして扱われている若葉のエンディングが本編にないというのはかなり意外に感じました。だってヒロインが5人しかいないゲームで3番目に重要そうなキャラなのに。しかも、ツンデレ巫女さんでボイスが青山ゆかりさんですよ? きっと当時のプレイヤーはエンディングがないことに驚いたでしょうねぇ。あり得ないとすら思ったかも。
 2つのメインメニューを終えると進めるのが「???」。
 早い話が新作の予告編なんですが、これがもうなんというか。ボイスなしだわ、Hシーン前はコマンド総当たりだわ、アホ毛が分身して見えるほどに動くだわ、グルグルまなこだわ、Hシーンは寸止めだわ、もう何かの嫌がらせですか? と聞きたくなるほどで。
 もうちょい真面目に書いてもこれまでどちらかというとリアル寄りというか、日常から当たり前のようにデフォルメするキャラを描いてくるブランドではなかったのでその落差にかなり戸惑いました(なにせそんなヒロインたちのファンディスクですから)。設定でお約束はあってもキャラそのものはそれに縛られないヒロインばかりだったのにねぇ。
 断片的にしか見えていないですけど、メインヒロインのみこういうノリとは思えないのでそうなると個人的に期待できない感じ。「薺ヶ好」の企画が企画だし応援したい気持ちはあるんですが、これではちょっと。
 ゲーム感想は近日中に。
 
 「ダンシング・クレイジーズ」。ぼちぼちとレベルアップしているのですが、まだまだ
サッパリ。つーか、宮子に勝てません(泣)。うまくいかないと主人公を狙われて始まってすぐに敗北、ということもあるんですが愕然とさせられるのは序盤でうまく宮子以外の支援者を全滅させた時。こちらは誰も失っていないからタコ殴り状態なのになんと時間切れでこっちが敗北するんですよ。攻撃がなかなか当たらないのが原因なんですけど、支援者の命中率を上げる方法なんてないし、もうどうしろと。ちょっとやそっとレベルを上げたくらいではどうにもなりそうもなく、かなり高い壁にぶち当たったという感じ。よしんば倒せても最後には勢揃いで来る訳だしなぁ。
 
 今週の買い物は予定通りに「To Heart2 XRATED」1本。例によって例の如くヨドバシで買ったんですが、今回も予約していなかったにも係わらずスティックポスターがついてました。最初、本体と同じくらいの段ボール箱を出してきたのでなにかと思いましたよ。
 よーわかりませんけど、この縦に細長いポスターがこれからしばらくオタから金を吸い上げる定番アイテムになるんですかね。なんでもこれ用のバインダー(もちろん描き下ろし)が出ているようですし。私は絵が見られたのでもう満足。あんまり良いな〜と思えるものはなかったですけど。背景色が統一なのもちと不満。
 予想はしてましたけど、やはりパッケージはヒロインの集合カットではありませんでした。原画家が豪華なんで期待していたんですけど残念。「こみっくパーティー」みたいなの好きなんだけどなー。
 中のチラシによると新作はみつみ美里氏のデザインによるファンタジー麻雀? だとか。しかも、アニメーションて不安ばかり大きくなるのは私だけかなぁ。さすがにリーフですからこれまでの多くのメーカーのように、そもそも麻雀になっていないとか上がることすらできないなんてことはないでしょうけど。アニメ、ねぇ……。本作程度のレベルではとても満足するとは思えず。

 2005年12月11日(日)    To Heart2 XRATED1回目終了
 メジャー2nd Season1話。前回の引きをやるかと思っていたんですが特にやらなかったですね。まー、先週まで再放送していたからいらないと言えばいらないですけど。
 オープニングを見て思ったこと。
 みんななんだか1st Seasonとは別人のようデスヨ。桃子さんとか基本的に変わりのない人たちが。特におとさんの写真のカットをわざわざ書き直して別人になっているのはどうかと。同じ世界だし、スタッフだって基本的には同じなんだから変えることないのに。同じ写真が違うってのは不自然ですよ。
 と不安一杯でしたが、本編に入るとあら不思議。尖ったデザインは鳴りを潜めて以前の続きという感じでした。ただ、個人的な要望としては小森の声優だけは変えて欲しくなかったかな〜と。小森だけは永遠にあの声が良かったです。そういや寿くんに思いを寄せる彼女(名前忘れた)がやけにクローズアップされていて驚きました。つーか、こうしてアニメで見るまで存在を忘れてましたよ。
 見終わって不安になったのはやはり高校編まで2クールでやる気なのだろうか、ということ。いくらなんでもさすがに無理があるんじゃないかなぁ。
 
 仮面ライダー響鬼43話。なんかトドロキ関連の話に深刻さが感じられないのは私だけでしょうか。今回で再起不能とか言っているけど、サラッと復活しそうな気がしてなりません。再起不能になるのはザンキさんではないのかと。深刻度については天と地ほども差があるし。トドロキなんてそんな伏線一切なかったしねぇ。
 
 「To Heart2 XRATED」。1人目は久寿川ささら。プレイ時間12時間30分くらい。
 いきなり追加キャラから始めるのもどうかと思ったんですが、マップ画面にそのお姿が出るともう我慢できずひたすら突き進んでしまいました。
 シナリオに対する予想は半分は当たって半分は外れた、という感じでした。当たったところというのは「こみっくパーティー」の新キャラ御影すばるシナリオのように全キャラ絡ませたデラックスな展開になるんだろうな〜、というあたり。外れたのはまーりゃん先輩の存在。ってそんなの予想できるはずないですけど。
 しかし、このシナリオで期せずして「To Heart2」の欠点が剥き出しになってしまったような。以前も書きましたけど、各キャラがそれぞれのシナリオで全くと言っていいほど絡まないんですよね。正直、同じ学園にいるのが無意味と言ってもいいくらいに。
 よってささらシナリオは絡むと言っても、ほんのちょっぴり絡ませるのがやっと。これでも頑張っているんですよ、というライターの声が聞こえてきそうなほどでした。複数ライター制だから、というのは言い訳になりません。「To Heart」が同人の一般でも盛り上がったのはキャラクターの横の繋がりが無関係ではないと思うんだけどなぁ。それこそ氷川へきる氏が出てきたように。
 ヒロインとしてのささらさんは非常に魅力的でした。タマ姉とキャラが被る面を持っていることが却ってその違いや個性を浮き彫りにしていたと思います。シナリオでもキャラの個性をうまく対比させることに成功していたのではないでしょうか。
 テンパってしまうと前触れもなく突拍子もない行動に出てしまうあたりはかなりラブリー。喫茶店のおみくじマシンに連続投入する様子はかなりツボでした。不満と言えばシナリオのボリュームの割にイチャイチャするシーンが少ないことでしょうか。なにせ碌にデートもしてくれませんし。
 問題点は嫌われ者や鬼の副長な部分。シナリオとしてはまーりゃん先輩を除けば主人公だけがその内側の優しさに気付けたはずなのに、実際には鬼の部分がサッパリ描かれていないあたりですか。どう見ても内気で可愛いキャラにしか見えません。ゴスロリが似合いそうな可愛らしい外見も偏見を持たれる意味ではマイナスポイントだし。
 シナリオはなんというかまたかよ、という感じでした。主人公の女が苦手という設定をフルに発揮。それだけでなく数字にすれば天文学的になりそうな鈍感数値を誇ってます。そんなところまで追加シナリオでパワーアップすんなよ、と。そこいらの鈍い主人公なんて貴明くんを見れば裸足で逃げ出すこと間違いなし。
 その超越したレベルを示すエピソードをひとつ。
 中盤をすぎたあたりでなんだか2人はぎくしゃくしています。貴明くんはささらさんを守りたいけど、やましい気持ちで接してはいけないと思っています。一方でささらさんはすでに貴明くんが大好き。一向に自分に触れてくれない(ささらさんはとある事情からスキンシップが大好きなのです。序盤は主人公がアクシデントでよく見たり触れたりしていました)のを悩んで、まーりゃん先輩にそそのかされてスク水メイドになってしまうほど追い詰められていました。
 意を決したささらさんはデートに誘いますが、進展するどころかますます空回りするばかり。もう帰る頃合いかという時、ささらさんは思い余って暴走。ラブホテルに入って貴明くんを誘惑します。もちろん、チキンな彼が手を出すはずありません。
 貴明くんの行動は言うまでもなく問題ですが、恐ろしいのはホテルで「どこでも好きにしていいのよ」とまで言われて相手の好意に気付かないところです。アンタ、人間? と多くの人は聞きたくなるでしょう。
 この後も酷いもので何度も何度も各キャラから叱責され、励まされ、諭され、それでようやく、本当にようやくうまくいきます。ちなみに同じ人間に何度も教授されてます、貴明くん。個人的な意見を言えばこのみは甘やかしすぎだと思います。雄二も。あの一連の行動は実は最初から援護射撃のつもりなのでは、とか思いますよ。
 そして、晴れて恋人同士になった後の貴明くんのモノローグ。散々まわりに迷惑をかけておきながら、
 「今の2人を世界に見せつけたくなる」
 などとのたまいます。グーで殴っていいですか?
 貴明くんの鈍さは全体のバランスにも影響を与えています。恋人になるまでの過程が長すぎるので、その後の家族の問題編が妙に足早かつ唐突な印象があります。
 というかささらさんの態度もなんだか妙で。中盤でお父さんと出かけた時には嬉しそうだったのになぜ、終盤になると不自然な接し方になっているのか。どうも細かいところでシナリオの齟齬が起きている気がします。
 Hシーンは期待通りとは行かず最後に1度だけ。まぁ、その1度が悪くなかったのが救いでしょうか。つーか、初めてなのに卑語というか羞恥プレイなのはどうよ、と。「さ、ささらのおっぱいも食べて−」とか言われたら脳が中学生に戻ってしまいますよ。恐るべき会長です。
 ああ、そうそうこのライターさん、「ず」と「づ」の使い方よく間違ってます。「うなづく」という表記が10回は見られました。中には「後づ去った」なんてのも。言うまでもなく「後退った」の間違いです。ワープロで仕事しているならなぜ変換されないかくらいは考えて欲しいところ。

 2005年12月13日(火)    To Heart2 XRATED2回目終了
 2人目というか2シナリオ目は姫百合姉妹&イルファ。プレイ時間はトータルで23時間弱。単体だとおよそ10時間。
 ここからPS2版にもあったシナリオということで、プレイ済みの人間としては主に変更点が重要になってきます。
 結論から言うとHシーンの追加以外に大きな差異はありません。私が気付いていない可能性もありますがそれも些細な違いではないかと思います。最大の変更点は珊瑚のお風呂上がりイベントがきちんと18禁対応になっていたということ。しかも、わざわざ事前に予告するあたりが何と言いますか。大事なのはHシーンだけではない訳でそれをわかっているスタッフに感謝。まー、私としてはどちらかと言うと珊瑚の表情の方に得した気分になったのですが。珊瑚は割と同じ表情が多いのでああいうのは貴重な気がします。
 Hシーンは「追加」をどう感じるかを焦点に見ていましたが、やはり付け足しのイメージが強いようです。1回で終わる、最後に用意する、このあたりの条件を他シナリオも忠実に守っていそう。
 2005年も終わろうという時期に1回で終了というのは(予想できたとはいえ)どうかと思います。そりゃ「こみパ」や「To Heart」みたいにDCEやPSEとして出るよりはましですけど。しかも、1回で関係の変遷だけは1〜3回以上はこなす最近のゲームと同じことをしようとしているのでどうも違和感が。本来Hシーンを数回こなさないと出てこないようなセリフやプレイがボロボロと。
 個人的にせめて2回は欲しいし、その間を繋ぐ関係が変わった後の日常も欲しいです。いっちゃんに迎えに来てもらって雄二を悔しがらせるとか、みっちゃんとしっちゃんを登場させるとか。せっかくデザイン画だってあるのに。つーか、XRATEDで最も望んだ追加要素はみっちゃんとの再会イベントだったのに。そうすれば、ぬいぐるみとの別れなのに妙にしんみりしたバス停のシーンに本当の意味ができたのになぁ。結局、再会しないことには無意味だよね、あのシーン。ああ、3センチ……。
 シナリオの方は変更はないのでPS2版と同様(2005年1月9日参照)。向こうにないところで少し書くとするなら、珊瑚は主人公が本当に好きだったんだ、とHシーンを見てようやく納得した、とか。正直、どこまで好きなの? と思うことがしばしばでしたから。
 後は主人公の駄目駄目っぷりがHシーンまで発揮されていたり、とか。よもや珊瑚といっちゃんにお風呂で泡踊りしてもらって、それでも素直に好きと言えない、ってどういうことなのかと。本当に感情とか持ってんの? 実は単細胞生物? とか聞きたくなりますよ。下手すっとこのチキンな性格に加えて「言わなくてもわかるだろ」とか「言わない方がカッコ良い」とか思ってそうな節があるのが救いがたいです。

 2005年12月14日(水)    To Heart2 XRATED3回目終了
 3人目は笹森花梨。プレイ時間はトータルで27時間弱。単体だとおよそ4時間。
 ボリュームが少ないことに加えて、お気に入りのヒロインではないのでボイスをほとんど聞かなかった結果、これほどまでに差が出ました。ボイスを全て聞いても6時間がせいぜいでしょうから、やはり差は大きいです。本作のすごいところってサイズに気を配らないところですよね。
 ここまでの2シナリオの主人公がかなり駄目駄目であったので、その反動か花梨シナリオの主人公はだいぶましに見えました。つーか、Hシーンとかどう見ても別人です。Hシーンと言えばそれに付属する形で告白シーンが入ったのは実に良かったと思います。これで少しは恋愛ものらしく見えるようになったかも。
 再プレイでもシナリオの印象はあまりよろしくないです。たたでさえ短く感じるところに使い回しのイベント、ミステリ研と全く無関係ないラストイベント、普通に楽しくない同好会活動。正直、プレイ前のプロフィール段階から花梨のことを気に入っていないとツライと思います。あと火事場でキスシーンってそんなのハリウッド映画だけで充分ですから。ホント、このシナリオだけは何が言いたいのかよくわからない。
 Hシーンは、というよりそこに至る繋がりが意味不明。まぁ、主人公さえわかっていないのだからプレイヤーにわかるはずないのかも知れません。当然のことながらラストに1回付け加えただけです。
 姫百合姉妹シナリオの例で考えるなら通常イベントにも追加カットがあるはずだと思うのですが、キャラの気に入り方の違いでしょうか、サッパリわかりません。もしかしたらHシーン前の1枚が通常イベント扱いでカウントされているのかも。
 
 サンデー2号。
 「聖結晶アルバトロス」:お姫様の言動が良い感じ。「今は是非あちらを向いていてください」とか微妙におかしなセリフでキャラが立ってきています。そのうち「あなたを犯人です」みたいな某洗脳探偵的迷セリフが出るかも。
 エロゲーに出てきそうなコテコテの幼馴染みさんが素敵です。あの主人公じゃ一生報われそうになくて不憫です。
 「MAJOR」:松坂や渡辺(俊)のモデルキャラがあっさり打たれているのに、吾郎が苦もなく3イニング以上を抑えられるというのはさすがにどうかと思ってしまう。
 「ブリザードアクセル」:前回から思っていたのだけれどフロストクィーンの加藤くんはなんかドラゴンボールに出てきそう。もちろん雑魚キャラとして。眉の動きが少しずつ大きくなっていくのがラブリー。
 「道士郎でござる」:ああ、さらに終わってしまうオーラが濃くなってきたような。
 「最強!都立あおい坂高校野球部」:遂に右京の幼少時代のあだ名に関するエピソードが明かされました。なるほど、これでは高校で再会した時に呼ばれれば嫌がるはずです。5人の絆は格好良いし、見ていて熱くなりますけど、このパターンだと来週はまた大ピンチなんだろうなぁ。しかも、来週は合併号だからすごいところで2週間待たされるかも。
 そういや先週は前から5番目、今週は後ろから5番目。まさに天国から地獄?

 2005年12月16日(金)    To Heart2 XRATED4〜5回目終了
 4人目は草壁優季。プレイ時間はトータルで28時間とちょっと。単体だと2時間くらい。再びボイスを全て聞くスタイルに戻ったので花梨シナリオとの差が随分と詰まってます。
 改めてプレイするとシナリオに矛盾があるようなないような? まぁ、どのみち短編シナリオなんでそこらへんは詳細な設定があろうがなかろうが触れる気はないんでしょうけど。どのみち不思議系シナリオはご都合主義でないと成立できないし。
 幻想的な雰囲気ゆえかHシーンへはほとんど違和感のない移行で軽く驚きました。PS2版をプレイしていない方なら付け足し感は全く感じないのではないでしょうか。取りあえず、このシナリオでも主人公がヘタレというかチキンにならないで万歳といった感じ。
 個人的にちょっと残念だなー、と思ったのはラスト。せっかく雄二を出したのだから優季を交えた会話を展開させて欲しかったです。つーか、ぶっちゃけうらやましがらせたい、と。なぜか雄二という悪友キャラにはそういう感情を抱きます。他の作品の同位置のキャラにはほとんど何も感じないのだけれどなぜかしら。本編中で言われ放題だからか、それとも主人公が駄目駄目だからか。
 5人目は柚原このみ。プレイ時間はトータル33時間近く。単体では4時間半。このみシナリオは他のシナリオに比べて特殊です。選択肢が好感度調整というより話題の提供といった風情なので、彼女がお気に入りなら必然的にセーブ&ロードで全て選びたくなります。ということでプレイ時間はそれに準じたもの。普通にプレイすれば3時間くらいではないかと。いかに共通シナリオに出番が多く取られているとはいえ、メインヒロインが優季を除いて一番短いってのはどうかと思います。
 シナリオに関しては過去の日記で書きたいことは書けていた(確認)ので追加することは特になし。
 Hシーンはやはり1回。しかも、時間軸的にもそのまんまなので付け足し感が素晴らしく強いです。もしかしたら追加テキスト量も最も少ないかも。特筆すべきはやはり春夏さんでしょう。娘の初体験をお膳立てするなんてどんなスーパーママさんぶりですかと。もうこのみは一生頭が上がらないのではないでしょうか。まぁ、どのみちそうだろ、って話もあるかもですが。私的には本作一番の萌えキャラってやっぱり春夏さんだよなぁ。出番は増えたけどもうちょい冷やかすシーンが欲しいですよ。「出張の度にこのみをタカくんに預けた甲斐があったわ〜」とか。本田知恵子サマの演技に痺れまくり。入浴剤イベントとか何度聞いたことか。
 このみシナリオをプレイしながらしみじみ思ったこと。
 ひとつは、義妹とお隣さんは似ているようで全然違う、ということ。これは良くも悪くもですが、表現方法とその幅の違いに考えさせられることがしばしばあります。このみはお隣さんとしてよく描けていたと思いました。あくまで描いている範囲内の話で密度を考えれば不足しているものは多いと思いますが。
 もうひとつ。主人公を少しでもましに見せるために、ささらシナリオからプレイする、というのはかなり有効かもということ。ヘタレぶりに関してこれ以上のシナリオはないのでこれを最初に終えてしまえば、あとは基準値が基準値なのでそれほど苛立つこともなくプレイできそう。もちろん、1シナリオ目で挫折する、という可能性も無きにしも非ずですが。

 2005年12月18日(日)    To Heart2 XRATED6回目終了
 ようやく「薺ヶ好」のゲーム感想をアップ。実のところ、「To Heart2 XRATED」の2周目が終わるくらいまではすっかりと忘れていました。気付いた後も何分「宵待姫」をプレイしていないだけに書こうかどうしようか迷いましたが、結局は書くことに。そういう立場の人間の書いたものとしてとらえてくれれば幸いです。
 
 メジャー2nd Season2話。早くも飛ばしてるなぁ、と。原作でも山根のエピソードはすごいスピードでしたがアニメはそれを軽く上回ってます。もう障害が障害になってませんよ。
 取りあえず吾郎に揚げ足を取られて騒ぐ清水が可愛かったです。
 
 仮面ライダー響鬼44話。今週はサービスエピソードってことなんでしょうか。特に腐女子やお母さんの喜ぶ場面の連続。ザンキさんとトドロキのアップ、ザンキさんのヌードはもう永久保存ものですな。っていうかこんなことしているから視聴率が延びないんでないの?
 真面目なラインでは例え仮初めだとしても死んだ人間が生き返るというネタを用いて欲しくなかったですね。マジレンジャーだって本当に死んだ人間は生き返らないのに。
 
 「To Heart2 XRATED」。6人目は小牧愛佳。プレイ時間はトータル37時間くらい。単体では5時間。
 気のせいか随分と短く感じました。病院通いもあれで終わりでしたっけ? 改めて見るとあの程度の接触で主人公が郁乃に認められるのはかなり苦しいような気がします。へそ曲がりの人間でなくたって3回会っただけではねぇ。
 シナリオは追加分のために思い切り齟齬が生じています。3時間で桜を用意、とか言っていたのになぜかHシーンに突入。おいおいとか思っているとその日は終了。3時間のはずが翌日になってます。テキトーだなぁ。あとよく考えてみるとあの桜って病院でみんなでやったんですよねぇ。当たり前ですけど。その様子とか考えるとちょっと。しかも、その後キスシーンだし。なんだかなぁ。
 Hシーンは違和感ありまくりでした。いえ別に委員ちょの性癖がなんであれ構わないんですよ。ただ、その2つを組み合わせることで雰囲気が他のヒロインのそれとは一変しているのはどうなのかな、と。フェチゲーって訳でもないのだし。加えて原画もそれに加担しているご様子。絵が変わってきている(塗りも)こともありますが、原画家が何かに挑んだ結果、生まれたようなヒロインの表情がとても微妙です。そういうのは新作で試した方がいいのではないでしょうか。何か色々と濃いです。
 
 12月12日に二次元陳情さんとこが更新されていたのを今日になって知りました。何気なく見たら見慣れない名前が上がっていたのでようやく。いつも一人懇親会のところから見ているから全くもって気がつきませんでした。日参しておきながらこの体たらく。一体、なんのためにねぇ。
 ところでアップしたタイトルが「MOON CHILDe」ということは「プリンセス小夜曲」はやはり、……ということなんでしょうか。

 2005年12月20日(火)    To Heart2 XRATED7〜8回目終了
 7人目はるーこ・きれいなそら。プレイ時間はトータル43時間半。単体では6時間ほど。
 もしかしたらHシーンが追加されて最も割りを食ったヒロインは彼女かも。まぁ、だとしてもその理由は自業自得なんでどうしようもないんですけど。早い話、るーこというキャラはその性格を含んだ喋りが最大の魅力です。普段は個性的で良い感じの演技がHシーンになると突然……。下手なだけならまだしも演技自体が別人になってしまっているのが痛恨。
 やはり餅は餅屋ということでしょうか。最初からXRATEDを見据えて両対応可能な表声優を選ぶくらいなら、エロゲーの声優を選べば良かったのに。昔ならまだしも今現在、そこまでの差がある訳ではないんだし。
 8人目は十波由真。プレイ時間はトータル48時間。単体では4時間半ほど。
 あー、やはり駄目です。2回目になりますが、このシナリオに納得いきません。どう考えたって仕掛けに無理がありすぎる。よくもまぁ、ライターはセルフチェックでOKを出したものだと感心します。普通に考えて不自然ですよ。あとですね、あんなところで抱き合ったらどう考えたって頸動脈とか掻っ切ってお亡くなりになると思うんですけど。絵とか構図とか見た目の美しさにこだわるなら舞台にももっと気を配ればいいのに。
 るーこシナリオほどではないもののHシーンの演技も芳しくありません。セリフや口調に個性が出ているキャラほどHシーンになると別人になりやすいようです。やはり、表声優の限界ってやつですかね。普段はやらないことをさせようってんですから。あるいはそうした分野の演技を、する方もさせる方も甘く見ているのかも。
 
 本日の本屋で勘違い。
 少女漫画の「萌えカレ」というタイトル(もちろん未読)を見て「萌えカレー」かと思った。間違いに気付くまでの数十秒の間、かなりドキドキしました。一体どんな漫画なんだろうと。わずかな時間でしたがあらぬ妄想までしてなかなか楽しかったです。こういうドキドキは久しぶりだ。

 2005年12月22日(木)    この青空に約束を−体験版
 まぁ、結局は買いました。「パルフェ〜ショコラsecond brew ”Re−order”〜」。まだ未プレイなんですけど、短編3部作のゲーム化って私はてっきり立ちCGによる寸劇のみかと思っていたんですが、ちゃんとイベントCGもあるんですね。パッケージを見て最初は何かと思っちゃいましたよ。
 
 「この青空に約束を−」体験版。当然というか何というか目当てはこれな訳で。
 時間にして1時間ほど。ホントにプロローグのみの内容。それもかなり駆け足気味。
 ヒロインの大概とゲームが始まる前から寮で一緒に暮らしているという設定なので、その関係は後から時間をかけてフォローしていく、といったような構成になってます。よってプレイヤーは若干、置いてきぼりな感ありです。
 いきなり皆が親しい空間に突っ込まれるので違和感の方を強く感じます。主人公のモノローグによるヒロイン紹介も無いに等しいので日常会話が日常会話として受け止められない感じ。寮の空気が読めないのでそれが当たり前のやりとりなのかわからないというか。
 体験版ラストの寂寥感モードってやつもいきなりすぎてプレイヤーは戸惑うばかり。昔から島に住んでいる人間からすれば当然の感傷なのかもしれないけど、外から入ってきたプレイヤーにすればその認識が誰でも等しく同じというのはどうかと(なにせ部外者であるはずの凛奈さえ同じ認識なのだ)。
 製作時間とボリュームに制限のあったがゆえの体験版と信じたいです。全体的にフォロー不足といった印象。製品版では充分なテキスト量による改善を望みたいところ。丸戸史明氏の得意技である軽妙な掛け合いも切れ味が鈍い感じです。つーか、全てキャラ描写が不足しているところに起因しているんですけども。
 
 話し変わってキャラクター。
 「パルフェ」が落ち着いたキャラクターデザインだったせいでしょうか。立ちCGが近くなって描かれている範囲が狭まったせいでしょうか。なんかすげー子供っぽく見えるんですけど。年下はもちろん教師キャラまで。CGによる感情表現もかなりSD描写はいってます。「パルフェ」だとあり得ないくらいに。これが学園もの効果というやつなんでしょうか。なんか慣れるまで時間かかりそうデスヨ。
 他にも気になるところは多いです。声優の演技がかなり微妙であるとか。北都南さんと草柳順子さんの鉄板2名を除いた残りのメンツがねぇ。奈緒子なんて良キャラなのに声がなぁ。聞き続けている内にイメージが変わると思いたいです。あと気のせいかもしれませんけど、メインヒロイン凛奈の声がこおろぎさとみさんのように聞こえます。
 一番気になるのは海己さんのぽんこつぶりですか。(C)ねこねこソフトとかクレジット打っておいた方がいいんじゃ、というくらいそのまんま。髪の色くらいしか違いがないんですけど。ホントにいいのか、コレ。
 
 システム。体験版なんで普通は触れることもないか、ってな項目ですが安定動作しないとなればそうもいきません。
 まず、私の環境ではフルスクリーンにできません。それだけならまだしも、ウインドウでプレイするとさらに恐ろしいことに。キャラクターの立ちCGの表情が変わる度に画面が揺れてモザイクが入ったり点滅したり色々と起きます。その後に残像のようにモニターの左上、左下、右下にウインドウの旧映像が残っていきます。
 ちゃんとデバックしているのかなぁ、と不安になる足まわりです。「パルフェ」が良かっただけに却って気になります。まさか製品版でも同じことは起きないよね?
 演出では背景。場面転換の度に背景がスクロールしまくるんですけど、なんですかこれは。なんか使えるようになった機能が嬉しくてたまらない、そんな声が聞こえてきそうなほど。
 
 まとめっぽく。トータルするとまだまだこれから? という完成度でしょうか。辛そうなのはあらゆる部分で「パルフェ」と比べられそうということ。皮肉にもあの完成度の高さが最大の障害になりそうな予感。ファン層も広がっているでしょうからねぇ。
 聞き込んでいませんけど、音楽はこの体験版中で一番良かった要素です。安心して聞くことができる、そんな感じでした。
 最後に。フェイントキャラの三田村茜はヒロインじゃないんですか? ぶっちゃけビジュアル的にも性格的にも凛奈よりもずっと魅力を感じるんですけど。面白そうだし。ってか訳ありなのは同じなのでは?

 2005年12月24日(土)    To Heart2 XRATED終了
 ラストはPS2版の時と同じで向坂環。
 あー、もう2回目なんだし別にいいでしょ? とか思いながらクリックしておりました。正直、気乗りがしませんでゲームを初めてもすぐ止めたり、モニターの前から離れてみたりと怪しい行動が多かったです。そんな訳でせっかくここまで時間を計っていたのに最後に来て果たせず終いでした。まぁ、私の場合はトータルで52時間とかそれくらい?
 真面目な意味での感想はPS2版の時に書いたもので全部という感じなんでそれ以外を少し。
 まず大前提として実姉を持つ身として、このシナリオ2回目はキツイです。わかりきっている内容というのがこの場合はたまらなく嫌になるというか。Hシーンがあるのもこれに限っては逆効果。
 主人公のアンタ、意図的にやってんのソレ? とか聞きたくなるほどわざとらしい言動は初回は耐えられても2回目は厳しすぎます。主人公は鈍感ではあっても天然ではなかったはずなのにこのシナリオに限ってはスパークする天然バカという感じです。また、その態度にあっさりダメージを受けるタマ姉がなんというかあまりにも作り物めいていて。株価暴落。
 Hシーンは委員ちょと共通、かな。同じ課題を持って原画家が挑みました、といった空気を感じます。正直、スタイルを有効的に示せたCGとは思えませんでした。
 プレイ中に危なかったこと。
 シナリオを進めている途中で「パルフェ〜ショコラsecond brew”Re−order”〜」が発売になって中断、例の新作体験版の方を先にプレイしてました。この時、「パルフェ」本編の方もインストールして立ち上げチェックまでしました。そして、何気なくスタートしようとしている自分に気付いて慌てて止めました。もしも、「パルフェ」2回目とか始めていたら「To Heart2 XRATED」は年が明けても放置されていたと思います。どう考えてもあっちの方が楽しいですから。間違いなく帰れなくなります。
 
 げんしけん7巻。
 なんとも気になるところで終わっていますがそれはまぁともかく。改めてこの作者は細かい描写がうまいなぁ、とか思いながら読んでいたんですが、ふとエロゲーならばどうだろうという考えがよぎりました。細かいシチュエーションを見ていくとエロゲーではおよそ実現が難しい描写ばかりなんですよね。
 荻上のコスプレ姿をエロゲーのプレイ中に思い出してしまう笹原。
 これは言うまでもなく「最低だ、オレ」ってなシンジくん状態ですが、最低限カッコよく見せようとしているエロゲー世界ではまず主人公がライフワークとしてエロゲーなんてこなしてくれない。ましてや純愛ゲーでなんて不可能。しかし、本来これほど相手を意識する端的なエピソードもなかなかない訳で。
 あと実はこれの前の笹原の「俺も、遊んでいる暇はないな」というセリフも本人は何も意図していませんが、荻上にとっては立派な攻撃になっているのがポイント。「意識している」レベルだからこそ有効な一手で中途半端に仲がよくなっているとこれだけでケンカになりかねない。
 荻上の描いた同人誌が初めて売れた時、まるで自分のことのように嬉しそうに笑う笹原。それを至近距離で見てしまう荻上。
 漫画によってはこれひとつで好きになってもおかしくないほどの巧みなエピソードです。ガードの弱い荻上に対して本来、自分からは攻めることのない笹原が無意識に放った攻撃。構図としてもうまいです。しかし、これも基本的に主人公の表情の変化をビジュアルで描くことのないエロゲーでは使えない手です。テキストで書くことはできますが説得力はもう一歩ですし、ヒロイン視点が必須という条件付き。
 就職が決まらずいらつく笹原。つい「荻上さんとも、全然喋ってねーよ」と呟く。
 ここの精確な意味ってのはもっと後にならないとわからないんですが、まぁストレートに解釈すると荻上のことが好きという意味でしょう。さすがにただ気まずいだけでこんなことを言うとは考えにくい。これくらいのエピソードならゲームで充分できますが、なぜかエロゲーの主人公は素直になってはいけないという掟でもあるのか、こういう反応ができない体にされているようです。困ったもんだ。
 就職が決まった笹原。顔を合わせずとも1メートルくらいに近づくと2人とも冷や汗ダラダラ。
 これは自分のとりたい行動(おめでとうございますと祝福する)を先んじられてしまっている、2人きりではないのでわだかまりを解消したくともできないという途中経過な描写。どうしても必要なエピソードではなく、ついでと再確認程度の意味かと。
 これまた主人公のビジュアルを描く機会が少ないのでなかなか難しい。2人の心情を同時に表すために、テキストだけではなくやはりイベントCGが欲しいところ。個性に乏しい主人公像のゲームでは難しく、逆に個性的な主人公はこういう反応自体が難しいか。
 2人をくっつけようと各所で奮闘する大野さん。
 2人を見守る存在というのは漫画では珍しくありません。読者の視点はこれが一番近いか。
 エロゲーの場合、凡百の作品では2人だけで進行するケースが多く、大野さんのような存在はまずいません。キャラクターの扱いに長けたシナリオライターでないとなかなか。
 「パルフェ」を例にとると主に里伽子や恵麻がそんな役割を担っている。大野さんケースだと里伽子シナリオの恵麻でしょうか。仁の方しか見ていないからもう一方の抱える問題には気付きもしない。それでいて「2人」を考えているつもりになっている。
 笹原が弱いのは何も性格的な問題だけではない。荻上を性的対象として見てしまった負い目だとか、誰にでも優しい立ち位置からの脱却の仕方がわからないorしてもいいものか(このへんは想像)とか、葛藤があるためだろうしね。
 
 ふーむ。こうして具体例を挙げて考えてみるとゲームもまだまだ不自由だなぁ、とか実感します。欲しい絵を欲しい時にほぼ制限なく用意できる漫画の自由度はかなりのものです。構えることなく第三者視点を保ち続けられるのがこの場合は一番優れているところかな。
 もちろん、ゲームにはゲームの良さがありますが恋愛の表現力となるとかなりの差がありますな。向上しているCG技術が逆に足を引っ張っていると言ってもいいくらいですから皮肉なものです。とはいえ、後ろ3つくらいはエロゲーでも充分可能なんで各メーカーには頑張って欲しいところ。
 それにしてもオギーはどう見ても髪を下ろした時の方が可愛いです。あの限定ぶりは昔でいうところのメガネキャラがそれを外した時みたいなものか?
 
 しかし、12月24日にこんな文章をアップする自分てどうなの?

 2005年12月27日(火)    モノごころ、モノむすめ。を始めて見たけれど
 すでに昨日のことですが「To Heart2 XRATED。」のゲーム感想をアップしました。この日記を読まれている方なら想像がつくでしょうが、かなりの酷評になってしまった感じです。布教するほどのファンの方は読まないほうが賢明だと思います。読み返してみてもう少し良いところはないだろうか、と考えましたがどうも効果的なポイントという意味では難しかったです。
 正直、「To Heart」にしなければ良かったのになぁ、と思います。続編の旨味を詰め込んでいるようには見えなかったし、制限のほうがずっと大きかったんじゃないかなぁ、とか。
 
 仮面ライダー響鬼45話。もう残りも少ないと思うんですが少しも盛り上がる兆しが見られないっていうのはどういうことなんでしょうか。雑誌では次のライダーの情報が出始めたっていうのに。
 
 「モノごころ、モノむすめ。」。困ったことに難航してます。全然進んでいません。どういう訳かプレイしていて楽しくない。「へんし〜ん!」シリーズが好きな私なのに本作はどうもテンションが上がりません。
 しばらく考えてみたのですが、もしかすると主人公の能力のせいかも。能動的な「へんし〜ん!」シリーズの主人公の能力に対して本作の主人公は真逆といってもいい受動的な能力です。意図せず物体を擬人化させてその相手とHというのが合わないのかも。後はもっとストレートに実は擬人化ものが苦手であるとか。買っておいて今さらですが、あかざ氏のファンであり、前作までの作品も好きとあってはよくよく吟味しなくとも無理はないかも。などという虚しいフォローを自分にしてみたり。
 取りあえず1周くらいは頑張ってみますがそれで駄目だったら止めてしまうかも。
 
 lightの新作「Imitation Lover」のデモを見る。ほー、これはなかなか。見ていて感心したデモは久しぶりです。まぁ、何度も使えるようなアイデアではありませんけど、ゲーム内容ともある程度マッチしていてよろしいのではないでしょうか。無理なくHシーンも見せられますしね。
 ボーカルはここのところ、急激にメジャーになった感のある榊原ゆいさん。来月にはCDも出るようだし、まだまだ勢いは続きそうですなー。
 
 げんしけん7巻の続き。
 本来、一部を除いて単行本でまとめて読む私ですが今回はその展開の区切り方に待ちきれず久しぶりに漫画喫茶に突貫。ま、それも7巻のラストが12月号だからできたことでもっと開いていたらおとなしく諦めるしかなかったでしょう。そもそも行ったことのある漫画喫茶にはアフタヌーンがなく、三軒目でようやく見つかりました。この店はバックナンバーが2ヶ月(冊)でした。よって一番古いのは7巻のラスト。
 読み終えた感想としては、もう1ヶ月待てば良かった、でしょうか。来月号でちょうど一区切りしそう、そんな感じだったんで。
 真面目に踏み込んで書くなら荻上の過去の事件はあまりにも重すぎるのではないか、ということ。これを読んだ後に改めて彼女の言動(4〜7巻)をチェックしましたけど、ちと苦しいような気がします。あんなことがあったにしてはオタクでいること、絵を描くことに対して抵抗がなさ過ぎます。投身自殺を図るほど追い詰められたのに中学の時の同類に会いさえしなければ平気というのはちょっと。
 実のところ、作者はこの過去をそれほど大したものではないと認識しているのではないか、という気がします。その後の展開というか、正確には大野さんの採った作戦が大雑把というか何も考えていないような感じなので。笹原は何も教えられていないようだし。安易に教えるのもマズイですが、教えないということは地雷を踏んでしまう−−知らずに決定的な失言をしてしまう可能性がかなりある訳で。無策で二人きりにするというのはうまくいっても結果オーライでしかないような気がします。
 大野さんの目算はどこにあったのか。もしかすると大野さん(と咲)は過去を聞いたことで今回の旅行を今までよりも少し仲良くさせる、に方針変更したのかも。そう考えれば無策ぶりにも得心がいきます。笹原が告白したことを咲は驚いていたようだし。まー、笹原の性格を考えるとどこで告白しても周囲は驚くと思いますが。
 それにしても笹原だって男なんだし、弱った荻上と何時間も一緒にするのはマズいのでは、とか誰も考えなかったんですかね。だとしたらとんだ小動物扱いだ。
 他に気になるのは今後ですか。笹原と荻上の話が来月で一区切りとしてもすでに3月号。一応は実際の時間と同じに進行している作品ですから今年度は残り2話ということになります。や、そもそも笹原や咲、高坂が卒業したらこの作品はどうなるんでしょうか。今年度の新会員がゼロだったことを考えるとやはり最終回なんでしょうか。せっかく笹原が編集者になるのだから荻上を上の世界に引っ張り上げるというのも面白そうだけど、それはもうすでに「げんしけん」ではないか。

 2005年12月30日(金)    ダンシング・クレイジーズ消化中
 よーやく、よーやく何でも屋とのバトルに勝利しました。いやー、えらい強いんで途中で諦めかけましたよ。特にラスト2戦。最初は本当に勝てるのか? とか思ったくらいで。
 ここへ来て遂に訓練コマンド解禁。10回繰り返してまぁ、なんとか。だいぶ運の要素が強かったですけど。いかに主人公がタコ殴りに合わないか、いかにボスを集中攻撃できるか。最終戦なんて私のトコの実力では到底無理。殲滅戦になったら確実に負けます。
 や、本当に手に汗握る戦いでした。ゲームの戦闘でこんなに悔しく、燃えたのはFFの神龍、オメガ戦以来ですよ。でも、味方になった彼らはレベル1からなんでしばらくはあんまし強くないんだよねぇ。つうか、どこで使えってのよ、って話です。
 ということでようやくアナザーストーリーに進める、と思ったらさにあらず。まさか全エンド制覇&何でも屋に勝利でも埋まらない項目があるとはビックリ。まぁ、それでもなんとかして初めから順に消化しております。しかし、待たされた分だけ期待値が上がっているのかも知れませんが何でも屋関連のHシーンはイマイチ。各キャラひとつしかないんだからもうちょっと尺があっても良かったのではないですかね。あと残りに彼らの寸劇があるかどうか。なかったらかなりへこみます。
 
 「げんしけん」から調子に乗って、7巻帯に乗せられて「四年生」と「五年生」に手を出す。この本、近場じゃサッパリ売ってなくて結局、秋葉まで行かなければ手に入りませんでした。まぁ、入手経緯よりも大事なのは内容。
 ちとこれはどうなのかなー。これが読んでいる最中及び読み終えた後の最大の感想。知らずに読まされれば「げんしけん」と同じ作者とは信じられないでしょう。絵も描く内容も違いすぎる。いかにテーマが違うとはいえ大学4年生の中身が2つの作品で差がありすぎます。もう同じ日本の出来事とは思えないくらい。
 主人公がとにかくダメ男くんでエロゲーならこれだけで駄作の烙印とか押されそうなくらいすごい。なんつーか、ナチュラルにそれだからすごいというか。フリーターという職業で交際相手の親に胸張って会える、とか抜かすのはどういう精神構造がそうさせるのか。現代視覚文化研究会の面々のほうがよほどまともな現実感覚を持っていますよ。
 そんなのを主人公に据えようってんだから基本的に楽しくも面白くもなる訳がない。そもそもエピソードがあっちへ飛んだりこっちへ飛んだりと非常にせわしない。加えてそれらはただ描いてあるだけなので基本的に全て投げっぱなし。オチらしいオチさえないと言っていいほど。正直、最後まで読んでも何を表現したいのかよく分からなかったですよ。「ソンはさせませんよ!!」とか書いてありましたけど、きっちり損した気分になりました。とほー。
 
 気がつけば1月27日はなかなか、どころではない激戦になっているようで驚き。というか戸惑ってます。1月の選択肢がこんなに豊富なのってこれまでありましたかねぇ。
 「気になるタイトル」ページに載っけているlightの「Imitation Lover」とSiriusの「めいどさんすぴりっつ!」の他にもライアーソフトの「サルバと〜れ!」、BISHOPの「すくーるヘブン」。Artelの「Horizont」あたりが目に留まってます。先日まではこれにLostScriptの「蠅声の王」も入っていたくらいで。うーん。どうしたもんだか。さすがに5本は多いしなぁ。
 
 2005年も残り一日。恒例の個人的エロゲーランキングを明日はやろうかと思います。

 2005年12月31日(土)    個人的2005年エロゲーランキング
 昨日の日記の結びの言葉は特に何も考えずに書いたのですが、それから今年の日記等を逆上ってみてビックリ。プレイしたゲームがすげー少ない。コンプリートしたものだと20本くらいしかありません。その事実にしばし愕然としておりました。この内容で5本も選ぶのか、と。一時は書くのを止めようかと思いましたが、慣例みたいなものだし、と思いなおして書くことに。ではいつものように1位から。
 
第1位「パルフェ〜ショコラsecond brew〜」(戯画)
 もうこれしかないと言わんばかりの第1位です。2005年の印象はこれひとつと言っても過言ではないほど頭ひとつ抜けています。発売前から期待して、その期待を余すことなく満たしてくれたのはこの作品だけです。
 丸戸史明氏の軽妙なテキストはさらに磨きがかかって読み進める行為がひたすらに心地好い。特異な要素を持たない王道の力強さはまさに別格。そのあまりに高い完成度ゆえにエロゲー初心者には薦めません。こんな恐ろしいものを基準にしたらあっという間にエロゲーに見切りをつけたくなってしまうでしょう。
 今まで氏についてきた人にはコアな人ほど嬉しくなるようなサービスも満載。遊び心が弾けていてこれまでのゲームが自然と脳裏に浮かぶこと請け合いです。エロゲーのお手本が確かにここにあります。
 
第2位「あやかしびと」(propeller)
 これを2位に持ってくる時点で今年の状況が窺えるといったところ。と言ってこの作品に罪がある訳ではありません。
 伝奇に少年漫画のノリというのが単純ながらも素直に面白かったです。シナリオには一部、難があるものの雰囲気さえ受け入れられれば万事オーケーという感じで楽しめました。基本は伝奇ながら色々なジャンルがごった煮のように混在しているのがなかなか興味深かったです。
 ルートによって展開に大きな違いが見られる点も好印象。魅力的なキャラの使い方を心得ているようでプレイヤーとしても期待がしやすかったです。
 
第3位「ダンシング・クレイジーズ」(ソフトハウスキャラ)
 「真昼に踊る犯罪者」好きには堪らないクロスオーバー企画。ファンディスクを作らないソフトハウスキャラなりの答えがこれであると勝手に受け取りました。
 スカウトしたチビキャラたちが職業や装備によってチマチマと姿を変え、懸命に戦う様子は何度見てもハラハラさせられます。しかし、キャラに愛着があればあるほど見ずにはいられない。そして、ラスボスよりも強い最強の存在が何でも屋であるという燃える展開。
 さじ加減をどう受け止めるかはプレイヤー次第。相性が合えばかなり楽しめるでしょう。
 
第4位「SEVEN BRIDGE」(ライアーソフト)
 返す返すも口惜しい作品。当初のプラン通りに作っていれば1位を競えた作品になったであろうに。独特の世界観、その中にあってさえ不可解で異常な旅路、曰く付きの登場人物たち、センスの固まりのような造り、一種独特のBGM。ひとつひとつの要素が琴線に触れてきます。だからこそラストの失速が物悲しい。
 
第5位「群青の空を越えて」(light)
 たとえ趣味の作風でなくともエロゲーでこうした、硬派で稀有な題材の作品を作り上げたことに惜しみない拍手を送りたい。馴染みのない世界を旅するのはそれだけで楽しかったです。しかし、ラストのすさまじいまでの皮肉に気がついている人がいないようなのは私の思い過ごしなんでしょうか。
 
 今年の傾向はプレイ時間のかかるゲームが多かった、であるような気がします。こなしたゲームの少なさもそのあたりに理由の一端があるかと。そして、そんなゲームほどシナリオが煮詰められていないように感じられました。「プリンセス小夜曲」、「魔王と踊れ」、「ぱすてるチャイムContinue」、「To Heart2 XRATED」などなど。そんなゲームが多かったせいか、お手軽なゲームが例年以上に嬉しく感じられました。
 来年はもう少しプレイ数を増やしたいところです。結果論ながら「To Heart2」を2回もやっている場合じゃありません。それとボリュームももう少し抑え目だと助かります。必要性の感じられない長さってのは色々と問題があります。
 それでは来年もよろしくお付き合いのほどを。1本でも多く心に残るゲームが発売されますように。

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