徒然なる日記
ほとんどがゲームに関するネタです。もしかしたら気のせいかもしれません。


 2006年5月1日(月)    Axia座礁
 えー、表題にある通り続けるのは困難な感じです。
 10時間以上続けても終わらない1周目。苦行のようなゲーム部。ひたすらにマップを移動して戦闘をするだけ。マップをクリアすると起きる姫様とのHシーンは毎回CG1枚が新規で見れるだけ。それが終わるとまた次のマップへ。アーネリア姫@西田こむぎさんの声で救われるもののそれにも限度があります。
 間に挟まれるシナリオはあるだけましという感じで状況説明以上は期待できないレベル。そのわりには尺が長くプレイする時間も意外とかかる。使い回しと言っても過言ではない会話が単調さを際立たせています。
 それでも最初のうちは1マップ30分くらいでなんとかなってました。シナリオと合わせて1時間くらい。それが段々と長くなっていき1マップあたり倍以上になっていく。ご褒美は増えないというのに。戦闘にかかる時間と長さだけが増えていく。
 エンディングまで残り2〜3マップかなぁ、というあたりまで来た時に事故が起こりました。有無を言わせずの強制終了。もちろんセーブなんてできません。たかが1時間半、されど1時間半。そして、気力が底を突きそうな時に知った衝撃の事実。2周目以降の恩恵なし、コンプリートまで最短で4周が必要です……。
 もう無理ですわ。完遂していない私が言うのもなんですけど、もうちょいなんとかならなかったのかなぁ。ゲーム要素をつけることによってプレイ時間が長くなるのは仕方ないとしても、その分だけ面白くなってくれないと到底つき合いきれませんよ。シナリオ重視のゲームって訳でもないのだし。
 
 秋葉原遠征にてロボット大戦オリジナルジェネレーションのデモを見る。もちろん気になっているから10分近くも眺めていたんですが、半分くらいが知らないメンツだとさすがに気後れを感じますねぇ。オリジナルジェネレーションシリーズの過去作をプレイしていないものだから魔装機神シリーズと第2次α以降のメンツしかわかりません。新キャラなのかどうかもわからない。これだとどんなもんかねぇ。
 動き自体はなんか演出過多っぽい気がしないでもないです。確かに格好良いんですけど、カットイン的なリアル映像が増えたおかげでますますSDシーンの意味が薄れてきたような。映っている時間も相対的に短くなってますしね。オクスタンライフルなんてかなり見応えある映像になってましたけど、代わりにSDシーンはほんの少し。ますます召喚魔法チックに。プレイ時間もますます増えるのかにゃー。
 
 ゲーム感想の「ら」行を採点付け。思っていたよりは早く終わりました。予想通りかそれ以上に50、60点台が多い結果に。70点以上は個人的にどこかが特別でないとつきません。越えている点数は半ば印象点といってもいいかも。

 2006年5月4日(木)    蠅声の王開始
 「Axia」がアレでしたので始めました。ゲームブックというと私も子供の頃に色々とやりました。PCエンジェルに田中ロミオ氏も書いていますが「ドルアーガ」三部作とか「ゼルダの伝説」とか「ソーサリー」シリーズとかかなり手を出しました。手を出した後は授業そっちのけで教科書を使ってお手製のゲームブックとか作ったり。仲間内では結構、流行りましたね。
 まだ初めて少しくらいですが、いつもと勝手が違うこともあってか、緊張感の中身が違うような気がします。まぁ、単に慣れていなくてまごついているだけかもしれませんけど。
 デジタルゲームブックということでデータ的な部分の多くを自分で管理するのは面倒ながらなかなか楽しいです。問題は飽きる前にクリアできるか、というところです。もちろん、ズルすることなく真面目に進めております。今のところは。ただ、ゲームオーバーになった時だけは(セーブしてあれば)そこから続けたりはしますけど。さすがに毎回毎回最初から始めるのはツライですし。
 久々に振るサイコロの感覚は楽しいです。ある意味当然とはいえ、これを初回特典につけたのは見事な判断であったと思います。ただ、懐古的な意味では問題ないですけど、この時代にこれはどうか、とか考え始めてしまうとヤバいです。戦闘は曲がかかるくらいで他には何の演出もない訳ですから。勝った時には勝った時の、負けた時には負けた時の戦闘の文章があると良かったかもしれません。まぁ、さすがに名前のあるキャラにはありそうですけど。
 今のところ気になるのはクリアした後ですかね。紙媒体のゲームブックと違ってゲームオーバーにもCGがあったりするのでそのへんの回収をどうするのか、ってところですか。エンディングにたどり着いた後なら攻略を見てもいいかなぁ、とか思わないでもないんですけど、うーん。迷うところです。
 
 二次元陳情さんのところが更新されて大変めでたいのですが今回は購入作が重なったので読めるのは懇親会の部分のみ。指をくわえて待つことにするデスヨ。来週くらいかしら。

 2006年5月7日(日)    蠅声の王終了
 メジャー2nd Season21話。原作の時と同様、この時期は早乙女2軍監督しか女性キャラがいないので自然とカットに気合いが入っています。正直、寿君よりも吾郎よりも高いレベルで安定していますよ。三宅とか夢島ベンチはほとんどモブキャラの如き安定度なのになぁ。
 
 仮面ライダーカブト15話。久々にワーム側にちょっと力入っているのは歓迎すべき傾向です。ま、ちょっと意味が違うかも、ですけど。世界一の外科医とその鍵たる看護士はいい味出してます。来週(?)で消えるのが惜しいくらいですよ。
 ひよりの店はもはやライダー同士の技能(戦闘力以外)を競う場と決まってしまったのでしょうか。まるで方程式の如く。メイクされて上機嫌になって明らかに加賀美くんのことを忘れている岬さんが素敵です。ま、もともと少し過保護とは思いますけど。このシーンの最大の見所はやはりひよりでしょう。視聴者が望むツッコミと嫉妬するかのように髪をいじる姿がさすがはヒロインといった感じ。
 オチが主人公が微笑んで終わり、ってなんかすごかったですな。影山がおとなしく従っているし、どういう理由が隠されているのでしょうか。
 
 「蠅声の王」。終わりました。全てのスフィア(番号)を見た訳ではないけど、まぁいいかな、というくらいはCG欄も埋まりました。
 よくよく考えてみれば当たり前なんですけど、ゲームブックということは1ルートしかないんですよね。よく考えていなかった私には盲点でした。まぁ、作れないこともないですけど、そうすると総数がえらいことになるし、普通のAVGよりも相当に手間がかかってしまうでしょうね。制作側からするとそのあたりがジレンマでしょうか。
 他にゲームブックの構造的問題といえばあまり長いものは作りにくいということでしょうか。その媒体の性質上、寄り道要素は必須になりますし(でないとゲームにならない)、本作はむしろ少ない方だと思います。感覚的にはほぼ一本道に近かったくらい。二転三転するストーリーは難しいというか、そもそもストーリー色の強いものはジャンル的に向いていないんですよね。もちろん駄目とは言いませんけど、それが強すぎるとシステムに意味がなくなってしまうのが、ね。
 順番は前後するかもしれませんけど、ゲームブックにストーリーを追い求めた結果としてストーリー重視のAVGが生まれたんでしょうし。難しいところです。
 結局、ロード以外は特にズルすることなくエンディングにたどり着きました。謎解きはそれほど難しくなくほどほどに頭を使うといった感じ。戦闘はダイス運が良かったのか、かなり簡単な印象を受けましたね。魔法とかほとんど使う必要なかったですし。ただ、ウルリーカ様との戦闘は3回連続でダイスを当てることできずに一度死にました。付け忘れか死亡スフィアへの繋ぎがなかったですけど。
 Hシーンはそこに至る理由が体力回復か救命かの2通りしかないのがどうかと思います。シーンそのものはちゃんとエロいだけにこじつけにさえ見える導入部がもったいないです。
 最終的にデジタルゲームブックというのは制作側にとって労力との勝負であり、ユーザーにとってはコストパフォーマンスと好みの問題でしょうね。通常のAVGを作るよりどれだけ大変なのか、スケジュール面や予算面。謎を解く要素を盛り込みたいと思うか。ユーザーはそれを踏まえた上で需要を出すのか。
 「蠅声の王」もこれにて終了。ゲーム感想は近日中に。
 
 本日のどうでもいいこと。近所にカトレア薬局というものができました。その看板を初めて見た時に1分ほどあらぬ妄想に耽っていたのは秘密です。オギーにも負けないくらいの「軽いワープ」でしたよ?

 2006年5月9日(火)    ウィズアニバーサリー開始
 完璧CG目当てに買ったゲームですが、今のところは真面目にプレイしております。まぁ、「Axia」がアレでしたのでその分をこちらで少しでも取り戻せたら、という貧乏性全開な理由からなんですけど。今のところはようやく個別ルートに入ったかな? というくらいまで。
 取りあえず人を選びそうです、このゲーム。そういう要素が複数搭載されています。
 まずは主人公がサトラレであるという点。モノローグの九分九厘を男女問わず読まれまくっています。考えていることを実は口に出していた、というケースは他作品でもよくありますけど、本作は純粋に口に出していないことを読まれているんですよね。もうこれが本作の芸風です、というくらい頻繁に。しかもそれだけに留まらず主人公の行動は色々と筒抜け。プライバシーとか普通にゼロな感じです。この羞恥プレイの如きくどさを耐えられるか、というのがひとつめ。
 次に主人公が設定及び状況説明過多という病にかかっている点。ものぐさを自称する主人公ですが、モノローグでは実にマメです。いつでもどんな時にでも一から十まで説明してくれます。最初はいいですが、その姿勢に次第に疲れてきます。実にどうでもいいウンチク話まで交えて延々と展開されることしばしばなので。あくまでイメージでありますが主人公のセリフとモノローグでヒロインズの倍以上はある感じです。このせいで全体のテンポも悪くなっているのも問題。読むのに疲れるほど設定と状況を語られるというのがふたつめ。
 さらにテキストというかネタにクセがある点。魔法世界ですが、平然と語尾に「りゅん」とかセリフ中に「萌え」とか出てきます。扱うネタもコアというかマイナーよりのものが多いです。恒例(?)のガンダムネタを例にしても「ごっぐ」とか持ち出してきますしねぇ。濃いめのネタをやたらと出してくるのがみっつめ。
 以上三点が楽しめるかどうかの境界線。ひとつめとふたつめは小さくはない問題だと思います。
 個人的にローラ先輩目当てで買ったようなものなのでイベントCGと立ちCGの違いはちと気になります。率直に言って顔の太さが違うような気がするんですけど。イベントCGに比べて立ちCGは細すぎます。ふっくらした柔らかそうなラインが良いというのに。ちなみにローラ先輩の中身は中家菜穂さん。どこかで聞いた名前だと思ったら「Canvas2」のメインヒロイン鳳仙エリスを演じた方なんですねぇ。う〜ん、全然覚えていません。まぁ、演技だけを見るなら悪くないと思います。のんびり具合がいい感じです。

 2006年5月11日(木)    ウィズアニバーサリー1回目終了
 1人目は当然のようにローラ先輩。
 終えての感想は色々と意外だった、というところでしょうか。一般に本作がどのカテゴリーに入るのか知りませんが、私は萌えゲーかなと思って遊んでました。間違ってはいないと思いますけど、そうと見た場合には思ったよりもシナリオがまともに仕上がっていて驚きます。少なくとも私は驚きました。まぁ、あくまでも萌えゲーだと思ってプレイすれば、の話ですけど。
 他にも演出とか結構まともでやはり意外と感じました。「AYAKASHI」を踏まえればごく自然かもしれませんけど、あくまでチームは別ですからね。わかりやすいところで「はぴねす!」と比べてみると見せ方や使い方はこちらに軍配が上がります。戦闘での使い方も及第点くらいはあるのではないかと。ただ、素材そのものは「はぴねす!」の方がいいかも。本作は魔法を使う演出こそそれなりに格好良いですけど、欠点として効果がCGでほとんど見えません。どんな魔法を使っても見た目の変化が乏しいというのはちと寂しいです。
 さて、まともな視点に立って本作を眺めてどうかというと、やはりそれなりという言葉が相応しいでしょうか。期待していないから気にしない要素は軒並み苦しい感じです。学園生活のドタバタ劇は方向性がよくわからず妙に中途半端ですし、興味深い世界設定ながらもこの世界で暮らしたいとか思うほどには深みが出ていませんし、主人公とヒロインが思いを深めていく様子なんてありゃしません。
 星の数ほど男を振っている(やや誇張らしい)と噂のローラ先輩がなぜ主人公を気に入っているのかサッパリわからない。まぁ、理由はあるといえばあるんですけど、それはそういう設定だから、とでもいうような理由で恋愛という意味での理由が存在しないんですよね。設定からすれば確かに他の理由があるはずなんですけれども。
 オチのご都合主義も萌えゲーという認識なら全く気になりませんが、少しでもまともなシナリオかな、とか思ってしまうと相当に苦しいです。ただでさえ、遠い存在である、という要素は完全にスルーなのだし。話が繋がっていない感さえあるくらい。
 ここからはお気に入りであるからこその愚痴。シナリオが少しまともになったせいでHシーンに深刻な影響が出るというのはさすがにどうかと思います。つーか、吸血姫になった先輩とのアレはHシーンではなくてすでに拷問ですよ。あんなもののために素材の半分を費やすなんて信じられません。まともな半分の方もわざわざパッケージのコメントで胸を強調しているわりには期待外れな感じ。至って普通クラス。春姫さんと比べてはいけません。
 実のところ気に入った順にプレイするのはとても危険。必然的にプレイを進めるほどテンションは下がっていくし、中途でやめてしまう可能性もかなりある。さて対策を講じるべきか、それとも欲求のままに進めるべきか。

 2006年5月13日(土)    ウィズアニバーサリー2〜3回目終了
 2人目はソフィア。
 率直に言ってソフィアの個別シナリオというには語弊があります。ローラシナリオからの分岐で少しあるだけなのでどうにもこうにも。ローラが親分ならソフィアは子分といった按配。Hシーンを除いてしまうと本当に少ししか違いがありません。CGにもそれは現れていてローラの半分以下しかありません。露骨にメインとサブが線引きされています。
 よって何かを期待するのは間違い。主人公の乗りかえっぷりはいっそ見物なくらいで、ローラ先輩が消えたのをこれ幸いとばかりにソフィアをお姫様だっこ。迷う素振りさえありません。一体、お前の血の色は何色だ、と。
 3人目はエンフィ。
 これもソフィアと同じくサブヒロインのようで。扱いもかなりいい加減です。惹かれ合う過程がどうとかいう問題ではなく、どう見ても強制セクハラからのなし崩し。毒を吸い出していたはずなのにすっかりそんなことは忘れてしまっています。まんまと発情したエンフィに対して自分でやったはずなのに主人公が驚く始末。誰かどうにかしてください。実はここへ至る前には世界の命運が、てな展開だったんデスヨ?
 キャラは悪くないだけに非常にもったいないです。まぁ、全く同じことがソフィアにも言えるんですけど。
 どうでもいいですけど、プレイ時間が長いわりには感想がほとんど出てこないなぁ。

 2006年5月15日(月)    ウィズアニバーサリー4回目終了
 メジャー2nd Season22話。そういやこのあたりではまだ1軍総監督として早乙女監督がいたんですよねぇ。名前だけでも。結局、出てこないままでしたが、アニメでもそのへんは変わらないのでしょうか。
 
 仮面ライダーカブト16話。Aパートはほとんど意味のわからぬ異次元ワールドでしたが、きっとそれは私が凡人だからなんでしょうね。天の道を行き総てを司る男が本気になればこの程度の展開は当たり前であると。加賀美くんはまさに飛んで火に入るなんとやらでしたな。や、ついていくのが大変でしたけど面白かったです。
 影山の絵に描いたような憐れな醜態はたいそう見応えがありました。三島さんに抱きつくあたりは腐女子的にはまた新たなカップリングが、というところなのでしょうか。それにしてもザビーは便利なキャラです。
 ラストの加賀美くんの無邪気な喜びようがナイス。完全に人生を弄ばれている訳ですが、そんなこと夢にも思っていません。一生ものの楽しいオモチャなんだろうなぁ。
 オロナミンCのCMにはちとビックリしました。こんなタイアップ(?)もあるんですねぇ。他局でもやるんでしょうかね。
 
 「ウィズアニバーサリー」。4人目はメインヒロインらしいシャル。
 全くもって意味不明。冗談抜きで恋人になる過程が理解不能でした。ってこのゲームはそんなんばっかりな気もしますけど。それでもここまででシャルシナリオは最も不可解です。
 共通ルートを終えて微妙に個別ルートに入り始めるとシャルさんの態度が豹変します。それまでは主人公を見かけると空から落としたり、教室や廊下で攻撃魔法をぶっぱなしたり(もちろん、微塵も悪かったとは思わない)していただけだったのですが、そんな過去は忘れたとばかりに異様に接近してきます。比喩ではなく物理的に。激しく罵倒するのは同じなのですがどんどん近づいてきます。顔が触れそうになるまで。CG的にはキスシーンです。そして一人で我に返ってやたらと大声で騒ぎます。立ちCGの表情はほとんど真っ赤です。
 よく互いに悪口を言い合って気がつけば顔がすごく近い→慌てて離れる、というのはありますけど、それはあくまで意識するようになるきっかけのひとつとして描かれるくらい。シャルさんはどう考えても好意によって近づいてきているようなのです。主人公は初め唖然として、ついでそんな様子を思い切り不審に思います。それが鈍いゆえならまだいいのですが、プレイヤーにも理由がサッパリわかりません。仮にあったとしてもその場合、他の全てのシナリオでもシャルさんにもれなく惚れられているということになりますが、ローラ(ソフィア)シナリオではそんな素振りはどこにもなく。
 さらにこのイベントを元にして(いると思われる)謎のイベントが発生。主人公とシャルさんが会話を始めるとどうしてか「そろそろ恋人になろうか」、みたいな流れに。すいません、本当に理解できません。共通ルート以外で少しでも特別な感じのするイベントは見当たらないんですけど。どうして何年もすれ違いを続けた幼なじみみたいな会話が発生するのでしょう(もちろん、主人公とシャルさんは幼なじみではありません)。主人公も気がつけば完全にその気になっています。この世界では魔法でどついたり、どつかれたりしていると恋心が芽生えしてしまうのでしょうか。油断ならない世界です。
 そして、不思議な取り決めが交わされます。ゴンドラレースで主人公が勝てばエロいことをしてもいいと。まぁ、上二つのイベントに比べればましですけど、それでも十分すぎるほどにプレイヤーは置いてきぼりです。ちなみに子安声の悪友によるとこの流れはなるべくしてなった展開のようです。もう帰ってもよろしいでしょうか。

 2006年5月17日(水)    ウィズアニバーサリー5〜6回目終了
 ようやく、本当にようやく「蠅声の王」のゲーム感想をアップしました。先週あたりから妙にやる気が出なくてなかなか手を着けられずにいましたが、今週に入ってようやく持ち直してきて。前回から1ヶ月以上開いたのでなにやら随分と時間がかかってしまいましたよ。
 内容についてはちと迷いました。ゲームブック自体の説明をするかどうかで。結局は書きませんでしたけど、どういうものか知らない人ってどれくらいいるのかしら。
 これでやっと二次元陳情さんとこのページを読むことができました。ふぅ満足満足。
 
 「ウィズアニバーサリー」。5人目はグラニテ。
 にゅるる〜にゅるる〜と普通にうるさいヒロインのサブルートだと思うのですが、シャルやローラシナリオと違って終盤は互いに絡まないようです。実にあっさりテイスト。そして、その過程はシャルシナリオに勝るとも劣らぬほど不思議展開を見せています。どうやらグラニテが補習を休んだら恋が芽生えてしまったようデス。それはあまりにテキトーだとライターも思ったのか、主人公はモノローグで随分と言い訳に行数を割いています。その間のグラニテはそれまで見たこともないような表情をしていましたよ。赤というよりピンクに頬を染めて。よく言えば新鮮ですが、正直なところ違和感の方が強かったです。その様子はどう見ても発情しています。媚薬を盛られたとか、凌辱ゲーの方がよっぽど理由が用意されていますよ。しかも、恋に落ちるだけは飽き足らずそのままHシーンだし。シナリオに期待していようものならかなりトホホな出来です。
 6人目はディアナ。
 こちらもグラニテ同様にサブルート的扱い。中身も全く同じ。こちらは寮で補習をしていたら発情してしまいました。それが違いといえば違い。救いと言えるかはとても怪しいところです。が、今さらの話ですからもう気にしても仕方ありません。
 他に気になるのはディアナ先生の正体について。大したことでもないので書いてしまいますがディアナ先生にはもうひとつの姿があります。本当の姿とでも言うべきものが。気になるのはなぜそんな設定を用意したのか、ということ。ディアナシナリオはグラニテシナリオと同じでまともな意味でのシナリオはありません。そこで姿が変わるなんてのは工夫とはとても言えないでしょう。Hシーンを見た時にも2回しかないのにわざわざ姿を変えることにどれほどの意味があるのか。たいそう疑問です。新しい衣装も用意したというのにHシーンでは半脱ぎどころか全脱がし(これが一番重要)。どうも本作はわかっているのかいないのか、判断に迷うケースが多いです。う〜ん、本当にどういう意図なんだか。

 2006年5月22日(月)    テックジャイアン7月号
 今年に入って早くも3度目の風邪でダウンしておりました。しかも、いつものパターンならそんな状況下にあってもエロゲーだけはこなしていた私ですが、今回はやたらと体がだるい上に頭痛が激しくどうにも無理でした。おまけにまだ治っていないという有り様。困ったもんです。
 
 メジャー2nd Season23話。何度見ても関東大会決勝で1軍がやっていることはすごすぎる。こんなことプロ野球選手でもできるんでしょうか。少なくとも自慢げな早乙女監督の言の通りだとするなら一生攻撃が終わらないはずなんですが。野手のいないところを狙って打つのが朝飯前なら、ねぇ?
 
 仮面ライダーカブト17話。ああ〜、加賀美くんうざ〜い。思わず香ばしいものを見る目で見てしまいましたよ。でもそこが彼らしくて素敵。田所さんの反応がナイスです。回想シーンのはずがいつの間にか脚色されているあたりさすがとしか言いようがありません。できれば影山にもまとわりつくようにやって欲しかった(それで一度ならずゴンが難を逃れるとか)。
 今回のワームは見た目も発する音も個性的でいい感じ。久しぶりにちょっと怖さを感じましたよ。回想シーンのバイオリンを弾きながら変身するのも音に対するこだわりが透けて見えて好感度大です。
 順当に考えるとあのインタビュアーがゴンのお母さんなんでしょうか。でもそのパターンだと本作の場合ママンはワームということに。とはいってもタイミング的には無理っぽいですけど。
 天道の味噌汁をマズいというゴン。ひよりと天道の表情は見物でした。そりゃあり得ないよなぁ。手を握ってと頼んでおいてから拒絶するあたりも含めてゴンは感じ悪いなぁ。
 
 テックジャイアン7月号。最近はそういう時期なのか今月も新しいタイトルが多かったです。
 「Chanter−キミの歌がとどいたら−」(テリオス):なぜかテリオスから田中ロミオシナリオが、という驚きが一番ですか。こんなのが出ているってことは「おたく☆まっしぐら」のシナリオはもう完成しているのかしら。なんにしてもシナリオのために買うかぁ、という一作。それ以外は特に、ねぇ。
 
 「えむぴぃ」(ぱれっと):ぱれっと本来のラインの新作がこれ。2ラインになって少しは余裕ができたのだろうか、とか思うにはデザインがいつものラインからあまり変わらずあまり期待はできない感じ。雪音だけはこれまでにないデザインでなかなか。相変わらずメガネがいるのはもう仕様ってことなんでしょうね。
 
 「AYAKASHI H」(CROSSNET):ユーザーのほとんどが正確に予想したであろうファンディスクタイトル。今度はシリアスバトルではなくエロコメにするそうで。賢い判断ではないですかね。なんか知らん顔がいるな〜、と思ったら新キャラでした。ファンディスクに新キャラも珍しい。やはりTYPE−MOONの影響か?
 
 「フルアニ」(リーフ):アニメーション動画やゲーム中の対局画像の混成されたデモが入ってましたが……。この全体的にうっすい彩色はどうにかならんものかなぁ。重さが感じられなくてそれだけでアニメがちゃちく見えるんですけど。デザイン的にも在り来り感が強く、正直デザイン画を見てもこのキャラの動くところを見たい、とか思えない。まー、そんなこと言っときながら店頭に積まれているのを見たら買ってしまうのかもしれませんけど。
 
 チュアブルソフトの「あまなつ」の発売日が6月23日に。見事に「姫さま凛々しく!」と被りました。これで1ヶ月くらいはエロゲ的に暇になりそうです。積みゲーを崩すか、それともお気に入りを再プレイするか。悩ましいところです。

 2006年5月23日(火)    姫さま凛々しく!体験版
 テックジャイアンVer.をプレイ。
 いきなりですけどシステムの出来が良くないです。体験版ならでは、という仕様もあるんでしょうけど、それにしてもという内容。体験版というのはそういうところも重要ではないかと思うのですが。何しろ「体験」な訳ですから。
 メッセージウインドウに何も機能が付加されていないのがまず一点。メッセージスキップをしたければ外枠のウインドウから呼び出して始めないといけません。それだけでも十分面倒なのに既読未読を判別していないのか、何度となく途中で止まります。速度もほどほどでとても使いやすいとは言えず。
 バックログは右クリックでサイドメニューを呼び出してから実行。どうやらホイールマウスには対応していないようです。体験版にボイスは未収録なのですが、バックログ画面からはボイスのリピート再生は可能なのかどうかわからず。
 普通にプレイして1時間以上はかかる内容なのにセーブ機能なしはどうかと思います。そんな敷居の高い機能なんですかね、他の作品でも体験版にはまま見られますけど。
 個人的に一番気になったのはメッセージスピード。原則的にノーウェイト派の私はある限りそれを選びます。もちろん本作でも。で、これノーウェイトじゃないじゃん、と。まるでオートプレイのように文節を区切る形で順番に表示されます。どこがノーなんだか。これが普通のノーウェイトに慣れた身にはかなり使いづらく、まだ表示し終わっていないところでクリックしてしまい読み逃す、なんてことがしばしばでした。しかも、読み返すためのバックログは前述したように手間がかかって面倒、と。正直、かなりイライラさせられました。ぜひとも名前通りの機能に改善してもらいたいところです。
 ようやく足回りの不満を書き終えたところでシナリオの方へ。分量もそこそこであることから予想がつくかと思いますが、ほとんど設定説明とキャラクター説明に終始した内容です。それに関する限りあまり興味を惹かれないというのが正直なところ。異世界の様子であるとか生活の様子であるとか描写が非常にあっさりなので何か感じるところまでいかないんですね。もうちょっと訴えかけてくるような力が欲しいところです。ヒロインたちにしても似たようなことが言えてCG以上に感じられるものがほとんどないのが寂しいところです。
 本作の特徴らしき感情選択システム。選択肢の後にどのように答えるかをさらに選ぶといった感じ。これにどれほどの意味があるのかわかりません。少なくともプレイヤーとしては「どっちでもいいんじゃ?」とか思ってしまう訳で。フラグ立て以外のシナリオ上のまともな意味があるんですかね?
 体験版をプレイした限りではより期待が高まった、とかいうことは残念ながらなく、あまり期待しない方が……、という感じでした。色々と大変なんでしょうけれどもQ−Xはもうちょっと体験版の持つ意味を考えた方がいいと思います。Ver.違いもそのうち出そうなこと書いてありましたが購入を迷っている人が再びつき合ってくれるとは限りません。「あまなつ」とバッティングすることになったのですから結構、大変なのではないでしょうか。

 2006年5月27日(土)    ウィズアニバーサリー終了
 ラストはにゅるる〜な姉アリス。
 正直申しまして風邪を引いている間にエロゲーが進まなかったのはその対象が彼女であることと無関係ではありません。重たい体を押してまで進めたいと思うほどの魅力をとてもじゃないが感じられなかったと、そういうことです。
 その思いはプレイを進めれば進めるほどひしひしと強くなっていきました。怪しい口癖、好物は弟と公言する言動、全く成長しない体、留年し続ける学業成績。体以上に低い精神年齢。他キャラ全て合わせても及ばぬほどのわがまま王。およそ姉、妹キャラの悪いところばかりが収束してしまっている感があります。
 シナリオもまぁ何といいますか。目線を変えたのは面白いですけど、あのオチは細かいことがどうでもよくなってしまうだけに微妙感はかなりのものがあります。何かありそうに見えてもあのオチでは全く関係なくなってしまうというあたり逃げに見えなくもないです。
 あー、それとエンドカットは普通にキモかったです。
 長かった「ウィズアニバーサリー」もこれにて終了。ゲーム感想は近日中に。
 
 「LOST CHILD」。ようやく逃避をやめて始めました。まだ始めてほんの少し。
 取りあえず日常の掛け合いは素晴らしくつまらないです。一体どうやったらこれほど盛り上がることなくつらつらと続けられるのかいっそ不思議なほど。これは「つまらないから止めた方がいいよ」と言わんとしているのではあるまいか、そんな妄想を抱くくらいで。真面目な話、ライターはどんな文章を目指して書いたんでしょうねぇ。
 他にも会話のやりとりなどに首をひねることがしばしばあります。ポンチョ1枚の姿で電柱の上に佇む少女を見てほとんど動じない一般人の母。しかも、動じないだけならともかく異常なことだとは少しも思わない。
 全体的に説明不足。キャラクターが新しく出てきて、それが主人公の知っている人間であってもロクに説明することがない。その後の会話の流れから勝手に汲み取ってください、というやる気のなさ。そもそも始まった時点で保健医と主人公が肉体関係にあるゲームって一体……。そのことについてもやはり説明らしい説明はなく、たまに頭に浮かぶとそれらしいことを匂わすくらい。主人公が幾度窮地に陥ってもほとんど出てこないあたりセフレなんでしょうか。
 ところで怪我した人間を押し入れに寝かせるというのは人としてどうなんでしょうか。自分のベッドに寝かせる訳にはいかない、とか言ってますがその理由をサッパリ説明しやがりません。まさか、自分が寝るから駄目とでも言うつもりでしょうか。こんな男をヒーローにして本当にいいんでしょうか。つーか、ドラえもんかラブやん扱い?

 2006年5月29日(月)    LOST CHILD継続中
 メジャー2nd Season24話。相も変わらず1軍の自信のほどは凄すぎる。他校に対してならまだしも1年違いの2軍に対してまでそこまで自信過剰になれるのはどうしてなんでしょうねぇ。自分たちの1年前はそれほどまでにズタボロにやられたんでしょうか。仮にそうだとしても自分たちの1年下をそこまで侮る理由にはならないような。飛び抜けたセンスの持ち主がいれば1年の差なんてそれほどのアドバンテージにはならないと思うのだけれど。
 
 仮面ライダーカブト18話。期待度の高かった前編に比べて後編の今回は呆れるほどダメダメでかなりガッカリでした。子ども向けにしたってツッコミどころが多すぎます。扉越しの会話を見てライダーの力でぶち破ればいいじゃん、と全国の子供は思ったのではないでしょうか。その後の展開もあまりにグダグダ。あんな大人数で問題なく潜り込めるくらいなら普通に鍵を奪えそうなものですが。
 せっかくの強い印象を与えたワームも何の発展もなく落胆の一言。そもそも、どうしてゴンは記憶喪失になった上、離ればなれになったデスカ。どちらも犠牲にならずに怪我もせずうまいこと生き別れになるなんてご都合主義がすぎますよ。
 どうやらゴンと大介のコンビはこれにて終了の模様。良いキャラであっただけに相方を失った後の魅力大幅減は如何ともし難い。初代ザビーといい、使い捨てのイメージが強いだけにこのライダー攻勢はどうかと。そもそもワームよりゼクトが厄介という展開は本当に面白いでしょうか? 私にはそうは思えません。
 
 「LOST CHILD」。現在4話くらい。このゲームの表記はなんだか奇妙です。プレイしているとエピソード3とか出るのですが、セーブしてみると第2話とか記されていてよくわかりません。ところで修正ファイルをあてているのですがデモに音が一切、鳴りません(通常の音楽、ボイス、SEは問題なく鳴る)。盛り上がるはずのデモが無音というのはかなり間抜けです。しょうがないから飛ばしてますけど。
 序盤の藍と出会うまでの展開が(このゲームにしては)スピーディーだったせいでしょうか。その後ののんべんだらりとした日々がとても退屈です。藍に起こされ母と3人で食事を取って学園へ。行き帰りの地下鉄の会話、昼休みの会話、夕飯の調達、真夜中の変身訓練。これが実に変化に乏しく完全なるルーチンワークと化しています。この予定調和っぷりではいくら藍が心得を説こうとも主人公に覚悟が生まれないのもむべなるかな、です。そのくせ、聖が単独行動するとその日に限ってマガツカミが日中、現れて地下鉄で大乱闘なんてイベントが起きたりする。でも、そんなことがあったのにニュースで何も言わないし、翌日から誰も何もなかったように地下鉄を利用しているし。由良なんて怖くて乗れないと思うんだけどなぁ。追求もされないし。ちと都合が良すぎやしませんか、と。
 キャラクター以上にプレイヤーは同じことの繰り返しがツライです。雑魚との戦闘なんて何も100%プレイさせる必要はないような気がするんですけどねぇ。しかも、主人公以外のキャラもやらされるし。これじゃ実際に強敵と戦う頃にはすっかり緊張感がなくなってしまうような。少なくともケルベロスの戦闘モーションにはもう飽きました。決め技とかもうキャンセルしたくてたまらないデス。
 本作は男性陣のボイスが実に豪華。「ウィズアニバーサリー」も豪華でしたがそれに勝るとも劣らない感じです。「お前を殺す」な人であるとか「光になれぇぇぇ!」な人であるとか他にもたくさん。当然のことながら演技は高レベルなんですが、それだけにテキストの切れのなさが際立ちます。やたらと説明調なだけでなく必要と思えないセリフが多いあたり、せっかくのボイスも全て聞く気にはなりません。もったいない。

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