2022余所自作106『ご満足いただけますよう・Cパート後編』

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「鈴佳ちゃん」
 朝食の簡単なバイキングを母屋のレストランで取っていた鈴佳は、目の前でコーヒーを飲んでいる叔父の声に顔を上げる。
「は、い?」
 とても運動をしている筈なのだが食欲が全くない。辛うじて口に出来そうなヨーグルトは近くの牧場のものらしくとても美味しい筈なのだが、味がしない気がする。吸い込む空気が精液臭を帯びている気がするのは自分がそれを浴び続けている為だろう…今朝も犯された後にシャワーを浴びているのだが、全身に染み付いている気がする…男達の汗と精液が、身体の外も内も何もかもに。
「昨日は…よく眠れたかい?」
 そう言えば疲れて早く休んだ設定なのだとぼんやり考え、そしてそこに一つの情報を更に加えてしまいたくなる。
「叔父……様は…よく眠れましたか?」
「……。ああ、久しぶりに、たっぷりと寝た。――よく、寝たよ」
 落ち着いた柔らかな声音が若干固さを帯びている気がして、鈴佳は手にしてたヨーグルトのスプーンを器に戻す。
 昨日まで男を知らなかったのが嘘なのか、知ってしまったのが嘘なのか、穏やかな朝日の中なのにとぷんと水の中に沈んだ様な何処までも曖昧な感覚が身体を支配する。このレストランにいるのがその意味なのに、現実感が欠けていた。
「真吾君にお土産買っていきたいですね」
「ああ、とても喜んでくれるだろう、ね」
 思いだせば、思いだす必要もない程に常に心にある可愛い甥っ子が脳裏に浮かぶと、胸が痛んだ。
 お姉ちゃんと呼んで慕ってくれる可愛い甥に言えない秘密が、出来てしまった。

 朝食後のチェックアウト時間まで男達に呼び出されるかと心配したが、大してない筈の荷物を纏めたりといった用があるのか予想外の自由時間を得た鈴佳は母屋の離れにある小さな露天風呂に入った。噛み跡や吸い跡だらけの身体を鏡で見て凍り付いた少女は静かな朝の空気に小さく息をつく。レストランの規模もあって昨日から社員旅行で貸し切られた宿は母屋での宿泊客は鈴佳と叔父だけである。湯の中で身体を伸ばし、洗い場で膣内を洗った感触を思い出し、指をゆっくりと動かす。
 あの五度の射精から、身体はもっといやらしいものに変わった、らしい。子宮口が吸い付く、よりいやらしいものに。全身がかくかくと震える状態で、あの人とのセックスの後、更に全員に犯された。あの人に変えられた身体が他の男達を悦ばせた。誰彼構わず吸い付く子宮口に全員が大変悦んでいる腰を振り、全員が膣奥で射精した。荒波の様な連続の情交…いや獣の交わり。捩じ込む端から許容範囲を越えた精液がどぽりと結合部から溢れる。膣も、子宮も、精液できっと満たされきっていた。
 はぁっと息を零しながら鈴佳の手は自ら乳房を撫で、下腹部を慰めだしてしまう。もう無意識だった。クリトリスを爪で?き、そして膣内に指を潜り込ませる。膣口のすぐ裏にある箇所よりも、ぐっと湯の中で指先で辛うじて触れられる所を少女は弄る。膣奥ではなく少し手前にある若干感触の異なる場所…子宮口。あの人のあの肉槍で覚えた愛しい感触を求めて湯の中で鈴佳は自慰に耽ってしまう。唇から甘く上擦った喘ぎが零れ、湯がぱちゃぱちゃと跳ねる。
「おじさま……ぁ」
 あの交わりを求めて湯の中で腰がかくかくと揺れる。バスに乗ればまた犯されるだろう。肉棒が何十何百と指先のここを擦り回して、そして美味しそうに吸い付いてしまうに決まっている。今日も膣内にたっぷりと精液を仕込まれる。絶頂に押しやられながら歓喜の声をあげて犯される…何度もなんどもなんどもなんども。
 縋り付いた逞しい身体を思い出し鈴佳は必死に絶頂を再現させようとするが、腰の奥を蕩かして頭の芯まで痺れさせる肉棒の存在なしではたどり受けない境地に、繰り返し首を振りたくる。こうじゃない。もっと奥を頼もしいもので突き回して欲しい。犯して貰えないと満たされたない。あんっあんっあんっあんっと鳴く少女の声が徐々に弱まり、そして動きが止まる。惨めだった。たった一日で肉棒なしではいられないと思ってしまう身体が、依存しかけている心が、情けない。涙がぽつりと零れ、湯に弾けた。
「鈴佳ちゃん……?」
 唐突にかけられた声に、びくっと少女は身を震わせる。どくりと心臓が跳ね、そして膣奥が確かに、淫らに、ざわめいた。ぐぴりと指先で子宮口が蠢くのを感じて喘ぎそうになり鈴佳は慌てて指を引き抜く。
「こ、ここ……、混浴、でした、っけ?」
「ごめん。家族風呂。――露天風呂がついているのはここと…コテージだけだから」
「どうぞ、入っていいですよ?あんまり時間もありませんし、お互い、見ちゃ駄目で。叔父と、姪ですし……」
「そう?ごめんね」
 入口の辺りからする声に顔を向ける事も出来ないまま、鈴佳は叔父が湯に浸かる気配に呼吸を詰まらせる。昨日から急に男の身体を知ってしまった少女のすぐ近くに、叔父の裸がある。どくりと、全身が脈を打つ。四十以上の肉棒の存在を思い出してしまい淫らな疼きが身体を支配する…叔父の肉槍を考えてはいけない…だが甥が生まれていると言う事はこの人もセックスを当然知っている。知っている。膣奥で、どくりと脈打つ頼もしい長大な肉槍。抱え込む腕。打ち付けあう腰。叔母を失ってからは浮いた噂のない…とても逞しい肉槍と逞しい身体。父親とはあまり似ていない穏やかに笑う人。
「鈴佳ちゃん…ごめん」
「……。何が、ですか? ……、大丈夫ですよ?いい…、いい…勉強に……、なっています、から……」
 ぞくんぞくんと身体が脈打つ。何度膣奥を掻いても物足りながった身体が叔父がすぐ近くで裸で湯に浸かっているだけで張り裂けそうに昂ってしまう。怖い。ねだってしまいそうになる。このまま裸でしがみつけば叔父がたっぷりと愛してくれるのではないかと期待してしまう。朝日の中葉擦れの音が聞こえ、風が微かに湯けむりを流していく。と、自分の胸元に付いている噛み跡と吸い跡にびくりと鈴佳は身を強張らせる。見られれば問われてしまうだろうが、何をどう説明出来ると言うのだろう。言い出したのは自分だが叔父がそれを許してくれたこの仕事で、男達に、四十数人もの男達に代わる代わる犯されているだなんて。
「大人は大変なので……、後で甘やかしてください、ね?真吾君と一緒にシュークリームを食べたいです」
 誤魔化す様な希望に叔父が困った様に笑った気がした。甘やかして貰える可愛い姪でいたい。男達に犯されて悦んで腰を振っている姿を見られたくない。
 互いに裸の為視線を向ける事は出来ないが、四畳半足らずの小さな露天風呂では相手の気配がとても近い。叔父は父親とは少し年齢の離れた兄弟で未だ三十代半ばであり男盛りと言えよう。親類が遠縁しかいないので世話をしてくる相手がおらず厳しい寡夫だが、まだ妻も欲しいだろう…いや息子の為に二人で生きていくのかもしれないが。男として、女が欲しい時はあるだろう。今まで考えてもいなかった生々しい視点に、少女は恥ずかしいなる。両親の残したマンションはローンも残っておらず、管理費や固定資産税も遺産で十分補えているが独り暮らしには贅沢であり、何度かアパート暮らしの叔父を誘いはしたが年頃の姪だけの家での同居は断られている。だが甘えん坊な甥にせがまれ泊まる事もあれば風呂を入りもする…しかしあくまでも甥の為でしかない。
 急激に異性として生々しく叔父を感じてしまった少女の胸がどくどくとうなり、不意に、湯船の中で、指が触れた。
「――っ!」
 びくっと身体が強張り、しかし振り払う事も出来ないまま指先が重ねられたまま時間が過ぎていく。
 やがて、そっと指が探る様に重ねられて漸く鈴佳は自分の指が湯の中ではっきりと判る程に濃い愛液を絡み付かせているのに気付く。叔父はいつ入って来ていたのだろう、自慰に耽り声をあげてしまっていた時ならば目も当てられない…だが、叔父も男なのだから性欲を持て余す時がある筈だった。理解してくれてもいいだろう。――どんな、形で……?
 微かに揺れた指がぬるりと滑り、叔父の指と指の間に潜り込む。長い節張った硬い男らしい指に、ぞくんと全身に甘美な疼きが駆け抜け、少女の腰の奥がざわめく。ほんの少しだけ指の接点が増えただけで、まるで膣内に指を迎え入れた様に身体が感じてしまい、頬が紅潮し涙が滲んでしまう。もっとしっかり指を絡めてしまったら、弄って全ての指を絡めて握り締めて欲しくなる…まるで恋人同士の様に、牡と牝が激しく求め合う様に、まるで、昨日のあの時の様に。
 はぁ…っと熱く緩い吐息を漏らす鈴佳の指が突然絡め取られ、身体が引き寄せられた。
 露天風呂の湯が激しく波打ち縁に置かれていたタオルと洗面器が奥へと流されていく。湯の中の浮力が助けて手を引かれた痛みを感じないまま、鈴佳の身体が叔父の身体の上に乗る。朝日の中、程よく日焼けした引き締まった首筋に顔を埋めた体勢になってしまった少女の乳房が男の胸板に密着し、腿を跨る腰のその腹部に、とても硬く猛っている長大な牡槍が重なった。びくっと身を強張らせる少女の顔に手を添え仰向かせた男の顔が寄り、唇と唇の距離が詰められていく。
 駄目、と言いかけて僅かに開いた唇に叔父の息がかかる。朝に飲んでいたコーヒーの匂いがする息は熱く湿り気が強く、既に口腔を激しく貪り合っているかの様な感覚に鈴佳の膣口が膣奥がぐびりとうねる。僅かに動いた身体に叔父の胸板の上で乳房が捏ねられ乳首がくじられ、まるで指で押し潰されている様に引き摺られずずずっと細かな緩急の刺激を加えられ、淫らな刺激に思わず男に縋り付かさせた。
「ぁぁぁぁぁ……っ」
 鈴佳の甘い喘ぎに、男と女の動きが止まる。
 薄紙一枚程度しかないその先に互いの唇と舌があるのが判る。薄く開いたそれは重ねて快楽を貪ろうとした事実を強く認識させ、縋り付いている腕を抱きしめている腕を、密着しびきびきとうねる逞しい肉槍が男の肉棒の付け根と袋に乗りかけている牝の谷間の揺らめきが、今にも表面張力が崩壊しそうな張り詰めた空気に、少女は喘ぐ。ここで叔父に抱かれれば今までの生活が終わってしまう。純粋に無防備に甥を可愛がる生活が終わり、この男を貪る日々が始まってしまうだろう…甥の目を盗み貫かれる事を期待してしまう…それとも今だけなのだろうか?たった一度の過ちにされてしまうのだろうか?
 それでも構わないと身体中が訴えている。欲しい。この人が欲しい。暗がりでなくこの陽光下で思う存分に愛されたい。誰に見られるでもなくたっぷりとこの牡槍をまた身体に刻み込まれたい。あの声で名前を呼ばれ、呼び返し、おねだりの声も喘ぎ声も聞かれながら貪り合いたい。男として求めたい。女として求められたい。ほんの僅かに離れた唇と舌は、既に愛撫の様だった。発情している。猛りきった立派な肉槍は牡としての頼もしさに満ち溢れており、これで目覚めさせられた子宮口が既にくぴくぴと反応している…あれ程指で撫でても掻いても反応してくれなかった牝の性がよがり鳴いていた。
「叔父様……」
 微かに求めた声に、舌の唾液が確かに絡み付いた。
 更に男へと身を摺り寄せようとした瞬間、叔父の腕が鈴佳の身体を強く抱きしめる。それは接吻とは違う方向にであり、まるで守ろうとするかの様な苦しい程の強さに少女は僅かに何もかも判らなくなる。
「帰れるかな。――タクシーを呼ぶか、路線バスに乗って駅まで出て、そこから電車に乗って帰るんだ。もうバスには乗らなくていい。今日は真吾はお泊り保育だから家に来なくてもいい。鈴佳ちゃんは、家で休むんだ…いいね?」
 嫌と言いたくて口を開きかけ、鈴佳は動けなくなる。今ここで叔父に抱いて貰ってもバスに乗れば当然男達に犯されるだろう…昨夜もあれだけ執拗に冒していてもきっとまた犯される。カラオケや軽い会話などももう必要なく鈴佳は四十数人の男達に犯される為の牝でしかない。今叔父に愛されてもそれは男達に軽く上書きされてしまう、もしくは、叔父を思いながら男達に膣内射精を繰り返させるのだろう、少女自身も住む街にたどり着くまで、一日足らずで牝として深みに堕ちた淫らな身体はきっとまた絶頂の連続に狂いまくるのだろう。
「でも…迷惑を……」
 だが男達がそれを許すだろうか。鈴佳の痴態はその殆どが撮影されており男達の機嫌を損ねればネットに流出する可能性もあれば叔父の会社への恫喝材料になる可能性もある。いやたかが女子高生なのだから愉しめただけで満足してもう忘れて貰える可能性も確かにある。これから何も言わずに鈴佳がいなくなれば男達に不在を告げるのは叔父だろう、その時点で、淫行を伝えられてしまうかもしれない。不安に無意識に叔父に僅かに身を押し付けてしまう少女に、男の指先がぴくりと揺れる。まだ肉槍は猛ったままであり、萎える気配は微塵もない。それが嬉しく、そして切ない。
「鈴佳ちゃんを酷い目に合わせたって聞いたら、真吾が怒るからね」
 そう言い、叔父の手がぽんと姪の頭を優しく撫でた。

 二日間は添乗員の制服で過ごすつもりだった為に外出着を持ってこなかった鈴佳は、宿泊先での寝巻用に持ってきたタンクトップとショートパンツ姿でバス停に立っていた。当然ブランド物などでなく一般量販店のそれは部屋着としか言い様がないが、それ以外は添乗員用のブラウスの替えはあったのだが見るからに制服のそれとショートパンツとの組み合わせがあまりにも酷く諦めるしかなかった。下着の替えはあったのがせめてもの救いだろう。そして不似合いなシーム入りストッキングも諦めた為、素足にパンプスの組み合わせだが仕方がない。
 レストランの掲示板で時刻表を確認した本数の少ないバスの到着時間まであと五分。鬱蒼とした森の中の細い道はバスがすれ違うのは大変だろう。これから少し後に宿を出る叔父と、男達のやりとりとバスの帰路の安全を願い鈴佳は目を閉じる。木立を抜ける風による葉擦れの音が心地よい。――きっと良くなる。もう、酷い目に合わなくて済む、きっと良い方に解決してくれる、そう少女は祈る。
 不意に誰かに肩を叩かれ、びくっと身を震わせて慌てて目を開けた鈴佳の瞳に、四人の男の姿が映った。

 朝からビールを飲んでいる乗客は恐らく早々に眠りにつくだろう。運転席でハンドルを握る隆はカーブの後視界に入ったバス停を見て、誰もそこにいないのを確認して安堵の息をつく。乗客の集合前に宿を出た姪はかなり前に到着した路線バスに乗って駅に向かっている筈だった。鬱蒼と茂る森に慎重にハンドルを捌き、無人のバス停の前をバスは通過していく。

 バス停のすぐ裏の森の木々の陰で、鈴佳は背後から男に貫かれて腰を揺さぶられる。
 ローズピンクのブラジャーと横紐結びの揃いのパンティは既に奪われ、白いタンクトップは無理矢理肩を落とされ胸の下で少女の腕を拘束し、緩いショートパンツは端に寄せる必要もなくその広い裾を捲っただけで肉棒を牝肉に貫かせていた。んくっんくっと喉奥を突かれながら虚ろな瞳に口腔を犯す男の腹部を映す鈴佳の耳に、聞きなれたバスのエンジン音が聞こえ、そして遠ざかっていく。ショートパンツの股の辺りは、少女の愛液と男の精液ですでに重く色を変えていた。
 次のバスは四時間後。山道のバス停はほぼ乗降客はなく、本来停車釦で運転手に頼んだ場所で停車するのであってバス停は目安でしかないらしい。
「いやぁ……っ、いや……っ!ぁ……い…いやぁぁぁぁ……ぁぁぁぁぁっ!」
 口内で何度も脈打ち精液を放っていた肉棒が中途半端なタイミングで引き抜かれ、口内と顔に大量の子種汁が少女に撒き散らされる。どろりとした熱い粘液が容赦なく顔に注がれ、口内に舌に鼻梁に放たれる強烈な青臭い粘液にびくんびくんと激しく鈴佳の身体が跳ねる。
「顔射でもイってるぜこの優等生!ぐびぐび吸い付いてそんなに精液欲しいのかよ」
「ポルチオセックス決めれるとか、いいよねぇ…鈴佳ちゃん?」
「おっさん相手のセックスより、濃いぃ輪姦で愉しませてあげようね」
 顔面に浴びせた大量の精液を僅かに勢いを衰えさせた肉棒の傘でぬるぬると塗り広げられる鈴佳の顔が苦し気に淫らに歪むが、それは獣欲に蕩けてもいた。両手を背後の男に取られぐぽっぐぽっぐぽっと淫液塗れの激しい抽挿音が森に吸い込まれていく。心地よい森の緑のにおいを牡と牝の淫臭が消し去り、引き下げられ胴と腕を拘束するタンクトップの上で、少女の剥き出しになっている豊かな乳房がゆさゆさと前後に揺れ続ける。男達の凌辱に全身にしっとりと掻いた汗がタンクトップとショートパンツを濡らし、薄い素材は身体に貼り付いていた。もしもタンクトップを引き上げてもサーモンピンクの乳輪ははっきりと白い布に、少女の黒い柔毛はくすんだピンクのショートパンツでは透けてしまい人前に出られたものではないだろう…その上、股間を濡らす牡と牝の夥しい淫行の潤滑液はそう簡単に乾くものではない。例え行為を中断しても僅かに乾いた分だけ強烈な淫臭を周囲に漂わせてしまい、不快に思う人々の視線に性器を強調するあられもない姿を鈴佳は晒す事になる。
 いやっいやっいやっと何度も哀願か何かも判らない、牡の嗜虐心をただ煽るだけの哀れな牝の鳴き声と感極まった喘ぎと交互に木々の間に響き、激しい抽挿を受け止めるパンプスの足元の草がそわりと揺れる。好悪の情とは関係なく肉槍に吸い付いてしまう子宮口と膣奥の締め付けを男達は代わる代わる愉しみ、望んでではない絶頂の繰り返しによがり狂う鈴佳へのご褒美と言わんばかりに、膣奥でたっぷりと射精する。上司に譲る為の時間制限もない若い男達は少女の子宮内に精液を貯め込ませる様にじっくりと余韻を楽しみながら膣奥に傘の栓をし、がくがくと震える細い身体の子宮の辺りを孕めはらめと揶揄いながら撫で回す。四十数人では成し得なかったじっくりとした執拗な凌辱に、全身を痙攣させながら、まだ十七歳でしかない少女は注ぎ込まれる度に膣内だけでなく子宮内にも溜められていく精液を強く意識させられていく。誰が見ているか判らない森で、誰も見ていないであろう森で、自然の息吹を感じる森の中で、鈴佳は四人の男に執拗に子種汁の感覚を植え付けられていく…昨日から確かに射精の脈動も膣奥に爆ぜる感覚も沁みる感触も判っていた…だが、今はもう想像に過ぎないだろうけれど子宮内に漂い卵子を求めて群がる精子を考えるだけで、全身が熱く蕩けてそれだけで達してしまう。妊娠はしたくない。それなのに、大量の熱く重くねっとりと浸み付く精液は、少女を支配する。虚ろな瞳から涙を溢れさせながら、鈴佳の口の端からは濃過ぎる快楽に理性を失っている証拠の様に唾液が垂れていく。犯さないでと何度も哀願しながら、薄い腹部の奥に溜められていく若い精液に四対一の凌辱で膣内射精を繰り返される未成年の少女は溺れていく。
 ありふれた特別さのない森の中で、野生動物と同じ様に腰を重ね、膣を牡槍で貫かれ突き回される少女の可憐な乳首がこりこりとしこり、未成年の庇護対象などではなくただの牝だと自ら主張する様に豊かな乳房が前後に大きく揺れ、手隙の男がそれを掴み、歯を立てる。子を産み育てていない間は女の乳房は男の玩具であると刻み込む痛みと疼きに、膣奥を激しく突かれながら鈴鹿は甲高い嬌声をあげる。誰かを気にする必要はない。ここでは、聞かれる事を恐れて抑える必要はない。――誰、を? 強烈な快楽に壊され、尊厳もなく鳴き狂う鈴佳の足の間でぼたぼたぼたぼたと飛沫が弾け、熱い潮がとどめの様にショートパンツを汚しながら地面へと迸る。男達が愉快そうに嗤い、放心しながら腰をかくかくと震わせ続ける鈴佳の柔肌を全員の手がまさぐりながらしっかりと記念に撮影していく。
 動画で流しで撮影していた潮吹きを克明に伝えようとしているのか、潮の溜まった足元からどろどろと結合部から精液を垂れ流しているその上の尿道までを入念に写し、子供の放尿を手伝う様に背後から抱え上げられながらの抽挿の最中も結合部をより見せつける為に端に寄せた重く濡れたショートパンツからはぽたぽたと潮が垂れて滴り落ち、潮と汗と精液と愛液の淫蕩な泥濘に浸かった淡い薔薇色の柔肌と鮮やかな鴇色の粘膜の底で赤黒い幹がぬろぬろと埋もれては引き戻されていく。膣奥まで突き挿れられる度に白い内腿と尻肉が食虫植物か何かの様な卑猥な脈動を繰り返し、肉棒を根本まで銜え込んで露出している皺塗れの灰色の袋まで迎え入れたがっている様に蠢く鴇色の膣口から、牡汁に満たされ切っている膣内から絞り出された白濁液がどぷりと溢れる。――姪はもう駅に向かっていると考えている叔父の運転するバスの車内の男達全員に、その画像は送られていく。皆が知っている。叔父だけが、今はそれを知らない。
 たとえ受精をしても着床をしなければ妊娠はしない。誰の種かはもう判らない夥しい精子の寿命は二〜三日、排卵のタイミングがもしも合っていたとしても受精卵が着床するまでは七日程。着床に最適な二十代まではまだ至っていない…男を知ったばかりの少女の着床率は三十五パーセントには及ばない。――昨日からの四十数人分の誰の精子が鈴佳の卵子を受精させ、そして無事に着床して定着し妊娠させるかは判らない。妊娠はしないかもしれない。だが、少女の子宮内には確かに全ての男達の無数の精子が漂い、卵子に我先に辿り着き実を結ぼうと泳いでいた。

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