『真夏日とセーラー服(仮)』陽炎9

表TOP 裏TOP 裏NOV BBS / 陽炎8<陽炎9>驟雨1

 男の一突き毎に豊かな乳房がぶるんと跳ね上がり、香澄の口から追い詰められたら甘い嬌声が溢れる。アイボリーと青を基調とした上品な室内に男と女が腰を打ち付け合う濡れた打擲音が鳴り響き、音もなく稼働するエアコンに程良く温度調整されている空気には牡と牝の性臭が濃密に溶け込んでいた。
「ぁ……!あ!おじさ…まぁ……っ、いく……ぅ!」
 テラス窓に手を突き片足を椅子に乗せたはしたない体勢でもう何度達してしまっただろうか、全身にねっとりと汗を垂らした状態で首を振りたくる少女の髪が宙を舞う。力なく崩れ落ちそうな膝を支えるのは男が満足して射精するまでは堪えなければならないと言う惨めな使命感だけだったが、それも既に意識してではなく隷属する牝の本能として染み着きつつある…処女を喪失し避妊などして貰えぬ性交に怯えている筈でありながら膣内射精を待ちわびる矛盾も少女には既によく判らない。
 何度絶頂を迎えても休ませては貰えない底なし沼の様な性交の責め苦に、香澄はほんの僅かな抽挿の緩急に一喜一憂し男の腰遣いに服従し縋る習性を植え付けられていく。不本意な陵辱である筈が僅かに緩められる責め苦に感謝し、激しい抽挿に翻弄されれば射精による休息に期待し、泥沼の様な交わりは精神だけでなく少女の身体をも容赦なく変えていった。
 勢いよく打ち合わされる腰と膣口にひたひたと当たる袋は、男の長大な性器の為にベッドの上では感じられないものだった。立ったまま背後から犯される体位の為に初めて男に腰を打ち合わされ、膣に収めきれない性器を受け入れきった様な錯覚が腰の奥から頭の芯までを妖しく煮え立たせる。当然香澄の膣が男の性器の全てを迎え入れてはいない、だが腰を打ち合わせ現状貫かれうる全てで犯される充足感が牝の本能を蕩かせ、溺れさせた。しかも膣内にその全てを収められない体位で初めて香澄の膣奥を男の傘は絶妙な強さで突き上げており、激しく膣奥を突かれる痛みですら何故か快楽に変換していた少女は長さにおいて人並みの抽挿をようやく知る事が出来た状態だった。拷問の様な刺激ではなく、しかし鰓も幹も並外れた猛々しさは変わらず、痛みの軽減はそのまま快楽へと繋がり、香澄はよがり狂う。
 堪えきれず頬と乳房をテラス窓に押し当てられる体勢での激しい突き上げに、半球状から潰れた乳房が硝子の上で卑猥に捏ね回され、その冷たさに鴇色の乳首が縮込まる。夥しいクリーム状の潤滑液が突き上げの度に白い下腹部や内腿の上でもったりと揺れ、時折小さな塊が飛沫の様に飛びテラス窓の下方や絨毯に貼り付く。朦朧とした意識で甲高く鳴きよがる香澄の白い腰を両手で抱え込む男が逞しく引き寄せ、そして腰を突き出し荒い呻き声を漏らしつつ打ち付ける。
「目を閉じるんじゃない。お前のふしだらな姿を晒す連中をよぉーく見るんだ、この淫売め」
「ひ…ぃ……あっ!はあぁうっ!」
 憎悪すら感じる猛々しい動きに精神のどこかで怯えつつ瞳を閉じてよがる香澄に、男が腰から手を離し頭を掴み窓へ向かせつつ腰を突き上げた。ぱんぱんぱんぱんとせわしなく腰を打ち付けられる度にいやらしい高まりに押し上げられる香澄は、無意識に腰をくねらせ強かに膣壁をこじ開け抉る長大な性器をねっとりと自らの牝肉で舐りあげる。
 優美なコンコースが虚ろな瞳に映り、行き交うサラリーマンを見た瞬間、昨日の大勢からの辱めが発情しきった頭の中で再現され少女は甘いよがり声を上げた。スーツの前をはだけ突き出される赤黒い性器、舐めて、吸い付いて、口腔を荒々しく犯されて、口内射精される。えぐみのある青臭い精液を飲まされ、わざと掌に垂らされ、顔に撒き散らされ、全身にかけられ、擦り付けられる。皆、男性は皆、あれを隠している…隠しているだけで皆あの卑猥な行為をしている。これでこの苦しみが終わるのだろうか…いや、これは苦しみなのだろうか……?
「おじさま…ぁっ、おちんぽぃいっ、いくぅっ、かすみまたいくぅっ!」
 身も世もなくよがり狂う香澄の膣肉がびくびくと痙攣し処女を奪った男の猛々しい性器を締め上げる。白い内腿の付け根がひっきりなしに戦慄き、細い背筋を汗が伝い、清楚な風貌が牝の悦びに溺れる恍惚とも苦痛とも取れる淫らなものに染まり、小さな赤い舌が男達の性器を求めるかの様に硝子を舐める。
 頭を押さえていた手を腰へと戻した男が低く呻きつつ絶頂の収縮で締め上げる香澄の膣からずぐりと男根を引き戻し、鰓が膣口のくねりから抜け出る直前で勢いよく突き戻す。十七歳の少女の甲高い声が室内に反響し、細い裸体が優美な天窓からの陽光に照らされ汗が光る中、赤黒い太い幹がぎちぎちに引き延ばされた鴇色の粘膜の底の膣口をこじ開け押し込められていく。幹に蹂躙される粘膜と膨れきり疼くクリトリスを経てびくびくと震える薄い腹部までの柔毛もない卑猥な白い肌の奥で、長大な性器に相応しい男の傘がまだ女になったばかりの初々しい牝肉をごつごつと捏ね回し少女に畏怖と頼もしさを植え付け腰を突き出させる。
 鳴きじゃくる少女に男が射精間際を告げ、拒否とも歓喜とも取れてしまう甲高い喘ぎと男の荒い息遣いの中、腰を打ち付けあう音が明るい室内を支配し、ぽたぽたとクリーム状の精液と愛液の滴が絨毯とテラス窓の床近くに巻き散らかされる。
 男の顎から垂れた汗が香澄の反った背筋に弾け、やがて膣奥を突きまくっていた男が香澄の腰をがっちりと押さえ込み、どくりと膣内で猛々しい性器が跳ね上がった。付け根から先端へと精液が送り込まれる脈動がまだ二度の膣内射精しか経験していない少女を原始的な充足が白く飛ばし、華奢な肢体がいやらしく跳ね反り返りテラス窓に裸身を擦り付けた汗の跡が光る。
 どぶりどぶりと二度目の射精とは思えぬ夥しい精液が膣奥に弾け続け、絶頂からまだ抜け切らない白い肢体を密着する男の手が弄りたわわな乳房を荒々しく揉みしだく。二つの荒い呼吸が籠もる部屋に微かなエアコンの音が戻り、ぽとりとクリーム状の結合液が床に落ちた。
 また、膣内に射精されてしまった。
 しばしの余韻の後、ゆっくりと引き戻される意識の中、香澄の瞳から涙が零れる。我を忘れている間は判らないが、こうして考えられる時には暗いものが胸の中に広がっていく…どうしても妊娠の危険を考えてしまうし、好いてもいない女性を平然と汚せる男性への抵抗感が胸を塞ぐ。
「――ぁ……っ」
 乳首を捏ねられた瞬間に零れた甘い声と同時にやわやわと波打っていた膣肉がまだ勢いを失っていない男を絞り立てる動きに憂鬱が深まり、そして男の指と腰の動きが再び香澄を牝の疼きへと押し流していく。
 緩やかに動く腰に膣奥辺りを傘がねっとりと擦り上げ迸ったばかりの濃い精液を掻き混ぜる。体温よりも熱く沁みる感覚にぞくぞくと妖しい獣の様な背徳感と隷属感が膣奥から頭へと這い昇り、涙を溢れさせながら香澄は甘いいやらしい声で鳴きつつ身体をくねらせ男に身体を擦り付けた。ぐちょぐちょと淫猥な音が室内に籠もり、乳首を強く抓られる度に甲高くもどこか甘く気怠げな牝の嬌声が響く。
 もう見抜かれていると少女は感じていた。射精からずっと男に言葉で甚振られていないのは、処女を奪った男の二度目の膣内射精に自分が溺れて挫く必要もない程いやらしく堕とされ抵抗も出来ないからだと。――実際に、すぐに抜いて欲しいとは、全く考えられなかった。ずっと、膣内深くで精液を掻き混ぜ続けて欲しい…男の精液と射精後も未だ十分に女を酔わせる長大な性器にねっとりと蕩かされ香澄は喘ぐ。
 ゆらりとテラス窓へ上半身を崩した少女は膣奥の傘の動きに合わせて硝子を舐る。膣奥を捏ねる傘の先端に奉仕する動きで舌先を尖らせ、唇で吸い付いては甘く蕩けた声で鳴く少女と背後から犯す男の結合部からは新たな体液がほんの僅かな緩みから染み出し再び掻き混ぜられつつ濃厚な白濁液はクリーム状と斑に塗り広げられていく。濃い性臭の中、緩やかな抽挿はやがて徐々に勢いを増し、僅かな緩みのあった結合部は再び勢いを増した長大な性器にぎちぎちと広げられていく。
 まさか父親程の男に三度目を挑まれてしまうかと言う驚きよりも体力的な限界に香澄は悲鳴を上げつつ、ぞくぞくと這い昇る被虐の悦びが全身を艶めかしく火照らせる。まだ性交に不慣れな肢体は休息を与えられない激しい動きにがくがくと震える白い膝に男が舌打ちをした。
 ぬぷりと男の物が引き戻されていく感覚に香澄はびくりと震えた。膣奥の精液とは異なる灼熱感に身体の力を入れようとしても膝の力すら覚束ない状態の中、男の大きな鰓が膣内をこそげ落としていく。
「ゃ……、まっ……て……、ゃ…、いやあ!」
 大きな傘がぐぽっと音を立てて抜けると同時に香澄の下腹部から熱い液体が迸り、テラス窓の下端と絨毯に止め処なく流れていく。
 支えを失って力なく少女が床に崩れていく間も失禁は続き、熱い飛沫に濡れた床に香澄が崩れてもまだちょろちょろと零れ続けていた。
「何とだらしのない小娘だ」
 人前で粗相をしてしまった衝撃に俯き泣く香澄の髪を掴み、男が自分へと顔を上げさせるが少女は目を向ける事も出来ずに泣きじゃくる。
「専務取締役小早川省吾の愛娘は淫売の上にトイレの躾まで出来ていないとはねぇ」
 不意に男が口にした父親の役職と氏名に香澄は思わず男を見上げ、そして遠い昔保養所で見た若かりし頃の姿がそれに重なる。父親の一年先輩で役職に疎い香澄には判らないが今は確か常務と聞いた……。
「後藤のおじ様……」
 にやりと男は嗤い、そして香澄の漆黒の髪を掴み引き摺り回す形で華奢な肢体をベッドへと放り込んだ。

 それから何度犯されただろうか。
 何度失神しても気付けばまだ犯され続けていた。蔑む言葉は悪化の一途を辿り、それまではどこかで性交に溺れてしまっていた香澄の唇からは嫌という短い言葉だけが紡がれるだけで、壊れた玩具の様に泣き続け…身体は過度の性交に限界を迎え苦痛が増していく中、それでも犯される身体は牝の悦びに溺れ続けていた。
 嫌と言いながら精液まみれの性器を舐め頬張り残滓を啜り、嫌と言いながら四つん這いで腰を振り、嫌と言いながら男の上で腰を振りたくる。他に道はなかった。父親が良きライバルと評していた男の剥き出しの悪意は内気な少女を萎縮させるには十分であり、父親にこの状況を明かさない代償として身一つの少女が差し出せるものはそれしかなかった。憎しみをぶつけてくる男に命じられるまま、足を舐め、尻を舐めた。
 もう何もかもを忘れたい。
 途中何度も水分補給にスポーツ飲料を与えられたお陰なのか止め処なく溢れる涙の中、窓の外の光は陽光からライトアップに換わっていた。ベッドの上で脚を閉じる事も出来ないまま虚ろに見上げる窓の外のコンコースの優雅なドームを美しいと感じる事も出来ずに香澄は瞳を閉じる。

 不意に足首を触れられた感覚にびくっと香澄は跳ね起きた。
「香澄ちゃんお疲れ様ー」
 窓にはカーテンが掛かり咄嗟には時間感覚が判らない中、同じ客室にいつの間にか入り込んでいる六人の男達に香澄の顔が赤く染まる。あれから眠ってしまっていたのかウエストに絡みついているスリップの残骸もそのままに、香澄の肌は男の精液と唾液と汗で濡れていた。乳房も腰も露出している姿に思わず縮込まった少女は、テーブルに据え置かれている部屋の備品ではない大型液晶ディスプレイに映し出されている白い寝姿に凍り付く。
 左右からの何本もの手で乳房を揉まれ、足を大きく開いたその中央で腫れた鴇色の粘膜の奥からゆっくりと白濁液を掻き出され内腿に塗りたくられ、クリトリスを捏ねられて膣口からとろりとまた白濁液を溢れさせ、目隠しの代わりなのか男の腰に顔を押し当てられ眠ったまま口腔を犯されている女の動画。
【中出し汁どぷどぷー】
【目出度く中古】
【寝ながらフェラってどんだけエロいのよ】
【陰毛ないとガキみたい】
【事後より本番見せてよ】
【鮪】
 動画に重なる形で流れる文字列にこの動画もまたインターネットに流されているのだと知り、そして肌の上をどろりと流れる精液が時間的にあの男のものとはまた別だと気付き息を飲む。
「睡眠姦グループはハードにはやらないから結構休めたよね。薬ももう抜けたみたいだし」組み立てられた撮影機材の隣で服を脱ぎ始める男達に香澄は小さな悲鳴を上げる。「安心しな、まずはお風呂で綺麗に身体を洗ってからだよ。人数もここにいるだけ、全員満足したら明日まで寝かせてあげるからさ」
 裸の男に手首を掴まれよろめく形で立ち上がらされた香澄の内腿を緩い精液がとろりと伝い落ちていく。男一人でも無理があった交わりを今度は六人掛かりでしかも撮影をされインターネットに流される怯えに膝が震える香澄に、男の一人が見覚えのある携帯電話を差し出してきた。
「外泊許可貰えよ。親が騒いだらあんた身の破滅だろ」
 この場に持ってきた覚えのない自分の携帯電話を手にぽろぽろと涙を零す香澄の身体に男達の手が伸び、乳房を、クリトリスを、尻肉を弄ばれ膝がかくんと崩れそうになった身体が絡め取られる。
「早くかけないとママに喘ぎ声聞かせる羽目になっちゃうよー?」
 ぬるりと膣内に挿入される指と乳首やクリトリスを本格的に捏ね始める指に、香澄はがくがくと震えながら通話スイッチを入れた。

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201605202219

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