2019余所自作54『初めてのプールテント・3幕目』

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 ずんと膣奥を突かれた瞬間、桃花の白い身体がプールテントの中でびくんと跳ねた。
 処女を奪われたばかりの交わりは痛みが激しいのだが少女は悲鳴をあげる訳にはいかない…四つん這いの体勢の桃花の目の前、手を伸ばす必要もない距離にあるテントの出入り口であるメッシュのカーテンの向こう側はプールに面しており、大勢が陽光下で健康的に戯れている。たった数センチ先にあるカーテンの内側で、桃花は避妊具も装着していない見知らぬ青年の剛直で処女を奪われ、そして荒々しい抽挿に揺さぶられていた。ぐちょっぐちょっと濡れた音が鳴る度に外の人々に聞かれまいと首を振りたくる少女の顔は痛みに真っ赤に染まっている。生白い内腿を愛液と先走りと破瓜の血の混ざった透明な薄桃色と赤の混ざった粘液が伝い、青年の突き上げの度に四つん這いで下を向いている乳房がぶるんと激しく揺れる。
 はぁっと息が溢れた。もしもここがホテルの一室ならば悲鳴をあげられたかもしれない。だがもしここで悲鳴をあげてしまえば忽ち周囲の人々にこの如何わしい行為が発覚し、そして監視員が踏み込んでくるのだろう。先刻別れた桃花の友達達はまだプールにいる筈であり、知られずに済むと考える程楽天的にはなれない。彼女達は誤解している。桃花は望んで彼等と行動を共にしているのではなく、ビキニのパンツを無くしてしまったのを誤魔化す為にやむを得ず従っているだけだった。もしも捕まれば当然それを伝えはするが、だが、不純異性交遊と勘違いする人々は多いだろう…もしも当事者でなければ自分も恐らく如何わしいと考えてしまう。だが違う。違うのである。
「は……ぁ…っ!」
 膣奥を突かれる度に異性に征服されている様な恐怖心と隷属感が絶望的に襲う。青年の剛直が猛々しいのはシャワースペースで判っており、それが自分の膣内を掻き乱していると想像する度に暗く妖しく精神的に燻りじわりじわりと小さな火が広がっていく感覚に少女は怯える。そして身体は……、
 汗が滲む。苦痛を堪えるもの以外が、身体を侵していく。
 背筋のウエストの辺りに溜まった汗が揺さぶられる度につうっと脇へ零れ、はぁはぁと乱れた浅い呼吸を繰り返す桃花の赤く染まった顔を涙と汗と唾液が濡らす。膣奥を突かれる刺激で剛直を痛烈に感じるのと同じ様に、いや、違う刺激が、膣口の辺りにある。引き抜かれてしまうのではないかと感じる強い引き戻しの最後の瞬間、何かが当たる。鏃の様な形状の鰓が引っかかる様につんと膣口のくねりの内側にかかる刺激は奇妙な灼熱感を帯びていた…まるで放尿する間際の様な恥ずかしい薬品で灼ける様な刺激。両手で腰を押さえ込まれ、突き入れられ、引き抜かれかけ、世界がそれだけになる。犯されている。生の、剛直。剥き出しの男性器が無防備な膣を凌辱している。いつ射精されてもおかしくはない。処女喪失のまま膣内射精…いや流石にそれは行わないでいてくれる…だろうか?判らない。判らないのに、助けを求められない。
 汗が伝う。ぐちょっと卑猥な粘液音が鳴り、膣奥に切っ先を押し当てられたまま青年が桃花の腰をぐりぐりと押し付け前後左右に揺さぶり、膣内の傘と幹が処女を奪われたばかりの牝肉に余す所なく擦りつけられる。恥ずかしい事をしないで欲しいとぎゅっと身を縮込まらせる桃花の尻肉と内腿がびくびくと揺れ、そして牝肉が牡に拙い動きで絡みつく。
「――でね、桃花ってば満更じゃない感じでー」
「嘘ー!男二人いるならこっちにも回してってゆーの!」
 びくっと桃花の身体が強張り、反射的に目の前の光景の中に声の主を探してしまう。海老の形の浮き輪に二人でしがみついている友達の姿を認め、たった三メートル程の位置にいる彼女達の言葉を否定したく口を開きかけ、そして首を振る。その間も白い腰を捏ね回され続け、友達の姿と肉体の刺激にどくりどくりと全身が脈打ち身体が揺さぶられる感覚に、四つん這いで腰を青年に与えたまま背を仰け反らせる桃花の豊かな乳房がぶるんと大きく跳ねた。絶対に見られたくない。それなのに、何かを感じる度に全身が過敏になっていく気がする。青年の手の中で処女喪失の痛みに強張っていた白い腰が従順に馴染み、そしてほんの少しだけ相手の意図を汲む様に、牝の本能に従う様に、拙く踊る。
「満更じゃなかったんだ?」
「ゃ……あ…っ、きこえちゃ……声…っ……だめ……ぇっ」
「話さないでフィニッシュして欲しい?」
 声を潜めていない青年に首を振りながら桃花は懸命にテントの外を見てしまう。誰かに気付かれてはいないか…絶望と妖しいもどかしさに焦る少女は、相手の言葉の後半を聞かずに頷いてしまっていた。
 ゆっくりと腰を引き戻される刺激に上半身ががくがくと震えた直後、ぱんと濡れた音がはっきりと鳴り響く。
「――ぅ……あ!」
 誰かに聞き咎められないかの精神的衝撃と、尻肉を腰で激しく打ち付けられ膣奥を突き上げられる激しい肉体的衝撃に桃花の頭の先にまで火花が散る。音を立てないで、その願いが通じるのか最初の一撃の後は大きな音を立てるまではいかない抽挿が荒々しく繰り返され、桃花は口を閉じる事も出来ないまま音が立たないのを祈るしか出来ず腰を相手へと気付かぬ内に差し出す様に突き出していく。ぐちょぐちょと淫猥な粘液音がテント内で篭り、屋外の大型スピーカーから流れる陽気な音楽と混ざり合う。
 これがセックスなのだろう。身を裂かれる痛みの中で徐々に浸透していく堪え様のないもどかしい疼きに桃花は四つん這いのまま涙を零す。指よりいい。指で膣内を掻き乱された時の疼きと快感は痛みは少なかった…だが恐らく青年の剛直が与えてくれるものはそれより深く強い、その期待に少女は怯える。見ず知らずの青年に犯されて悦ぶなどありえない筈なのに、精神の底が冷静にそれを受け入れようと分析しているのが恐ろしい。一瞬でも早く終わって欲しい悪夢なのに、一突き毎にその次を待ち侘びている気がする。四つん這いの、犬や猫の様な体位で犯されながら徐々に昂ぶっていく牝の快楽に桃花はテントの床を掻き毟る。はぁはぁと男と女の荒々しい呼吸と粘液質な攪拌音が忙しなく続き、そして桃花の白い腰がはっきりと前後に揺れる。
「ももかちゃん、中に出すよ」
 小声で囁かれて必死に首を振りたくるものの反対の声も出せず逆らう動きも出来ない少女の膣がぐびぐびとうねり剛直に絡みつく。白い腰が壊れた人形の様に跳ね上がり、自らの呼吸の微かな振動すら追い詰める刺激の様で蕩けた淫らな顔で桃花はメッシュのカーテンの外を見る。健康的な夏のプール。誰も気付いてくれない…このまま膣内射精されても、絶頂を迎えてしまってもきっと誰も気付かない、だが、何か、気付いて、欲しい。
【只今から十分間の休憩時間になります。皆様プールから上がってください。只今から十分間のプール休憩の時間になります。皆様、プールから上がってください】
 不意に陽気な音楽を中断して流れたアナウンスにびくっと桃花の身体が強張る。残念そうな声をあげながらプールから上がってくる人々は桃花から一メートル半と離れておらず、縁に手を突いて上がってくる体制は桃花と向き合うものになる。「ぁ……ぁあ……!ぁ!」
 次々とプールから上がってくる人々はメッシュのカーテンの中は見えていないのだろうが、桃花からは彼等と対面している状況に限りなく近い。プールテントとプールの縁との狭い空間を大勢の人が行き交い、そして桃花の正面でプールから上がっていく人々全員に見られている錯覚の恥辱に桃花の柔肌の内側が煮え立ち、そして、膣肉が剛直を締め付ける。一気に締め付けだした牝肉に挑発された様にざわめきに隠れ激しい抽挿を始めた青年に、桃花は弾けた。
「ぃゃ……ぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」それでも最後の理性で絶叫だけは堪えて、桃花は口を大きく開いて絶頂を迎える。処女肉を裂かれたばかりの白い身体が獣の体位のままびくびくと淫らに跳ね、豊かな乳房と初々しい桜桃の実を連想させる乳輪と乳首が残像を残して前後に揺れる中、白い腰を抱えた青年が膣奥に切っ先を密着させ、どくりと射精した。「――〜〜っ!」
 腰をくねらせるでもなし、動くでもなし、だが膣内で脈動するモノに意識を弾かれながら桃花は微かにそれを感じ取る。膣内射精。処女を奪われるだけでなく射精までされてしまった恐怖が少女を更に興奮させた。全身を激しく痙攣させていた少女の肘が崩れ、豊かな乳房と頬をテントの床に沈ませた桃花の白い腰だけが青年と密着したままぶるぶると震え続ける。「只今ー…って、おう」
 化学繊維のメッシュのカーテンが掃われ、もう一人の青年が出入り口で突っ伏している桃花に驚きながら素早くテント内に身を滑り込ませた。青年の入る僅かな間、浅い呼吸を繰り返しながら見えた外界を虚ろに少女は見ていた。夏の熱い風とプール特有の水のにおいと、陽光が、まるで異世界の様に見える…まるでもう戻れない世界の様に。見入るだけの間もなく再びカーテンが閉ざされ、そして桃花を貫いたまま胡坐を掻く青年に、膣内でやや勢いを衰えさせたモノの鰓が膣口の裏側を擦られ、ぐったりとしたまま少女は喘ぐ。
「お帰り。ナイスタイミング。ちょうど今中出し絶頂覚えたばかりでいい具合に蕩けてるよ」
 腿の上で中途半端な挿入に力なく喘ぐ桃花の乳房を背後から青年の手が揉みしだき、乳首を指が捏ねる。浅く荒く乱れる呼吸を繰り返す桃花の息は甘く、そして、結合を解かれていない場所からはどろりと桃色の粘液が溢れていく。もう許して欲しい。そう思いながら、桃花は虚ろにもう一人の青年を見上げる。その股間は、明らかにいきり勃っていた。

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