2019余所自作45『ゴブリンに犯される女神官』

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 目の前で一人の少女の身体が揺さぶられていた。
「お父様ぁ……っ、お父様っ…熱い……っ、熱いですお父様ぁっ」
 緑色の醜悪な小鬼であるゴブリンの性器は人並みかそれ以上だとは知ってた。そしてその怪物の剛直は人間と同程度…いやそれより大きかった。それが神官装束の少女の下腹部の秘めるべき場所をずぶずぶと犯していた。
 破瓜の痛みに最初苦しんでいた少女…大神官の愛娘であるアメリアの金の髪が喘ぎ身悶える度に揺れる。白いベールにいつもは包まれている艶やかな金髪も、白と青の神官服に包まれている美しい白い肌も、処女喪失の痛みに真っ赤に染まっていた顔が痛みと快楽に艶やかな色に変わる姿も、美しい。国随一の『神に愛されし乙女』の処女地が鮮血と、そして怪物の精液に穢されていた。ずちょっずちょっと音が立つ度に腐った葉の様な醜悪な剛直が鮮血と少女の膣奥で放たれた悍ましい子種汁を溢れさせ、華奢な身体に密着している神官服の腹部が怪物の肉棒の先端で突き上げられる度にその場所が盛り上がる。犯されている。無垢な身体を怪物の凶器に貫かれ膣奥を浅ましく突かれる度に、引き戻した腰にどぼりと潤滑液と化した鮮血と精液が溢れる度に…怪物の鰓で処女肉を掻き乱される度に、神の乙女が感極まった声で鳴き、清らかだったその全身で救いを求める様に乱れる。
「お父様ぁ……!お父様…ぁ……あつぅ……いtっ、授けて…さずけてくださいませお父様ぁ!」
 恐らくもう彼女は懐妊している。ゴブリンの繁殖力は人とは比べ物にならない。畜生と同じ…いやそれ以上の繁殖力で何匹もの怪物を孕ませる。処女である事が前提である彼女の神力はもう期待出来ないだろうが、たった数刻前までは神に愛された乙女が、怪物の仔をその華奢な腹の奥に多く仕込まれて、喘いでいる。しかも、父親を呼びながら。
 手足の腱を切られ夥しい出血に意識が朦朧とさせている剣士は焦点の合わなくなり始めている目で、その光景を見ていた。
 彼女は何を見ているのだろう。恐らく戦闘の終わり頃の魔力暴走にあてられたのだろう…彼女の目には緑の怪物が愛しい男に見えているのかもしれない。
《好きな人……?秘密》
 何気なく聞いた言葉にはにかんで答えた後少し悲しげに微笑んだ少女は、今、喜びの中にいる。血の繋がらない相手であっても大神官の娘である神の乙女は処女でなくてはならなかった…幻惑の中でも愛する男に抱かれるのは幸せなのかもしれない。
 耳障りな奇声を漏らしていた怪物が彼女の手と脚を抱えて腰を振りたくる動きが激しく大きなものになり、神官服の腹部がごつごつと盛り上がり、そしてまた何度目かの射精に少女と怪物の身体が深く密着して同時に痙攣しあう。ゴブリンの精液は多い上に交尾時間も長い。半日でも平気で人間の女を犯し続ける。大抵の女はその間に発狂する。醜悪な怪物に犯され続けるだけでなく、確実に孕まされるのだから当然かもしれない。
 好きだったのになぁ……。
 剣士の視界が徐々に暗くなっていく中、愛しい乙女は他の男を呼びながら怪物相手に喘ぎ、そして絶頂を迎えた。何匹彼女は産むのだろう。願わくば、彼女が幸せな夢から醒めない様に。そのまま、永遠の眠りに誘われる様に。
 だが、無理だろう。何匹も仔を腹に仕込まれ、まるで鶏の卵の様に短い間隔で産まされる母体は短い期間でその身体を腹の怪物に奪われて朽ちていく。全て出産し終えてもまた種を仕込まれて死ぬまで怪物の母であり続ける。
 暗闇に沈んでいく剣士が最後に見たのは、自ら腰を動かす愛しい少女の姿だった。
 願わくば、彼女に神の慈悲を。

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