『真夏日とセーラー服(仮)』驟雨・続03

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 やめて下さい。そう言いたかったが臆病な少女は全身をびくんと大きく跳ねさせて声を堪えるだけで必死だった。
 セーラー服の内側に逆手で挿入されている手の自由度は低く、人差し指と中指の第二関節で挟み込まれた乳首をこりこりと擦り立てられる度に豊かな乳房を包むセーラー服が張り詰め締め付け擦れる感触と乳首の直接的な刺激に香澄はやや仰け反ったままびくびくと震え続ける。乳首がとても硬く凝ってしまっているのが自分でも判る…動きにくいであろう指は小刻みに骨張った節で乳首をキツく押し潰し、ブラジャーを着けていない乳房が夏用の薄布の下で男の手の形に歪み揺さぶられる。
 男達の仲間ではない見ず知らずの男性に乳首を弄られる羞恥は恐ろしい程なのに、乳首を節が捏ねる度に喘ぎ声を上げそうになり、ボックス席で仰け反るその奥で下着を着けていない膣口がぐびぐびとしゃくりあげて直接の刺激を貪婪に求める蠢きを繰り返す。
 男の新聞で目の前の席の青年には見えてはいないが、上の網棚のカメラがいやらしく蕩けて声だけ抑えている香澄を撮している。ホームでの命令されての自慰行為がいけなかったのか、いやあれは鈴を外そうとしただけで自慰ではなくて…言い訳の様に虚ろに考える香澄の脳裏に知る筈のない光景が浮かぶ。田舎駅のホームで背を向けて立ち足を大きく開いているセーラー服の少女。スカート丈は極端に短く尻肉が見えそうな程で、しかも好奇心や侮蔑の視線に晒されながら自ら捲り上げていった露出狂の淫乱な少女。それが自ら下腹部に手を伸ばして谷間に指を潜り込ませて動かしている。自慰じゃありません。ちりんちりんちりんと鳴り響く鈴の音と愛液が掻き増せられる粘着音。びくびくと腰が震える動きが徐々に大きくなり、喘ぎ声が漏れる。昼間から駅のホームで立ったまま自慰に耽る少女。命令されてであって自主的ではないんです。ちりんちりんちりん。膣が蠢いてうねって愛液がとろとろと溢れて垂れていく。男の人の生の性器もいやらしいバイブレータもない違和感。ぐびぐびと締め付けると喜んで貰える、抉って、こじ開けて、突いて、突いて、突いて、もっと悦んで、いやらしいおまんこ犯して、いき狂わせて、おちんぽしか考えられなくなる、挿入じて、おまんこぐびぐびしてこんなに愛液垂れ流しているの発情しているの、おちんぽきて。
「ふ……ぅぅぅぅ!」
 びくびくと身を震わせて香澄は軽い絶頂を堪える。全身が疼いて脈打ち、冷房の効いた車内で全身がうっすらと汗ばんでいた。膣口からとぷりと愛液が溢れる感触に涙が溢れそうになる…シートにまで伝って汚してしまっているであろう。汗ならばまだしもねっとりと糸を引く濃密な愛液を拭うティッシュもハンカチも香澄は持っていない。全身で息をつく香澄の胸元で白い布地を突き上げる形で男の指が蠢く様は太い幼虫が服の内側でのた打つのを連想させる悍ましい光景だった。男を見ない為に車外の光景に視線を向けている香澄の涙に滲む視界で窓硝子に映るセーラー服の胸が不自然に歪む度に乳首から全身に切ない疼きともどかしい快楽が巡り、徐々に、ゆっくりと少女の身体から抵抗の強張りが抜けてはぶるっと震え身を引き締めようとする足掻きを繰り返す。
 もどかしい。いやらしい。見ず知らずの男性に乳首を直接弄ばれてしまう羞恥に涙を零す香澄は、不意にセーラー服の内側から引き抜かれた手に呆然とする。
「ぇ……」
 何か理由があって終わったのか、例えば車掌の検札等で助けて貰える可能性と自分のはしたない姿を咎められる可能性に思わず周囲を見ようとした香澄は、男の手が離れた乳首の切ない疼きにその表情が不安と快楽に蕩けている淫らなものだと気付いていなかった。男が折った新聞で隠しているのは男の手元であり、身悶えている間の香澄の表情は少女自身が考える以上に周囲の男達には見えており、堪える声こそ抑えられていたものの清楚可憐な令嬢然とした風貌の恥辱の表情は隠された行為を妄想させていた。
 好色な蔑む様な嗤いを浮かべている他の乗客の視線に香澄は慌てて顔を逸らせすっと血の気が引いていく中、乳首の疼きが更に悩ましくもどかしいものへと増していく…誰にも見られない場所ならば自ら捏ねずにはいられないぴりぴりとしたむず痒さは他の男の視線を感じる程に増大していく。
 もう玩具にしないで欲しいそっと放っておいて欲しい。慎ましく穏やかに過ごしたい願いに薄く唇を噛み締めてキツく瞳を閉じて悲観と疼きの混ざった嗚咽を堪えていた香澄は、ぐいとセーラー服の裾を手繰り上げられてびくりと震えた。
「ゃ……ぁっ」
 一気に捲り上げられる構造ではないが乳房の下まで簡単に晒してしまった汗ばんだ白い柔肌に空気がふわりと触れ、布の中で軽く蒸れていた空気でなく冷房の効いた新鮮な空気を心地よく感じてしまいながら香澄は思わず隣の男を見、そしてそのぎらつく目に凍り付く。ただでさえ内気で人見知り気味な上にこの数日で牡の支配下で虐げられ続けていた少女に出来る事は、不穏な行為が早く終わる事を祈るのと精一杯声を堪える事だけだった。項垂れる香澄の口内で制止の言葉は溶け、男の手が率先して手伝いはしない強張った白い身体のセーラー服の裾をじわりじわりと手繰り上げていく。胸元は新聞で周囲には見えていない。だがその内側で徐々に裾野から露出していくたわわな乳房に、香澄の呼吸が荒くなる。両手を下ろしているままの腕が一度上げられた布が落ちるのを妨げ、やがて豊かな乳房のその頂を越えた裾は一気に胸元まで上げられ、ぶるんと大きく弾んでその全てが露出する。
 日焼けを知らない乳房は上気し薄桃色に染まり、その所々に浮かぶ無数の辱めの痕は見かけを意識してか手加減されたものが多く、だが歯形や手形と判るもの等も点在していたがそれが更に元の白さを印象づけていた。薄灰色の新聞を背にした鴇色の乳首は瑞々しい果実の様に色付き、男の指に捏ねられていた為に柔らかな乳輪から小豆よりもやや大きな乳首がぷっくりと突き出ている様が健康美より淫虐を感じさせるのは乳輪を囲む形の歯形の為だろうか。
 びくびくと震える少女の膝が跳ね、微かな悲痛な喘ぎが唇を割る。一度上げられてしまった布は今度は乳房に支えられ簡単には落ちない状態に変わってしまい、元から巻き上げられているスカートの短さもあって香澄の身体はその殆どが露出している状態になっていた。男達の仲間ではない一般男性によって乳房を剥き出しにされた少女の全身が小刻みに震え、膣口から溢れる愛液がねっとりとシートに広がっていく。
「ぃゃ……ぁ……、ぃゃ……ゆるし……て……」
「何言ってんだよ、あんな真似しといて」
 男の低い声にホームでの痴態をやはり見られていたと判り項垂れる香澄の腰へと延びた手が短過ぎるスカートの裾を軽く払う動作すらなく下腹部の奥のクリトリスのすぐ脇を弄り、ぐちょりと愛液の沼に沈み込む。急な刺激と恥辱にびくりと身を仰け反らせる香澄の乳房が新聞に当たり乾いた音を立て、慌てて縮込まる少女のクリトリスを易々と捉えた男の指に膨れた突起を捏ね回され疼いていた身体が一気に煽られて爪先まで貫く電流の様な強烈な刺激に意識が白く飛ぶ。
 ぐちっぐちっと鳴る愛液の音は電車の走行音に掻き消される事なくボックス席に篭もり、クリトリスを牡に捏ねられる刺激に全身から甘い汗の匂いを滲ませ、シートの隅に追いやられる体勢で鳴き声を堪えるだけしか意識の残っていない香澄は口元を緩ませ快楽に蕩けた鳴き顔を周囲の男達に晒したまま、淫蕩な荒い呼吸を繰り返し全身をひくひくと痙攣させていた。もどかしさに床の上で革靴の爪先がくねり、男の手が下腹部での自由度を増す毎に薄く開いていった白い腿が妖しくくねり膝を摺り合わせようとしては跳ね、すらりとした脚は新聞紙の外側で卑猥な動きを繰り返す。
 ぐちょっと音を立てつつクリトリスの更に奥へと潜り込んでいく指に蕩けきりながら首を振る香澄を嘲笑う様に男の指は膣口へと辿り着き、指先で浅瀬を捏ね回し始めた。はぁっはぁっと荒い呼吸を繰り返す香澄の瞳に寂れた田舎の町並みが映り、動きのないそれに電車は現在停車中なのだと遅れて気付き思わず小さな悲鳴が漏れそうになる。停車中で走行音の止んだ車内に愛液を掻き混ぜる卑猥な音がひっきりなしに鳴り続け、せめて今だけは止めて欲しいと首を振る香澄を裏切る様に指先は膣口を捏ねる深さを増し、膣口で弧を描く動きは抽挿へと変わっていく。一本だけ。たった指一本だけなのにぐじゅりと膣口のくねりをこじ開けられるだけで香澄は喘ぎ声を上げそうになり身を仰け反らせてしまう。いやらしい。牡と牝はこんなにふしだらな性の快楽に耽る生き物なのだろうか、快楽を得る為の性行を禁じた宗教が今はどこか判る…我を失う堕落は煮え滾った蜜に溺れる様な逃れ難さで捉え、他が考えられなくなってしまう。ぐちょっぐちょっと音を立てさせて指が送り込まれる度に少女の口から淫らな吐息が溢れ、全身がたかが指一本の浅瀬の抽挿に合わせて座席の上で妖しく揺れる。足首が掴まれ、片足が座席の縁に乗せられて更に男の指は自由度を増した。中指が深々と挿入され指先が膣内で前後に暴れ、親指の腹がクリトリスを捏ね始めるともう堪える事も出来ずに香澄は達した。いつの間にか動き出している電車の走行音を耳の底に聞きながら、全身を激しく震わせて絶頂を迎える香澄の耳に男の声が聞こえた。
「もっと指増やして欲しいだろ」
 その言葉に、香澄は反射的に首を振る。皆が見ている場所でしかも男達の仲間でもない男性に弄ばれるのは、脅迫の言い訳が出来ない為に少女の理性を微妙にだが繋ぎ留めていた。はぁっはぁっと乱れた呼吸を繰り返しながら啜り泣く少女の膣内で男の中指がゆっくりと蠢き膣口辺りの愛液と空気が攪拌される音がぷちゅぷちゅと立ち、そして親指の腹がクリトリスを強く押し潰し捏ね回す。
「ひ…ぐ……ぅっ!」
 この男性は何も知らない。自分がどれだけ酷い目にあっているのか、処女なのかそうでないか、何故ホームであの様な真似をさせられていたか。ならば指一本で満足していると考えられてもいい筈だった。そう、もっと太いものが欲しいなど、牡のものに貫かれて激しく犯されたいなどと考えてはいない、もうこれ以上何もされたくはない……。
《頷こうよ香澄ちゃん》存在を忘れかけていた通話機からの声に香澄の身体がびくりと震える。《指マンなんかじゃ本イキ出来ないでしょもう。――香澄ちゃんの身体をよーく知らないおっさんだからって舐めてかかるなら、どんな子なのか判る様に写真見せてやらないといけないよ?おまんこどころかアナルセックスも4Pもいけるド淫乱って判る写真、沢山用意してあるよー?痴漢記念に顔がばっちり映ってる写真が無関係な人にお持ち帰りされてもいいのかなー?》
 やはり観察されているのだと判り絶望する間も男の指はクリトリスと膣内を捏ね回し続けており、本行為でないながらの快楽に蕩けきってしまっている香澄は啜り泣きながら瞳を閉じた。この男性が知らなくても、男達は知っている。嘘をつけばどうなるか、今まで何をされてきたか、少女自身どうにも出来ない事…指一本では辿り着けないあの激しい絶頂をたっぷり味わわされ続けるとどうなるのか。ぞくりと全身を震わせる香澄の膣が男の指を一段とキツくいやらしく喰い締め波打ち蠢き、可憐な唇から淫らな喘ぎが零れる。
「ふやして…ください……」唾液と涙を零しながら香澄は哀願した。「もっと、きもちよくさせてください…おねがい……します……」

 何度絶頂を迎えただろうか、男の指を締め付ける膣から溢れる牝の濃密な性臭を誤魔化す為かいつの間にか香澄の横の窓は開け放たれていた。冷房効率は下がっていたが増した走行音の中、小声で喘げる様になっていた香澄は膣内を弄ぶ指に溺れきって身を委ねてしまっていた。
 あん、あんとはしたなく零す鳴き声はそれでも抑えられていたが、やがて指を引き抜かれた香澄は力無く座席に埋もれる。不意に頭を引き寄せられ座席に上体を伏せる体勢にさせられ唇にいつの間に剥き出しにしたのか男の性器が押し当てられた。むんと牡の蒸れた性臭が鼻腔を犯し無防備にそれを吸い込んでしまった少女は息を詰まらせる。
 たった数日でもう数え切れない程の男性に口腔奉仕と精飲を強制されていたが抵抗がない訳ではなく、逆にどれだけふしだらな行為かを刻み込まれている少女は動揺する。見ず知らずの男性の性器を舐り悦ぶ場所を探り自ら進んで口淫に耽るのはとても恥ずかしい上に、直前に洗って貰えていない性器は蒸れた臭いがして不衛生な印象は否めない。だが、絶頂で蕩けた身体がその臭いに反応してしまっていた。観察されている。逆らってもまた脅されてしまうのならば従ってしまう方がいいのかもしれない。呆けたまま香澄の瞳から抵抗感の涙が零れ、だが淫蕩な被虐の色が大きな瞳に漂い、新聞紙が頭に乗るのを感じ香澄はゆっくりと男の傘に吸い付いた。
 塩辛い先走りの粘液がねっとりと唇の内側の粘膜に絡み付き、少女は緩やかに傘を口内に迎え入れる。強い性臭が口内と鼻腔を満たし、小鼻で苦しげに喘ぎながら舌を傘に絡み付かせ舐り回す。座席に腰を乗せたままでは不可能な体勢に香澄の身体は片足を座席に乗せた状態から俯せ気味に男の腰に顔を埋めるものに変わり、新聞紙の内側でゆっくりと頭を上下させるその下で剥き出しのままの乳房が重く前後左右に揺れ動き、しなやかな黒髪が床すれすれの場所で舞っていた。最初の抵抗感よりも奉仕し易いのは男の大きさが一般的な為だろうか、舌を動かす事も出来ない巨大な傘よりも舐り易い牡と強い性臭に香澄は溺れる様にしゃぶり続ける。
 口腔を穢されている実感が全身をざわめかせ指を引き抜かれたままの膣口がぐびりと物欲しげに前後に蠢く…愛しい男性のものならば心の底からの奉仕に耽られるのかもしれないが、香澄は自分を惨めに辱め絶頂でよがり狂わせる加虐者としての牡しか知らない。牡への屈服と植え付けられたら牝の被虐の暗く歪んだ発情のまま、逃げられないものとして香澄はぬろりと幹までを含みゆっくりと頭を上下させる。確かに抵抗がある筈なのに頭の芯がぼんやりと麻痺して舐る事しか考えられなくなっていく…満足して貰えれば楽になれる嫌々の作業でなく、ただそれを続けるだけでいい奇妙な精神の鈍化。ぬろりと鰓の段差に舌を絡み付かせ香澄は小鼻から甘い息を漏らす。
 口内の先走りの粘液と唾液をこくんと嚥下する香澄は、男の新聞紙が覆い隠してる範囲がどこまでなのかに気付いていない。ゆらゆらと動く新聞紙が隠しているのは香澄の上半身と男の腰だった時点から既に不自然な体勢の下半身は剥き出しで、そして絶頂の最中に香澄の足を座席の縁に乗せたのは正面の学生らしき青年であり、ボックス席を囲む様に眺めている男達は既に誰一人として盗み見ると言った程度を越え香澄の痴態をぎらついた目で眺めている事に。今はもう香澄の肩より上だけしか隠していない新聞紙に、被虐の口腔奉仕に溺れる白い身体は乳房だけでなく気づかぬ内にそっと捲り上げられている短過ぎるスカートは意味を成さず、無毛の下腹部の丘から男の指が引き抜かれた後の指二本分の牝穴の蠢きも愛液に塗れたいやらしい腰全体が晒されている事に。囲んでいる男達は皆ホームでの香澄の痴態を目にしていた事に。そして、顔が隠れている好条件の痴態が幾つものカメラで撮影され生配信をされている事に。
 ぶるぶると乳房を揺らせ口腔奉仕に耽る香澄は不意に身体を引き寄せられ、反射的に男のものを頬張ったままその腰にしがみつく。誰かに腰を抑え込まれ座席からボックス席の中央の方向へと動かされ、腰の下に座席のない不安定な体勢に崩れかける香澄の両足が開いた状態で向かいの座席に乗せられた。乱れた体勢で大きく開いてしまった脚のその奥で、不意にゆっくりと香澄の膣に指が挿入されていく。
 男の指の届く位置ではない。ならば誰に?いや考えるまでもなく目の前に座っていた青年以外にあり得ない。ずっと指二本の抽挿で達し続けてしまっていた膣は別人の指でも滑らかに受け入れてしまい、まるで最初からその指に嬲られ続けていたかの様に淫らに喰い締め馴染んでいく。嫌、恥ずかしい。挿入されたばかりなのにいってしまう。優しい動き?ゆっくり…違う、焦らしている、それなのにいやらしくいってしまう。違う、先刻までの指と違う、もっと長い、奥に当たって、擦ってる、擽る動き、おちんぽでは出来ない動き……いやらしい、いやらしい、とってもいやらしい動きなのに細かくてゆっくりで……。
「――うぅ…ぅぅぅぅ……っ!」
 全身を激しく震わせて香澄は新しい指で絶頂を迎える。咥えたままの幹を噛まないでいるだけで精一杯の絶頂に頭と足だけで支えている白い身体は釣り上げられた魚の様に大きく跳ね、乳房と腰が宙で暴れ、新聞紙で視界を遮られている香澄は焦らされ切ったまま身体中で火花が散る様な強烈な絶頂に全身でよがり狂う。白く弾けた精神の中で炭酸が弾ける様に状況が浮かんでは消えていく。太い。熱い。指、奥までぎっちり。お尻びくびく跳ねてる。気持ちいい。奥、もっと掻いて。恥ずかしい。お汁、ぬるぬる。美味しい。激しく動いたら…? 指、いい。香澄のおまんこ、いやらしいの。弄って。もっと恥ずかしくして。おちんぽのお汁どろどろ。もっと、もっと……。
 ボックス席の向かい合う席から口腔と膣を同時に弄ばれる絶頂に全身を痙攣させる香澄は縋り付く様に男の性器に吸い付き絶頂の喘ぎを本能的に押し殺す。白い身体をびくびくと震わせる少女を嬲る様に二人の男は動きを止め、どれだけ牡に玩具にされてるのかを自ら晒す様な長く淫らに溺れる絶頂の余韻の後、香澄の頭の上から新聞紙が剥ぎ取られた。
 大勢の視線を感じた香澄の膣が青年の指をぎゅっと締め付け、嫌々と小刻みに首を振る香澄を凌辱する二カ所の支点はそのままに白い身体が転がす様に操られ、男と青年の腿に支えられて仰向けで腰を高く上げ下腹部と顔や乳房を周囲の大勢に晒すものへと変えられる。にやにやと自分を見下ろす男達に意識が遠くなりそうな香澄の頭を抱えた男が、それまで奉仕させるがままだった腰を大きく前後させぐちょりと香澄の口腔を犯す幹を周囲に見せつけ再び突き挿れた。
「ん……んぅ……っ!んっ!」
 主導権のない口腔凌辱に苦悶の表情になる香澄の乳房がぶるんぶるんと弾み、座席から離れた脚が宙を掻く。捲れ上がったスカートはウエストの辺りを隠すだけで高く掲げられた腰の中心部では下腹部だけでなく白い尻肉も内腿も愛液が伝わる場所は全てが窓からの陽光をぬらぬらと反射していた。藻掻く両足から靴が脱げ床に落ち、青年側の背凭れ越しに身を乗り出していたサラリーマン風の男と通路側の男が香澄の足首を掴み、大きく脚を開いた状態へと引く。まるで男達の様な連携した動きに恐怖しながら喉奥を激しく突く口腔凌辱と自由を奪われ牝として晒し者にされ弄ばれる悍ましい絶望に再び絶頂を迎える香澄の喉奥で、男が夥しい精液を放った。

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201703121705

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