洗面台の棚の上に何とか腰を乗せ向き合って犯されていた香澄は、膣内射精の後ようやく引き抜かれた男性器と互いに絡め合っていた身体の支えを失い息も絶え絶えの状態で崩れ落ちそうになる。七人。男子トイレと言う場所の為に床に横たわる事だけはなかった体位はまるでの実験の様に様々で執拗で、殆ど達し放しになっていた少女は全員による膣内射精の終わりに救いに近い感覚を覚えていた。
どろりと膣口から溢れる大量の精液を男の指が揶揄い辱める様に掬い上げ、男性器のサイズに綻んだままの膣口周辺や白い内腿に擦り付け、そして膣口に指をゆっくりと捩込む。
執拗な性交にもう麻痺してもおかしくない膣を擦り立てる指に、香澄は譫言の様に喘ぐ。もう感じたくない。ましてや男性器より小さな指にまで反応する身体が疎ましい。女をよがらせる為だけの指の抽挿は香澄を辱める為だけでしかない行為なのに、複数のカメラとビデオの前で香澄は喘いでしまう。男性器より細いとぼんやり考え、その恥知らずな思考に羞恥しつつ直前まで自分を犯していた男性器が齎していた気の狂いそうな絶頂の数々を身体と心が思い出して白い腿と薄い腹部がびくびくと痙攣し男の指にざらつく粘膜が吸い付いていく。
「商売女でも滅多にいないぜこんなすけべな女」
「インテリと同じで清く正しく育てた分だけ反動で淫乱なんだろうさ。気の毒だよな、もうまともな結婚とセックスじゃ満足出来ないなぁこのお嬢様」
「あ…あぁ……」
男達の辱めの言葉に虚ろな胸に黒い染みがぽつりと浮かぶ。母方の家が比較的名家な為もあってか縁組みの話は昔から多く、その度父親が丁重に断っていたと聞く。祖父はそれ以上に外孫である自分を溺愛と言っていい程可愛がってくれていた。それでもいつか結婚するならば自由結婚でなく見合いだろうと考えていたのは内気で異性との接点がなかった為である…だが穢されきってしまった今はもう誰と結ばれる事もないであろう。家族は決して無理強いはしないだろうが、だからこそ一人娘として最終的に親を喜ばせられる幸福な結婚を出来ない申し訳なさに胸が痛む。
「ひ……あっ！」
力任せに引かれたクリトリスのニップルリングが外れ、まるで千切られた様な強烈な刺激に香澄は棚の上で細い顎を仰のかせて痙攣する。まだ挿入されたままの指を膣が締め付け、膣口と指の結合部から濃厚な白濁液がどぷりと溢れた。
「親に打たれた事もなかったんだろ？この女」
「親はおっぱい叩いたりクリトリス抓らないだろ」
「これからは叩かれていい声で鳴いてイかない様に気をつけないとなあ」
「あっ…、んはぁ……ああぁっ、ひあ……っ」
左右から延ばされた手に両乳首を抓る形で乳房をたぷたぷと上下に揺さぶられ喘ぐ香澄に、不意に水道管に繋がれたホースの先から水が注がれる。まだ暑さを痛感するには早い朝早くの男子トイレは窓を開け放っていた為か汗ばむ程ではないが、休みなく犯され続けた少女の身体は汗と愛液と精液で濡れきっており、そこに浴びせられる水はどこか暴力的であっても心地よい。
乳房を、膣内を、身体中を弄ばれながら洗い流される香澄の身悶える姿をレンズが捉え、そして誰も見ていないタブレットの画面の中では駅のホームで前後から犯されている姿が遠景動画が流されていた。
【＊＊駅到着！レイプ会場今どこ？】
【あっいいな羨ましー】
【ホームから中央通路に移動してるからそっち行ってみ】
【もう移動しちゃってるならＪ線かな】
「洗っても洗ってもマン汁垂れてくるねー」
バスタオルで乱暴に拭われながら項垂る香澄は不意に手を引かれ背中を押され男子トイレの最奥の個室へと押し込まれた。ホースの水で濡れたミュールの落ち着かない感触に更に不安定な足下のままドアをくぐり姿勢を正す時間もなく、香澄の耳を新たな声が叩いた。
「ここかな！」
「って、いないし」
「ハズレかー」
陵辱した男達とは異なるまだ落ち着きのない若い男の声に香澄は凍り付く。
背後の個室のドアは閉じておらず、狭くはないものの洋式便器の個室は二人の男女が入ればもう満員状態で内開きのドアを閉めるには身を寄せ合い詰めなくてはならないが、それもかなり窮屈で協力しあわなければ適わない。だが、男はドアを閉めようとする素振りもなくにやにやと香澄を見下ろしている。声の主が誰なのかは判らないが、少なくとも男達の仲間ではないのだろう、しかし他に六人居た筈で……。
「どうしたんだい兄ちゃん達」
「んーオリエンテーリングみたいなもんで。隠れん坊とかそんな」
「……、ここさ、エロ臭くね？」
「やっぱここでヤってたんじゃねの？」
急速に血の気が引いていく香澄の全身がどくんと脈打つ。視界が暗くなっていき膝が大きく震える中、目の前の男がゆっくりと音を立てない様に注意しつつジーンズのファスナーを下ろし、そして下腹部を露出する。目を逸らそうとする香澄に首を振り、洋式便器の便座に腰を下ろした男はにやりと嗤いながら香澄の手首を掴んで引いた。
「エロって何？面白そうだからちょっと教えてよ」
「え」
「まぁ……いいんじゃない？見せる訳じゃないし」
「だな」
「――今、ちょっとイベント開催中なんですよ。痴女っていうか公開調教みたいなので、見つけたら参加出来るって言うか」
声を出せない状況な上に連続の性交で体力を使い果たした香澄は男の命令を直感して弱く首を振るが、それを無視して男は香澄に後ろを、ドアの方向を向かせて腰を両手で抱えた。
「へぇ……どんな子？AV嬢？」
「いや多分可愛い感じで…もしかして同級生かもって言われてて」
「同級生ならヤっちゃ駄目でしょ」
聞き覚えがある声だと気付き震えながら首を振る香澄の腰をゆっくりと男が下ろしていく。背中を向けて座位で犯される体位は深い結合には向いていないが、今香澄を貫こうとしているのはそれを補って余りある程に大きく、そして射精の勢いも激しかった気がした。少女は震え、そして洗い流された後にも関わらず…いや専門器具なども使ってはいないのだからまだ膣奥は愛液も精液も残ったままだったのだろう、膣口の周囲まで淫蕩な潤滑液を潤ませ傘を迎えようとしていた。まさかインターネット越しに顔を伏せて見られるならばまだしも、同じ学校の生徒と言うだけで顔すら知らないだけならまだしも、二年生からは卒業まで組替えもない同級生がすぐ近くにいる状態で犯されてしまう。ドアを開けたままの男子トイレの個室で。
「同級生な子ってどうして調教されちゃってるの？」
「それが……」
「集団レイプって言うか公開レイプされちゃって配信されちゃってるんですよ」
「可哀相な話なのにヤっちゃう？」
「高嶺の花な子なんだけど結構男子の間ではいいオカズみたいな？」
どさりと音を立てて香澄の正面で男が鞄を棚に置いた。開いた口から覗く大きなレンズに胸と下腹部を隠そうとする香澄の両手首を掴んだ背後の男がぐいと手首ごと白い裸体を引き下ろした。
「――!!」
ずぶりと膣口を貫く傘に香澄の裸身が激しく仰け反り乳房が跳ね上がりしなやかな黒髪が宙を舞う。
「ひでぇ話。でも同級生をオカズってあるよね」
「そうそう、しかも無修正でどんどん開発されてくの垂れ流しだから、ね、そんなの見たら御相伴預かりだいなーって」
力の入らない香澄自身の自重もあって一度受け入れた男性器は容赦なくずぶずぶと膣奥へ埋もれていく。同級生がどの様な目で自分を見ていたのかを聞かされながら、声を抑える為の手も封じられたまま香澄は膣奥を突かれる前から達して全身を震わせる。ぎちぎちと犯す男性器に腰の奥から爪先まで一気に狂おしい淫らな火花が巡り、冷水を浴びせられた湿った柔肌が薄桃色に染まる。
「でも調教中の牝奴隷って貸して貰えるもんなの？」
「んー…それが……」
「ドＭだからどんどん堕とす協力者募集ってなってて調教記録撮るの条件でやり放題なんですよ」
「で、もう同級生確定？」
「あー…多分。凄いお嬢様なんだけどもうおっぱいもアソコも同級生男子全員本人よりばっちり知っちゃったと言うか、まぁまだ映像だけなんだけどね」
「顔だけはまだはっきり確認出来てないけどエロ声はもうばっちり当人だろうって」
がくがくと震える香澄の両脚を背後の男が掬い上げＭ字に開かせ、正面の男とカメラに結合部が見える体勢へと変えられる。あまりの恥ずかしさに堪え食いしばる歯が鳴り出しそうになり香澄は啜り泣く事すら出来ずに首を振った。
「同級生男子全員バレ？酷ぇー話。その子もう学校行けないでしょそれ」
「いやまぁチキンな奴もいるし惚れてた奴もいるけど、でもまぁ休み明けになったら多分大勢のペットかも」
「出来れば一対一でやりたいけどしそれリスク高いし」
「皆で渡れば怖くない的な？」
ゆっくりと始められてしまった抽挿に男の上でがくんと香澄の身体が跳ねる。こんな状況で感じてしまってはいけないと願う少女の意志を裏切る様に、ただ男達に犯されている時以上に敏感に身体が反応し、遅々とした動きで猛々しく熱く長い男性器を貪る様に香澄の膣はその全てで牡に吸い付き絡み付き絞り上げる。びくんびくんと跳ねる身体に乳房が弾み、鴇色の乳首は限界まで硬くしこり、ドアに向かされた裸体がいやらしく震え続けた。
「で、この駅でちょっと前に生中継があったから探しに来た感じで」
「へえ、ラブホテルとかで調教するんじゃないんだ？」
「屋外メインなんですよ、ホテルでもやってるんだけど駅とか電車内とか」
「変態なの？その子」
「いや多分天変地異レベルって言うかマッハ落ちって言うか鬼畜調教で一気に壊れちゃったみたいな」
「でも素質十分で感度良さげで、これ乳首噛みながら奥出ししてー！って感じで」
「顔映ってないけどトロ顔確定みたいな」
「だから皆で協力して追跡中なんですよ、見つけたらどこかで皆平等にやらして貰おうって」
「調教前は処女だったみたいでこっちの童貞もちょっと遅れたけど同級生で仲良く一緒に卒業」
「酷い話だな−それ」
「大丈夫、向こうがスキル積んでても二十三人がかりでやっちゃえば結構堕とせるでしょ」
「壊れるってそれ」
「壊すの前提ですよ。バラされたらこっちも困るから」
音を出さない様にゆっくりと腰を上下させられる凌辱に香澄は震えながら首を振りたくる。ねっとりと絡み付き吸い付く膣は抑えたい願いを裏切り愛液を溢れさせ、既に結合部だけでなくその周囲まで大量に絡み付いている。
抱え上げられていた身体が静かに下ろされ、みっちりと膣奥を突く傘に白い身体が激しく震える。長くて大きい…荒い呼吸をしそうになって懸命に堪える香澄は背後から乳房を荒々しく揉まれて仰け反る。便座の上で脚を広げて座る男に跨がり大きく膝を割られた体勢は酷く慎みのないだらしのないもので、香澄は涙を零しながらカメラと男に首を振った。
「――お前が動くんだよ」小声で囁かれた言葉に香澄は首を振る。声を出さずにいるので精一杯の状態で、腰を自ら振り意識が逸れてしまえばもう堪える自信が少女にはない。「動かなければそこの坊や達を呼ぶぞ」
豊かな白い乳房を掴み荒々しく揉みしだく男に乳首を抓り上げられ、香澄の身体ががくんと跳ねる。くちゅりと鳴った結合部の淫らな水音に凍り付き顔を引き攣らせる。香澄のこめかみでどくんどくんと脈が大きく鳴り全身を揺さぶられている感覚と緊張に気を失いそうになりながら、意識は外へと集中する。気付かれてはいけない。強く握った拳を口元に当て全ての反応を抑えようとする少女に、目の前の男が蔑む目で見下ろし嗤う。
「――っ……!!」
背後から貫く男の指が一度は外されていた洗濯挟みを無防備な乳首に着け、指先で軽く弾く。収縮する膣を嬲る様に男の腰が緩く下から少女を突き上げ、膣奥を忙しなく突き回す卑猥な動きに白い顎が仰のき、冷水で洗い流されたばかりの柔肌に汗が滲む。男達にとっては同級生に見つけさせるのも見つからないのもどちらでもいいのかもしれない、ただ香澄を玩具にしていればいいだけで……。
痛みと快楽にどろどろに溶け落ちそうな思考の中で何かが瞬いた。引き出しと盗聴器。それは昨日の光景であり、もう校内の人間にまで香澄が凌辱された記憶だったが、それが何故今気になるのだろうか。
『僕達の声まで記録されたくないから』
記憶の中の時任の声に少女の瞳が大きく見開かれる。この男達に弱みを握られれば同級生の男子も同じ様な…男性が凌辱されるのは香澄の常識的にはありえない話なのだが、例えば金品の恐喝などは可能性が高いのではなかろうか。香澄の通う学校は比較的裕福な家庭の子女が多い。香澄一人でもこの様な酷い思いをしている状態で、更に大勢が巻き込まれていく。その想像に少女は衝撃を受ける。自分を壊すなどと非道な話をしている同級生であっても、それが本心からとは限らなかった。
最悪な想定に強張る香澄が快楽に耐えていると考えたのか、背後の男が不意に細い腰を押さえつけ、大きく一揺らしする。
「っ…はぁ……ぁ！」
溜め息よりも大きな声が少女の唇を割り、ずぶりと膣口から膣奥までを押し開く激しい抽挿が繰り返される。声を上げてはいけない。同級生を巻き込んではいけない。必死で堪える香澄の全身が男の上で玩具の様に翻弄され、洗濯挟みを頂に着けられた豊かな乳房が激しく上下する。
「その子学校でもビッチだった？」
「いや正反対。男子と話すのなんて滅多にない内気なお嬢様で、おっぱいでかいなって皆で遠巻きに見てたんだけど声掛けられない感じ」
「もし小早川が陰毛剃られて調教レイプ三昧だったら休み明けから全校男子のペット確定みたいな？どこにでも引きずり込まれてやられまくりとか萌える」
「ビッチだったら若城だろ。派手だけどいつも小早川の引き立て役みたいでさ、あいつなら自分から腰振ってフェラしそう」
「あー判る。ドヤ顔でフェラしそう」
「変な組み合わせだったよなお嬢様と成金女でさ、箔でもつけたかったのかね」
嘘。同級生からの残酷な評価に香澄は混乱する。本人から嫌悪されている上に同級生から見ても違和感のある状態だったのかと愕然とする香澄の無防備な身体が背後の男に荒々しく揺り動かされ、舟を漕いでいる様に弧を描く。心と身体がばらばらに分かれてしまったのではないかと思える心細い虚ろな寒さに凌辱のものとは違う涙が頬を伝った。自分がいけないのだろうか、親友だと勝手に思い何も気付かず傷付けた結果がこれなのだろうか。
不意に胸の先端に鋭い痛みがはしり、香澄の視界の中で弾き飛んだ洗濯挟みが宙を舞う。肉体的苦痛ではなくドアを開け放ったままの個室から外へ飛んでいく小さな木製の塊に、香澄は男に腰を引き下ろされながら息を飲んだ。大きな抽挿に膣口から膣奥までを一気に抉る熱く硬く大きな猛々しい男性器に犯され、目の前でタイル張りの床に落ちていく洗濯挟みを瞳で追いながら、スイッチが入った様に香澄は絶頂に襲われる。
タイルの上に洗濯挟みが落ちる乾いた音が男子トイレに響いた。
「え……？何」
「何か落ちた」
「――お兄ちゃん達いい話してくれたからさぁ、こっちも御礼にいいモノ見せてあげよっか」
目の前の男が床の上の洗濯挟みを指さしながら嗤い、そして手招きの動きをした。
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